山中ヒコのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
子供は親を選んで忌まれてくる事はできないのだ。
そんな、当たり前の事が厳しい。
世の中は誕生のその最初から不公平に満ちていて、その不公平の中で生きていくしかないのだ。
自分の手の中にある不幸ばかりを嘆いても、怨んでも、何がどうなる訳でもなく。まして、自分を卑下し、責めても良い事など一つもある訳もなく。
目の前に差し出された、細いけれど暖かい糸を掴んで、強くなって欲しい。
人は弱く、時としてその弱さが他人を傷つける刃となる。
それでも、人は強く、傷ついて泣いても、前を見て立ち上がる事もできるし、誰かに手を差し伸べる事もできる。
つらつらとそんな事を思ってしまった。
雲雀、その名のように、いつ -
Posted by ブクログ
ネタバレ山中ヒコさんを初めて読んだコミックスがあまり好みではなくて、でも高評価が気になって「エンドゲーム」を読んで打ち抜かれました。あの話はすご過ぎた!
そして、三冊目がこの本でした。
表題作よりも、先輩の片想いをずっと見守っていた話の方が切なくて好きです。名前も知らない片想いっていいなあ。
ですが、表題作の
「………嬉しい……!!オレの好きな男が女子共に嫌われていく……!!」って台詞が何故かツボにはいって、思い出してはにやにやしてしまいます。
分かる、そういうの分かるよ!
皆が嫌っても、自分だけが好きならいいのです。
奇跡のような、そうでもないような、ハッピーエンドでよかったね、春日部くん。 -
購入済み
わ、お宝発見〜!
重いのにゆる〜い空気感のBL「エンドゲーム」も良かったんですが本作もまた良かったぁ。序盤の「ええ〜?!」って急激な展開はどーだろねって感じでしたが、そこスルーしちゃえば個人の意識は不要の微妙な立場の敦子の心情にギュッと切なくなっちゃう。最後の最後まで遼って冷て〜ぇと思っていましたが、ワタクシが間違っておりました(笑)4巻後半では目頭ジーンです、感動的。