夏川草介のレビュー一覧

  • 君を守ろうとする猫の話

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    本を読むことが好きなあなたに、おすすめしたい一冊です。

    なぜなら、この物語は「なぜ本を読むのか」という問いについて、考えさせてくれる作品だからです。

    働いて、働いて、時間に追い越されそうになりながら働く現代社会。生産性が重視され、他人より優位に立つために、いつしか心が歪んでいく。

    勝ち組が賞賛される一方で、負け組と呼ばれる人たちがいる。そんな社会を、生きづらいと感じることがあります。私自身も、知らず知らずのうちに、勝ち負けという物差しで自分や他人を見てしまうことがあるのではないかと思います。

    一方、本の世界には、生産性や勝ち負けだけでは測れない価値があります。

    物語の登場人物たちは、ときに自分の利益を顧みず、誰かのために行動します。勝つことだけが正解ではなく、損得を超えた生き方にも輝きがある。そんな世界を、本はたくさん見せてくれます。

    この物語を読んで、私は本を読むことについて、改めて考えさせられました。

    そして、本を読むことは、私たちの歪んだ心を元に戻してくれるのではないか、という思いに至りました。

    これまでいろいろな本を読んできましたが、こんなふうに考えたのは初めてです。

    これからも、本を読み続けたい。

    なぜなら、本は、殺伐とした資本主義社会の中で、いつの間にかささくれてしまった私の心を、軌道修正してくれるものだからです。

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    2026年10月11日
  • 神様のカルテ3

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    日々どれだけ働いても目の前の患者さんの列が途切れることはない。そんな中で、どうやって新しい知識を取り入れたり、論文を書いたりできるのだろうか。もっと人間らしい生活をさせてあげたいと思いつつ、かと言って、自分や家族が苦しんでいたら診てほしいと思うし、誤診や医療ミスによって命を落としたら、仕方ないと割り切れるものでもない。ギリギリすぎやしないか。超人でないと医師は務まらないのか。
    医療に関わらない私ができることは、せめてこうした現実を知っておくこと。無闇に医療の世界の人々の足を引っ張ることをしないこと。応援すること。夏川さんの本を読むこと。できることからしていこうと思う。

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    2026年10月11日
  • エピクロスの処方箋

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    今年の一番かと思います
    会話、言葉のやり取りが凄く良く、小気味よい
    ハッピーエンドが好きなので、26年の本屋大賞かなと
    読み終わってから、改めて本の絵柄が気に入りました!

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    2026年10月11日
  • スピノザの診察室

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    感情移入を避けて一線を引くような医師や医療関係者特有の、あの感じに慣れてしまっているせいか、「こんな医師いないよー」と思いつつも、自分はこの人に診てほしい、と強く思ってしまった。
    そして、この主人公の温かさにもう少し浸りたくて、すぐに続編を買ってしまった。

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    2026年10月10日
  • スピノザの診察室

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    エチカを読んでみたくなって、その下巻を注文してしまった。
    上巻から読むと挫折しがちだから、下巻から読むのがよい、というレビューをみかけたから。

    陽だまりの中で心が凪いでいくような、そんな気持ちを味わいながら読んだ。
    登場人物がみないきいきと感じられ、あたたかく、人間というものの弱さも良さもいとおしくなるような思いがした。
    とてもよい本だった。

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    2026年10月10日
  • スピノザの診察室

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    ネタバレ

    えー!!面白かったー!!笑
    終末期患者の看取り話だけかなと思ってたけどERCPとかバリバリ出てくるし後半の哲郎大学病院に忍び込んで天吹に助言する医療ドラマっぷりな展開に「うおおお!!いけええええ!!」って心の中で思いながら読んでしまった。看護師だからめっちゃ話わかるし「こんな患者いるわぁ」とかめっちゃ思ったり想像しやすかった!ドラマ展開で起承転結かなと思ったけど最後に、肝硬変の辻さんが吐血で死亡して、「おおきに、先生」のメッセージを残したっていう終わり方も「助からない」っていう医療の現実ものぞかせてるし。その後に花垣のERCPの相談に乗りつつ物語が終了するのもまたドラマっぽいな〜思いながら読みきった!続編の「エピクロスの処方箋」も絶対読む!と思って早速予約!夏川草介さんの他作品で外国語翻訳されてる「本を守ろうとする猫の話」やデビュー作の「神様のカルテ」も読まなきゃなー!!

