夏川草介のレビュー一覧

  • エピクロスの処方箋

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    『スピノザの診察室』の続編。
    マチ先生の医師としてのあり方、哲学的で、すぐには理解できないけど、考え続ければいつか理解できる日が来るのかな。
    医師は増えているのに、人手不足、楽な科に人が流れて行っているとあった。時代の流れで仕方ないことかもしれないけど、医療を守るために奮闘してくれている医師もいるんだと思った。今、生きている自分の人生を大切にしたい。

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    2026年02月23日
  • エピクロスの処方箋

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    スピノザの診察室に続き、本当に良い物語を読みました。

    ここまで患者に向きあって死について葛藤しながら生きている先生に出会えたら幸せですね。

    哲学がない医師はいつかだめになるという考えには納得しました。
    きっと医師という職業は特にそうなんだろうな。

    医師という職業は特別で他の人とは違う、だから一般的な社会人の自由を主張する者は最初から医師にはなるべきじゃない、という現代の問題も取り上げられていて現実味がありました。

    いつかマチ先生が大学病院に戻る日が来るのか、とても気になります。

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    2026年02月23日
  • エピクロスの処方箋

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    優しくてあたたかい世界。哀しみに暮れることはあっても、ただ粛々と日々を重ねていくしかない。そんな今この一瞬一瞬が大事なのだと思う。マチ先生の哲学に私自身も気付かされるところがあったし、まだまだこの人たちを見続けたい。

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    2026年02月23日
  • スピノザの診察室

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    作者が医者なこともあり専門的な医療用語は多い。けれどもするすると読めるのは、それぞれの登場人物の特徴が丁寧に描かれているからだと思う。アフロやメガネや、話し方の特徴など、名前で書かれていなくても、あの人だ想像しやすく読みやすい。マチ先生のお菓子への愛が溢れていて好き。食べるお菓子が気になって調べてしまうくらい…長五郎餅、阿闍梨餅などなど…マチ先生は本当に美味しそうに食べるなぁ。

    一方で、常に死が近くにある人達の描写に何度も考えさせられた。自分も医療関係者だからこそ、自分だったらどうするの視点が常に出てきてしまった。マチ先生の葛藤しながらも、目の前の死に近い患者と向き合う姿勢に苦しさを感じた。

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    2026年02月22日
  • エピクロスの処方箋

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    阿闍梨餅久しぶりに食べたくなった!
    北野名物長五郎餅も食べてみたい!!!

    医療系の物語は、難しそうで重そうだったので、今まで少し敬遠気味だったけど、本屋大賞ノミネート作品ということで手に取ってみた!

    1冊を通して、理想の医療のあり方、みたいなものの作者の考えを伝えてもらえたような、そんな気がした。

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    2026年02月22日
  • スピノザの診察室

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    医療の無力さを知っている医師は本物だと個人的には思います。
    ただの一般人ですが、それなりに人を見送ってきて、いろいろな医師も診てきましたが、少しばかり一般人とは異なる感覚をお持ちの方が多いです。
    それは冷血とか冷徹とかそういうことではなくて、感覚が麻痺しているのか、人の死に慣れすぎているのかと考えていました。
    いくらかは慣れないと保たないでしょうから仕方ないことだと。
    自分の最期が見えてきたら、ちゃんとどんな最期を望むのか伝えられるようになりたいものです。

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    2026年02月22日
  • エピクロスの処方箋

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    マチ先生の第二弾

    『スピノザの診察室』は数名の患者さんとのお話が軸になっていたが、今回は訪問診療の患者さんも診つつ
    大きな一つの治療が軸になっている

    その中に、様々な人間模様が描かれていて
    引き込まれて一気読みしました

    このシリーズ、次も楽しみです☆

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    2026年02月22日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    第一の迷宮「閉じ込める者」
    第二の迷宮「切りきざむ者」
    第三の迷宮「売りさばく者」
    最後の迷宮

    本離れが進む今、本の価値、自分にとって読書とは何か?
    深く考えさせられる物語だった。

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    2026年02月22日
  • エピクロスの処方箋

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    京都の地域病院で、自転車を漕いで訪問診療に回る雄町哲郎。
    大学病院という「白い巨塔」を去り、好物の甘味を楽しみ、エピクロスの哲学を傍らに置く彼は、一見すると死に対して驚くほど淡々とした、悟りきった男に見える。

    けれど、彼にはもう一つの顔がある。かつての宿敵とも言える教授が、自らの父親の手術を託さざるを得なかったほどの、圧倒的な内視鏡の技術。

    この「達観した精神」と「研ぎ澄まされた技術」の対比が、物語に痺れるような深みを与えている。

    彼は技術をひけらかすことも、過去の因縁に固執することもしない。ただエピクロスが説く「心の平穏」を体現するように、淡々と、完璧に仕事をこなす。その姿は、効率や名

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    2026年02月22日
  • エピクロスの処方箋

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    前作スピノザの診療所のマチ先生大好きだったので、楽しみにして読みましたが、期待通り素敵な物語でした。マチ先生が様々な人と触れ合う全てが温かで、ほろっとする描写が多くて、心が温まります。

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    2026年02月21日
  • エピクロスの処方箋

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    今回もあたたかな気持ちになる、素晴らしい内容でした!

