夏川草介のレビュー一覧

  • スピノザの診察室

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    主人公マチ先生の飄々としながらも心の中の葛藤、医者として、幸せとは何かについて、ゆっくりと語られます。
    私は、マチ先生と秋鹿先生がインベーダーの筐体のあるお店での会話が心に残りました。
    お医者さんも人間、勇気が必要なんだと気付かされました。
    スピノザの本も読んでみたいと思いました。

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    2026年06月26日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    対話で伝えられるのは論理的な言葉の意味ではなく、伝えようとする意志である。
    冷え切った論理は一杯の温かな紅茶にも及ばない


    深い。。。

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    2026年06月25日
  • エピクロスの処方箋

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    スピノザ〜に続き、相変わらずのマチ先生と魅力的な周りの方々…心あたたまる読後感。
    看取りの瞬間の話や幸福についての話など、忘れたくないエピソードも多く、いつか体が弱った時に再読したいなぁと思う。おそらく続編でるでしょう!楽しみです。

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    2026年06月22日
  • スピノザの診察室

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    マチ先生の性格がすごく良い。 神様のカルテのようにスイスイ読みました。 アルコールをたしなみ、心不全の診察に通う当方としては、大変参考になりました。 南先生とは、どうなるの?
    続編は出ないのかなー!

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    2026年06月22日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    本、特に世界の名作と言われる重厚な作品への愛があふれる一冊。
    第二の迷宮「切りきざむ者」をなんか見たことあるな…と調べたら、8年ほど前に某女子中の入試問題で使われてた。
    ジュニア向けにやさしい言葉で書かれてるけど、文学史に残る名作を読む人が増えてほしいと著者自身が「解説に代えて−−猫が教えてくれたこと−−」で記している。

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    2026年06月22日
  • 神様のカルテ

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    『スピノザの診察室』『エピクロスの処方箋』を読み終わり、夏川草介作品を遡ってみた。今回もオーディブル。

    「孤独を取り除く」というフレーズが印象的だった。

    ナレーターさんの節回しの影響もあるかもしれなけど、なんとなく森見登美彦の「四畳半神話大系」な空気もチラリ感じた。それはそれで楽しい。

    ”電子カルテを入力……”というフレーズに「おっ」と小さく反応てしまう(『スピノザの診察室』『エピクロスの処方箋』のときも同じだった)そして。「あぁ、普及したんだなぁ」と妙な感慨を覚えた。ITベンダー社員時代「電子カルテ」の普及(まずは利用が認められる必要があった)はビジネス的に重要テーマだったのだ(特に公

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    2026年06月21日
  • エピクロスの処方箋

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    主人公がや周りの登場人物が完璧すぎた。片付けが苦手なくらいでは親近感が湧かない。でも、主人公の言葉には学びがあったし、主人公と同じところで涙した。

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    2026年06月20日
  • エピクロスの処方箋

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    マチ先生の医師としての矜持が素晴らしい。医療行為に目がいきがちになるけれど、信念を持って医療に携わる彼の生き方が周りの人達を幸せにしていく。今回は教授も面白く絡んできた。
    長五郎餅といい、京都の和菓子にふれることができてとても楽しかった。南先生これからも活躍するのかな。続編出ますように。

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    2026年06月18日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    現代の医療における問題点を的確に表現しながらも、安曇野の雄大な自然や花、桂と美琴の爽やかな恋愛要素が彩りを添えることで、読みやすい一冊になっていました。

    終末期の医療は、未だに発展途上の感があり、医療者の中でも悩みが尽きない分野です。御本人の意思が示されていれば、まだ救われるのですが、ない場合には御家族の決断が二転三転することは、よくあることです。死について話すことをタブー視するのではなく、家族や大切なひとと意思を共有できていたらいいのにと常々考えてしまいます。

    この小説の中で最も共感した人物が、半崎です。半崎ほどの大事にはなっていませんが、私も看護師1年目にインシデントを起こしたことはあ

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    2026年06月15日
  • スピノザの診察室

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    ネタバレ

    面白かった。
    医療に携わっている自分として、このような医者の姿は良いと感じた。
    医療にはたいした期待や希望を持っていなくても「それでもできることはある」と思うマチ先生が素敵であると感じた。
    「暗闇で凍える隣人に外套をかけてあげる」ような人間、医師になりたいと感じた。

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    2026年06月15日
  • スピノザの診察室

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    初めて夏川草介さんの本読んだ。
    200ページちょっと過ぎた辺りからなんかよかった。
    私も原田病院で働きたいなと思った。
    書かれてる目線が主人公目線のところもあれば、違う人目線のところもあって、色んな人の気持ちが分かる書き方もよかった。
    京都ならではの方言や和菓子も出てきて、特に金平糖食べたくなった。
    来週は、エピクロスの方読む!