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    2026年10月09日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    解説を読み終える頃には、涙があふれていた。そして、唾をゴクリと飲み込んだ。唾を飲むことさえ忘れるくらい、心に深く響いた。

    私が本を読み始めたきっかけは、人の気持ちがわかる人になりたいと思ったからだ。以前の私は、他人への関心が薄く、人のことを決めつけてしまう傾向があった。

    でも、この本を読んで気づいた。本を読んだからといって、人の気持ちがわかるわけではない。他人の気持ちを完全に理解することなど、できないのかもしれない。

    それでも、本を読むことで、さまざまな登場人物の人生を知ることができる。自分とは違う境遇や考え方に触れることで、現実の世界でも、自分以外の人に興味を持てるようになるのではないか。そして、相手の気持ちを理解しようとする人に、少しずつ変わっていけるのではないだろうか。

    「本には力がある」。

    そのことを、何度も教えてくれる一冊だった。

    解説には、読書の三千メートル峰に挑んでほしいとある。

    ぜひ、挑戦したい。まずは『神様のカルテ』から、一歩一歩進んでいこう。いつか『百年の孤独』を読み終えることができたら、最高だな。

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    2026年10月09日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    夏川草介さん。
    本を愛する気持ちがひしひしと伝わってくるお話でした。

    あとがきもとても良かった。
    変化目まぐるしく殺伐とした現代を如何に生きるか…

    「時にはトルストイやカミュや遠藤周作、ゲーテやダンテや漱石を、多くの人に手に取ってもらいたい」
    いずれ読みたい。読めるかな。

    「一番大切なことは、単に生きることではなく、善く生きることである」(クリトン)

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    2026年10月08日
  • スピノザの診察室

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    医療ものに在りがちな派手な展開などは一切ない。
    登場人物の人柄が良く滲みてていて魅力的、かつ心地良い。
    淡々と物語が進むだけなのに、続きが気になり読み進めてしまう。
    夏川さんの文にはそんな魅力が詰まっている。
    さて、エピクロスを読もうっと。

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    2026年10月08日
  • 神様のカルテ

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    2番目に読み返してる本。小5か6のときに読んで、医師を志すきっかけになった本。草枕を読んでみたこともあったけど、最初の2ページぐらいで諦めた。

    栗原一止、栗原榛名、東西直美、砂山次郎、進藤辰也、小幡奈美、安曇さん、、、登場人物みんなが本当に魅力的。それぞれいろんな考えを持っていて、考え方の違いからぶつかることはあっても、根はみんなとても優しい。それぞれがそれぞれの正義で生きているところがすごく好き。一止もそんな人たちに揉まれながら、良い医者とはなにかを考え、貫く芯のある人。
    読む度に医師という仕事に惹かれる。なんでみんな医師を志さずにこれを読めるのか不思議。これ読んで医師になりたいと思わない人っているの??笑
    東西がめちゃくちゃ好き。(医師じゃないんかい)
    ハルも好き。みんな好き。

    赤毛のアンもそうだけど、小学生の時に読んでた本だけど今読んでも感動するし、むしろ読めば読むほど好きになる。小学生のときにこの本に出会えていてよかった!

