夏川草介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
祖父を亡くし、ひとりぼっちになってしまった主人公が、一匹のトラネコと出会うことから始まる物語。祖父の遺した書店と「本」の存在を通して、なぜ人は本を読むのか、本にはどんな力があるのかを改めて考えさせられた。
読みやすい本だけでなく、時には難しく感じる本にも意味があり、さまざまな本と出会うことの大切さを感じる。読書の楽しさや、本を読む時間の尊さを優しく教えてくれる作品だった。
本をたくさん読むこと自体が目的になってしまっていた時期もあったが、この作品を読んで、一冊一冊を大切に味わいながら読んでいきたいと改めて思えた。本には、自分では経験できない人生を体験させてくれる力があるのだと感じた。 -
Posted by ブクログ
「神様のカルテ」「スピノザの診察室」など、現役のお医者さんながら医療現場の小説を書かれている夏川草介さん。
あれ?この世界中で人気の「本を守ろうとした猫の話」。これも夏川さんの作品だった!
気づかずに読んでました。
今回は、その続編。
中学生のナナミが、本を守るために立ち上がります。
戦う相手は、
「本なんか読んでもなんの意味もない」
と言いきる風潮。
猫と一緒に、ナナミはどうやって立ち向かっていくのか?
想像力の大切さを教えてくれる本です。
そうだ、私、子供の頃「偉大なワンドゥードルさいごのいっぴき」という本が大好きだった。
このお話はそれに似ている気がしました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ4作品目もとても面白かった。
一止の学生時代や研修医時代の話が描かれていて、根本の部分は昔から変わらないけれど、周囲の人たちとの関わりの中で少しずつ成長していく姿が印象的だった。
特に、大先生や事務長、榛名さんたちがずっと温かく、本当に良い人たちばかりで読んでいて良い関係性だなと思った。
一止の変わらない良さに関しては、たとえ相手に嫌なことをされたり、自分と考え方が合わなかったとしても、必要な言葉だけを相手に伝え、自分の価値観を押し付けないところだと思う。相手を否定せずに向き合う姿勢を見て、「自分を持っている」というのはこういうことなのだと感じた。
今回読んでいて、一止が影響を受けすぎて