夏川草介のレビュー一覧

  • 君を守ろうとする猫の話

    Posted by ブクログ

     本書は、若者の活字離れという現代社会の問題をテーマにした小説です。現実離れしたシーンで読者の好みが出そうと感じました。
     夏川草介さんが手がけるこの作品は小学生の読書感想文に適した本だと感じました。

    0
    2025年02月22日
  • 君を守ろうとする猫の話

    Posted by ブクログ

    希望はよみがえる。も希望があることを教えてくれる。
    いつもひとりじゃないことを教えてくれる。
    一番怖いのは、心を失うことじゃない。失った時に、誰もそれを教えてくれないこと。誰かを蹴落としたときに、それはダメだと教えてくれる友達がいないこと。つまりひとりぼっちだってこと。
    目に見えるものがすべてではない。大切なものは、いつも心の中にある。
    いっぱい本の題名や主人公がでてくる。主人公から本がわかるのが楽しい。わからないものが悔しい。
    二等辺三角形の耳と翡翠色の目をしたトラネコ、何の話だろう?誰か教えて!

    0
    2025年02月20日
  • 新章 神様のカルテ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本庄病院から大学病院に移動した主人公イチト。娘の小春も生まれている。患者第一の精神はそのまま、膵癌の母親との涙を誘うシーンもあった。亡くなった後の事は詳しく触れていないのが残念だった。御嶽荘の住人は相変わらず濃い面々。難しい漢字が多く使われて読みづらさもある。

    0
    2025年02月16日
  • 神様のカルテ3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     本作では、主人公栗原一止が先輩女医小幡の存在や患者とのやりとりを通じて本荘病院を辞し、大学病院に旅立つ話。本作でも、作者夏川草介氏の情緒あふれる情景描写は言わずもがなであるが、それに勝るとも劣らない登場人物たちのセリフや引用などが作品に彩を添える。
     解説で姜尚中氏も挙げていた「利便とは時間を測定する働きであり、風情とは時間の測定をやめる働きである」の一文も作者ならではだ。その他にも「〝あせってはいけません。ただ、牛のように、図々しく進んでいくのが大事です″」や「〝人生という冒険を勇敢に闘うよりも、薄暗い思索の沼に浸かっている方が価値があるというつもりかね″」といったセリフたちに心をつかまれ

    0
    2025年02月12日
  • 城砦〈上〉

    Posted by ブクログ

    2025.1 内容はシンプルな書き方で一つ一つのイベントが淡々と、深堀もされずに進んでいく感じ。なんかあっさりした小説だなぁ、と読み終えましたが巻末の訳者あとがきを読んでなるほど、と納得しました。そう思うと意味のある小説ですね。

    0
    2025年01月28日
  • 命の砦

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前作を読んだ際、「是非続編が読みたい」と感じ、書店へ足を運ぶ度に文庫化されていないか注視していた作品。
    本編は三話構成であり、第一話では肝臓内科医の視点、第二話では外科医の視点、そして第三話では前作の主人公でもあった消化器内科医の視点で物語が綴られる。
    我々人間は、職業人として社会的な立場に身を置くと、どうにも「その職業をしている自分」のフィルターを通して物事にあたるようで、それは職務中であれば至極当然であり、職務以外であってもなお適用されやすい。そんな日常の中で、学校生活で教わってきたはずの「人間としてどうするべきか、どうあるべきか」のフィルターは、時に内包され重要視されにくい。本作はこのこ

    0
    2025年01月26日
  • 命の砦

    Posted by ブクログ

    タイトルが変わっていたので新刊かと思ったら「レッドゾーン」の文庫版だった…読み始めてすぐ既視感があったのも納得。せっかくなので全部読んだ。コロナ禍突入から5年近く経った今、改めて当時のことを思い出せてよかったと思う。

    0
    2025年01月22日
  • 君を守ろうとする猫の話

    Posted by ブクログ

    最初の本が凄く好きだったので続編はどんな感じだろうと不安になりながら読んだけどやっぱりこの世界観好き。

    0
    2025年01月09日
  • 臨床の砦

    Posted by ブクログ

    2021年1月。新型コロナウイルス感染症第3波が…

    長野県の地域医療の中核を担う信濃山病院。他の大学病院などが患者の受け入れを拒む中、まさに『砦』として、初期から患者を受け入れてきた。

    孤軍奮闘する、敷島を中心とする信濃山病院の医師、看護師たち。
    そして、院内感染が…

    もう3年も経つのか…
    今や5類となった新型コロナ。
    当時の大変さはもはや忘れられつつある…

    医療従事者の方々が、こんなに過酷な状況で新型コロナと闘ってこられたのだと思うと、身につまされる…
    医療関係者の方々の頑張りには感謝しかない。

    医師たちの名前はバルチック艦隊を破った連合艦隊からなのか。
    三笠、千歳、敷島、日進、龍

    0
    2025年01月02日
  • 命の砦

    Posted by ブクログ

    友人が送ってくれた文庫
    とてもリアルできつかった
    つい絵本に手がいき 遅くなってしまった

    『コロナ禍の最前線に立つ現役医師(作家)が
    自らの経験をもとに綴った、勇気と希望の物語。』

    あの現場(私は全く知らないけれど)に身を置かれた
    医療者に改めて感謝を

    すごい世の中だったね
    過去のものにしていいのかどうか……

    コロナに感染したけれど、初期の頃のような恐怖はなかった
    いろんな方の努力のお陰で

    ≪ 病む人を 断ることは できないと ≫

    0
    2024年12月22日
  • 神様のカルテ2

    Posted by ブクログ

    個性的なキャラ設定で、自分の中の妄想がより膨らみのめり込む事が出来る。
    笑いあり涙ありのシリーズ二作目でとても良かった。次のシリーズも早く読みたいと思わせてくれる本でした。