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    2026年06月14日
  • 神様のカルテ0

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    神様のカルテのスピンオフ作品。
    一つひとつの作品は繋がってはいないが、シリーズを読んできた者にとってはたまらないプレゼントになる。
    最後の「冬山記」がいい。それぞれの人がそれぞれの悲しみを抱えながら、悲しみに耐えて生きている。だから、人間は素晴らしい。

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    2026年06月11日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    ちょっと星の王子さまっぽい所はあるかな。
    童話チックだが、最後の作者のあとがきが全てを表していて、心に残る文章だった。

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    2026年06月08日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    ファンタジーなんだけど、ちゃんと本のことを考える切っ掛けを与えてくれる哲学書でもあったような気がします。
    作品に他の小説のオマージュやパロディが散りばめられているらしいのですが、私には気づくほどの知識がありませんでした。ネットで調べてやっと分かったのが、主人公 夏木林太郎 は夏目漱石+森鴎外(森林太郎) だと推理できるでした。ふむふむなるほど〜でした。

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    2026年06月08日
  • 臨床の砦

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    コロナ禍の日々を振り返ると、社会全体が見えない脅威に翻弄されていたことを思い出す。その最前線で奮闘した医療従事者たちの現実が生々しく描かれていて考えさせられた。

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    2026年06月08日
  • 神様のカルテ

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    「スピノザの診察室」と「エピクロスの処方箋」を先に読んだので、当作も京都の雄町雄介シリーズだと思っていたら全然違った。文調もいささかギャグ路線で上記2作とのギャップに読み始めのうちは戸惑った。
    しかし読み進めるうちに、雄町雄介シリーズと同じく味わいを感じるようになった。舞台は信州松本。さりげなく地酒が紹介されたり、豊かだが厳しい自然の空気感が伝わったりと、その風土の想像を楽しめた。当作も大学医局と地域の草の根医療の対峙という社会テーマをベースにしている。そのジレンマの中で描かれる人間と人間の関わりには深く感銘を受けた。読後の余韻も良かった。傑作に出会えて満足である。

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    2026年06月07日
  • スピノザの診察室

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    ネタバレ

    夏川さんの医療への哲学を色濃く感じた気がする。
    神様のカルテが大好きなので、どうしても比較対象になってしまうのだが、神様のカルテは心温まる物語という感じだったのに対して、本作スピノザの診察室は心休まる物語という感じ。 神様のカルテは海から昇る朝日を見るようで、スピノザの診察室はひたすら穏やかな波を見ているというイメージ。温度は低いんだけど、心地いいみたいな。

    スピノザに辛さじゃなくて希望を見出すマチ先生の考え方に個人的に共感できた。限界を知っているからこそ、希望がないからこそ、湧いてくるやる気があるというか。変えられないことが寧ろ希望なのが個人的に非常に分かるなと思っていた。

    「なけなしの

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    2026年06月06日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    本が抱える現代的な問題に向き合う言葉は理想論かもしれないが心意気は感じた

    本の持つ力はなんだろうか
    名著の持つ力は普遍的な、忘れてはならない心という
    心の指針になる高い山にも登ってみようか

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    2026年06月05日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    引きこもり気味の高校生・林太郎が、祖父の遺した古書店で人間の言葉を話すトラネコと出会い、本を守るために異世界に入っていく、という設定。
    最初はあまりのファンタジー感にちょっと入りづらい印象だったが、読み進めていくうちにどんどん引き込まれていった。

    読む人によっていろんな解釈ができそうだが、自分にとっては、ファンタジーの形を借りた、夏川先生なりの“読書論”だと感じた。

    本は一度読んで終わりなのか?それとも繰り返し読むべきものなのか?
    難解な内容の本を時間をかけて苦労してでも読むのか?それとも効率よくエッセンスを掴むことがよいのか?
    商業的に「売れる」本が価値の高い本なのか?
    本を読むことの意

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    2026年06月03日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    本作は、現代日本が直面する終末期医療の「延命治療」や「看取り」という重いテーマを扱っているにもかかわらず、物語が暗く重くなりすぎず、不思議と安曇野の爽やかな風が吹き抜けるような読後感。

    主人公の二人も魅力的だけど、彼らを取り巻く「死神の谷崎」「小さな巨人」「事なかれの遠藤」といった、ひと癖も二癖もあるキャラクターたちが物語をいっそう引き立ててくれて面白かった。
    特に「死神」と呼ばれる谷崎の語る「看取り」のスタンスには「一理あるな」と妙に納得させられた。

    「高齢者医療」は自分にはまだ先のことだと思っていたが、本作を通じて深く考えさせられた。もし自分がその立場になったら、過度な延命治療は絶対に

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    2026年05月30日