【感想・ネタバレ】神様のカルテ0のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年07月02日

 3巻までの『神様のカルテ』シリーズのスピンオフ。これまでは一止の視点で語られた物語だが、本作は一止以外の辰也、大狸先生(板垣内科部長)、金庫番(金山弁次)などの視点から語られる。
 また、榛名姫のストーリーもある。
 個人的には、大学病院での次郎を主人公にした話や草木まどかの話も読んでみたいな。そ...続きを読むのあたりは大学病院編で描かれるのかな?
 本庄病院に着任する前の金庫番の話なんかも面白そう。
 この本は、いろいろ勝手に想像が膨らむ短編集である。

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Posted by ブクログ 2023年06月22日

再読。

短編がいくつか入っている中でやっぱり「神様のカルテ」は何度読んでも泣いてしまう。
一止が悩みながらも目の前のことにひたむきに向き合う姿勢と、人間のあたたかさに溢れたストーリー。
そして夏川先生のキャラクター付けの妙。

こんなに好きな作品を生んでくださる作家さんがこの世界にいると思うと救わ...続きを読むれます。…と言ったら大袈裟に聞こえるけども、でも本当。

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Posted by ブクログ 2023年06月10日

「神様のカルテ」の前日譚になるんかな?
一止の学生時代から、本庄病院の研修医ぐらいまで。
研修医と言っても、激務は変わらず…いくら志しは、あるとはいえ死ぬで〜
こんな激しい働きぶりとは、相反して、優雅で清々しい信州!ほんまに、ええ感じな土地柄やな…
実際に住んだ事ないけど、憧れてまう!

神様のカル...続きを読むテって何かなって思ってたけど…

「神様がそれぞれの人間に書いたカルテってもんがある。俺たち医者はそのカルテをなぞってるだけの存在なんだ。」

こういう謙虚というか、自分が人の命を救ったってるなんて、おこがましい!
そういう気持ちが大事なんかもしれんな。

寿命が決まってるって考えるのは、あんまり受け身過ぎて好きではないし、神様が決めるってのも嫌やけど、人の命を救う側の医者からしたら、自身を戒める為にも良い言葉なんかもしれんな。

相変わらず、心洗われる感じのええ作品(^_^)v

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Posted by ブクログ 2022年07月28日

夏休み⑦
読んでなかったと思って読んだけど、読んでたらしい笑
やっぱ、このシリーズが一番好き!!!
文体のあたたかさと、人物の揺るがなさと、小気味よい冗談たち。どの編もよかった、、、新章も楽しみ。

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Posted by ブクログ 2022年07月23日

とても良かった。ほんとに読後感がよい作品です。
今回もスリリングな熱いという盛り上がりがあるわけではないが、引き込まれて一気に読み終えました。神様のカルテの意味、小説の方が断然いいですよね。
榛名、一止の空気感もとても良く、まだまだ続きが読みたい作品です。

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Posted by ブクログ 2022年05月08日

多分、昔読んだはず。でも、もう一度、楽しく読めました。娯楽として読めるんだけど、時折、立ち止まって色々考えてしまうこともあり、この辺のバランスを心地よく感じています。

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Posted by ブクログ 2022年05月04日

神様のカルテシリーズの本編の前段階とも言える作品。主人公の病院を決めるきっかけや妻のハルさんの山との向き合い方など、本編を読んでから読むと「ああ、なるほど」と思える部分がたくさんあります。ぜひ本編を読んでから手に取っていただきたい作品。オススメです!

