夏川草介のレビュー一覧
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主人公の「マチ先生」。おそらく医者としてすごい腕の持ち主なのでしょうに飄々としたイメージが伝わる文体が好きです。
そして、心に残るフレーズも多い。
「地位も名誉も金銭も、それが単独で人間を幸福にしてくれるわけじゃない。人間はね、一人で幸福になれる生き物ではないんだよ」
「患者の顔が見えるということは、共感するということです。共感というのは、心にとってはなかなかの重労働でしてね。とくに悲しみや苦しみに共感するときには、十分に注意が必要です。度が過ぎると、心の器にヒビが入ることがあります。ヒビだけなら涙がこぼれるのみですが、割れてしまえば簡単には元に戻りません。それを、精神科の世界では発病と -
Posted by ブクログ
めちゃくちゃよかった。個人的に前作よりもよかったかも!
今回は医療問題に焦点が当てられていて、若手医師の働き方や医師不足など、社会的な側面も大きかったように思う。
医師はなんのために患者を診るのか。治療方針や目的は、それぞれの医師の哲学に依るものが大きい。いい先生だと言いたくなる人は、相手のことを思いつつ、自分の哲学の芯をもっているのかもしれない。生と死を扱う医療だからこそ、哲学が必要だといつマチ先生の考え方には頷ける。
そしてお馴染みのメンバー!京菓子!
このシリーズにはこれがなくちゃね!!
人間関係も少し進展?してきて、甥っ子の龍之介も成長著しく……これ絶対もう一作出るでしょ!
と、勝 -
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ずっとこの本の世界にいたい、と思った。
マチ先生、素敵すぎる。
神様のカルテとスピノザの診察室は
この先もシリーズとして続いていくというのは朗報だ。
南先生との恋も
龍之介の成長も
まだまだ見届けなくては!
今作のメインは
辞めた大学病院の教授や花垣助教授との関係と
教授の父親を救うための
難しい内視鏡術に挑み、成功させる話だ。
疾患や処置に関する描写や
大学病院の特殊な構造。
このあたりは現役医師だからこそのリアリティだ。
ちょうど半分くらい読み終わったとき、
コーヒーブレイクにと
ダイニングテーブルに向かうと、
なんと阿闍梨餅が!
マチ先生ーー!
って叫びたくなった!
夫が土産でい -
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『神様のカルテ』にまつわる人々の前日譚。
描かれるのは
医師国家試験直前の一止、辰也、千夏、 次郎ら仲間たちの友情。
本庄病院の内科部長・板垣(大狸)先生と敵対する事務長・金山の不思議な交流。
本庄病院で働くことになった研修医・一止の葛藤。
山岳写真家である一止の妻・榛名の信念。
人気シリーズとなった作品の前日譚は、ある程度お約束。しかし、1~3までを読んだファンにはタマラナイ内容だ。
このような前日譚を作ることは著者自らのアイデアとして湧いてくるのか?編集者サイドからの依頼(提案)なのか?ちょっと気になるところでもある。
そして、オーディブルに導かれるままに「新章」へ -
Posted by ブクログ
ネタバレオーディブル読書。
2026年本屋大賞作品ということで読んだ。
『スピノザの診療所』の続編だったから、その後がどう描かれるのか楽しみ〜!
今回も最後までやさしくて穏やかな世界観。
この空気感、本当にいいね!
本当の意味で人を救うには、原田病院みたいに患者さんとお医者さんが最後まで並走するみたいなのが1番だなと。マチ先生めっちゃ理想的なところにいるじゃん。
そりゃ大学病院に戻らんわな。でも、花垣先生と飛良泉先生がタッグを組んだらすごい強そう。そこに南も加わるしな〜。どうなるのか先が読みたい。
あと、快楽と幸福は違うものなのかと。おいしいものを食べるのも幸福でよくない?
エピクロスが気になって探し