夏川草介のレビュー一覧

  • 君を守ろうとする猫の話

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    前作がとっても好きだったので、続編があると知って嬉しかったです
    前作よりもさらに昔からの読書好きに刺さりそう
    ファンタジー要素もパワーアップしていて、さくっと読める作品でした
    モモをまた読みたい!

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    2025年05月31日
  • 神様のカルテ

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    やっと読んだ。いつ買った本かな?
    確かに面白い。何かイベントがあるわけではないが良い話が進んでいく。こう言ったのもアリなのかな。

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    2025年05月31日
  • 神様のカルテ

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    地方の救命救急病院で働く若い内科医が、過酷な毎日に辟易し自分の進む道に迷いながらも、友人や患者との触れ合いを通して未来を見定めていく。
    読み易く、低年齢向けに配慮されていると思われる一方で、あえて難解な言い回しを多用して文体を古風に近づけているように感じるのは「難読漢字に慣れてもらいたい」という作者から子供たちへのメッセージだろうか。
    キャッチコピーは『神の手を持つ医者はいなくても、この病院では奇跡が起こる』だが、作中では難病患者が劇的に回復するような奇跡は何も起こらない。当たり前の日常として、当たり前に患者の死を看取ること、それも一つの奇跡ということかもしれない。医者の本分は何か?という主人

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    2025年05月24日
  • 臨床の砦

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    コロナ蔓延期における、医師である著者の葛藤が見事に『小説』になった一冊。これがエッセイだったらきっと読み切れなかっただろうなと思います。
    三笠が格好良い。そして作者あとがきがとても良い。

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    2025年05月21日
  • 神様のカルテ 2

    ネタバレ

    にほんむかし話

    時代背景は1990年代でしょうか。
    作家先生が10代の時代?
    懐かしさを感じる情景です
    (すこし表現を強めると、昔話のよう)

    2025年からの50年前は1975年で割と現代ですが
    1990年からの50年前は1940年。
    信州には「冬を越す」という表現がある時代なんですね

    現代は無一文なら生活保護を受ける時代。
    地元に住めなくなったなら、引越してコンビニバイトすれば良い時代。

    社会に感謝して働きます。

    #タメになる #泣ける

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    2025年05月21日
  • 神様のカルテ

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    読んでいて心地の良いお話だった。
    一止が悩みながらも地方病院の内科医としての生き方に確信を持つまでの過程に、胸がじんと熱くなった。

    それにしても、ちょっと変人の一止と次郎に可愛くてよくできた奥さんや彼女がいるのはどうしてだろう。そこが現実離れしてるなぁと思いつつ、この作品の魅力でもあると思った。

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    2025年05月18日
  • 命の砦

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    シリーズ第2弾。
    わずか数年前の話にも関わらず、
    既にはるか昔のように感じられる。
    忘れてはならないことだと思うし、
    最前線で命を守るために懸命に闘ってくれている
    医師や看護師さんに感謝しなければ。

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    2025年05月16日
  • 始まりの木

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    短編が数本ある小説
    第二話の七色がいい感じでした。
    読み進めていくと、えって‼️
    色彩の表現が素敵でその場で見てる気がしました。

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    2025年05月12日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    夏川草介さん、3冊目。
    今回は恋愛色強し。テーマは高齢者医療。
    病院は治すところから、どう終わりを迎えるかを考えるところにもなったのか。地域によって異なるのだろうけど、心臓が動いていれば生きてるのかどうか問題。何が正しいのかは誰にも分からないし、誤解を生む可能性もある中で、この話を書いた勇気を感じた。

    「死に無関心な人々が突然、身近な人の死に直面すれば当然のごとく混乱する。驚き、慌て、ときには医療者に対して理不尽な怒りをぶつけてくる。そうかと思えば、思考を停止し、すべてを医師に押し付けて見て見ぬふりをする。どちらにしても困った事態だが・・・ただ死というものに対して無知であるだけなのだから。

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    2025年05月06日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    310 君を守ろうとする猫の話/夏川草介著 #聴了

