あらすじ
朽木(くちき)――過去にいわくありげな、一人の浪人。雲雀(ひばり)――家に居つかぬ父を待つ、長屋の少女。朽木が荒れ寺に開いた寺子屋に、雲雀が通いはじめ、二人は次第に心を通わせるようになる。だが、雲雀の父が起こした事件によって事態は急転。雲雀は朽木に罪をかぶせようとするが……!? 俊英・山中ヒコが描く、欠けたる者同士が寄り添って生きる、江戸・下町の人情譚。
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仏頂面と涙
怒りっぽい人も、見栄を張ってる人も、隠し事がある人も、どこかに優しさはあって、太陽のように絶対的なものではないけれど、夜の寂しさを柔らかく包んでくれる小さな星のような輝きを持っている。
それらが、小さな夜光草が健気に咲こうとしている姿に触れて、より輝きを増す。
どうか、その優しさに触れてください。
おすすめ
試し読みで素敵な話だったので、残り全部買ってしまいました。表紙のカラーも雰囲気あって、素敵。寺子屋の先生も長屋のみなさんも子ども達も人情味あって素敵。民放の時代劇が無くなってしまったという作者さんの記載がありましたが、時代劇の人情味ってこんなでしたね思い出しました、良いですね!
人情に感動
重い内容、厳しい状況を含んだマンガですが、それを登場人物のやさしさや人情が包んでいて、後味の悪さは感じません。個人的には、寺子屋の先生と暮らし始めた主人公が、先生が認めてくれるから進んで働けると語るところが感動的です。
Posted by ブクログ
雲雀ちゃんがいくつなのかわからないけど
家事いろいろできるってことはそれほど幼くもないんだろうけど
雲雀ちゃんのひたむきな愛情が泣けてしょうがなかった
Posted by ブクログ
連載当初から本誌で読んでいたので、単行本が出て即購入!
これは本当に、今一番展開が楽しみな漫画です。雲雀のひたむきさに何度涙したことか…。朽木先生と雲雀はお互いを包んでいるんじゃないかな、精神的に。
Posted by ブクログ
2014.5.24
何やら訳あり風な浪人 と とある事件で一人になってしまった雲雀
毎回泣いた
号泣だよ
これ良いよ!
すごく良い!
オススメする!
切ない
雲雀が可哀想です。父親の辰五郎は何をやってるんだか!情けない。それに反して、雲雀を丸ごと受け入れる朽木。いいな~。しかし、朽木の過去に何があるのか気になります。
他人同士の絆
寺子屋を始めた訳ありの浪人とある一人の女の子との絆を描いた作品の第1巻。
江戸時代のある長屋に父親と2人で住んでいる雲雀は最近近所の荒れ寺に浪人が住み着いていると友達から聞く。
空き巣に入られたおじいさんが刺し殺された上に十両取られた話と関連づけてその浪人が刀で人を殺して金を盗んだと思った雲雀達はその荒れ寺に浪人をつかまえにいった。
しかしそこは寺子屋だった。
浪人の朽木に教えてもらいながら字を覚える雲雀。
練習の成果を家に持って帰って見せようとするが父親は酔って帰宅してすぐに寝てしまった。
その頃小間屋は殺しと空き巣の捜査をしていた。
細目の旦那を筆頭に町で聞き込みをするなか寺子屋から出てきた雲雀たちも聞かれる。
あんなボンヤリした朽木に人は斬れないと啖呵を切る雲雀は帰宅後父親の荷物から十両を見つけてしまう。
父親を助けたい一心で朽木に罪をなすりつけるが細目は雲雀の父親が犯人だと見抜いていたのだった。
捕らえられた父親を助けようとした雲雀は誤って川に転落してしまう。
そんな彼女を朽木は泳いで助けるのだった。
無事意識を取り戻した雲雀は父親が遠島になったと朽木から聞いた。
その後長屋で一人となった雲雀は長屋差配の安兵衛によって引き取ってもらえる所を探してもらうが罪人の子ということもあって引き取り手が見つからない。
長屋の人からうちの子になるかと聞かれ優しさに涙しながらも先生と住みたいという雲雀を朽木は受け入れるのだった。
優しさと世知辛さが伝わってくる作品だった。
雲雀のかわいさと朽木の過去について気になった。
続きが楽しみ。
Posted by ブクログ
まだまだこれから、という感じ。
各々の登場人物の過去や重いに胸がきゅっとなる。耐える、忍ぶ、そんな表現がとても切なく愛おしい。
これからも楽しみ。
Posted by ブクログ
荒れ寺に住みつき、寺子屋を開いた浪人・朽木。荒れて子を顧みぬ父をひとり長屋で待つ少女・雲雀。どこか寂しさを抱えるふたり。そして事件は起こったーー。
江戸下町人情ものです。幼いのに家事全般をこなす雲雀が健気可愛い。ベタですが、きっちり泣かせます。何故だか時代物だと素直に泣ける気がしますね。
Posted by ブクログ
作者買いしたものの舞台が江戸の下町という時代物で、ちょんまげはちょっと…って思ってたら、何これ泣ける(´;ω;`)雲雀、超良い子。竜二がかわいいですw
Posted by ブクログ
雲雀の細い脚…あの細い足を踏ん張る様に朽木と同じ気持ちになってしまう、それだけで十分な作品。丁度、風野真知雄さんの根岸奉行シリーズにハマっている事もあり、江戸の町の風景が絵で見れる、と言う個人的な楽しみもあり、とても好きになってしまったこの作品。
雲雀の運命に「可哀想…いじらしい」と思うだけでも読めると思うが、照れた無邪気な笑顔とか、越棒に負けまいとする無表情とか、山中ヒコの絵の魅力を存分に味わえると言う意味でも凄く好きだ。繰り返し読み返したくなる…訳あり朽木の正体も気になってしょうがない。
匿名
ちょっとしたサプライズ?がありました。表紙イラストと作中シーンがリンクしています。ああ、ここかと思うとジーンと来ました。
雲雀の一生懸命な所が愛らしい、大人になる迄の成長過程は観れたら嬉しいな。タイトルの死にたがりは誰に掛かっているのか、未だ作品の雰囲気だけ掴めて来ている感じです。
Posted by ブクログ
のっけから辛ぇぇぇ。
雲雀の悲しい境遇は分かるんだけど、先生が何故死にたがりなのかはまだまだ分からん。
雲雀はあの歳で家のことをほぼしていて、父親が帰ったら世話を妬くんや、、
やっと帰ってきては酒に呑まれて雲雀が寺子屋で習った文字も見てくれん。しょぼくれもせず着物を畳もう思うたら金子が溢れる、、、数える雲雀、、、つれぇぇぇえ!!
この時代の子は家の事やら何やらかんやら出来る子が多いけど、それでも雲雀はえらいぞ、、、褒めちゃりたい、、
長屋の人も最初どうなるかと思ったけど優しい人がいて本当良かった、、涙腺が馬鹿になるだ、、
Posted by ブクログ
わかりやすすぎる感動もの。山中先生らしさがあまり感じられなかった。父親の罪を他人に押し付ける雲雀ちゃんに共感できず…。ツンのレベルを超えてるって。