夏川草介のレビュー一覧

  • スピノザの診察室

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    読みやすかった。
    途中で、何回か泣いてしまう。
    京都に行ったら、出てきた銘菓を食べてみたい。
    終末期の患者さんを診ながら、完治するのが幸せなのか?完治しない難病の患者さんは幸せではないのかと、主人公の哲郎先生が自問してるシーンが印象的だった。
    医療というよりは、哲学の本。
    田舎の診療所、在宅は、医者不足、スタッフも不足、賃金も上がらず、それでも患者さんの為に頑張ってる。
    今後医療はどうなるのだろう。このままの仕組みでは、破綻するのでは?と、どうしても考えてしまう。

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    2026年09月11日
  • 神様のカルテ

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    栗原先生の喋り方が古風でなんとなく最初は読みにくいなあ、と思ってたけど、だんだんとそれがいい味出してるな〜となって心地よかった。真に求められる医療とは何か、重たいテーマだけど、時々クスッと笑える場面もあり楽しく読めた。続編もぜひ読もうと思う。

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    2026年09月11日
  • スピノザの診察室

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    ここに出てくる人たちはみんな爽やか。患者さんもドクターもさっぱりしている。マチ先生は静かだけどアツイ先生。そんな人間味のある先生を中心にお話がすすんでいく。医療には限界があるけど、それを知った上で最善をつくすマチ先生はカッコイイ。次の「エピクロスの処方箋」も楽しみ。

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    2026年09月11日
  • スピノザの診察室

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    ネタバレ

    元々大学病院の医局で働いていた医師が現在は地域医療に携わっている。完治はしない回復の見込みがないまま静かに人生の終わりを待つ人の往診もあれば、病院での入院生活の高齢者の診療、その一方で内視鏡処置など積極的な治療も行なっている。ドラマで見るような、難しい症例への挑戦や医局内での争いではなく、病気というより人とどう向き合っていくのかに重点が置かれている。病院に所属する医師のそれぞれの信念も感じられるしキャラクターも良いし、自分が高齢になった時どのように終わりを迎えるのか。その時にこのように一緒に寄り添ってくれる医者に出会えたらいいなと心底思った。

    今年の本屋大賞にランクインしたエピクロスの処方箋の前の話ということで読んだがエピクロスの処方箋もとても楽しみになった。

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    2026年09月11日
  • 神様のカルテ2

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    美ヶ原の王ヶ頭ホテルからの王ヶ鼻。高遠の桜、ロープウェイで登る御嶽山。花桃の花、どれも見てみたい。その様な美しさを感じることのできるハナさんがギリギリのイチさんを支えているのだろう

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    2026年09月10日
  • 神様のカルテ

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    数年振りに再読。いつ読んでも気持ちが浄化される。生き方について、考えさせられる。生き急がず、目の前のことを大切に、、中々難しい。

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    2026年09月09日
  • 命の砦

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    後書きに書かれていた
    世の中をよくするために書いているというのに、なるほどと思いました。
    ステキです。

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    2026年09月08日
  • 命の砦

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    ネタバレ

     『臨床の砦』の前日譚、コロナ診療の最初期が描かれていた。
     『臨床の砦』での異常事態にも驚きながら読んでいたが、コロナウイルスが流行り出した当初の方が想定外の自体ばかりであったのだと一層驚きながら読んだ。
     『ペスト』の中の医師を語り、病床を十六床に増やすことを説得する敷島の姿がかっこよかった。

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    2026年09月07日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    ファンタジーでしたね。でも哲学の分野もあり、奥が深かった!
    夏川さんはこんなのも書かれる方なんですね。いろんな本知っててすごいなとおもいます。
    ナナミの勇敢さがかっこよかった。

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    2026年09月05日
  • スピノザの診察室

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    温かい気持ちになる作品だった。
    天才なんだけど人間味があるという設定は、よくある設定だけど間違いない。マチ先生も魅力的でグイグイ引き込まれた。というか出てくる人物がみんな「粋」な感じがして爽快感があった。
    なんと言っても辻さんの免許証が「粋」だなぁ。

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    2026年09月05日
  • 神様のカルテ2

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    悲しい別れが描かれていても、なぜか心が苦しくなることなくあたたかみさえ感じるのは、著者の文章力と個性的な登場人物のキャラクターのためだろう。医師である前に人間だ、という言葉は読み手の立場で他のことにも置き換えることができると思う。医療の常設ということもあるが、前作ともに生きていく上で大切なことを思い起こさせてくれる作品。

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    2026年09月05日
  • スピノザの診察室

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    とても辛い経験をしたからこその厭世家であり、かつ温かみのある人間のマチ先生。私も若くして夫を病で見送ったけど、ただこの世界を冷ややかな目で見るようになっただけで、先生のような希望は見いだせてない。逃げてばかりいないで、先生のように静かに前を向いて光を求めていけるようになりたいと思った。

    すごく優しい、穏やかな気持ちになれるお話でした。京都の描写も素敵だし、出てくるお菓子たちも、ついついネットで調べてしまう(笑)

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    2026年09月03日
  • 神様のカルテ0

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    シリーズの他の本とは異なる構成で、いくつかの四つの章が独立している。

