夏川草介のレビュー一覧

  • 君を守ろうとする猫の話

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    「本と猫」シリーズの2作目
    1作目と同じように、話の中に引き込まれて読み終わった後に、今について考えさせられる話だった。
    自由とは?
    今の人たちが自分のことで精一杯になってしまって正当化したいから、「自分らしく」を盾にしているんだろうか、作者の考えがしっかりと言葉にされていて、有無をいわせない説得力があるように感じた。
    3部作とのことなので、3作目も読みたい

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    2026年03月11日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    正しい治療などというものは世の中に存在しません。正義は常に主観と偏見の産物なのですから。
    ↑好き。私は80歳ぐらいで1週間前まで元気だったのにみるみる元気がなくなって亡くなるパワフルおばあちゃんになりたいです。

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    2026年02月28日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    研修医と看護師のやりとりの爽やかさもあり、高齢者への医療について様々な問題もあり、そして安曇野の素敵な風景や美しい花が咲いている場面もあり、盛り沢山で感情があちこち行って忙しくはありましたが、とても面白く読めました。
    続編にも期待大です。

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    2026年02月24日
  • 臨床の砦

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    ネタバレ

    あとがきから読んで、あとがきで泣いた。

    初めから読んで、またあとがきに辿りついたけど、
    物語の続きかと思うような一体感があった。

    コロナ禍が過去のものになりつつあるけど、
    この本をたくさんの人に読んでもらいたい。
    知ってもらいたい。
    知ることで、思いやりの気持ちが生まれるから

    と思った。

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    2026年03月08日
  • 神様のカルテ

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    ネタバレ

    ずっと気になっていた一冊。2026年の本屋大賞に夏川先生の本がノミネートされたことをきっかけに手に取りました。
    劣悪な勤務状況の病院に勤める主人公・栗原一止。夏目漱石のような独特の話し方で変わり者として周囲に見られているが、実は優しく誠実。患者に親身になって対応している姿勢が胸を打つ。最後の安曇さんからの手紙にはグッときた。
    迷った時には立ち止まろう、という筆者からのメッセージは、日々何かを目指さなければいけないような雰囲気の私達をホッとさせてくれる。
    一止と看護師・東西とのやり取りが面白い。一止が私には妻がいるから‥のくだりで、東西が呆れる場面があるが、本当は東西は一止が気になっているのでは

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    2026年02月19日
  • 臨床の砦

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    最前線でコロナと闘った人々は、「医療従事者に感謝を!」なんて上辺だけの薄っぺらい感謝にどれだけ心折れ、絶望しただろう。
    それでも、倒れるまで、この砦が崩れるまで闘わない訳にはいかない、それはもう既に使命感などという言葉では足りない。
    崩れた砦の下敷きになった尊き人々のおかげで、今がある。そのことは忘れてはいけない。
    未知の脅威との闘いに正解などない。でも誰かが闘わねばならない。そうして闘い方を学び、前に進むしかないのだ。

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    2026年02月17日
  • 神様のカルテ3

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    ネタバレ

    小幡先生 苛烈だけど、正論すぎる…

    お医者さんには頭が上がりませんわ


    あと送別会の2次会は泣いた

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    2026年02月14日
  • 新章 神様のカルテ

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    栗原家に新しい仲間小春ちゃんの登場✨✨
    こども病院に通いつつも、経過は良さそうで、ホッとしつつ、物語の癒しの存在。
    29歳の膵癌患者さんに7歳の娘さんがいて、ホントに切ない。
    どうして膵癌に私がなったのか教えて欲しいという言葉、忘れられない。

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    2026年02月01日
  • 神様のカルテ2

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    人を救うために自分の命を削って働くドクターたち

    それでも鋭利な刃で切られるかのような心許ない言葉を浴びせられる

    自分の命のみならず家族までを犠牲にして

    本当に何のために自分は生きているのだろうと

    でもドクターは生きている人たちの命を救うと同時にその死に様にもしっかり責任を持って向き合っているのだ

    最後には夜空に輝く満点の星空が一人一人の人の命の輝きに見えてくる

    ドクターである前に皆んな一人の人間であるのだと

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    2026年01月31日
  • 新章 神様のカルテ

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    文庫版に番外編が付いていたので、改めて購入。再読しましたが、やはり神様のカルテは最高!続編に期待いたしております。。

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    2026年01月27日
  • 始まりの木

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    夏川さんの本を久しぶりに読みました。
    日本の綺麗な風景を想像しながら読む時間は古屋先生と共に歩いているような、旅の時間でした。

    つい先日、鞍馬を訪れた自分としては叡山鉄道の紅葉のトンネルがありありと想像できて嬉しかったです。

    この国に生まれて育った自分には、作中にある自然から神を感じる信仰というものがどういうものか、言葉にはできないけれどまさしく「感じる」ことができます。
    それは当たり前ではなく、尊いものだと歳をとってから思うようになりました。
    民俗学は日本人を知る学問だなと、この本を読んでそんな風に感じました。元々興味のある分野ですがこれから先いろんな土地でその風土を感じられるものを探し

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    2026年01月25日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    高齢者医療とはどうあるべきか?
    生きているとはどういうことか?

