夏川草介のレビュー一覧

  • 神様のカルテ

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    最近続いているが、これもまた再読かもしれない。
    ところどころ微かに記憶に引っ掛かるものがある。
    とはいえ、そんな程度の記憶なのでしっかり読んだが。

    じんわりじわじわ
    読後あたたかい気持ちになれるイイ話だった〜
    御嶽荘がとても気になる。

    シリーズのようなので、続きも読みたいなー
    たぶん続きは未読だと思うし。

    題字のフォントが美しい。
    特に「の」のくびれとか、「テ」の接続部分

    上橋菜穂子さんの解説に同意です。

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    2025年12月01日
  • スピノザの診察室

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    大きな世界の流れは最初から決まっていて、人間の意志では何も変えられない。全てが決まっているなら努力なんて意味がないはずなのに、だからこそ努力が必要。
    この言葉を読んで心の中の絡まっている糸が少し解けた気がしました。

    スピノザの考え方の一部しか理解していないし、この本を読んだだけではわからないけれど、私は私の置かれた世界で、この範囲の中で、最大限に幸せになる方法を見つければいい。そう言われた気がしたんです。

    今の社会は、科学の力と自分の努力で、なんでも叶えられると教えられることも多いです。努力すればなんでも叶うなんて、昔はわたしも思っていたことがありました。

    でも、自分の体力や精神力、その

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    2025年11月30日
  • 神様のカルテ3

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    このシリーズにハマってしまい、あっという間の3作目。

    辰、砂山、東西、大狸、男爵、小幡、、キャラクターがとても独特で、楽しく読み進めた。

    榛名姫の声のイメージは、SPY×FAMILYのヨルさんで決まり!あとは、どんな女優さんがフィットするか、、、

    「背中の龍で、治療は変わらない」 
    改めて言われて、涙が出てしまった。。。

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    2025年11月30日
  • スピノザの診察室

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    ネタバレ

    雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。三十代の後半に差し掛かった時、最愛の妹が若くしてこの世を去り、 一人残された甥の龍之介と暮らすためにその職を得たが、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。 哲郎の医師としての力量に惚れ込んでいた大学准教授の花垣は、愛弟子の南茉莉を研修と称して哲郎のもとに送り込むが……。(あらすじより)
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    医療小説ではなく、哲学書のような読後感。
    哲学にストーリーをつけたような、
    難しさではなく、感情に染みこんでくるような、大好きなテイスト。

    もともと神様のカルテシリーズも大好きだったけど、

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    2025年11月29日
  • スピノザの診察室

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    ネタバレ

     医者は患者の命を救うことが仕事ですが、患者からいろいろと学ぶことも多いような気がしました。辻という患者が遺した「おおきに先生」はこの小説を読んで、深いなぁと思います。
     舞台も京都で場所の設定も良かったと思います。伝統行事を大事にして、「人は死ぬまでに食べなければならないものが3つある」っていう格言は初めて聞きました。自分もこの小説を読んでいろいろと学ぶことが多かった気がします。面白い小説でした。

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    2025年11月25日
  • 始まりの木

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    自分自身の道は他人から示してもらうものではない。入り口まで連れて行ってもらったあとに、ドアを開けるのは自分自身だ。

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    2025年11月25日
  • スピノザの診察室

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    ネタバレ

    終末医療のお話
    どんどん逝きます
    でも心は温かくなる
    不思議な本

    私も父を自宅で看取ったので、
    本当に色んな事を思い出した
    在宅看護に来てくれてた先生や看護師さん
    優しかった。

    人生の最後は哲学だと思う。
    自分は死に向かうんだけど、
    他の人はまだまだ生きる、
    辛いだけでなく、思い出が残る
    自分が辛い時、どこまで笑えるのだろうか…

    おおきに先生
    って言って死にたいね
    私もマチ先生にお願いしたい

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    2025年11月24日
  • スピノザの診察室

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    マチ先生はもちろん、
    出てくる人物がとても魅力的。
    読んでいて前向きになれる、
    今の環境で頑張ってる自分を
    肯定してくれるような本だった。
    これからも、日々自分に出きることを
    頑張ろうと前向きになれた。

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    2025年11月23日
  • 神様のカルテ

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    医療現場のリアルや生きることの本質に気付くことのできる良本。前を見続け、苦しみながら成長を追い求め続け、目の前にある足元にある幸せを大切に出来ずに見失う。自分自身は悩まない方であるが、それは考えないようにしているだけで、足元の幸せを大切に出来ているかと問われればイエスとは言えないかな。続編も読みたいですな!

