夏川草介のレビュー一覧
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購入済み
深く考えさせられます
消化器病棟で働く看護師です。もともと医療系の小説やドラマは好きでいろいろ読みますが、長編ということでなかなか手を出さずやっと読みました。主人公の言葉遣いが難しいことや、描写が事細かに書かれている印象があり、苦手なタイプの文章が多かったですが、医療者として、人として、考えさせられることが多く、そういった意味では面白かったです。エゴとか、倫理とか、答えの出ない問題を抱える辛さに共感を覚えました。続きも読みたいと思います。
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購入済み
よかった
冬山記が、よかった。作者の夏川草介さんの作品は、この「神様のカルテ」シリーズのみしか読んでいませんでしたが、このゼロを読み、他の本も読もうと思いました。
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購入済み
面白かったです。
綺麗な理想ばかりじゃなくて、無情な現実がよい感じに引き締めてくれる作品だと思います。
全体的に上手くまとまりすぎている感じもフィクションならではの美味しさなのかも。 -
Posted by ブクログ
エピクロスが好きなので、タイトルに惹かれて買ってみたけど、肝心のエピクロスは第三話にちょろっと顔を出すだけ。大御所の特別出演みたいな扱いで、なんか肩透かしな感じ。
現役医師が書いているだけあって、医師不足、大学病院の構造問題とか曇天の不定愁訴増加とか、描写がやけにリアルなのは流石。勉強になる。
基本エンタメ小説は読まないため、人間関係の対立と和解やらお涙頂戴の予定調和な展開がダルくて読むのをやめそうになったんだけど、途中で風邪を引き、頭痛と鼻詰まりで頭が回らなくなってからは、なぜかスルスル読めた。
「世の中の大半の人は、本が読めないくらい疲れている」みたいな事を三宅香帆氏がどっかに書いてた -
Posted by ブクログ
ネタバレ映像化で有名な著者の作品ですが、実は本で読んだことはありませんでした。
著者のことをTVで拝見する機会があり、とても誠実で優しさに満ちた方だなあと好印象だったので手に取りました。
医療系って他のジャンルで扱う生死とは違い、フツーの市井の人が死と向き合わなければならないんですよね。
そこがリアルで重くて避けてきたのですが、どんな人も避けて通れないのが死なんだなあ、と改めて思いました。
「病むということは孤独なことです。(中略)たとえ病気が治らなくても、生きていることが楽しいと思えることがたくさんあるのだと(先生は)教えてくださいました。」というセリフに涙が・・・
こんな風に患者さんから感謝さ -
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Posted by ブクログ
お正月の空いた時間に読める本はないかな、と本屋さんに探しに行き、目が合った1冊。
私にはファンタジーで、風刺が効いた作品に感じました。
言葉を話す猫に導かれる主人公。
猫は何者なのかな?と思って読んでいたけど、本筋はそこではなかったようです。
夏川さん自身のあとがきを読んで、オマージュだったのだなあと気づきました。
心に残ったのは、読んでいて難解すぎる本に出会った時の
「読んで難しいと感じたら、それは新しいことが書いてあるから難しいんだ。難しい本に出会ったらそれはチャンスだよ」
という言葉。
なるほどー、そんな捉え方もあるのか!
難解な本にはなかなか手が出せないけど、そう感じられる読書体験も -