    高齢化が進んだ地方の街を舞台に、次々に来る患者と、そして決して“正解”のない問いに日々真摯に向き合い続ける医師と看護師の姿に胸を打たれる。

    ただ決して暗い話に終始するのではなく、高齢者医療という重いテーマの中に、爽やかに吹き抜ける風のような清々しい読後感がある。

    神様のカルテシリーズも、だいぶ昔に読んだきりなので、これを機に再読してみたくなった。

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    2026年01月22日
  • 神様のカルテ3

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    栗原先生が本庄病院を退職するなんて。
    送別会を開いてくれた看護師さんたちの感謝や拍手は、これまで患者さんのために尽くしてくれた先生だからこそだと、切実に思うし、泣けてきた。
    東西さんが送別会にいないことがまた切ない。
    医師とは、本当に大変な仕事なんだなって、改めて考えさせられました。

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    2026年01月17日
  • 命の砦

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    先に刊行された文庫版『臨床の砦』の姉妹作品となる。
    令和4年のゴールデンウィークを迎え、コロナ診療もすっかり板についた感のある、本来は消化器内科医である・敷島寛治(しきしま かんじ)が、正体不明のウィルスの恐怖に震えた第一波の過酷さは群を抜いていたと振り返る。

    信濃山病院(しなのやまびょういん)は200床に満たないが、「感染症指定病院」となった。
    「公立病院としての当院の役割だと考えてもらいたい」と南郷院長。
    横浜にクルーズ船が入港したのが令和二年の二月。第一波の頃はすべて手探り。ワクチンはもとより治療薬もない。コロナ患者を受け入れる病院もわずか。発熱があるというだけで診察を拒否された多くの

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    2026年01月09日
  • 命の砦

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    あのコロナの日々、コロナに対峙する先生達はこんな大変な思いをしていたのかと、頭が下がります。厳しい医療の現場の話なのに、切実ではあるが暗よりも温かさを感じるところが夏川さんらしい。あとがきで、(人間の悪の部分よりも)人間の善に関心を持っていると書いていた。ほんとにそれがよく伝わってきた。夏川さんのお話大好きだー。

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    2026年01月03日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    文庫版で再読。

    やはり好きな話だなあ。登場人物がいいのだけど、特に美琴と桂先生が好きなキャラなんだな。

    高齢者医療は生かす、そしてどう看取るかも重要でそこに答えはないから難しい。死神と呼ばれた先生の考え方も分かるもんな…。

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    2025年12月20日
  • 神様のカルテ2

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    この本は小説であり、物語という立て付けだが、
    一般の人は、普段は患者としてしか医者に関わらないので、知ることのない、医者目線からみた医療の現場で起きている課題がよくわかった。

    物語については、
    とにかく登場人物の個性が話し方や過去なども含め、際立っているところが素晴らしく、みんなそれぞれの主人公との距離感ではあるが、やさしく信念を持って生きていると思った。
    読み進めるごとに明かされる各々の登場人物の過去から、自身が主要な登場人物をみんな好きになっていくのを感じた。

    とてもリアルなのに、ドラマがあり、人のあたたかさや、いのちについて思いを馳せることができた。

    文体は、主人公(筆者自身を投影

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    2025年12月17日
  • 新章 神様のカルテ

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    何のために仕事をするのか、考えさせられる本だった。ハイライトは29才の膵がん患者を退院させる場面と、その後の通称「パン屋」と呼ばれる准教授室でのやりとり。多くの人が組織のルールに従うことが目的となり、そもそも何のためにその仕事をするのか忘れてしまう。自分が何のために医師という仕事をするのか、それを忘れずに自分の道を歩く一止は立派だと思う。私自身も何のためにその仕事をするのか時々立ち止まって考え直したい。

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    2025年12月05日
  • 神様のカルテ3

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    今回も良かった。
    医師の倫理や在り方について、主人公が考えさせられるところは、今の日本の医療の現状も踏まえ、考えさせられた。次の展開につながる最後も、期待感あり!

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    2025年12月01日
  • 神様のカルテ2

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    医療に近い仕事をしているので、いわゆるライフワークバランスについて私も思うところがありましたが、主人公や細君たちの思い、言葉にジーンとくるものがありました。やや理想を善として貫いているところが読む人にとってどう思うかな?と感じますが、私はとてもよかった。読後感もよく続きをすぐに読もうと思ってます!

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    2025年11月25日