夏川草介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とにかく医療の専門用語が多いなあと思っていたら,作者の夏川さんはお医者さんらしいことを知って納得する。これだけ医療用語が出て来る文章は,なかなか書けるものではない。
一般的に「快楽主義」と呼ばれているエピクロスの哲学は,多分に誤解されている感がある。そのエピクロスを本書の題名にしたところが,作者の意図の表れだろう。
本書の内容と,エピクロスの主張との共通点を,指摘したいものだ――まだ,私の中ではまとまっていない。
「エピクロスが主張している快楽の本質は,何よりも『精神の安定』のことなんだ。だから自分は快楽主義者だと言う奴に出会ったら十分に注意することだ。心の平静を求めているのか,ひたすら快 -
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Posted by ブクログ
良い。
以前、夏川草介さんの『エピクロスの処方箋』を読み、夏川草介さんの描く哲学や情景に深い感動を覚え、『神様のカルテ』にも手を伸ばす。
夏目漱石に影響を受けていると主人公が言うように、文体や表現の小難しさがまた味が出ており良い。
読む度に、夏川草介さんの見えている世界を深く味わいたいというが欲求に駆られる。
小説に登場する安曇さんも人間的によく出来た人だなと。生きていく上での辛さや悲しみを知っているからこそ、相手の気持ちを理解しようと、寄り添う姿勢が素敵だなと。
私自身も、誰かの小さな灯火になれるようになりたいと思った次第。
◾️学問を行うのに必要なものは、気概であって学歴ではな -
Posted by ブクログ
『旅の準備をしたまえ』。
東々大学大学院で民俗学を学ぶ藤崎千佳。指導教官の准教授・古谷神寺郎は、足が悪いながらも、ステッキを片手にフィールドワークにでかける、ちょっと偏屈な民俗学者である。
日本中を歩きながら、今の日本が失ったものは何か?これからの日本に必要なものは何か?を見つめている…
日本人と宗教。
キリスト教、イスラム教、ヒンズー教…の世界とは違う。
神の存在が違うんだろう…
天地が守ってくれる、だから大木が神のように祀られる、巨石が…
もっと身近な存在なんだろう。
誰かが救ってくれるのではなく、自然にあるすべての物が守ってくれるのだろう。
古き良き時代を忘れてはならない。
過去 -