夏川草介のレビュー一覧

  • スピノザの診察室

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    医療物ってドロドロして嫌な気持ちになるが、これは温かい優しい物語だった。

    人は皆死が必ず訪れるが、マチ先生は淡々としているけど、それに向き合い考えてきた本心が滲み出てて温かい。

    映像化するらしいので…公開されたらみたいな
    続編も読みます

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    2026年03月21日
  • スピノザの診察室

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    『スピノザの診察室』を読んで、派手な展開や強く泣かせるような場面があるわけではないのに、読み進めるうちにじんわりと心が動かされ、気づけば目が潤んでいるような、静かな感動を覚えた。

    この作品で印象に残ったのは、主人公が必要以上に前に出ないことだと思う。物語を引っ張っていくというよりも、周囲の人や出来事に寄り添いながら、その場にいる一人として存在しているように感じられた。そのため、読んでいる自分も主人公と同じ位置に立って、病院や街の風景を見ているような感覚になった。地域医療の現場の空気感や、人と人との距離の近さが、途切れることなく頭の中に流れ続けていたのがとても印象的だった。

    また、主人公

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    2026年03月20日
  • 神様のカルテ3

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    迷わない人はいない。だからこそ、存分に迷い、その都度立ち止まり、進むしかない。どの道もどこを通っても、自分が自分であることに変わりはない。そんな気持ちを奮い立たせてくれる作品。

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    2026年03月19日
  • スピノザの診察室

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    静かな場所で時間をかけて読むべき一冊。考え続けながら生きていく主人公。去りゆく人の最後に向ける思いやりに涙した。人生には哲学が必要という部分もすき。

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    2026年03月19日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    多くの社会的な方々が目を背けているのが本当に気づいていないのか、そんな事実に真正面から取組んでいる作品

    P119競走に参加することを拒んだ者たちまで、無条件で敗者にしてしまう凄まじい強制力
    P180欲望をコントロールし、欲望から自由であることこそが、真の自由だと定義された時代もあった

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    2026年03月15日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    「本と猫」シリーズの2作目
    1作目と同じように、話の中に引き込まれて読み終わった後に、今について考えさせられる話だった。
    自由とは?
    今の人たちが自分のことで精一杯になってしまって正当化したいから、「自分らしく」を盾にしているんだろうか、作者の考えがしっかりと言葉にされていて、有無をいわせない説得力があるように感じた。
    3部作とのことなので、3作目も読みたい

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    2026年03月11日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    著者の夏川さんは本当に本が好きなんだなぁと。内容はもちろん解説も含めて、この本のおかげで難しそうな本に対する重い圧が凄く軽くなった。本当に読んでよかった。

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    2026年03月11日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    正しい治療などというものは世の中に存在しません。正義は常に主観と偏見の産物なのですから。
    ↑好き。私は80歳ぐらいで1週間前まで元気だったのにみるみる元気がなくなって亡くなるパワフルおばあちゃんになりたいです。

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    2026年02月28日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    研修医と看護師のやりとりの爽やかさもあり、高齢者への医療について様々な問題もあり、そして安曇野の素敵な風景や美しい花が咲いている場面もあり、盛り沢山で感情があちこち行って忙しくはありましたが、とても面白く読めました。
    続編にも期待大です。

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    2026年02月24日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    第一の迷宮「閉じ込める者」
    第二の迷宮「切りきざむ者」
    第三の迷宮「売りさばく者」
    最後の迷宮

    本離れが進む今、本の価値、自分にとって読書とは何か?
    深く考えさせられる物語だった。

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    2026年02月22日
  • 臨床の砦

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    ネタバレ

    あとがきから読んで、あとがきで泣いた。

    初めから読んで、またあとがきに辿りついたけど、
    物語の続きかと思うような一体感があった。

    コロナ禍が過去のものになりつつあるけど、
    この本をたくさんの人に読んでもらいたい。
    知ってもらいたい。
    知ることで、思いやりの気持ちが生まれるから