    人の死は、生きていれば誰もが遭遇する苦しみです。
    自分自身も、寝る時にふと、親しい人の死について考えては恐ろしくなることがあります。

    そんな時に、この本の中でマチ先生が穏やかに語る哲学が、私を勇気づけてくれます。

    全ての人にお勧めできる本です!!

    マチ先生と南先生の今後も気になります!

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    2026年02月21日
  • エピクロスの処方箋

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    医者だからといつでもどこでも診てもらえると思っていた。でも医者も自分達と同じ生活があり、体力も変わらず、事情もあったりなのは当然のこと。それを忘れていて、暗黙の了解としてかなり無理をさせてるなぁと改めて感じました。感謝、感謝です。

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    2026年02月20日
  • 神様のカルテ

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    ネタバレ

    ずっと気になっていた一冊。2026年の本屋大賞に夏川先生の本がノミネートされたことをきっかけに手に取りました。
    劣悪な勤務状況の病院に勤める主人公・栗原一止。夏目漱石のような独特の話し方で変わり者として周囲に見られているが、実は優しく誠実。患者に親身になって対応している姿勢が胸を打つ。最後の安曇さんからの手紙にはグッときた。
    迷った時には立ち止まろう、という筆者からのメッセージは、日々何かを目指さなければいけないような雰囲気の私達をホッとさせてくれる。
    一止と看護師・東西とのやり取りが面白い。一止が私には妻がいるから‥のくだりで、東西が呆れる場面があるが、本当は東西は一止が気になっているのでは

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    2026年02月19日
  • スピノザの診察室

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    続編も楽しみ
    丁寧な情景描写でゆったりとした時間の流れで進むところと、緊張感のある描写とのギャップに読んでいて引き込まれました。
    登場人物はもれなく個性的なキャラクターばかりで飽きることなく世界観に没入できます。
    残りページ数が少なくなるにつれてもっと続けばいいのにという作品です。
    私としては医者の不養生も医者あるあるっぽくて好きです。

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    2026年02月19日
  • エピクロスの処方箋

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    京都原田病院を舞台にした消化器内科医雄町哲郎シリーズ第2作。

    自らキャリア20年の内科医である作者の死生観、医療者としての哲学が深く反映されている。

    おかれた立場でその発露の仕方は違っても、真摯に患者の人生や医療に向き合う医療者たち。
    短い描写にもそれぞれの人柄が滲む

    最高度のカテーテル技術を持ちながら、市井の病院で不治の病を抱える老人たちへの往診や治療に当たる主人公。

    生と死の端境にいるからこその諦観や生への希望、死に対する尊敬や謙虚さがそこにはある。

    哲郎と袂を分かった、小太閤と呼ばれる洛都大学病院教授の老父の難手術に挑む哲郎と元上司の准教授花垣辰雄。
    哲郎に反目する西島とのや

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    2026年02月18日
  • エピクロスの処方箋

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    参りました。やばい。
    神様のカルテを超える名作な気がします。
    レビューしません。ご自身で読むべき名著。
    恐らくは、あっと言う間に映画化されるでしょう!

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    2026年02月18日
  • スピノザの診察室

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    人が自分の道をどう選び、どう決めるか。みんなにとってこれが最良というものはなく、向き不向き、したいこと、優先したいこと、できること、など、それぞれのその時の状態や思いで決めていくものだと思う。が、自分にとって本当に最良だったのか、後から思い返すこともあるだろう。後悔することもあるだろう。マチ先生は、よく人を分析して、自分の選択も理解して、これがよかった、と実感を重ねていく、その最中にいるんだろうなと思う。
    いい物語に出会うと、その物語を楽しむだけでなく、自分の人生と重ね合わせて考えるようになる。たくさん学んで、心豊かになりたい。

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    2026年02月18日
  • 臨床の砦

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    最前線でコロナと闘った人々は、「医療従事者に感謝を!」なんて上辺だけの薄っぺらい感謝にどれだけ心折れ、絶望しただろう。
    それでも、倒れるまで、この砦が崩れるまで闘わない訳にはいかない、それはもう既に使命感などという言葉では足りない。
    崩れた砦の下敷きになった尊き人々のおかげで、今がある。そのことは忘れてはいけない。
    未知の脅威との闘いに正解などない。でも誰かが闘わねばならない。そうして闘い方を学び、前に進むしかないのだ。

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    2026年02月17日
  • エピクロスの処方箋

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    妹の子供龍之介を育てる為大学病院を辞め地域医療に奔走する哲郎の終末期医療に対する考え方は
    人は人として最期まで尊重されるのが当然だという当たり前の事を教えてくれる 医療関係者ならではの視点と哲学の視点が今回も分かりやすく書かれていた

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    2026年02月15日
  • エピクロスの処方箋

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    終末医療に携わる医師が、懸命に患者と向き合う真摯な姿に胸が熱くなる一冊。
    ただ命を繋ぎ止めることだけが患者の幸せなのか、看取ること、救うこと、どんな最期を選択するべきなのかを考えさせられます。日々大変な現場で働いている医療関係者の皆さまには本当に頭が上がりません。

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    2026年02月15日