夏川草介のレビュー一覧

  • 始まりの木

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    自然を神として崇めてきた日本人、それが現代になり失われつつあり、このままだと「亡びるね」という言葉はズシッときた。
    民俗学がそれを救う!

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    2026年05月14日
  • 始まりの木

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    ネタバレ

    はじめは偏屈すぎると思いながら読み始めましたが、読むにつれて言葉の重みと行動の真意に物語に引き込まれました。
    自分だけよければいい、他人のことなんてどうでもいい。人に配慮することを教わらず、知らない人だけになったら。
    日々意識して生きていきたいです。

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    2026年07月01日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    前作よりも一段とよかった。
    幼少期から本によって育まれた、主人公・ナナミの心の強さが、とても明確に表現され、本の世界に浸ること、そうやって育つことは、本当に豊かな人生になるということを、改めて認識した。

    灰色の男が、本当は何者なのか、読者へ大きな問いを残してくれている。私たちが永遠に向き合わなければいけないのだろうと思う。

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    2026年05月11日
  • 神様のカルテ0

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    ネタバレ

    4作品目もとても面白かった。
    一止の学生時代や研修医時代の話が描かれていて、根本の部分は昔から変わらないけれど、周囲の人たちとの関わりの中で少しずつ成長していく姿が印象的だった。
     特に、大先生や事務長、榛名さんたちがずっと温かく、本当に良い人たちばかりで読んでいて良い関係性だなと思った。

    一止の変わらない良さに関しては、たとえ相手に嫌なことをされたり、自分と考え方が合わなかったとしても、必要な言葉だけを相手に伝え、自分の価値観を押し付けないところだと思う。相手を否定せずに向き合う姿勢を見て、「自分を持っている」というのはこういうことなのだと感じた。

    今回読んでいて、一止が影響を受けすぎている夏目漱石も読んでみたくなった。

    特に印象に残ったのは、2場面。

    一つ目は「本が良い理由」の場面だった。

    「ヒトは、一生のうちで一個の人生しか生きられない。しかし本は、また別の人生があることを我々に教えてくれる。たくさんの小説を読めばたくさんの人生を体験できる。そうするとたくさんの人の気持ちもわかるようになる」

    「困っている人の話、怒っている人の話、悲しんでいる人の話、喜んでいる人の話、そういう話をいっぱい読む。すると、少しずつだが、そういう人々の気持ちがわかるようになる」

    「“わかる”と良いことがあるのですか?」

    「優しい人間になれる」

    このやり取りがすごく良かった。本を読む意味をこんなふうに表現できるのが素敵だと思ったし、自分が読書を好きな理由にも近い気がした。

    また、山で自殺しそうになっていた人への言葉も印象的だった。

    「たまには、足滑らせて尾根道から落ちることだってあるさ。だけど落ちたあとに息があったんなら、しっかり体を起こして、崖っぷちに踏みとどまる努力をすべきなんだ。手袋取って煙草吸って、泣き言を並べる以外に、できることはいくらでもある。生きる理由なんてものは、しっかり生きてから考えればいいんだよ」

    少し投げやりな口調だけど、その分まっすぐで、綺麗事ではない切実さがあって心に残った。

    その後のハルの、
    「大好きな場所を悲しい場所にしないで」
    「帰る場所は自分で作る」
    という言葉もすごく良かった。優しいだけではなく、ちゃんと前を向かせてくれる言葉だと思った。

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    2026年05月11日
  • 臨床の砦

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    本編以上に心震わされる“あとがき”って!諸々印象的なシーンがありますが、私は南郷院長の発言が一番好きです。

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    2026年05月08日
  • 神様のカルテ3

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    ネタバレ

     シリーズ3作目。2巻での古狐先生との別れをはじめとして、3巻ではたくさんの別れや旅立ち、さらに新たな内科医との出会いが描かれた。
     それぞれの医者が持つ哲学がぶつかる場面が印象的だった。

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    2026年05月03日
  • 命の砦

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    臨床の砦がコロナ第3波の話、こちらは第1波の話。正体が分からないという意味でより緊迫感がある。「過ぎてしまうと、あの頃のことを現実感を持って思い出すのが難しい。だからこそ、この本を書いたことに意味がある」という後書きに非常に共感した。今となってはコロナは治療薬もワクチンもある呼吸器感染症の一つだ。その理由がわからず、非常に致死率が高かった初期の頃を忘れてはいけないと思った。

