夏川草介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ地域医療といわれるものに携わるすべての医療関係者に刺さるのではないか。
そろそろ冬が始まろうとする気配の感じる信濃川上の駅で読み耽り、小海線の中で読み終わった。
進路に悩むいま、神様のカルテを読むと患者さんとの距離が近く長く携われる科に行くべきなのかと思う。
ただ、今日I先生と話す中で人生長いので回り道をした上で慢性期に携わるのもいいのかなと思った。
大狸先生と古狐先生のお見送りのシーンは、電車の中でも涙なしには読めなかった。
「だから、栗ちゃん、俺が言えることはただ一つだ。医者にとって大事なことは"続けることだ"ってな。」
私にとってこの言葉が救いの言葉にな -
購入済み
大学病院で最先端医療をバリバリ勉強して難しい症例をこなすことだけが医師の仕事ではない。雄町先生のように少数の患者と向き合っていく医療っていいなあと感じた。 あと京都のお餅が美味しそう。
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Posted by ブクログ
夏川草介さんは「医学」のみならず、「花」「山」にも精通していて「信州行きてぇ」と思っちゃた。そんな情景を表現し、人情熱さがジーンと伝わる読みやすい文章「文学」には天晴れだ。ファンになっちゃいそう。
今回のテーマは「家族と患者どちらをとるか」だと感じた。36時間家に帰らないのはザラだ。家に帰っても寝てすぐ出勤、家族とゆっくり過ごしいても携帯がなったら病院に直行。
この「家族をとるか仕事をとるか」は、我々も悩むのではないだろうか。
登場人物達は、「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬である。」という言葉をキーワードにして悩んだいく。
私もいつか悩む時がくるのかなー。 -
Posted by ブクログ
夏目漱石を敬愛する作家らしく、
文体も程よく硬派で
主人公の一止も
程よく古臭く、
細君も古風なのが、
良き!
最初、そんなに大きなストーリー展開がないのかな?と思いきや、
後半は
大きな展開があり、感動のラストへ。
医師が描く、
医師の労働環境は
本当に劣悪で、
頭が下がる。
病院で塩対応されても、
文句は言えないよなあ。
医師としてではなく、人間として
正しいと思うことを、
やってのけた一止たち。
「良心に恥じぬということだけが、
我々の確かな報酬だ」
くーっ!
かっこいい!
早速「夜と霧」と「草枕」 読まなきゃだな!
硬派な世界、好きだ!
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Posted by ブクログ
読み終わるのが勿体無いから新章はしばらく置いておこうと思ってたのに結局読んでしまった。1〜3、0、そして新章。どれも毎回夢中になって読ませてもらった。神様のカルテって、多分毎回誰かが亡くなっているはずなんだけど、なんだか穏やかで温かい気持ちになるから不思議だ。それにこの本を読むと、なんだかちょっと大学病院とかの仕組みがわかったような気になる笑 先生の言葉の応酬というか、会話のテンポ好き。
大学病院が舞台になって、本庄病院の先生たちはもう出てこなくなったら寂しいなと思っていたけど、みんな元気そうだった笑 大学病院の先生たちもキャラクターがたってていいなあ、みんな好きになれそう。新章は、この先も続