夏川草介のレビュー一覧

  • 神様のカルテ

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    ずっと読んでみたかった小説。医療現場で勤務したことがありますが、著者が医師ということでとてもリアルな描写で入り込めました。主人公視点の文章で、古風な堅い語り口調であるところが、重いテーマを重すぎない印象にさせていて良かった。タイトルの“神様”が何を表していたのか、自分の中ではまだ答えが曖昧なので、続くシリーズも読んでみたくなりました。

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    2025年12月17日
  • 命の砦

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    コロナ禍の医療従事者達を描いた作品でした。未知のウィルスとの戦いが赤裸々に綴られていて、一気に引き込まれた。パンデミックや緊急事態宣言などと言う聞き慣れない言葉に当時はビクビクしながら生活してた事も今や懐かしささえ感じるが、当時は自身もインフラ関係の仕事をしている為、皆が休みなのに何時もは満員電車で身動き取れないのにガラガラの電車に座って通勤した記憶を思い起こしてしまった。マスクや消毒液が無くても助けを求める患者のために頑張ってくれた全ての従事者の方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

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    2025年12月14日
  • 始まりの木

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    本書を読んでまず感じたのは古屋の毒舌が最高に面白い。それをさらりと毒舌で受け流す主人公の藤崎との遣り取りはコントのようで思わず笑いが込み上げてくる。
    この遣り取りは普通だったらムッとするか今のご時世ならハラスメントレベルなんだけど正論で皮肉さを感じさせないところが面白い。

    物語は二人が各地の古い伝承や口承をフィールドワークで調べる民俗学のお話。民俗学って何?柳田国男の遠野物語のような話がテーマなんだけど正直、学問的なところは「ふむふむ何だか良く分からん!」ってなることが多かった。

    だけどそんなかでも興味深かったのが、5話の『灯火』。
    樹齢600年の垂れ桜が道路拡張で伐採される話。
    私は良く

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    2025年12月14日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    要所を含む古典文学好きな人はマストで、雑食的にだけど習慣的に本を読む人はいつか読んでほしい一冊。

    ひとはなぜ本を読むのか、どんなにテクノロジーが発展してもなぜ紙の本は売れ続けるのか、みたいな哲学がちりばめられている。本、好きだけど最近読んでないなー、みたいな人にもいいかも。

    本が好きという気持ちを健全に思い出させてくれるから。

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    2025年12月13日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    ネタバレ

    この本を読んで感じたことは、本が人の生き方にどれほど影響を与えているかということだ。
    主人公・林太郎は祖父を亡くしてから沈んで無気力になっていたが、突如現れたトラ猫と本を解放する旅に出る。ここまで聞くと、ファンタジーなのだが、本という存在が現代においてどういう風に扱われているかと言う社会派のような雰囲気が核になっていた。
    本と周りの人の助けで、本を解放する旅を続けながら林太郎が成長していくさまは読んでいて、当てはまる節があると少し感じた。

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    2025年12月13日
  • 神様のカルテ

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    ネタバレ

    栗原一止(いちと)は信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く、29歳の内科医である。ここでは常に医師が不足している。専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、睡眠を3日取れないことも日常茶飯事だ。妻・ハルに献身的に支えられ、経験豊富な看護師と、変わり者だが優秀な外科医の友人と助け合いながら、日々の診療をなんとかこなしている。
    そんな栗原に、母校の医局から誘いの声がかかる。大学に戻れば、休みも増え愛する妻と過ごす時間が増える。最先端の医療を学ぶこともできる。だが、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。悩む一止の背中を押してく

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    2025年12月12日
  • 神様のカルテ

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    描写や感情が丁寧に表現されていて、映像を見ないと伝わらないような景色が、この文章を読むだけで想像できたのですごく驚きました。
    主人公・一止の医療に真摯に向き合いながらも葛藤をしている感じや、一止の優しくさんの通った良い人という特徴が伝わってきて、読んでいて心が温まるような感覚になりました。

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    2025年12月06日
  • 神様のカルテ

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    何かオチがある訳ではないけど、心がふわふわするような優しい雰囲気の話だった。
    かといって完全に暖かいだけの話ではなく、医療現場の厳しさや人の死にも関わってくるので、しっかりと考えさせられる話でもある。

    学士殿と男爵とのやり取りは何処となく森見登美彦っぽさがあって自然に受け入れられたが、それ以外における主人公の話し方は過度なキャラ付けに感じてしまった。

    ハルさん可愛い。

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    2025年12月01日
  • 神様のカルテ

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    最近続いているが、これもまた再読かもしれない。
    ところどころ微かに記憶に引っ掛かるものがある。
    とはいえ、そんな程度の記憶なのでしっかり読んだが。