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Posted by ブクログ 2022年03月05日

『神様のカルテ』シリーズ登場人物の各々のエピソードを語った作品である。いつも一止の視点で書かれているためか、辰也から始まる視点はとても新鮮だった。途中の、國枝さんと一止との語りがとても印象に残る。
『優しさは想像力』。本を読むことは誰かの人生と思いを共有すること。その人の思いを理解すること。だから優...続きを読むしさを知るということなのだという部分にとても共感した。最後に細君:榛名のエピソード。一止と一緒にいる彼女は、たおやかなイメージを持っていたが、本編では見せない生命に対する【強さと想い】が垣間見れた。なるほど、迷う一止をいつも包み込んでいるのは、彼女のこの強さかと思うと同時に、一止と榛名が方向は違うけれど同じ目的を持っていることに気づく。それは決まった運命でもある生命に対して、全力で向き合い争うこと。誰でも持っている神様のカルテをなぞる運命でも、何を与えて与えられるか、ということではないだろうか。いわゆるスピンオフ的作品であるが、本編とはまた違った向きで読むことができた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年01月27日

一止が本庄病院を選んだ1番の理由が「365日 24時間」の看板を見たからというのに驚いた。向上心があり自分に出来ることを常に考えられていて素敵だなと思った。
榛名は昔から山を愛していて、自分の信念のために他人の命を救う姿に心を打たれた。「山は帰るために登る」という言葉がかっこよすぎた。もはや犯罪。
...続きを読む本庄病院の事務長は冷徹で経営の事しか考えてないという印象を持っていたが、奥さんを亡くした過去をがあり、医者が医療に全力を尽くせるように経営面からサポートしてくれる人であることを知り、それぞれ考えをもって行動しているんだなと感じた。

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Posted by ブクログ 2021年10月26日

今までのカルテシリーズとは打って変わって三人称視点で物語が進んでいってとても新鮮。一止達の過去が知れてとても面白いし一止の変人さが三人称視点でいつもとは違う視点で見れて面白い。キャラ補完におすすめ

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Posted by ブクログ 2021年09月03日

やっぱり読みやすい
そしてやっぱり医者は大変そう
胃がんの患者の話は涙無しには読めない
3巻までの面白さ、登場人物の深みが更に感じられた

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Posted by ブクログ 2021年09月02日

このシリーズ好きだ。
医療の過酷さを感じる、一方で人物たちにほのぼのさがある。そんな人物のかっこよさ、優しさに触れて心打つ。

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購入済み

よかった

2021年07月10日

自分の心に、残しておきたい言葉が、たくさん散りばめられていました。マーカーをする手が、頬を伝う涙が、止まらなかったです。ありがとうございます。

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Posted by ブクログ 2020年09月06日

読後の爽快感といったら、たまらないですね。神様のカルテの登場人物がますます好きにさせられる一冊です。

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購入済み

タイトル回収!

2020年06月20日

大好きなシリーズのタイトルの意味をようやく知ることが出来ました!
いつも心にじんわりと生きてる事の有り難さを感じさせてくれます。

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Posted by ブクログ 2024年03月07日

第1巻の前日譚。

御嶽荘のちょっと前のメンバーの話や、大狸先生と本庄病院エピソードやら。

発行日的には
1→2→3→0(本作品)→新章なのだが1巻の後に読んでちょうど良い気がします。

なにより細君の活躍が読めてとてもよかった。

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Posted by ブクログ 2024年02月01日

これまでシリーズの「1」から「3」まで読み進め、作品中の登場人物たちの個性、背景、それぞれのストーリーについての輪郭が明確になってきていました。そして、作品の舞台が大きく変わる(主人公が働く病院が松本市中の基幹病院から大学病院へと変わる)節目で「3」が終了してしまい、次はどうなるんだ?とワクワクしな...続きを読むがらシリーズ第4弾「0」を読んだのでした。

「3」の続きを期待していたものの題名が「0」になっているため、何となく予感はありました。やはり「神様のカルテ」という大きなストーリーの原点だった。主人公達の青春小説のような。

主人公や彼を取り巻く人たちの若き日々が第三者目線で描かれていました。これまでの主人公が語る口調ではないので少し雰囲気は異なっていましたが、「0」を読む前に頭の中に描いていた個性豊かな登場人物たちの背景・ヒストリーがしっかりと明らかになる。

