夏川草介のレビュー一覧

  • 城砦〈下〉

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    下巻の表紙…
    一人歩くアンドリューの後ろ姿に
    嫌な予感が確信に


    クリスティンの溌剌とした笑顔が少ない分
    満足感が薄れた(笑)

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    2026年05月28日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    祖父を亡くし、ひとりぼっちになってしまった主人公が、一匹のトラネコと出会うことから始まる物語。祖父の遺した書店と「本」の存在を通して、なぜ人は本を読むのか、本にはどんな力があるのかを改めて考えさせられた。

    読みやすい本だけでなく、時には難しく感じる本にも意味があり、さまざまな本と出会うことの大切さを感じる。読書の楽しさや、本を読む時間の尊さを優しく教えてくれる作品だった。

    本をたくさん読むこと自体が目的になってしまっていた時期もあったが、この作品を読んで、一冊一冊を大切に味わいながら読んでいきたいと改めて思えた。本には、自分では経験できない人生を体験させてくれる力があるのだと感じた。

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    2026年05月26日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    自分に危機が訪れた時、必ず駆けつけて力になってくれる本はなんだろうな
    解説を読んで、散りばめられたオマージュやパロディに気付けるように名作を手に取りたい気持ちはある

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    2026年05月26日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    夏川さんの珍しいファンタジー作品。
    いつもの医療系の方が好みだけど、これはこれで作者の本に対する気持ちがよく表れていて読みやすくいい作品だなと思った。

    大人びているけど子供らしい主人公の女の子と気難しい猫のストーリーはどこか既視感のある話だけど素直に面白いなと思えました。

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    2026年05月24日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    「神様のカルテ」「スピノザの診察室」など、現役のお医者さんながら医療現場の小説を書かれている夏川草介さん。

    あれ?この世界中で人気の「本を守ろうとした猫の話」。これも夏川さんの作品だった!
    気づかずに読んでました。

    今回は、その続編。
    中学生のナナミが、本を守るために立ち上がります。
    戦う相手は、
    「本なんか読んでもなんの意味もない」
    と言いきる風潮。

    猫と一緒に、ナナミはどうやって立ち向かっていくのか?
    想像力の大切さを教えてくれる本です。

    そうだ、私、子供の頃「偉大なワンドゥードルさいごのいっぴき」という本が大好きだった。
    このお話はそれに似ている気がしました。

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    2026年05月21日
  • 神様のカルテ3

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    ネタバレ

    今回は東西主任をいっそう好きになり、小幡先生の哲学に刺激を受け、イチとハルを尊くそして誇らしく思う回であった。

    「あの、いつでも端然とかまえてゆるがぬ東西の態度の根底には、十年前の思い出が今も確かに息づいているのである。」
    冷静で強くて、指導力も周りを見る力もあって。軽口も叩けておちゃめな部分もあって。1からずっと私をクスッとさせてくれたそんな東西主任の、軸となる部分をここで知ることができて良かった。私はハルにも憧れるし、東西主任のような女性になりたいなとも思う。

    「私は目を閉じ、束の間、その流れ込んでくる日常の旋律に身をゆだねた。」
    「まるで打ち上げた花火の轟音が、光に一瞬遅れてから届く

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    2026年05月20日
  • 神様のカルテ2

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    ネタバレ

    1巻より面白かった。
    栗原先生の言葉遣いにも慣れてお話に入り込めた。
    最後の古狐先生のくだりは泣いた。

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    2026年05月17日
  • 神様のカルテ

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    スピノザやエピクロスと比べたらちょっと読みにくいかも…と最初は思ったが、読み進めていくうちにじわじわと心に沁みてきた。

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    2026年05月16日
  • 神様のカルテ

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    ネタバレ

    夏目漱石に心酔してるにしても言葉遣いに違和感があって
    お話に入り込めなかった。
    みんな良い人でさらっと最後まで読めた。

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    2026年05月17日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    「神様のカルテ」の夏川草介による本を愛する人たちへの物語。いや、そうではなく、本をそれほど愛しておらずタイパやコスパ重視であらすじさえ分かればいい、要点さえ分かればいいと思っている人にこそ読んでほしい物語。
    それぞれの迷宮で出てくる「敵」は現在の世相を表している。多読(冊数)を誇るコレクターや「走れメロス」を一行で表現して分かった気になっている人々を見ると林太郎でなくとも本好きな人であれば悲しくなる。商業主義に走って売れ筋の本しか作られない世の中になったら困る人たちはたくさんいるはずだ。そういう意味では本作は本好きな自分としても興味深く読めたが、改めて教えられた内容もあった。
    「本の力」=&#

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    2026年05月15日
  • 始まりの木

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    自然を神として崇めてきた日本人、それが現代になり失われつつあり、このままだと「亡びるね」という言葉はズシッときた。
    民俗学がそれを救う!

