夏川草介のレビュー一覧

  • 神様のカルテ2

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    ネタバレ

    医師の話ではない。人間の話をしているのだ。
    栗原一止は夏目漱石を敬愛し、信州の「24時間、365日対応」の本庄病院で働く内科医である。写真家である妻・ハルの献身的な支えもあり、多忙な日々を乗り切っている。新年度、内科病棟に一止の旧友・進藤辰也が東京の病院から新任の医師としてやってくる。かつて進藤は“医学部の良心”と呼ばれていた。しかし、彼の医師としての行動は周囲を困惑させるものだった。そして、さらに大きな試練が一止たちを待ち受けていた――。(紹介文より)
    ーーーーーーーーーーーーー
    大号泣。
    進藤辰也の奥さんの働き方も、
    小狐先生の病気も、
    涙があふれてとまらない。

    寝ずに働いて当たり前、ず

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    2026年01月07日
  • 神様のカルテ2

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    まさかまさかの古狐先生が。。。
    本庄病院での医師は多忙を極め、帰宅できないこともしばしば。
    患者さんが困らないように、尽力してきた先生との別れは、本当に悲しく、理不尽に感じる。
    奥様も素敵な方で、ご夫婦の時間がもっと持てればと思ってしまう。

    0
    2026年01月04日
  • 臨床の砦

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    コロナ全盛の時の話。小説でけどほぼノンフィクションだと思える。
    喉元過ぎれば………。
    コロナで不安ななかで生活してきたこと忘れ始めている自分。こんな時期だからこそ読めてよかった。
    知らなかったことはばかり。
    ニュースで感染者数が毎日報道されて生活制限され不平不満をもらしていたかげでこんなにも医療現場は過酷な状態。小説よりきっともっと酷かったんだろうと思う。

    そして当時他人事とし傍観者だった自分や実際にコロナになった時のことやワクチンを私は打たなかった人だけど職場で白い目でみらたり、それが苦痛で打ったフリをしたこと思い出しました。

    あらためて本を読むことで知らなかった、見てこなかったことを知

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    2026年01月02日
  • 神様のカルテ

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    こういうお医者さんに出会える事は、人生での幸福なのかもしれないなと思って読んだ。
    自分も父を亡くしてから読むと、また違う印象になった。
    それぞれ医師に対して理想はあると思うが、「優しく」あって欲しいと感じた。

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    2026年01月01日
  • 始まりの木

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    民俗学の学ぶ大学院生の藤崎とその指導教官である古屋のフィールドワーク。夏川氏の物語はどれも本当に心に染みてくる。民俗学がなぜ必要なのか、私たちが考えるべき道標なのかもしれない

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    2025年12月31日
  • 命の砦

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    「臨床の砦」の前日譚。コロナ初期に最前線で地域を支えていた地方病院の壮絶な診療を伝える物語。医師を含む病院職員や家族の葛藤、苦しみは、私自身も感じていたものだった。それでも自分たちがやらなくてはならないという使命感。忘れてはいけない

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    2025年12月31日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    「引き金を引かない態度こそ『知性』と呼ぶのだ」

    『本を守ろうとする猫の話』の続編。前作と同じく主人公が猫に導かれ"大事なもの"を守る旅に出るお話。今作の主人公は中学2年生の女子。そのおかげか作中に登場する本も絵本や児童文学が多く、懐かしいタイトルに出会えて嬉しくなりました。

    今回は"灰色スーツの男"の正体がなかなか分からなくて、始終ページを行ったり来たりしながら読みました。前作の迷宮ではそれぞれの住人にも意味があった分、テーマが分かりやすかった気がします。

    本を燃やす将軍、"新しい本"を生みだす宰相、絶望に囚われている王。迷宮が

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    2025年12月31日
  • 神様のカルテ

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    正直もっとギスギス、バタバタしたテレビドラマのような作品かと思った。
    本書の主人公の栗原一止は夏目漱石を敬愛し古風な口調の風変わりな内科医だ。
    まぁ確かにこんな口調で話されたら「この医者大丈夫か?」なんて思ってしまう。
    この病院は24時間365日対応の看板を掲げ患者側にはとてもありがたい病院だが、医師は何日も休みもなく常に疲弊していて大変だろう。

    でも、そんな状況でもミスは許されない!
    医師だって人間だ、疲弊した状況ではいつかミスを冒してしまうのではないか。
    つい最近行った病院の医師も「全然休みがない」「ちょっとしたことでクレームが入り下手なことが言えない」とも言っていた。
    それでも、合間を

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    2025年12月29日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    トラに会いたい。
    夏川先生が子供の時に読んだ有名な猫の絵本、わからないなぁ、教えてほしいです。迷宮はゲド戦記?