そしてシリーズ四作目にして、どうして「神様のカルテ」なのか?ということが(あまりに単純すぎましたが、、、実は明確に認識できていませんでした)分かりました。

最後の章である「冬山記」はこれまでとは全く異なる描きぶり。「美しい自然」ではなく「厳しい冬山」を緻密に描いている。その中でこれまで天使のように、シリーズ全体のムードメーカーのように、全体を柔らかくしてくれていた細君(ハルさん)の底辺に流れる「厳しい強さ」を認識することができ、より味わい深いシリーズになりました。

ここまできたら第五作(新章 神様のカルテ)も読まざるを得ません。

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Posted by ブクログ 2023年08月26日

神様のカルテの前日譚。
本シリーズはかなり前に読んだので、もう誰が誰だか覚えていませんでしたが、単独の作品としても良かったです。
本庄病院は医師も事務方も信念が素晴らしい。コロナの時を振り返ってみると、実際にこんな人たちが医療を支えているんだなと思った。

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Posted by ブクログ 2023年07月29日

2015年刊。1~3のシリーズが出てから、反響の良さを反映して「ゼロ」として時間軸の前後や周辺ストーリーが描かれる、というパターン。を、知らずに「ゼロ」を最初に読んでしまったという、おマヌケさんな自分。やれやれ。でも面白かった。

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Posted by ブクログ 2023年07月19日

「神様のカルテ」の意味が分かったし、やっぱりこのシリーズは面白い、また次の作品が出るのを楽しみに待ちたい

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Posted by ブクログ 2023年07月10日

『人間にはな、神様のカルテってもんがあるんだ』

人は生きる時生きるし、死ぬ時は死ぬ。
人生なんてそんなもんなんだろうな。
医師にとっては、そんなに無力なのかと思うのかもしれないが。

医師は、その人にとって、1番いい方法、その人が望む方法をとってあげることなんだろう。

一止は、國枝さんにとって何...続きを読むが1番いいかを真剣に考えていた。

國枝さんはこのまま亡くなったとしても、幸せだったはずだ。



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Posted by ブクログ 2023年03月31日

神様のカルテってそもそもどういう意味なんだろうと思っていたが
なるほど、という感じだった
圧倒的に三話目の神様のカルテが面白かった
逆に他は微妙だったかなぁ

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Posted by ブクログ 2023年03月24日

シリーズ第4作目はスピンオフ的短編集。
『有明』は、一止の同級生で医学部の良心と言われる進藤辰也が主役で、彼らが医学部の学生時代の話。進藤と結婚する千夏も登場。
『彼岸過ぎまで』は、漱石の作品とは関係なく、主役は大狸先生と病院事務長。24時間365日診療の看板を掲げる事務方に対し、新規医療機器の導入...続きを読むを図る大狸先生との丁々発止。
『神様のカルテ』は、一止が信濃大学を卒業し、シリーズ舞台の本庄病院に勤め始めたときの話。
彼がこの病院を選んだ理由は24時間365日患者を受け入れるという理念に惹かれたかららしい。彼が患者に真摯に対応する様子が描かれている。
そんな一止に教員だった患者が話す。
「本はよいですな・・・ひとは、一生のうちで一個の人生しか生きられない。しかし本は、また別の人生があることを我々に教えてくれる。たくさんの小説を読めばたくさんの人生を体験できる。そうするとたくさんのひとの気持ちがわかるようになる」と。
納得する読者子も多いことだろう。
この短編のなかで大狸先生が、「神様のカルテ」について語っている。
「神様がそれぞれの人間に書いたカルテってもんがある。俺たち医者はその神様のカルテをなぞっているだけの存在なんだ」
『冬山記』は、一止の妻となる榛名が主人公の、山岳小説。遭難現場での彼女の働きは、目を見張るばかりの活躍をする。一止にしてこのハル。ますますこの二人を見守ってゆきたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年10月08日

番外編みたいな立ち位置だけど、登場人物たちがどんな過去を辿ってきたのかを知ることができる貴重な巻。特に神様のカルテとはなんぞや、というところは少し意外で印象的だった。どんどん登場人物たちが大好きになっていく…

