夏川草介のレビュー一覧

  • 始まりの木

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    民俗学の学ぶ大学院生の藤崎とその指導教官である古屋のフィールドワーク。夏川氏の物語はどれも本当に心に染みてくる。民俗学がなぜ必要なのか、私たちが考えるべき道標なのかもしれない

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    2025年12月31日
  • 命の砦

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    「臨床の砦」の前日譚。コロナ初期に最前線で地域を支えていた地方病院の壮絶な診療を伝える物語。医師を含む病院職員や家族の葛藤、苦しみは、私自身も感じていたものだった。それでも自分たちがやらなくてはならないという使命感。忘れてはいけない

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    2025年12月31日
  • 城砦〈下〉

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    途中、アンドルーが医者としても夫としても道を外しそうになってから、なかなか読み進められなかった…いや、もう、この夫婦に、アンドルーに神様は苦行を与えすぎだろ…

    あとがきは、夏川草介先生の素顔が少し見えたような気がしてファンとしては嬉しい。

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    2025年12月19日
  • 命の砦

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    コロナ禍の医療従事者達を描いた作品でした。未知のウィルスとの戦いが赤裸々に綴られていて、一気に引き込まれた。パンデミックや緊急事態宣言などと言う聞き慣れない言葉に当時はビクビクしながら生活してた事も今や懐かしささえ感じるが、当時は自身もインフラ関係の仕事をしている為、皆が休みなのに何時もは満員電車で身動き取れないのにガラガラの電車に座って通勤した記憶を思い起こしてしまった。マスクや消毒液が無くても助けを求める患者のために頑張ってくれた全ての従事者の方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

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    2025年12月14日
  • 始まりの木

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    本書を読んでまず感じたのは古屋の毒舌が最高に面白い。それをさらりと毒舌で受け流す主人公の藤崎との遣り取りはコントのようで思わず笑いが込み上げてくる。
    この遣り取りは普通だったらムッとするか今のご時世ならハラスメントレベルなんだけど正論で皮肉さを感じさせないところが面白い。

    物語は二人が各地の古い伝承や口承をフィールドワークで調べる民俗学のお話。民俗学って何?柳田国男の遠野物語のような話がテーマなんだけど正直、学問的なところは「ふむふむ何だか良く分からん!」ってなることが多かった。

    だけどそんなかでも興味深かったのが、5話の『灯火』。
    樹齢600年の垂れ桜が道路拡張で伐採される話。
    私は良く

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    2025年12月14日
  • 神様のカルテ3

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    このシリーズにハマってしまい、あっという間の3作目。

    辰、砂山、東西、大狸、男爵、小幡、、キャラクターがとても独特で、楽しく読み進めた。

    榛名姫の声のイメージは、SPY×FAMILYのヨルさんで決まり!あとは、どんな女優さんがフィットするか、、、

    「背中の龍で、治療は変わらない」 
    改めて言われて、涙が出てしまった。。。

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    2025年11月30日
  • 始まりの木

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    自分自身の道は他人から示してもらうものではない。入り口まで連れて行ってもらったあとに、ドアを開けるのは自分自身だ。

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    2025年11月25日
  • 神様のカルテ0

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    神様のカルテを読んだのはもう、随分前だったけど、読後に心の中が温かな何かで満たされた感覚はよく覚えている。今回、若き日の一止に会えて、とても嬉しかった。こういう医学生がこういう医者になるんだなあ。て親戚の子がまっすぐ育っているのを見つめる、みたいなおばさんの喜びみたいなものを感じた。また、シリーズを読み返したい。

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    2025年11月22日
  • 新章 神様のカルテ

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    医者は人が生きるために何が出来るのか?
    救えない命を前に何が出来るのか?
    人としての有り様を問いかけてくる小説です。
    良い本です。

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    2025年11月18日
  • 臨床の砦

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    命の砦に続いて読んだ。
    こういう砦に助けられたんだろうな。
    いろきろな考え方、いろいろな立場があるが、こういう状況になると、それが浮き彫りになるんだなーと。
    正解じゃないかもしれないけど最善の道を選択したという言葉も印象的。
    考え抜いた上での選択は後悔しないよ。

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    2025年11月15日
  • 始まりの木

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    夏川作品やっぱり好きだなぁー。
    旅に出たくなるがこの本を読んでの一番の感想です。
    まだ残っている日本の独自の風景をみたいという想いが強くなりました。

    内容も夏川さんのメッセージがどっしりと詰まっています。
    我々が忘れていったものをDNAレベルで気づかせてくれて、それを残すこと。形でなくても心でも。
    大事だと思います。

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    2025年11月14日
  • 始まりの木

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    夏川草介さんという作家が気になり出して、最初に手に入れた本がこちらでした。

