夏川草介のレビュー一覧
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ネタバレ主人公のマチ先生といい、花垣先生といい、できすぎの人物ばかりで、ちょっと鼻白む。でも、終末期の患者の看取りを医師の立場から見ることは勉強になる。
「がんばらなくて良いんです。ただ、あまり急いでもいけません。」
こう言われると楽だろうなあ。
ある意味筋の通った理由で生活保護を拒み、お金がなくて、できる治療を拒んで、亡くなった辻さん。その生き方を受け止めるしかなかったマチ先生。最後におおきにと感謝されたのだから、それでよかったのか。たしかに、最期に、良い(納得できる)人生を送らせてもらってありがとうと、周りに感謝できればいいなとは思った。 -
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ネタバレ読んでいるとじんわりと温かい気持ちになる。自然と涙が溢れてくる。感情が爆発するような涙ではなくて、ゆっくりと零れていくような涙。
「大切な事柄は、あとからお前の人生に追いついてくる。それが難しい本を読むときの面白さだと言ってもいい。」
「だから治療がうまくいかなかった時にも、できることは他にもたくさんあって、道が途絶えてしまったわけではないということを、我々はしっかりと伝えなければいけない。」
個人個人の考え方が割とハッキリしていてかつ固くて、無理に全て分かり合おうとしないのがいい。それこそが色んな人が働くということだよなと。
「すべての人がいずれ死ぬのだとすれば、医師はなんのために患者 -
Posted by ブクログ
ネタバレとても良い先生で素敵だなと思っていたけれど、時々出てくる 南先生への感想が 興醒めだった。
やたらと彼女を褒めたり感心したりするけど、よく考えて…普通だから。
普通に考え及ぶことしか言ってないから
彼女を特別にしようとする、意図が見て取れて その部分がダメだった。
患者さんと向き合う先生、甥っ子と向き合う先生は魅力的で素敵だっただけに、恋愛要素がものすごく嫌悪があった。
私は、ヒロインがどんな女性だったら心から応援できるんだろう…
中将先生とか好きだけど、町先生とは良き仕事仲間な関係性が合ってるし。
とにかく、恋愛要素が無ければ好きな本だったな。 -
Posted by ブクログ
『エピクロスの処方箋』や『スピノザの診察室』など、作者の描く温かく深い物語に惹かれていて、NHKでドラマ化されると知って読んでみた。
期待通り、今作も地域医療の日常や終末期の現実が淡々と丁寧に描かれており、じわじわとリアルさが染みてくる作品だった。
特に深く考えさせられたのは、終末期医療における「最善とは何か」というテーマ。
作中で「死神」と揶揄される谷崎医師。
読み進めるうちに、彼こそが誰よりも患者のことを一番に考えているのではないか、と感じるようになる。過酷な延命治療の限界を見極め、患者が人間としての尊厳を保ったまま穏やかに旅立てるよう、あえて泥をかぶっている。その真摯な向き合い方は、これ -