夏川草介のレビュー一覧

  • エピクロスの処方箋

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    外来、往診、手術と忙しい日々を過ごす内科医の哲郎と、その周囲の家族、同僚、患者のとの交流が書かれる。主に看取り医療に関するテーマが中心。
    激怒させた教授の父親を患者として診るという煽り文に惹かれて聴くことにしたのだが、実際にはその話すら課題の1つでしかないほどに様々鬱積しており、その中で自分の医道をどう貫くのか、という話で文句なく面白かった。
    様々な性格の医者が登場するが、それぞれに矜持を持って医療にあたっている様が特に良い。

    昨今人口減による色々な問題が叫ばれているが、医療問題もその一つ。すでに当たり前が当たり前でなくなる時期になっているのだろうと感じる。
    医者になった時点で一般的な人生は

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    2026年03月02日
  • エピクロスの処方箋

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    前作がとても良かったので、今作にも最大限期待して読んだ。結果とても良かった。
    死について考えることは少ないが、自分が死に直面した時、マチ先生に寄り添ってもらえたら、救われるんじゃなかろうか。
    そんなマチ先生にも寄り添ってくれそうな誰かができたかもしれない。
    そんなお話。
    次回も楽しみ、

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    2026年03月01日
  • エピクロスの処方箋

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    ネタバレ

    1年前にスピノザの診察室を読み続編が評判良かったのでオーディブルで聞く。
    文章が易しくて、普通に聞いていて飽きずに、気持ちが穏やかになります。内視鏡手術の医療描写というよりも医療にたいする考え方、京大医局について書かれていて興味あった。
    南まつり上級研修医の存在で話が楽しく展開するのも面白い。

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    2026年02月28日
  • エピクロスの処方箋

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    本屋大賞ノミネート作品&夏川草介さん初読みです✨『スピノザ…』(未読)の続篇だということは後で知らさった…

    治療することだけではなく患者さんへのリスペクトや人生に向き合うマチ先生の姿勢に心が温かくなりました。

    登場人物との関係性や距離感が絶妙で、花垣先生に一枚上手をいかれたりする感じもいい✨

    「本当に大切なのは目の前にいる人が今を笑顔で過ごせるかということ…」私自身の心に置いてある理想でもあり、共感しながらページを捲りました。

    技術や知識だけではなく、マインドも伴っていなければ"理想"に近づくことはできないなぁ…と考えらさった一冊✨

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    2026年02月28日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    正しい治療などというものは世の中に存在しません。正義は常に主観と偏見の産物なのですから。
    ↑好き。私は80歳ぐらいで1週間前まで元気だったのにみるみる元気がなくなって亡くなるパワフルおばあちゃんになりたいです。

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    2026年02月28日
  • エピクロスの処方箋

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    ネタバレ

    audible☆
    あらすじと著者からのメッセージを読むとこの物語の流れがよくわかる‼︎
    エピクロスが主張している快楽の本質「精神の安定」。快楽の本質なんて考えたことがなかった。なんとなく雰囲気で使っていた。
    哲学的要素で「生と死」について考える機会をもらい、これからも考え続けていく課題だと感じた。
    そして、快楽と死は真反対にあるものだとも感じた。

    哲学ってゆーと難しい、固いとか…学ぶまでに高い壁があるようなイメージだった。
    けど、この物語を読むと哲学は身近にあって日々思考している事全てに当てはまる事で、生きる力になる、生きやすくなる源なのかもと思う。
    皆んな、哲学者‼︎笑
    マチ先生のよぅに寄

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    2026年02月27日
  • エピクロスの処方箋

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    ネタバレ

    ★5(最高に良)2026本屋大賞ノミネート作、既読8冊目、未読2冊(ありか、暁星)個人的に本屋大賞であって欲しい!マチ先生から甥の龍之介に向けての言葉に特に名言が多かった。花垣准教授、飛良泉教授からの皮肉の効いた言葉をスルスルかわすマチ先生も魅力的。スピノザの診察室とよく似た雰囲気。飛良泉教授からの強烈な一言が特に印象的。『君はここまで来るために、何人の患者を死なせてきた?』医師になるには自分の人生を捧げる覚悟が必要なのか。ワークライフバランスは認められないのか。

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    2026年02月27日
  • エピクロスの処方箋

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    なぜタイトルに哲学者の名前が冠してあるのか。なるほどね。哲学を持って診療する。亡くなった患者さんやその家族が教えてくれることに。心うつ。

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    2026年02月27日
  • エピクロスの処方箋

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    ネタバレ

    終末期医療という正解のない問いに向き合いながら、自らの哲学をそれぞれ持って仕事に真摯に取り組む先生たちがみんなかっこよくて魅力的。

    田畑さんの話泣けた…。
    寝たきりで話すこともできなくなってしまった奥さんに対して、マチ先生だけが語りかけてくれて、まるで家に帰ってきたように感じる。
    人の心に寄り添う、こんな仕事ができたらいいなと思った。

