夏川草介のレビュー一覧

  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    日本は今まさに未曾有の高齢社会となっていると思う。
    人生100年時代と簡単に言うが、誰もが健康に暮らせるわけではない。
    本人の意思に関わらず、医療によって寿命を延ばすのが本当に幸せなのか。
    親が高齢になり、自分も何年か先には直面するであろう問題だ。信州松本の自然の中で奮闘する若き研修医と彼を見守り支えるベテランの医師や看護師達、年老いた患者達のリアルを描いた本書に引き込まれた。
    苦しい選択を迫られる場面もあるが、爽やかで温かい恋愛要素もあり、読んでよかったと思えた。

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    2024年10月22日
  • 神様のカルテ3

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    ネタバレ

    地域医療といわれるものに携わるすべての医療関係者に刺さるのではないか。

    そろそろ冬が始まろうとする気配の感じる信濃川上の駅で読み耽り、小海線の中で読み終わった。


    進路に悩むいま、神様のカルテを読むと患者さんとの距離が近く長く携われる科に行くべきなのかと思う。

    ただ、今日I先生と話す中で人生長いので回り道をした上で慢性期に携わるのもいいのかなと思った。

    大狸先生と古狐先生のお見送りのシーンは、電車の中でも涙なしには読めなかった。

    「だから、栗ちゃん、俺が言えることはただ一つだ。医者にとって大事なことは"続けることだ"ってな。」

    私にとってこの言葉が救いの言葉にな

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    2024年10月21日
  • スピノザの診察室

    QM

    購入済み

    大学病院で最先端医療をバリバリ勉強して難しい症例をこなすことだけが医師の仕事ではない。雄町先生のように少数の患者と向き合っていく医療っていいなあと感じた。 あと京都のお餅が美味しそう。

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    2024年10月10日
  • 神様のカルテ3

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    今回も、とても良かった。ガンの疑いで大手術をしたところ、実はガンではなかったという患者が出てきた。自分の知識不足に気付く主人公。

    思わず父のことを思い出してしまった。

    父は紹介状を持って大学病院に行ったにも関わらず、癌の検査にたどり着くまでに半年も掛かり、更に悪いことに手術のミスで、話すのがとても困難になってしまった。。

    良い先生と出会えるどうかは、本当に運だよなあ。

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    2024年10月13日
  • 神様のカルテ2

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    夏川草介さんは「医学」のみならず、「花」「山」にも精通していて「信州行きてぇ」と思っちゃた。そんな情景を表現し、人情熱さがジーンと伝わる読みやすい文章「文学」には天晴れだ。ファンになっちゃいそう。

    今回のテーマは「家族と患者どちらをとるか」だと感じた。36時間家に帰らないのはザラだ。家に帰っても寝てすぐ出勤、家族とゆっくり過ごしいても携帯がなったら病院に直行。
    この「家族をとるか仕事をとるか」は、我々も悩むのではないだろうか。
    登場人物達は、「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬である。」という言葉をキーワードにして悩んだいく。
    私もいつか悩む時がくるのかなー。

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    2024年09月30日
  • 神様のカルテ0

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    大好きなシリーズのサイドストーリー集。
    でありながら、本編と密接に絡む内容も出てくるため、本編を読んだうえで、人物や作品世界への理解をさらに深める位置づけで読むのがオススメ。

    珠玉の作品ばかりで、短編それぞれの完成度が高い。シリーズへの夢中度合いが良い意味で徐々に高まってしまう、短編の順番設計も趣き深い。

    一止(シリーズの主人公)の奥さんである榛名について取り上げた最後の短編が特に好き。榛名の姿と、周りの人間とのやり取りが目に浮かぶようだった。

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    2024年09月22日
  • 神様のカルテ0

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    このシリーズ、はじめてよみました。順番違いですが、人物の背景を知りつつ次の本編を読み進める楽しみができました。

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    2024年09月16日
  • 新章 神様のカルテ

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    「神カル」5部作目、新作のたびに感動が増していく感があり過去1番心揺さぶられた。名言がグッと来て心情や場面をより浮かび上がらせている。 真面目とは真剣勝負という意味、 急がず焦らず投げ出さず、そしてシリーズを通じて多くの銘酒が出てきており全酒制覇したい。 加えてまだまだこのシリーズが続いていく事を待ち望んでいます。

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    2024年09月08日
  • 神様のカルテ3

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    最高に面白いですね、ここの面それぞれの個性と1止が織りなす関係。描写が絶妙でにゃっとしたり、そーやなぁーと頷いたり、ははぁと感心したり、進化し続ける神カルだと思います。

