夏川草介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ○有明
学生時代のいちゃついている話はあんまり興味がなかった笑
あの2人(3人か)がどう再生していく方が興味があったなとそう感じた。学生時代に進藤たちのような王道を行けなかった僻みなのかもしれないが。
○彼岸過ぎまで
熱い話だった。どうして研修医が来るようになったのか、そしてその最初の研修医が一止。金山さんは金山さんでコンピューターのように思えるが熱くてプライドがある人だったことがわかった。病院はやはり各々の分野でのプロフェッショナルが集まる場所なんだと思った。
○神様のカルテ
章題を読んだ時に読み違えかと思った。本の題名がまさか短編集に入っているとは思わなかったから。後書き読んで映画との違いを伝えたかったとわかって映画もみなおしたくなった。
最近思う、「医療の根源は救命なのか」という問いに対して自分なりに答えを出すことのきっかけになった章だった。
人は死ぬ。私は神様のカルテの中で自分らしく生きることができる時間を延ばすのが医療だと思った。
○冬山記
山にはほとんど行ったことがないのですが、みるだけでいいなと再認識した章だった笑
新章楽しみに読む。
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Posted by ブクログ
ネタバレ翻訳者・夏川草介さんの熱い解説文が良い。
普段の小説のやわらかな空気感とは違い、鋭く力強い言葉で原著を分析・解説していて、原著の描かれた背景のみならず今回夏川さんが翻訳書を出す意義までわかり胸が熱くなった。
この夏川さんの使命感のようなものは、この本の中で主人公アンドルーが持っていた医師としての使命感に通づる。
「本書を読めば、我々と異なる時代、異なる環境で、我々と同じように悩みながら、懸命に生き抜いた人間がいたことが力強く伝わってくる。どれほど社会が変わっても、人間が何に悩み、何に立ち向かおうとしたかは変わらない。そのことがはっきり理解できるのである。」(解説より)
クリスティンとの溝がどんどん深まってしまう期間は切なくて切なくて読むのが辛かった。
クリスティンは本当に苦しかったろうによくクリスティンは離れずにいたなと、女性目線で読んでしまった。
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Posted by ブクログ
今の所、この作品が「神様のカルテ」シリーズの最後となっている。
シリーズを通じて、もうすっかり物語の中に入り浸っており、登場人物達と共に歩みを進めるのはとても心地が良かった。本作で、舞台が市中の基幹病院から大学病院へ変わっても、登場人物達の性格が変わるわけではない。やはりいい人しか出てこない。
大学病院を舞台とした医療小説は数あれど、その特殊性の核心を突きながらも爽やかなストーリーで描いている小説は少ないのではないだろうか。
まあ、大学病院に行ったことすらなく、他の医療小説やドラマから伺い知っているだけなので極めて私的な感想にすぎないけれど。
シリーズを通して、信州の大自然の清涼な空気と人間を見る目の温かさを常に感じさせてくれました。そして、人の生死を扱うストーリーなのに清々しい。
そういえば、表紙のイラストもとても良い雰囲気を醸し出していました。「カスヤナガト」さんというイラストレーターの作品。これも良かった。主人公達のイメージにピッタリ。
「神カル」のストーリーがこの作品で途切れてしまう?のはとても寂しい。登場人物達が周りの環境に左右されず、ブレずに清々しいストーリーを紡いでくれていた。この「神カル」の世界から離れるのはとても寂しいが、、、
続編が出て欲しいような、今の読後感をズーッと引きずっていたいような、複雑な感覚です。