山中ヒコのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
まよパンシリーズ ②
弘基の元カノは、結婚詐欺師?斑目氏に恋の魔の手が…。
おいしいクロワッサンが食べたくなったー!!
バターたっぷりの、サクッとした食感の高カロリーな奴ー笑
クロワッサンだけでなく、話の内容も楽しめたよー。
弘基の元カノの佳乃が突然、ブーランジェリークレバヤシを
訪ねてくる。
希実としては、彼女がどうも胡散臭い女って感じで、
今一つ信用できない。
そんな彼女が大金を持っていることを知り、ますます
胡散臭さが際立つー!!
どうやら、結婚詐欺をしてお金儲けしている様子。
でも、佳乃にはいろんな過去があり、そして、いろんな
現在へと繋がっていたー。
どちらかというと、弘基メ -
Posted by ブクログ
まよパンシリーズ ①
夜にオープンするパン屋さん。
オーナーでパンを作るのが不器用な暮林。
めちゃめちゃ美味しいパンを作る、弘基。
家に寄り付かないカッコウ母の娘で女子高生の希実。
母である織絵ちゃんを待ち続ける、こだま。
変態的な考えを持っている覗き魔の斑目。
自分が自分であることに自信を持てないソフィア。
個性的な登場人物ばかりで、読んでて飽きなかったですー。
なぜ、希実がパン屋に居候することになったのか、
こだまと織絵との関係、ソフィアの気持ち…などなど、
盛りだくさんな内容でしたー。
暮林さんもステキだけど、奥さんだった美和子さんも
ステキだなぁーって思ったよ。
パンが食べたく -
Posted by ブクログ
ネタバレアツコは恋をして、強くも弱くもなったと思う。リョウがそんな計画立ててたとは…リョウも意外と余裕なかったんだ…。イタルが強くなってて驚いた。自分勝手だけど、人情味はあるから、割と人に好かれるのかもな。皆ハッピーエンドでよかったね。山中ヒコさんの描く切なさは私も好き。
ただ、イタルの母と祖父の心の変わりようとか、元服式の様子と客の態度とか、一年後にイタルとリョウがバイトしてるのとか、アツコがイタルの家に住んでるのとかに違和感がある。現代風の話なのに設定が奇妙で、何となく周りの描写の根拠が浅いような。この方のもやっとする世界は苦手… -
Posted by ブクログ
まよぱんシリーズ5冊目。
他の巻よりかなりのボリューム!
次の完結6冊目も読み終わったので思うのだけど、作者さんはもしかしたらこの午前4時を本当の意味での最終巻にと考えていたのでは?と思ったりした。
これまでのまよぱんシリーズでは、ブランジェリークレバヤシに何らかの人物が事件を持ち込んできていたが、今回は希美本人が事件の主軸となっている。
莫大な遺産や跡継ぎという設定は都合よすぎな感じがしないではなかったが……。
希美の父親は誰なのか?を中心として、2転3転していく様は興味深かった。
律子さん、母親うんぬんは置いておいて、すごく良いキャラだと思う。
律子さんには悲しい思いをさせてしまった -
Posted by ブクログ
まよぱんシリーズ4冊目。
楽しくて、楽しみで、かなりのハイペースで読みふけっていた。
今回もやっぱり家族がテーマになっている。
ブランジェリークレバヤシに転がりこんできた希美の従姉妹。
その彼女と希美の過去、関係性などを折り込みながら、彼女たちが抱えてきた苦しみが表面化して……。
子供から見た親の愚かさ、家族であろうとしなければならない義務、躾とされる暴力。
子供もまた親になる必然。
そのときに思う親としての気持ち。
苦しさが分かるだけに辛く、重かった。
でもやっぱりヒロキが焼くパンに救われて。
クレさんの微笑みも無条件に優しくて。
希美の芯の強さにも憧れて。
近くにブランジェリークレ -
Posted by ブクログ
まよぱんシリーズ3冊目。
とにかく楽しみで、早く最後まで行き着きたい一心で読みふけった。
このシリーズのテーマは「親子」だと思うのですが、今回も深い溝が出来た親子に巻き込まれるブランジェリークレバヤシの面々。
ハラハラしたり、ゾワッとしたり忙しい気分だった。
転校生の彼は、読んでいると何故か俳優さん?の加藤諒氏(実写版パタリロ?だったかな?)のイメージがついてしまい、最後まで加藤諒氏で読み終わってしまった。笑
クレさんもヒロキも、文字として(作中に)登場するのが少ないが、希美が困っているときにはヒーローのように現われる。
血の繋がりはないけど、ファミリーとして強い絆があるのを感じた。羨ま -
Posted by ブクログ
偶然見つけた真夜中のパン屋さん 午前0時を読んだ後、この作品は「まよぱんシリーズ」だと知り、即全巻購入した。
前巻からの登場人物もそのままに、読んでいると、「この作品の作者さん、楽しそうに書いてある気がするなあ」と思えてしまう。それくらい読んでいても楽しい。
主人公の希美にしてもそうだが、登場人物はみんな悲しい過去を抱えている。
楽しいだけの人生を送っている人なんていないと思いはするが、この作品の登場人物たちは、なかなかヘヴィな過去を持っている。
にもかかわらず、みんな歪むことなく(斑目氏は微妙だが。笑)無条件に人に優しく出来る人たちだ。
それは羨ましいことだし、見習いたい気もする。
出