宮城谷昌光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最終巻は小説全体のクライマックス。
武田信玄上洛時における菅沼氏による野田城籠城戦。
寡兵でもって武田の大軍を一月釘付けにしたその攻防は、作者がもっとも描きたかった場面だろう。
読み応えがあった。
その場面以前にも、武田方が侵攻してくる場面は読んでるこちらも息が詰まるようなドキドキ感を持った。
歴史上、信玄の上洛時のエピソードは家康の三方原の敗戦とか、
城攻め時の信玄狙撃疑惑とかは知っていたけれど、
それがこの野田城のことで、しかも一月にわたる攻防があったことは、今回初めて知った。
こういう新しい発見があるのが歴史小説のいいところだと思う。
シリーズ六巻の前半は菅沼定則が、後半は定盈が主人