    0
    2024年12月14日
  • 新章 神様のカルテ

    Posted by ブクログ

    有名な海外医療ドラマのERでも描写されているのと同じく、研修医や大学院生医師の勤務スケジュールや収入は本当に厳しいのですね。
    それに耐えながら人を救う姿勢に敬意を払うものの、そんな状態の医師に診断されることに不安を感じます。
    医療業界全体の所得格差の是正に行政が本気で取り組んで欲しいものです。
    そんなことはさておき、魅力的な登場人物によるユニークで人情ある物語はとても面白いです。

    0
    2024年12月13日
  • 君を守ろうとする猫の話

    Posted by ブクログ

    4月にオーディオブックで聴いた、「本を守ろうとする猫の話」の続編です。主人公は入れ替わっていますが、世界観は継いでいて、猫も、前作の主人公たちも登場します。本を読み、町に出よう!という気にさせてくれる素敵な本でした。いろんな本を並行して読む主人公に、仲間がいた!と嬉しくなりました。

    0
    2024年12月08日
  • 神様のカルテ3

    Posted by ブクログ

    友人に借りた20冊のうちの5冊目

    前半は、3ともなれば少し飽きてきたかもと思ったけれど、主人公が先輩医師から木端微塵に言われてからは断然おもしろくなり、寝る間も惜しんで読んだ。

    また、あまりに奥さんのハルさんが良い人過ぎるのも気になるけれど、まぁ仕方ないか

    どうか、働き方改革されますように、、

    0
    2024年12月05日
  • 命の砦

    Posted by ブクログ

    あれほどコロナで大変だったのに、もう記憶から薄れてしまっています…というか、自分は、どちらかというと忘れたい気持ちがあるのだと思います。
    なので、夏川草介さんは大好きな作家さんなのですが、正直読むのをためらう気持ちもあり、読みはじめても、最初はなかなか先に進みませんでした。
    でも、読んで良かった!
    敷島医師の誠実さに救われました。
    出来る限り誠実に生きなきゃ、とシニア世代の自分も思いました。
    むしろシニア世代が手本となれてないのが問題と思ったりして…

    0
    2024年12月03日
  • 神様のカルテ2

    Posted by ブクログ

    読みたくて読みたくて仕方ない本、睡眠時間を削っても読みたい本

    古狐先生、、

    主人公もいいのですが、周囲の人々がすごく魅力的で

    3巻も楽しみです!

    0
    2024年12月03日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

    Posted by ブクログ

    病院の話なので、”神様のカルテ”のスピンオフ的な感じがしてしまいました。
    高齢者医療というか、人の寿命や命の終わり方について、考えさせられる話でした。
    すぐ側まで来ている自分の身につまされる思いです。

    安曇野の美しい自然が見えるようで、行きたくなりますね。

    0
    2024年12月01日
  • 本を守ろうとする猫の話

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    読書好き必読書⁉︎

    本や読書、小説がテーマになっているストーリーが読みたい人にお勧めです。
    読書初心者の方にもお勧めです。
    読書の向き合い方、本に対しての思いを、改めて考えさせられます。
    主人公の青年林太郎の祖父が言っていた「本を読むことは、山に登ることと似ている」という言葉が、読書に時間と手間をかける理由だなと、しっくりしました。

    #深い #共感する #感動する

    0
    2024年11月12日
  • 神様のカルテ0

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ○有明
    学生時代のいちゃついている話はあんまり興味がなかった笑
    あの2人(3人か)がどう再生していく方が興味があったなとそう感じた。学生時代に進藤たちのような王道を行けなかった僻みなのかもしれないが。

    ○彼岸過ぎまで
    熱い話だった。どうして研修医が来るようになったのか、そしてその最初の研修医が一止。金山さんは金山さんでコンピューターのように思えるが熱くてプライドがある人だったことがわかった。病院はやはり各々の分野でのプロフェッショナルが集まる場所なんだと思った。

    ○神様のカルテ
    章題を読んだ時に読み違えかと思った。本の題名がまさか短編集に入っているとは思わなかったから。後書き読んで映画との

    0
    2024年10月30日
  • 城砦〈下〉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    翻訳者・夏川草介さんの熱い解説文が良い。
    普段の小説のやわらかな空気感とは違い、鋭く力強い言葉で原著を分析・解説していて、原著の描かれた背景のみならず今回夏川さんが翻訳書を出す意義までわかり胸が熱くなった。
    この夏川さんの使命感のようなものは、この本の中で主人公アンドルーが持っていた医師としての使命感に通づる。

    「本書を読めば、我々と異なる時代、異なる環境で、我々と同じように悩みながら、懸命に生き抜いた人間がいたことが力強く伝わってくる。どれほど社会が変わっても、人間が何に悩み、何に立ち向かおうとしたかは変わらない。そのことがはっきり理解できるのである。」(解説より)



    クリスティンとの

    0
    2024年10月27日