    と思った。

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    2026年03月08日
  • 神様のカルテ

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    ネタバレ

    ずっと気になっていた一冊。2026年の本屋大賞に夏川先生の本がノミネートされたことをきっかけに手に取りました。
    劣悪な勤務状況の病院に勤める主人公・栗原一止。夏目漱石のような独特の話し方で変わり者として周囲に見られているが、実は優しく誠実。患者に親身になって対応している姿勢が胸を打つ。最後の安曇さんからの手紙にはグッときた。
    迷った時には立ち止まろう、という筆者からのメッセージは、日々何かを目指さなければいけないような雰囲気の私達をホッとさせてくれる。
    一止と看護師・東西とのやり取りが面白い。一止が私には妻がいるから‥のくだりで、東西が呆れる場面があるが、本当は東西は一止が気になっているのでは

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    2026年02月19日
  • 臨床の砦

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    最前線でコロナと闘った人々は、「医療従事者に感謝を!」なんて上辺だけの薄っぺらい感謝にどれだけ心折れ、絶望しただろう。
    それでも、倒れるまで、この砦が崩れるまで闘わない訳にはいかない、それはもう既に使命感などという言葉では足りない。
    崩れた砦の下敷きになった尊き人々のおかげで、今がある。そのことは忘れてはいけない。
    未知の脅威との闘いに正解などない。でも誰かが闘わねばならない。そうして闘い方を学び、前に進むしかないのだ。

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    2026年02月17日
  • スピノザの診察室

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    ※ネタバレあり
    心温まる物語が好きな方、哲学的思考性のある方、京都が好きな方、甘いものが好きな方におすすめ。

    最先端の技術で命を救うことが使命だった凄腕医師が、地域の町医師に転職し、多くの高齢患者の避けられない死と向き合う中で、医師にできることは何なのかを見つめなおす物語。

    "たとえ病が治らなくても、仮に残された時間が短くても、人は幸せに過ごすことができる、できるはずだ、というのが私なりの哲学でね。そのために自分ができることは何かと、私はずっと考えているんだ"

    本作の魅力は何といっても全体に漂う温かい空気感。
    主人公の哲郎をはじめ、登場人物みんないいやつで言葉のひとつ

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    2026年03月22日
  • 神様のカルテ3

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    ネタバレ

    小幡先生 苛烈だけど、正論すぎる…

    お医者さんには頭が上がりませんわ


    あと送別会の2次会は泣いた

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    2026年02月14日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    いやー、いいよ、ほんと。

    一つのことに対しても、
    色んな考えがあると、改めて思いました。

    著者名が、夏目漱石みたいだった。

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    2026年02月14日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    児童文学だけど大人が読んでもちょっと深くて良いかも。
    高校生の時に読んだけど、「この本との向き合い方ってどうなんだろ?」って思ってた質問に答えを出してくれる本でした

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    2026年02月04日
  • 神様のカルテ

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    「学問をするのに必要なのは、気概であって学歴ではない。」

    これがこの小説に通底するメッセージではないかと思う。高度医療だけでは救えない命があるし、看取れない命がある。大きな歯車だけではカラクリは精緻に動かない。小さな歯車と大きな歯車がうまく組み合ってこそのカラクリだろうし、社会もそうあるべきなのだろう。この小説には決して大きな歯車ではないが魅力的な人たちがたくさん登場する。主人公の一止先生も大学病院で高度医療を極めることより街場の医者として患者と向き合う道を選ぶ。どちらが優れてるとかどちらが良いということではないけれど、私自身も目の前の患者さんと真摯に向き合うような生き方をしたいと思う。

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    2026年02月02日
  • 新章 神様のカルテ

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    栗原家に新しい仲間小春ちゃんの登場✨✨
    こども病院に通いつつも、経過は良さそうで、ホッとしつつ、物語の癒しの存在。
    29歳の膵癌患者さんに7歳の娘さんがいて、ホントに切ない。
    どうして膵癌に私がなったのか教えて欲しいという言葉、忘れられない。

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    2026年02月01日
  • 神様のカルテ2

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    人を救うために自分の命を削って働くドクターたち

    それでも鋭利な刃で切られるかのような心許ない言葉を浴びせられる

    自分の命のみならず家族までを犠牲にして

    本当に何のために自分は生きているのだろうと

    でもドクターは生きている人たちの命を救うと同時にその死に様にもしっかり責任を持って向き合っているのだ

    最後には夜空に輝く満点の星空が一人一人の人の命の輝きに見えてくる

    ドクターである前に皆んな一人の人間であるのだと

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    2026年01月31日