    じんわりじわじわ
    読後あたたかい気持ちになれるイイ話だった〜
    御嶽荘がとても気になる。

    シリーズのようなので、続きも読みたいなー
    たぶん続きは未読だと思うし。

    題字のフォントが美しい。
    特に「の」のくびれとか、「テ」の接続部分

    上橋菜穂子さんの解説に同意です。

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    2025年12月01日
  • 神様のカルテ3

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    このシリーズにハマってしまい、あっという間の3作目。

    辰、砂山、東西、大狸、男爵、小幡、、キャラクターがとても独特で、楽しく読み進めた。

    榛名姫の声のイメージは、SPY×FAMILYのヨルさんで決まり!あとは、どんな女優さんがフィットするか、、、

    「背中の龍で、治療は変わらない」 
    改めて言われて、涙が出てしまった。。。

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    2025年11月30日
  • 始まりの木

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    自分自身の道は他人から示してもらうものではない。入り口まで連れて行ってもらったあとに、ドアを開けるのは自分自身だ。

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    2025年11月25日
  • 神様のカルテ

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    医療現場のリアルや生きることの本質に気付くことのできる良本。前を見続け、苦しみながら成長を追い求め続け、目の前にある足元にある幸せを大切に出来ずに見失う。自分自身は悩まない方であるが、それは考えないようにしているだけで、足元の幸せを大切に出来ているかと問われればイエスとは言えないかな。続編も読みたいですな!

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    2025年11月21日
  • 神様のカルテ0

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    神様のカルテを読んだのはもう、随分前だったけど、読後に心の中が温かな何かで満たされた感覚はよく覚えている。今回、若き日の一止に会えて、とても嬉しかった。こういう医学生がこういう医者になるんだなあ。て親戚の子がまっすぐ育っているのを見つめる、みたいなおばさんの喜びみたいなものを感じた。また、シリーズを読み返したい。

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    2025年11月22日
  • 新章 神様のカルテ

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    医者は人が生きるために何が出来るのか?
    救えない命を前に何が出来るのか?
    人としての有り様を問いかけてくる小説です。
    良い本です。

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    2025年11月18日
  • 臨床の砦

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    命の砦に続いて読んだ。
    こういう砦に助けられたんだろうな。
    いろきろな考え方、いろいろな立場があるが、こういう状況になると、それが浮き彫りになるんだなーと。
    正解じゃないかもしれないけど最善の道を選択したという言葉も印象的。
    考え抜いた上での選択は後悔しないよ。

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    2025年11月15日
  • 始まりの木

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    夏川作品やっぱり好きだなぁー。
    旅に出たくなるがこの本を読んでの一番の感想です。
    まだ残っている日本の独自の風景をみたいという想いが強くなりました。

    内容も夏川さんのメッセージがどっしりと詰まっています。
    我々が忘れていったものをDNAレベルで気づかせてくれて、それを残すこと。形でなくても心でも。
    大事だと思います。

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    2025年11月14日
  • 始まりの木

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    夏川草介さんという作家が気になり出して、最初に手に入れた本がこちらでした。

    日本という国を愛する気持ちがひしひしと伝わってくるストーリー。その想いを民俗学という学問に乗せて語るというアイデアに心が揺さぶられます。

    柳田國男は、日本の、日本人の、先行きを心配して、民俗学を立ち上げました。その民俗学はまだまだ日本人に必要かもしれない。そう思わせるに十分な美しい物語です。

    そして、「自らが学ぶ学問を誇りに思いなさい」という一貫したメッセージ。

    自分が心から学びたいと思った学問は、おそらく皆、社会を、日本人を、良い方向に導くものであると信じて学んでいるものであると思います。

    それを忘れてはい

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    2025年11月13日
  • 神様のカルテ

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    一止って名前がいいですね〜なんか好きになった!
    簡単に言うと…医療現場は色々忙しくって大変だけどお仕事頑張って続けます!というタイプの本
    奥さんもいいし周りの人もいいし…続編も気になりますね〜

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    2025年11月12日
  • 命の砦

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    コロナ禍の医療の実態がフィクションではあるがよくわかった
    コロナ禍で起きたネガティブな行為の記載はなく、素晴らしい作品だと思う

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    2025年11月12日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    安曇野の病院を舞台に繰り広げられる色々な人間模様、たくさんの素敵な花が出てきた中でも、カタクリの花を私も見に行ったことを思い出しました。同じ場所ではありませんが…

    さて、高齢者医療はまさしく、現在、そして、これからの日本が考えなくてはいけない大きな課題であると本を読んでさらに感じました
    命をどう繋いで看取るか、難しい問題ですね
    夏川先生らしい言葉が散りばめられてる
    心がぽっと温かくなる作品です

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    2025年11月05日