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    2024年08月30日
  • 神様のカルテ3

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    それぞれの医者としての考え方、信念がある。今回一止にとっても大きな決断になり、その隣ではハルさんの支えがとても素晴らしいと思った。

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    2024年08月22日
  • 神様のカルテ3

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    自分の最善を考え続けて、信じて進み、あせらずに、少しずつでも積み上げ続ける。そして決して自分が歩んできた道を否定しない。自分に真摯にいきていきたいです

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    2024年08月21日
  • 神様のカルテ2

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    この世で1番好きな本です。生きることとは、人と人とが繋がっているということなのだと思います。がんじがらめになることもあるし、失うこともあるけれど、その辛さから救い出してくれるのも人との繋がりでした。命の煌めき、という言葉が似合う小説だと思います。

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    2024年08月21日
  • 始まりの木

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    やはり、夏川草介さんの紡ぐ文章はどこか温かい。情景も自分がその場にいるかの如く想像しやすい。
    また、作品名となっている「始まりの木」は古屋先生にとっては第三話であると思うが、二人にとっては第五話だと思う。

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    2024年08月18日
  • 新章 神様のカルテ

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    大学病院を舞台にして始まった新シリーズ。大学病院のルール、大学病院の曲者に翻弄されながら、患者の為に真っ直ぐに突き進む一止。笑い、癒し、感動と涙、信州の自然、相変わらずの面白さで一気読みでした。特別編の小春ちゃん誕生エピソードは時系列は逆になりますが、本編の後ではパン屋の准教授が只々嫌な奴ではないのだということがわかるお話になったと思いました。

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    2024年08月09日
  • 神様のカルテ2

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    夏目漱石を敬愛する作家らしく、
    文体も程よく硬派で
    主人公の一止も
    程よく古臭く、
    細君も古風なのが、
    良き!

    最初、そんなに大きなストーリー展開がないのかな?と思いきや、
    後半は
    大きな展開があり、感動のラストへ。

    医師が描く、
    医師の労働環境は
    本当に劣悪で、
    頭が下がる。

    病院で塩対応されても、
    文句は言えないよなあ。

    医師としてではなく、人間として
    正しいと思うことを、
    やってのけた一止たち。

    「良心に恥じぬということだけが、
    我々の確かな報酬だ」

    くーっ!
    かっこいい!

    早速「夜と霧」と「草枕」 読まなきゃだな!

    硬派な世界、好きだ!

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    2024年08月06日
  • 神様のカルテ2

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    ネタバレ

    大切な人がいなくなり、誰もいなくなった葬儀の最期に大狸先生が声をあげる場面で、涙が溢れました。
    助けたくてもその術がないと解ってしまうお医者さん達が抱える苦しみに、僅かにでも触れられた気がします。
    立ち止まるわけにもいかない現場で懸命に働く方々に、頭が下がるばかりです。

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    2024年08月05日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    研修医の目から見た医療の景色、社会が蓋をしてしまっている生と死の問題などを優しく包みながら浮かび上がらせてくれる小説。
    現場の悩みを柔らかに伝えてくれている印象で、正解を求めるよりも、悩むことの大切さを教えてくれる話でした。

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    2024年07月31日
  • 神様のカルテ0

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    4人の神カル主要メンバー過去物語
    っていう感じ。
    1羽目が特に好きだったな。タツと千夏ちゃんの幸せっぷりが凄かった。

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    2024年07月28日
  • 新章 神様のカルテ

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    読み終わるのが勿体無いから新章はしばらく置いておこうと思ってたのに結局読んでしまった。1〜3、0、そして新章。どれも毎回夢中になって読ませてもらった。神様のカルテって、多分毎回誰かが亡くなっているはずなんだけど、なんだか穏やかで温かい気持ちになるから不思議だ。それにこの本を読むと、なんだかちょっと大学病院とかの仕組みがわかったような気になる笑 先生の言葉の応酬というか、会話のテンポ好き。
    大学病院が舞台になって、本庄病院の先生たちはもう出てこなくなったら寂しいなと思っていたけど、みんな元気そうだった笑 大学病院の先生たちもキャラクターがたってていいなあ、みんな好きになれそう。新章は、この先も続

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    2024年07月24日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    神様のカルテとはまた違う、でも医療に正面から向き合う医師の姿とその裏にある生活が描き出されている作品だった。より地域に密着した医療を夏川さんの言葉で魅せていただいた作品な感じがした。

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    2024年07月15日