    心に残った言葉
    「鞄に希望を入れておくこと」
    どんな状況になってもどんなわたしでも鞄を開けると希望が入っていれば楽しみに変えてくれそうだ。

    灰色の顔から「モモ」の話を連想した。

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    2025年04月30日
  • 神様のカルテ

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    一に止まると書いて「正」を意味する。
    主人公の栗原一止は医者不足の中、地域医療に従事するが、その中でも人との関わりの大切さだけは忘れない。
    高齢者ばかりで、死を待つのみの人に対しても、真摯に向き合い、そして、自分の医療に対して葛藤する。そんな姿が美しい。
    自分の名前に込められた哲学を体現できる人って実は少ないんじゃないかと思う。けど、それが実現できる主人公はかっこいい。
    読んでいて、心が落ち着くような物語だった。

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    2025年04月25日
  • 命の砦

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    コロナ禍の医療現場。コロナに立ち向かう医師、その家族の苦労や苦難が描かれています。いまだにマスクを外せない自分ですが、ずいぶん昔のことのように感じました。

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    2025年04月24日
  • 神様のカルテ

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    古風な言い回しや
    特定の街並みを行き交ったり
    気持ちの良い登場人物など

    kojiさんが好きな
    森見登美彦センセの
    世界と繋がっているのでは?

    なんて、思わせるくらい
    雰囲気が似てて

    好き☺️

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    2025年04月19日
  • 神様のカルテ

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    良かった。

    仕事の昼休みに読み、危うく涙しそうになった。
    安曇さんの手紙は展開としてはベタだが、それでも良い。

    非常に読みやすく、すぐに読み終わる。
    なんだか、もっと読んでいたい気分になる。

    続編も引き続き読みたい。

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    2025年04月07日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    『本を守ろうとする猫の話』の続編

    今回も、ファンタジーの中に、強いメッセージが込められた作品

    現代人に失われた心を強く訴えるものでした

    この作品の中に紹介されている、私も子供の頃に熱中した作品、また読みたくなりました

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    2025年03月18日
  • 命の砦

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    「神様のカルテ」の夏川先生がコロナ第一波の頃の医療現場を描いた作品です。コロナ禍はわたしも含め皆さん実経験済みではありますが、現役医師である夏川先生の語る当時の現場の姿には圧倒的な現実の重みがあります。

    敷島先生の「人間だから」の言葉が深く刺さりました。思うところはたくさんありますが、言葉にすると陳腐になってしまいそうなので、是非この本を実際に手に取って読んでもらいたいです。

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    2025年03月11日
  • 命の砦

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    『臨床の砦』へと続く『命の砦』。

    2020年2月、コロナ患者の受け入れを決めた信濃山病院。

    『コロナ患者を助けるために』。
    敷島たちコロナ診療チームは奔走する。

    まだ新型コロナについて、まったく情報にもがかわらず、治療にあたった医療従事者たちがいたことを忘れてはいけない。
    本当に頭が下がる。

    そんな日進に対して、コロナ診療を断るように言う、日進の妻と息子。
    自分の生命が大事なのは理解できる。が、誰かがやらなくてはならない、新型コロナ診療は。
    個人病院ならともかく、日進は勤務医。
    それを断るということは、クビになってもいいのか。
    よっぽど、敷島の娘・桐子の方がわかっている。
    『コロナで困

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    2025年03月11日
  • 新章 神様のカルテ

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    大学病院で働く栗原一止。

    研修医の頑張りを、『ひとりひとりの患者に全力で対応するという彼の態度は基本的には間違ってはいない。間違っていないことが、しかし通用しない世界というものが確かにある』と評させる世界。

    働く場所は変わっても、人間の根本は変わらず医師として働く栗原先生でよかった。

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    2025年03月08日
  • 神様のカルテ3

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    やっぱりいいです。
    あせってはいけません。ただ牛のように、図々しく進んでいくのが大事です。
    漱石の言葉も響きます。

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    2025年03月07日
  • 臨床の砦

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    ついに2年以上に及んでいるコロナ禍という異常事態。いのちの最前線に立つ者の葛藤や試される平常心という描写から、いつ何時訪れるか分からない災害といえる事態への危機感を呼び起こされる。

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    2025年03月03日