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    2026年02月27日
  • エピクロスの処方箋

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    読むタイミングが自分的に最適だったのか、刺さりまくった。色々なタイプの医師がいてそれぞれの思いや理想があり考え方は違っても、日本医療を思ってのことで、説得力があった。
    マチ先生の生死に対する考え方とか、亡くなる人、残された人との関わり方に涙無しでは読めない。

    スピノザが映画化決定したようで今から楽しみ

    2026年本屋大賞ノミネート4作目
    どれも面白い

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    2026年02月26日
  • エピクロスの処方箋

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    個人的には2026年本屋大賞確定!
    医療モノなんです、でも哲学書のようでもあります。
    京都の情景、うつりゆく季節、患者さんとの関わり方、南先生との関係。

    全てが素晴らしい。

    マチ先生の医療に対する哲学は心にじーんときます。

    素敵な作品でした。

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    2026年02月26日
  • エピクロスの処方箋

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    audibleで。京都の風情や言葉使いが心地よい。京都という舞台が醸しだす独特な雰囲気が、物語の重いテーマをやんわりと包むような気がする。
    雄町先生の哲学、、、医療で人は救えない。
    そして、生きることについては考えてきたが、死ぬことについては考えてきただろうか、と今の医学に対しての問い。
    まさに、脳梗塞で身内を失った身としては、心に染みる言葉。救えない患者に医師は何もできないのだろうか、、、そう問う雄町先生。何かできる医師が増えて欲しい、そう思う。
    医師不足、過剰な勤務状態、命を扱う上での精神的ストレス、、そんなものを抱えてなお、前に進もうとする医療に携わる人たちに頭が下がる。
    読み終わった後

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    2026年02月25日
  • エピクロスの処方箋

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    オーディブル
    話を追いやすく、人が描かれている。
    こういう、頭を使わない、心を使う本はいい。
    会話が、どれもウィットにとんでいるというか、出てくる人誰もが素敵なことを言う。

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    2026年02月24日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    研修医と看護師のやりとりの爽やかさもあり、高齢者への医療について様々な問題もあり、そして安曇野の素敵な風景や美しい花が咲いている場面もあり、盛り沢山で感情があちこち行って忙しくはありましたが、とても面白く読めました。
    続編にも期待大です。

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    2026年02月24日
  • スピノザの診察室

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    バリバリの医療小説なのに全体がまとう雰囲気は優しい。京都が好きなので、街並みや甘党の主人公が食べる京都の銘菓の描写が良き!

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    2026年02月24日
  • スピノザの診察室

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    初夏川作品。もっと早く読めば良かった!
    こんな温かな医療ものがあったとは。
    こんな往診医がいてくれたら、安心して終末期を迎えられるだろうな。医学生の必読書にしてもらいたい!読み終わってすぐ続編のエピクロスの処方箋を購入。

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    2026年02月23日
  • スピノザの診察室

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    とても良かった。
    長い話ではないけどじんわり余韻が残るような、そんな作品。
    夏川さんの書く文章は少し堅いけれど、読んでいて誠実さを感じます。
    そこに、ユーモアのある台詞や、季節ごとの風を感じさせる情景描写、難題に向き合い続ける登場人物の良心などが乗っかって、温かい物語になっていました。
    おすすめです。

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    2026年02月23日
  • スピノザの診察室

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    作者が医者なこともあり専門的な医療用語は多い。けれどもするすると読めるのは、それぞれの登場人物の特徴が丁寧に描かれているからだと思う。アフロやメガネや、話し方の特徴など、名前で書かれていなくても、あの人だ想像しやすく読みやすい。マチ先生のお菓子への愛が溢れていて好き。食べるお菓子が気になって調べてしまうくらい…長五郎餅、阿闍梨餅などなど…マチ先生は本当に美味しそうに食べるなぁ。

    一方で、常に死が近くにある人達の描写に何度も考えさせられた。自分も医療関係者だからこそ、自分だったらどうするの視点が常に出てきてしまった。マチ先生の葛藤しながらも、目の前の死に近い患者と向き合う姿勢に苦しさを感じた。

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    2026年02月22日
  • スピノザの診察室

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    医療の無力さを知っている医師は本物だと個人的には思います。
    ただの一般人ですが、それなりに人を見送ってきて、いろいろな医師も診てきましたが、少しばかり一般人とは異なる感覚をお持ちの方が多いです。
    それは冷血とか冷徹とかそういうことではなくて、感覚が麻痺しているのか、人の死に慣れすぎているのかと考えていました。
    いくらかは慣れないと保たないでしょうから仕方ないことだと。
    自分の最期が見えてきたら、ちゃんとどんな最期を望むのか伝えられるようになりたいものです。

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    2026年02月22日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    第一の迷宮「閉じ込める者」
    第二の迷宮「切りきざむ者」
    第三の迷宮「売りさばく者」
    最後の迷宮

    本離れが進む今、本の価値、自分にとって読書とは何か?
    深く考えさせられる物語だった。

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    2026年02月22日