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Posted by ブクログ 2022年02月25日

作者の夏川さんは医者でいながら本を書き、山を趣味に持っている。素人では感じ得ない描写をしているシーンが多くある。

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Posted by ブクログ 2021年08月02日

本庄病院を選んだイチの理由が「24時間、365日対応」の看板だったとは。シリーズを通して日夜救急患者を受け入れて過労状態となっている医療現場ではあるが、元々は高邁な理想を持ったイチには望む職場だったのですね。
ハルとの出会いのシーンも期待していたのですが、ハルの超人的なヤマでの活動と人助けを何げ無く...続きを読むやってしまう姿に感動する。

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Posted by ブクログ 2021年06月12日

『神様のカルテ』にまつわる人々の前日譚。
この作品は4作の短編集。

神様のカルテのスピンオフという感じ。
神様のカルテに登場する主要登場人物、それぞれの物語が紡がれていた。

最初の2作は勢いが無いかなぁ・・・
と感じたが、再び神様のカルテの登場人物の物語を読めることにウキウキとした気持ちになった...続きを読む(*^-^*)

神様のカルテは、やはり栗原一止の物語がGood。
3作目でやっときました~!
一止の語り口は、病院に入った時から変わらない。
あの口調がたまらない(*´▽`*)

4作目は我らが榛名さん。
相変わらず、強く優しい女性が健在。

短編は相変わらず苦手だが、神様のカルテの登場人物は頭に叩き込まれている為、楽しく読むことができた(*^-^*)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年04月27日

神様のカルテのサイドストーリーで、4つの短編。

タツと如月の医学部時代の話。
大狸先生こと板垣先生と事務長金山のちょっと昔の話。
研修医時代の一止と胃癌を患った國枝さんの話。
ハルの冬山での話。

表題である神様のカルテについてもこの作品で触れられている。
それぞれの背景を知ることで、もっと登場人...続きを読む物を好きになる。本当にどの登場人物も素敵で愛おしい。

研修医時代で、まだぎこちない東西との関係性もなんだかよかった。

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Posted by ブクログ 2021年04月04日

「神様のカルテ」シリーズ番外編の短編集。

シリーズ読者には貴重なエピソードが読めるし、シリーズ名である「神様のカルテ」の意味も語られる。

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購入済み

よかった

H
2019年11月23日

冬山記が、よかった。作者の夏川草介さんの作品は、この「神様のカルテ」シリーズのみしか読んでいませんでしたが、このゼロを読み、他の本も読もうと思いました。

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購入済み

面白かったです。

2017年12月10日

綺麗な理想ばかりじゃなくて、無情な現実がよい感じに引き締めてくれる作品だと思います。
全体的に上手くまとまりすぎている感じもフィクションならではの美味しさなのかも。

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Posted by ブクログ 2022年10月01日

 「神様のカルテ」主人公である栗原一止の学生時代と研修医時代を描いた作品、一止の妻である榛名の常念岳山行を描いた作品、本庄病院が「24時間365日対応」の看板を掲げるようになったのかを描いた作品が収められた短編集。
 本編には登場しない人物なども多く出てきており、これはこれで楽しめる。短編集ではある...続きを読むが、何となく連作短編といった様相を呈しており、順に読んでいったほうが面白いように思う。それぞれの短編にはそれぞれのポイントになる言葉が散りばめられており、一つ一つが重みをもった作品となっているように感じる。

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Posted by ブクログ 2021年11月24日

人は誰しも不安や孤独を感じたことがあるだろう。その感情との一つの付き合い方が記されていた。人はみんなひとりだ。ひとりということは、嬉しいことも悲しいことも全部自分が引き受けるということ。だったら毎日を大切に積み上げて、後悔のないように。これは苦しいことではない。自分だけが一人ぼっちだと思うから苦しい...続きを読むのだ。

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Posted by ブクログ 2021年05月26日

神様のカルテシリーズの過去と現在をつなぐ短編集。本編を読んでから読むとより楽しめる。個人的に事務長の話が熱かったなー。

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