夏川草介のレビュー一覧
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次は長五郎餅を食べよう。
今年阿闍梨餅を長女に買ってきてもらったから、次の修学旅行は…長女のが早いな。京都かどうかは分からないけど。ふふ。
この本、1月に250番目くらいで予約してようやく手元に届きました。8ヶ月か。
400超番目の本は1年じゃ届かないかもしれないなぁ。
私のあとにもまだ沢山の人が待っているので早く読んで早く返します。貸出期間4日。偉いじゃん私。
淡々とした中に感じる冷静と情熱の間みたいな感じが心地いい。
もし私が病気になったらこんな先生に診てもらいたいなぁ。
ついでに胃瘻になるなら私はいらない。
普通に衰えていって苦しまずに静かに死にたい。
まだ死なないけど!
龍之介 -
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凛とした空気と静かな緊張感。京都特有の雰囲気の中の軽妙なやりとり。癖は強いが確かな技術を持つ原田病院の面々に、マチ先生に粋な計らいをする大学病院のドクター。花垣先生との強い信頼関係や南先生の成長がとても微笑ましい。人間は無力。医療も完全ではない。関わった様々な患者さんを通して感じさせられる。その中でも努力することが大事だとマチ先生は言う。スピノザの哲学と人間模様が絡み合い、京都の街のように深く深く心に染み込んでくる感覚になった。難症例でのスーパードクターぶりや、辻さんの「先生おおきに」では号泣してしまった。静かなタイトルや風景描写とは対照的に心が激しく揺さぶられる素晴らしい本でした。大好き度❤
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スピノザの診察室の続編。
あいもかわらずのマチ先生。
医療は人を救えない、何度も問いかけるマチ先生。
幸せとは何なのか?
スピノザでもそうだったが、だいぶ哲学的な問いかけを何度もするので、読みずらいところもあるかもしれない。
でも、マチ先生は何度も自分に問いかけるのよね
希望は急に出てきたり、消えてしまったりするものではない、ずっとそこにあって、我々が気づけるかどうかなんだと。
彼は生と向き合う医療でも死と向き合う医療でもなく第三の道を歩みたいと言う。
人を救うのは医療ではなく人である。
本当に大切なのは目の前にいる人が笑顔で過ごせること。
それが第三の道だと。
スピノザは人間の無力を -
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ネタバレ医療ドラマってかなり避けていたのですが(重すぎて耐えられないので)、これはそういう重苦しさを包含しつつ、ずっと爽やかな風が吹くような感じがして、一気読みしてしまいました。上からみたいになって恐縮ですが、本当にすばらしい本。
お医者さんになるくらい勉強をして、研究をして、たくさんの人間の人生に向き合ってもなお、世界って分からないことだらけだし、そういう態度こそ自然なのだと思わされた。読んだ直後に健康診断があったので、いつもより背筋を伸ばして診察を受けてしまった。ちょっと体重が引っ掛かりますね。軽い運動とかやってみましょうか。まだまだ若いので頑張れますよ。はい。すみません。わかってはいるのです… -
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医療の描写が詳しいから「医療現場や関係者に随分取材したんだな」と想像していたが著者が医学部出身で医療に従事経験ありという経歴に納得。
この本のテーマのひとつである死生観について深い洞察が感じられるのも著者が医療の世界にいた時の経験から来るものと考えると説得力がある。
哲学と医学に精通している主人公を通じて綴られる死生観にはこちらも深く考えさせられる。登場人物やストーリーが面白く引き込まれるのも没入感の一因ではなかろうか。
やたら実在のお菓子が登場するので食べてみたくて検索してしまった。
医療、死生観哲学、京都散歩、お菓子グルメ、などなど、多面的に楽しめるエンタメ小説。 -
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表題作「神様のカルテ」では若き研修医時代の栗原一止の話が入っているが、患者さんとの対話からさまざまなことに想いを巡らせてしまう。
病気との向き合い方、医療とは何か、生死の優先順位。
あまり普段の生活のなかでは目を向けない部分だが、私もこの作品が初めて世に出た頃よりは歳を重ねたこともあり深く考えていかなければいけないなと思う次第である。
この作品の魅力は話のテンポが良いのと何よりも出てくる登場人物たちの心意気や覚悟、キャラクター性に温かみがあるので読み心地が良い。
更に物語の随所に出てくる信州の大自然と、行きつけの居酒屋の描写になんだかとても癒される。
重苦しくなってしまいそうなテーマとは裏 -
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スピノザの診察室がとても面白かったので、こちらもとっても期待値高く読んだのですが、とっだってもよかった!!!
私は哲学はちゃんと勉強したことがなく、なんとなく難しそうという理由で遠ざけてしまっているのですが、マチ先生シリーズのおかげで少しずつ哲学の魅力に気付かされています。
前回のスピノザに続き、エピクロスの哲学についてのマチ先生の解釈を聞き、なんとなく仏教の考え方にも近いような気がしています。
快楽を求めすぎず安定を快とすること、自分の持つ能力を受け入れてできる範囲で人に奉仕すること、希望はいつも私たちの足元に埋もれていること、どれも仏教の考えでも読んだことがあるものです。
幸福の原理 -
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同著者の“神様のカルテ”が好きでこちらも読んでみた。自分自身、地域の高齢者医療に携る身であり、現場における課題がリアルに描かれていて親しみやすかったのと、フィクション小説だからと言ってそれらを丸く収めるわけでもなくこちらも考えさせられるような描き方に好感を持った。花屋の息子の医師というキャラクターと、次々に訪れる課題への彼なりの対処法や考え方がハートフルでとても良かった。こんな医師がたくさんいてほしいと思った。何気ない一場面で挨拶に対しての患者の返答が「はいこんにちは」であり、個人的にかなり嵌った。あるあるすぎて。こんな表現が思いつくなんて、現役医師である著者は、本当に患者に丁寧に接する医師な