あらすじ
教え子を斬り殺した罪を拭えず、死に場所を求め、彷徨っていた朽木。そんな彼を救ったのは、江戸下町の人情と、少女・雲雀の温もりだった。しかし雲雀が養女に行く話が出たとき、過去の罪から、それを止められぬ朽木がいた。そんな中、雲雀が朽木のもとから攫われてしまう。さらに雲雀を助けに向かった朽木は凶刃に倒れ!? 一人ぼっちの浪人と少女、かけがえのない絆の物語、最終巻! 吉原を描く番外編「伊勢屋の旦那」も収録。
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切なく優しい物語
タイトルと表紙の美しさからずっと気になっていた作品でした。
ただ、切ない話を体調の悪い時に読むとより辛くなっちゃうので、読む機会を伺っていました。
それなのに無料の1巻から止まらず全巻をあっという間に読み終えてしまった。
強くて優しい朽木に、愛らしく健気な雲雀。
子供達が皆本当に可愛い。
倒幕の少し前の平和な江戸でも、そりゃ事件もあれば貧困に喘ぐ人々はいたよね。
独りになってしまった雲雀を長屋の大人達が守る江戸時代らしい人情味溢れる描写がすごく好きです。
そして、死を求めていても正義や倫理を芯に持つ朽木の格好良いこと。
世の中がひっくり返るような時が来ても、朽木も雲雀も周りの皆も元気で幸せであって欲しい。
この先何度も読み返すであろうお話でした。
Posted by ブクログ
最終巻。
雲雀を誘拐したのは誰か。冬吾は生きるのか死ぬのか。
んんんんーーーー…前半の盛り上がりようが凄かったからかなぁ、、、
登場人物の前置き?前提を説明せにゃならんのは分かるんだけど、その前提からここに終着なん?!っていう
駆け足な最後に気持ちがついていけてないんだろうか。
この話のデカいテーマは、置かれた場所でどう生きていくかなのかなぁって勝手に思いました。
まさかのお辰と安兵衛がひっついたり。
誰が雲雀に白無垢着せるかフンフンしたり。
雲雀が先生に甘えてたり、、やっと雲雀が年相応に(´;ω;`)
しっかり抱っこしてもらえよ。
番外編であの女衒が出てくるんだけど、まぁえらいいい人になっています。嫌いじゃない。
細目と雲雀の距離が縮まる番外もあります。すこ!
鶴太郎がもうちっと出てきてもえかったなぁ、ありゃ色男だで。