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    2025年11月21日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    名作が手軽に読めるとうたうあらすじ集や、ファッション感覚な読書観に対する、作者なりのアンチテーゼが散りばめられていて、ともすれば、自分も楽な入門書やあらすじ的なものに逃げがちであることに思いが至ります。

    たくさん本を読みたい、難解な一冊をじっくりと読みたい、お気に入りの本を何度も読み込んでみたい…本に対しては様々な思いがあります。

    ただ、自分の姿勢を振り返ると、最近は本との向き合い方が雑になっていたなぁと感じてしまいます。
    もともとは本の力を信じていたはず。でも、つらつとした思いはいつの間にか激しい時流に流されていました。

    自分は本とどのように向き合っていきたいのか。
    本書はそれを思い出

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    2025年11月21日
  • 神様のカルテ0

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    神様のカルテを読んだのはもう、随分前だったけど、読後に心の中が温かな何かで満たされた感覚はよく覚えている。今回、若き日の一止に会えて、とても嬉しかった。こういう医学生がこういう医者になるんだなあ。て親戚の子がまっすぐ育っているのを見つめる、みたいなおばさんの喜びみたいなものを感じた。また、シリーズを読み返したい。

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    2025年11月22日
  • 新章 神様のカルテ

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    医者は人が生きるために何が出来るのか?
    救えない命を前に何が出来るのか?
    人としての有り様を問いかけてくる小説です。
    良い本です。

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    2025年11月18日
  • スピノザの診察室

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    現役医師である夏川草介氏による医療小説。
    将来を嘱望された元大学病院の内科医雄町哲郎は妹の甥の引き受けを機に地域病院に転じる。先端医療に身を置く総合病院の元同僚らや地域医療に身を委ねる患者らとの交流を描く。
    題名に借用されているオランダ近代哲学者スピノザは「神即自然」の汎神論を唱え、すべての出来事は必然であり故に努力が必要であることを説いた。治すことが叶わない場合、死が宿命である場合、医者は患者とどう向き合うのか。医者が治すものとは何か。それらの深淵なるテーマを主人公の自然体な人柄と京都の優美な雰囲気を交えて穏やかな世界観のなかで読者に問う良作。
    生前中スピノザは正当な評価を得られずレンズ磨き

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    2025年11月16日
  • 臨床の砦

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    命の砦に続いて読んだ。
    こういう砦に助けられたんだろうな。
    いろきろな考え方、いろいろな立場があるが、こういう状況になると、それが浮き彫りになるんだなーと。
    正解じゃないかもしれないけど最善の道を選択したという言葉も印象的。
    考え抜いた上での選択は後悔しないよ。

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    2025年11月15日
  • 始まりの木

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    夏川作品やっぱり好きだなぁー。
    旅に出たくなるがこの本を読んでの一番の感想です。
    まだ残っている日本の独自の風景をみたいという想いが強くなりました。

    内容も夏川さんのメッセージがどっしりと詰まっています。
    我々が忘れていったものをDNAレベルで気づかせてくれて、それを残すこと。形でなくても心でも。
    大事だと思います。

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    2025年11月14日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    前作からの続き。視点が中学生だからか、主人公の性格か、読みやすかった。
    ファンタジーなんだけど、
    大切なことを教えてくれる、考えさせられるお話。
    林太郎とトラの再会も嬉しい。
    ラスボスは同じなんだと思う、誰?何の本か、はっきりする日は来るのかな。
    また続編に期待して。

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    2025年11月13日
  • 始まりの木

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    夏川草介さんという作家が気になり出して、最初に手に入れた本がこちらでした。

    日本という国を愛する気持ちがひしひしと伝わってくるストーリー。その想いを民俗学という学問に乗せて語るというアイデアに心が揺さぶられます。

    柳田國男は、日本の、日本人の、先行きを心配して、民俗学を立ち上げました。その民俗学はまだまだ日本人に必要かもしれない。そう思わせるに十分な美しい物語です。

    そして、「自らが学ぶ学問を誇りに思いなさい」という一貫したメッセージ。

    自分が心から学びたいと思った学問は、おそらく皆、社会を、日本人を、良い方向に導くものであると信じて学んでいるものであると思います。

    それを忘れてはい

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    2025年11月13日
  • 神様のカルテ

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    一止って名前がいいですね〜なんか好きになった!
    簡単に言うと…医療現場は色々忙しくって大変だけどお仕事頑張って続けます!というタイプの本
    奥さんもいいし周りの人もいいし…続編も気になりますね〜

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    2025年11月12日
  • 命の砦

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    コロナ禍の医療の実態がフィクションではあるがよくわかった
    コロナ禍で起きたネガティブな行為の記載はなく、素晴らしい作品だと思う

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    2025年11月12日
  • スピノザの診察室

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    優しい感じのする医療小説だった。心理描写と情景描写を重ねるのがうまくて、的を射てるなと思う所があった。面白く読めた。

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    2025年11月10日