    日本という国を愛する気持ちがひしひしと伝わってくるストーリー。その想いを民俗学という学問に乗せて語るというアイデアに心が揺さぶられます。

    柳田國男は、日本の、日本人の、先行きを心配して、民俗学を立ち上げました。その民俗学はまだまだ日本人に必要かもしれない。そう思わせるに十分な美しい物語です。

    そして、「自らが学ぶ学問を誇りに思いなさい」という一貫したメッセージ。

    自分が心から学びたいと思った学問は、おそらく皆、社会を、日本人を、良い方向に導くものであると信じて学んでいるものであると思います。

    それを忘れてはい

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    2025年11月13日
  • 命の砦

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    コロナ禍の医療の実態がフィクションではあるがよくわかった
    コロナ禍で起きたネガティブな行為の記載はなく、素晴らしい作品だと思う

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    2025年11月12日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    安曇野の病院を舞台に繰り広げられる色々な人間模様、たくさんの素敵な花が出てきた中でも、カタクリの花を私も見に行ったことを思い出しました。同じ場所ではありませんが…

    さて、高齢者医療はまさしく、現在、そして、これからの日本が考えなくてはいけない大きな課題であると本を読んでさらに感じました
    命をどう繋いで看取るか、難しい問題ですね
    夏川先生らしい言葉が散りばめられてる
    心がぽっと温かくなる作品です

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    2025年11月05日
  • 臨床の砦

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    面白かったけど、読みやすかったけど、物語というより、コロナ禍での対応病院のノンフィクション的な記録のような感じでしたね。逼迫感はあったのですがちょっと気持ちが期待していたものと外れてましたね。

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    2025年11月04日
  • 臨床の砦

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    内科医の敷島は全てが不足した地方医療機関の現場でコロナ第三波を迎え撃つ。医療崩壊の瀬戸際に立たされた臨床の現実を描く。
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    夏川さんの医療小説ですが、いつものようにクセつよのキャラクターや飯テロや軽妙なやりとりが出てこず、コロナに追い詰められる医療現場が描かれるために余裕がなく、また、国や地域行政、他の医療機関への怒りを含んでいるであろう指摘などが続くので、読んでいてしんどく、途中でやめようかとも思ったほどでした。それもそのはずで、後書きを読むと、夏川さんご自身がコロナ対応の最前線に立ちながら並行して書かれた小説だとのことで、これはもはや半分ノン

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    2025年11月02日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    夏川先生の医療小説。神様のカルテにも近しいですが、本作は看護師の女の人と研修医の男の人がバトンリレーするみたいに語り手を変えながら話が進みます。これからの超高齢化社会に一石を投じる話だと思います。わたしも選択を迫られ悩んだ当時のことを思い出します。おそらく絶対的な正解はないのだと思います。ちゃんと考えられる選択肢を理解して考えて悩んで…そのステップがあるかないかが大切なのではないかと思います。
    自分が高齢者になった時、さらにどんな社会が待っているかと思うと怖くなりますが考えることを放棄してはいけないのだと思いました。

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    2025年10月29日
  • 神様のカルテ0

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    神様のカルテはとても好きなシリーズです。登場人物の過去が描かれています。
    何が正しいのか、何が優しさなのか、いろいろな場面で何かしら決断しているけれど、できる限りのことをするしかない、考えれば考えるほど難しいと思いました。
    大狸先生の人としての大きさ、事務長の仕事に対する意識の背景にあったもの、細君ハルの強さと優しさ、良かったです。
    それにしてもハルは良い人過ぎる。

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    2025年10月29日
  • 新章 神様のカルテ

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    遂に来ました、新章!

    ここに来て、またイチから始まる感があるなー。

    今度は大学病院、医局という舞台を変えた、すさまじいドラマだった。

    出来なかったことが、出来るようになること。
    出来ていたことが、出来なくなってしまうこと。

    舞台が変わるということは、そういうことだ。
    でも、新しい舞台に立つことで上手くいかなくても、「成長」を信じてくれる周りの人がいることは、やっぱり恵まれている。

    信念の灯を絶やさないこと。
    勇気をもらえた。

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    2025年10月26日
  • 神様のカルテ3

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    決断の第三巻だった。

    いつも、扱うテーマが重すぎる。

    知識のない医者は悪である。
    ただし、その知識は日進月歩のものであり、真摯に向き合うためには「時間を生み出す他、術はない」。

    一人ひとりの患者と向かい合うことにスポットが当てられがちだが、それでは時間が足りない。

    小説では、そうした条件をあらかじめクリアしたような天才的なキャラクターが登場する。
    けれど、現実は、余計にそうはならない。

    手を抜くのではなく、相手を見極めなければ、医者として最善は尽くせない、のだろうか。

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    2025年10月26日