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    2025年12月26日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    ネタバレ

    自分の本に対しての向き合い方を問われているような気がしました。読んだ冊数ばかりを気にして中身をしっかり読めていなかったり、あらすじだけで読んだ気になって満足していたり、売れているとされる本ばかりを求めてしまったり…と、迷宮の主達が読者である自分自身の姿と重なって、林太郎の言葉が刺さりました。本が伝えてくれる「人を思う心」を受け取って、一冊一冊の本と真剣に向き合っていきたいです。

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    2025年12月21日
  • 神様のカルテ

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    安曇さんからの手紙は号泣だった。
    医師も日々迷い、格闘しながら働いているんだなって、夏川先生が、医師だからこそ、説得力というか、正直に書いてくれて、身近に感じるというか。。。
    高齢者やガン末期の方の医療は、どこまでしたらいいのか、難しい所を、一止は看取ってくれた。
    安曇さんは、孤独ではなく、本当に幸せだったと思います。
    素敵な作品をありがとうございます。

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    2025年12月21日
  • 城砦〈下〉

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    途中、アンドルーが医者としても夫としても道を外しそうになってから、なかなか読み進められなかった…いや、もう、この夫婦に、アンドルーに神様は苦行を与えすぎだろ…

    あとがきは、夏川草介先生の素顔が少し見えたような気がしてファンとしては嬉しい。

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    2025年12月19日
  • 神様のカルテ

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    ずっと読んでみたかった小説。医療現場で勤務したことがありますが、著者が医師ということでとてもリアルな描写で入り込めました。主人公視点の文章で、古風な堅い語り口調であるところが、重いテーマを重すぎない印象にさせていて良かった。タイトルの“神様”が何を表していたのか、自分の中ではまだ答えが曖昧なので、続くシリーズも読んでみたくなりました。

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    2025年12月17日
  • 命の砦

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    コロナ禍の医療従事者達を描いた作品でした。未知のウィルスとの戦いが赤裸々に綴られていて、一気に引き込まれた。パンデミックや緊急事態宣言などと言う聞き慣れない言葉に当時はビクビクしながら生活してた事も今や懐かしささえ感じるが、当時は自身もインフラ関係の仕事をしている為、皆が休みなのに何時もは満員電車で身動き取れないのにガラガラの電車に座って通勤した記憶を思い起こしてしまった。マスクや消毒液が無くても助けを求める患者のために頑張ってくれた全ての従事者の方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

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    2025年12月14日
  • 始まりの木

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    本書を読んでまず感じたのは古屋の毒舌が最高に面白い。それをさらりと毒舌で受け流す主人公の藤崎との遣り取りはコントのようで思わず笑いが込み上げてくる。
    この遣り取りは普通だったらムッとするか今のご時世ならハラスメントレベルなんだけど正論で皮肉さを感じさせないところが面白い。

    物語は二人が各地の古い伝承や口承をフィールドワークで調べる民俗学のお話。民俗学って何?柳田国男の遠野物語のような話がテーマなんだけど正直、学問的なところは「ふむふむ何だか良く分からん!」ってなることが多かった。

    だけどそんなかでも興味深かったのが、5話の『灯火』。
    樹齢600年の垂れ桜が道路拡張で伐採される話。
    私は良く

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    2025年12月14日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    要所を含む古典文学好きな人はマストで、雑食的にだけど習慣的に本を読む人はいつか読んでほしい一冊。

    ひとはなぜ本を読むのか、どんなにテクノロジーが発展してもなぜ紙の本は売れ続けるのか、みたいな哲学がちりばめられている。本、好きだけど最近読んでないなー、みたいな人にもいいかも。

    本が好きという気持ちを健全に思い出させてくれるから。

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    2025年12月13日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    ネタバレ

    この本を読んで感じたことは、本が人の生き方にどれほど影響を与えているかということだ。
    主人公・林太郎は祖父を亡くしてから沈んで無気力になっていたが、突如現れたトラ猫と本を解放する旅に出る。ここまで聞くと、ファンタジーなのだが、本という存在が現代においてどういう風に扱われているかと言う社会派のような雰囲気が核になっていた。
    本と周りの人の助けで、本を解放する旅を続けながら林太郎が成長していくさまは読んでいて、当てはまる節があると少し感じた。

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    2025年12月13日
  • 神様のカルテ

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    ネタバレ

    栗原一止(いちと)は信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く、29歳の内科医である。ここでは常に医師が不足している。専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、睡眠を3日取れないことも日常茶飯事だ。妻・ハルに献身的に支えられ、経験豊富な看護師と、変わり者だが優秀な外科医の友人と助け合いながら、日々の診療をなんとかこなしている。
    そんな栗原に、母校の医局から誘いの声がかかる。大学に戻れば、休みも増え愛する妻と過ごす時間が増える。最先端の医療を学ぶこともできる。だが、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。悩む一止の背中を押してく

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    2025年12月12日
  • 神様のカルテ

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    描写や感情が丁寧に表現されていて、映像を見ないと伝わらないような景色が、この文章を読むだけで想像できたのですごく驚きました。
    主人公・一止の医療に真摯に向き合いながらも葛藤をしている感じや、一止の優しくさんの通った良い人という特徴が伝わってきて、読んでいて心が温まるような感覚になりました。

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    2025年12月06日
  • 神様のカルテ

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    何かオチがある訳ではないけど、心がふわふわするような優しい雰囲気の話だった。
    かといって完全に暖かいだけの話ではなく、医療現場の厳しさや人の死にも関わってくるので、しっかりと考えさせられる話でもある。

    学士殿と男爵とのやり取りは何処となく森見登美彦っぽさがあって自然に受け入れられたが、それ以外における主人公の話し方は過度なキャラ付けに感じてしまった。

    ハルさん可愛い。

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    2025年12月01日