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    2026年10月08日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    前作がとても面白ろく、続編が出版されてたので購入しました。
    期待以上に面白ろく、すぐに読んでしまいました。
    前作の主人公も出てくるので、前作を読んで読んだ方がいいと思います。

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    2026年10月06日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    本を守ろうとする猫?って事で自分は猫が大好きなので、猫の話しならっと思い購入し、猫の話しでもあるけど、本の話しで、読書にハマるきっかけになった一冊です。
    主人公の本に対する思い、素晴らしいし、続編も出版されてるのでまた、購入します。

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    2026年10月06日
  • エピクロスの処方箋

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    『スピノザの診察室』の続編
    久しぶりにマチ先生にお会いできた。

    「幸福とは何か?」マチ先生の持つ哲学と、先生の周りの医療従事者や患者さん達を通じて、肩肘張らずに自然と考えることができる。

    飛良泉教授は頑固だけれど、医療に対する熱い思いは尊敬できる。
    医療現場に限ったことではないが、昨今の働き方改革や多様性という名の元による〇〇ハラスメントという風潮によって、飛良泉教授のような思想は淘汰され、自身のプライベートを重視する医師が今後増えていくと思う。
    医師免許を持っていれば全員が同じレベルの技術や人間性を持つわけではない。
    人の命に休暇はない。自分の身に何かあった時に、信頼できる医師に診てもらえないと想像すると怖い。
    物語を通じて自然と問題提起してくるのは、著者自身がお医者さんが故なのだろう。

    「医療では、人は救えないんだよ」
    この言葉の深さ・暖かみをじんわりを感じることができるお話。

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    2026年10月05日
  • 神様のカルテ

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    一止さんのような医者になりたいな
    なんとなく総合診療医に興味があるんだよね
    一止さんみたいに患者のことを、患者のこれからの人生のことを考えられるような医者になりたいな
    たとえ患者さんの余命が残り少なくても充実して過ごせるように考えたいね
    急ぎすぎていつの日か大切なことを見逃してしまって後悔するような人生は嫌だな

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    2026年10月04日
  • エピクロスの処方箋

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    天才内科医が大学病院を辞め小さな町の診療所での日常が語られているストーリー
    非常に読みやすく、医療について考えさせられる
    医療だけじゃなくて日常パートも綺麗に織り交ぜられて非常に好きな作品だった

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    2026年10月03日
  • スピノザの診察室

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    出てくる病院スタッフがどの人も本当に粋でかっこいい。最後は患者さんからのご褒美のような言葉に、心がじんわり温まるような気持ちになりました。

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    2026年10月03日
  • エピクロスの処方箋

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    生と死を真剣に考えてくれるこんな素敵な変わったお医者さま、大好きです。それで腕がピカイチとか,もう惚れるしかない状況!南先生との恋も始まるのか始まってるのか❤️

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    2026年09月30日
  • スピノザの診察室

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    ネタバレ

    これは名作すぎる!

    人によっては医療技術だけの人もいたりするけど、
    マチ先生みたいに、患者さんのために感情が動く人って
    少ないと思う。医療×哲学 という考え方、はっとさせられた。

    亡くなった方へ、マチ先生は「お疲れ様でした」と言うのだけれど、
    こんなしっくりくる言葉はないと思った。
    亡くなった方への、一番のねぎらいの言葉だと思うし、
    私だったら嬉しいと感じる。

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    2026年09月29日
  • スピノザの診察室

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    『熟練だからといってあらゆる事態をコントロールできるわけではない。』
    『医者ができることは暗闇で凍える隣人に外套をかけてあげること』
    夏川さんの文は端的で読みやすかった。
    マチ先生が助言をする場面がアツイ

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    2026年09月29日
  • エピクロスの処方箋

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    やはり面白い。あえて今時でない医師の自己犠牲にも多く触れていて興味深かった
    京都人としては、自分の披露宴で引き出物使わせてもらった緑寿庵清水が出て嬉しい。他に長五郎餅や阿闍梨餅、ただ鎌餅は知らなかったので試したい!

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    2026年09月27日