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    2026年05月14日
  • 神様のカルテ2

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    ネタバレ

    自然と人はなんて美しいんだろう。人と人の繋がりはなんて力強いんだろうと、思える作品。毎回毎回、神様のカルテは涙を流さずには読めない。美ヶ原、御嶽山、行きたい場所がどんどん増えていく。

    古狐先生の、歳を重ねて人生経験の感じさせる余裕さと、視野の広さ、そしてそれを表には出さずそっと見守るスタンスが好きだ。芯にある強さと優しさ、他者を思いやる心が非常に伝わってくる。尊敬できる人というのはこういう人のことを言う。

    「医師の話をしているのではない。人間の話をしているのだ!」
    神様のカルテシリーズを通して代表的な一止の言葉。やはりガツンとくるものがある。人が思い悩み、それでも誰かと共に生きていく姿を描

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    2026年05月13日
  • 始まりの木

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    ネタバレ

    はじめは偏屈すぎると思いながら読み始めましたが、読むにつれて言葉の重みと行動の真意に物語に引き込まれました。
    自分だけよければいい、他人のことなんてどうでもいい。人に配慮することを教わらず、知らない人だけになったら。
    日々意識して生きていきたいです。

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    2026年07月01日
  • 神様のカルテ

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    あたたかいなぁ。夏川さん、スピノザとエピクロスを読んで、優しくてあたたかい文章を書く人だなととても好きになった。何度でも読み返したい。長野の情景も美しい。
    終末期の高齢の癌患者、もし自分の親だったら。配偶者だったら。自分だったら..。最期がひとりはやだなぁ、でも置いていかれるのもやだなぁなどと思ったり。
    続きも読みます。

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    2026年05月12日
  • 神様のカルテ

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    前もきっと読んだことがあるけど、2.3新章の後、あらためて読んでみた。
    学士さんの話、阿曇さんとの話、どれも一止先生だからこその関わり方で、とても考えさせられたし面白かった。

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    2026年05月12日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    前作よりも一段とよかった。
    幼少期から本によって育まれた、主人公・ナナミの心の強さが、とても明確に表現され、本の世界に浸ること、そうやって育つことは、本当に豊かな人生になるということを、改めて認識した。

    灰色の男が、本当は何者なのか、読者へ大きな問いを残してくれている。私たちが永遠に向き合わなければいけないのだろうと思う。

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    2026年05月11日
  • 神様のカルテ0

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    ネタバレ

    4作品目もとても面白かった。
    一止の学生時代や研修医時代の話が描かれていて、根本の部分は昔から変わらないけれど、周囲の人たちとの関わりの中で少しずつ成長していく姿が印象的だった。
     特に、大先生や事務長、榛名さんたちがずっと温かく、本当に良い人たちばかりで読んでいて良い関係性だなと思った。

    一止の変わらない良さに関しては、たとえ相手に嫌なことをされたり、自分と考え方が合わなかったとしても、必要な言葉だけを相手に伝え、自分の価値観を押し付けないところだと思う。相手を否定せずに向き合う姿勢を見て、「自分を持っている」というのはこういうことなのだと感じた。

    今回読んでいて、一止が影響を受けすぎて

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    2026年05月11日
  • 臨床の砦

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    本編以上に心震わされる“あとがき”って!諸々印象的なシーンがありますが、私は南郷院長の発言が一番好きです。

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    2026年05月08日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    月末に夏川草介さんの講演を聴く機会があるので、予習の一つとして手に取る。祖父が営んでいた古書店夏木書店に祖父に先立たれた林太郎が引き籠もっている。どこからともなく現れる喋るトラネコに導かれて本を守る行動に出ることで、成長する物語。様々な本が挙げられ、作者の本に対する愛がヒシヒシと。本人の解説によるトラネコのモチーフが「百万回生きたねこ」とのこと。持ってなかったかな。

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    2026年05月06日
  • 神様のカルテ3

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    ネタバレ

     シリーズ3作目。2巻での古狐先生との別れをはじめとして、3巻ではたくさんの別れや旅立ち、さらに新たな内科医との出会いが描かれた。
     それぞれの医者が持つ哲学がぶつかる場面が印象的だった。

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    2026年05月03日