    「有明」は医師国家試験に向かって勉強中の一止を取り巻く人たちのことが描かれている。映画「ヒポクラテスたち」を思い出した。
    「彼岸過ぎまで」では,病院の経営面のことがか垣間見れて面白い。漱石の有名な著書と同名であるが,その関係は漱石を読んだことがないので…。
    「神様のカルテ」本シリーズのタイトルでもあるが、夏川が考えている神様のカルテの真意が語られている。なるほど,そうかぁ。
    「冬山記」は榛名の冬山での超人的な行動が書かれている。これは夏川の作品としては異色で、山岳小説の趣あり。

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    2026年09月02日
  • 新章 神様のカルテ

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    ついに我らが一止は大学病院の医局に入り副班長として診療を続けるが,彼の医療に対する向き合い方は依然として患者本位で変わらない。そこに安心感を覚える。多分こうなんだろうなぁ,という医局の様子が描かれていて興味深い。いつものように九兵衛ではいろいろな銘柄の日本酒が出てきて、松本の銘菓も登場し,楽しくかつ”為になる”。

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    2026年09月01日
  • 神様のカルテ

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    夏川草介作品を初めて読んだ。
    夏目漱石の口調を真似る主人公から生み出される医療現場の雰囲気と人間関係が心地よかった。

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    2026年08月30日
  • 始まりの木

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    ネタバレ

     東々大学の院生・千佳が民俗学の准教授・古屋神寺郎との全国各地の旅行を通じて、現代人が忘れた大切なことを学ぶという話。
     『本を守ろうとする猫の話』と似て、現代人が高速な社会に呑まれているといるのが印象に残った。

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    2026年08月25日
  • 本を守ろうとする猫の話

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     昨今、本という存在がいかに苦境に立たされているかが分かる。閉じ込める者、切り刻む者、売り捌く者との対峙を通して、本とは何か、読書とはどういうことか、林太郎はその意味について考えさせられる。
     特に、最後の迷宮は一筋縄では行かない。2000年近い時の壁を越え、2000以上の言語の壁を超えてきた本自身でさえ、本が持つ力について疑問を持ってしまっている。そんな相手に対し、これまで夏木書店で数々の本を読み、祖父から本と人生について多くのことを学び、トラネコとの本を巡る冒険を経た林太郎が、考えに考え抜いて出した答えは「人を思う心」だった。
     著者が林太郎とトラネコの物語を通して伝えたかったことこそ、時代を越えて読まれる名作に触れて欲しい、そして本の力を感じて欲しいという、読者を思う心に満ちたものだと感じた。

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    2026年08月25日
  • 神様のカルテ2

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    二作目は,以前の同級生が,同じ病院にやってくる。
    商品紹介を転載。

    新年度、内科病棟に一止の旧友・進藤辰也が東京の病院から新任の医師としてやってくる。かつて進藤は“医学部の良心”と呼ばれていた。しかし、彼の医師としての行動は周囲を困惑させるものだった。そして、さらに大きな試練が一止たちを待ち受けていた――。

    進藤辰也の豹変ぶりはどこから来たのか。その旧友が,この病院でどのように変わるのか。まだ,主人公の一止が旧友の言葉から何を学び,医者としての成長に繋げていくのか。
    れいによって,理解のあるステキな妻・ハルさんに勇気づけられながら,物語は進んでいくのである。

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    2026年08月23日
  • 神様のカルテ

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    NHKの「朝いち」という番組で,作者の夏川草介さんという方をはじめて見た。彼のペンネーム・夏川草介が,彼が愛する明治の文豪の名前から取り入れたと言うこともはじめて知った。夏目漱石,川端康成,芥川龍之介,そして「草」は夏目漱石の『草枕』という作品からだそうだ。夏川さんは,番組の中で『草枕』の一節をスラスラと暗唱していた。「覚えようと思って覚えたのではなく,何度も読んでいる間に頭に入ってきてしまったんだ」とおっしゃっていた。なんということだ。

    そして,本作品『神様のカルテ』の話になる。ご自身が医者であり,妻の勧めて何気なく書いた作品を妻がどこやらに応募して,それが賞を取ったらしい。なんという面白い話だ。

    『神様のカルテ』の舞台は信州・松本。主人公・栗原一止は,著者と同じ医者。そして,やっぱり夏目漱石が大好きだという設定。ある程度は自伝小説的な部分もあるのだろうと想像する。

    松本市の大学を出て,松本市に住んでいる娘を持っているわたしとしては,一度,読んでみる必要がある。松本城はもちろんのこと,深志神社や浅間温泉など,なかなか懐かしい名前が出てきて,それだけで,うれしくなる。

    栗原一止は,これまた,漱石作『坊っちゃん』よろしく,同僚や先輩にあだ名をつけて呼ぶ。なるほど,これだけで,作品の登場人物に親しみを感じるから,面白い。

    医者という仕事の重さとやりがい,家庭との両立なども興味深い。なによりも,主人公・一止の奥さんハルがステキだ。なんて理解のある女性なんだろうと思う。これも夏川さんの奥さんの姿なのかな。

    続編も続々編も楽しみだ。
    なんて,もう読んだけど。

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    2026年08月23日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    読むのは遅い方なので
    早く読みたいと思っていつも読んでいました。
    しかし自分に合って無い読み方なので
    読んでいる時は理解しているけども
    時間が経つと内容が抜けてしまいあやふやになってしまう。

    この本を読んで思ったのは
    たくさん本を読む事や早く読む事が
    大事ではないと当たり前な事を再認識させられました。

    一冊をゆっくりと大切に読もうと思います。

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    2026年08月23日