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    2026年05月02日
  • 始まりの木

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    人が人として生まれた意味を考えさせられる内容だった。
    色々なものが急速に変化していく現代社会で、その変化に必死になって食らいついて生きることができたとしても、人としての豊かさが伴っていなければ、本当の意味での幸せは感じることは難しいのかなと思った。将来について色々と考えて不安になったりしてたけど、どの時代でも心の豊かさの本質は変わらないことをこの本を通じて知ることができてよかった。

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    2026年05月01日
  • 命の砦

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    コロナ治療の最前線、ここまでリアルな話に初めて出会った(いささか遅いんだろうが)。個人を守るために情報を秘匿する分、状況が共有されにくくもなり、読んでいるこちらももどかしくなる。
    自分の身を守ることしか考えず心ない風評被害が生み出されていた。人間としてどう動くか。問われた気がする。

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    2026年04月26日
  • 命の砦

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    コロナ第一波の頃の話。まだまだ人事だったなぁと思う。対応する病院しない病院、どっちのことも理解できるけどどこかが診てくれないと乗り切れなかったんだよなぁと。ホントに頭が下がります。

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    2026年04月24日
  • 神様のカルテ2

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    ネタバレ

     古狐先生の死が描かれた。毎日人の死に関わりながらも、地元の病院の医師として、周りに支えられながら奮闘する栗原一止がかっこよかった。

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    2026年04月20日
  • 始まりの木

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    『旅の準備をしたまえ』。

    東々大学大学院で民俗学を学ぶ藤崎千佳。指導教官の准教授・古谷神寺郎は、足が悪いながらも、ステッキを片手にフィールドワークにでかける、ちょっと偏屈な民俗学者である。

    日本中を歩きながら、今の日本が失ったものは何か?これからの日本に必要なものは何か?を見つめている…

    日本人と宗教。
    キリスト教、イスラム教、ヒンズー教…の世界とは違う。
    神の存在が違うんだろう…
    天地が守ってくれる、だから大木が神のように祀られる、巨石が…
    もっと身近な存在なんだろう。
    誰かが救ってくれるのではなく、自然にあるすべての物が守ってくれるのだろう。

    古き良き時代を忘れてはならない。
    過去から学ぶべきことはある。

    そんなことを考えさせられた。

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    2026年04月19日
  • 臨床の砦

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    コロナ時期の医療関係者の大変さがほんの少しだけどわかった気がした。まだ6年前とかのことなのにそのときのことをもう思い出せない感じがある。私もコロナにかかったことがあり、いつだったか調べたら22/1月だった。収束しるまで長い期間だったんだなぁ。

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    2026年04月17日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    本を守ろう…の続編ではあるが、君を守ろう…に、前作はミステリー色が強めであるが、今回の主人公ナナミは喘息があり、様々な行事に参加出来ず、一方で芯の強く立ち向かい前へと進む姿は応援しながら読み進められる。翡翠目の猫、林太郎も健在です。

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    2026年04月16日
  • 新章 神様のカルテ

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    夏川草介さんは二冊目でした。やっぱり良いですね!こんな素敵なお医者さんが近くにいらしたら絶対!通っちゃうね!

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    2026年04月11日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    猫が出てくる話は猫好きには気になる。この本は猫があまり出てこないし喋らない。それでも猫の言葉に確かなものを感じる。星は三つ半くらいだけど、星半部がないので四つです!

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    2026年04月08日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    今作は本を通して人の心を取り戻すという意図が大きく感じられました。
    なので、本が主人公と言うよりは人が主人公で、あくまでも本はその人の心に灯火を与える手段のような扱いであると感じました。
    個人的には前作の方が好みでしたが、好みはそれぞれ読む方にもよって別れてくるかななんて思いました。

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    2026年04月08日
  • 城砦〈下〉

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    良かった!連ドラのような波瀾万丈のアンドルー。貧乏時代に結婚したクリスティンとの確執。一番嫌っていた[医は算術]に足を踏み込んでしまうアンドルー。はたしてここからどうなるかハラハラドキドキのストーリー展開であった。そして最後の方は一気に読んでしまった。昔、医学生のバイブルだったと言うのがわかるような気がする。

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    2026年04月07日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    思っていたものと違った。
    けど、固い言葉とファンタジー。
    難しいものと柔らかいものが、交錯しながら混じり合っていく過程は楽しかった。
    なるほど、そういう話なのねって感じです。

    次に期待!

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    2026年03月30日
  • 城砦〈上〉

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    まるでNHKの朝ドラをみているよう。旧態依然の地域や医療に敢然と立ち向かう新進気鋭の大学出たての医者。英国の産業革命の裏側で炭鉱の悲惨も大切な主題となる。次巻が楽しみ。

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    2026年03月30日