宮城谷昌光のレビュー一覧

  • 風は山河より(一)

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    家康の爺ちゃんの家臣が主人公の小説。すごいどマイナーな舞台。でもこのあと三代にわたって描き、中盤で家康もでてくるみたい。
    内容的にはさすがに歴史小説の大家。当時の時代感覚が切り取ったように伝わってくる描写が秀逸。
    三河武士は城を守らないとか、戦術というものを知らないとか、他の戦国ものとは違う、リアルな当時の田舎武士の感覚が感じられるのが新鮮です。

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    2010年06月19日
  • 春秋の名君

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    前半は中国紀元前、春秋時代の主要な「君主」を集めた列伝。後半は著者・宮城谷昌光氏のエッセイ集。
    エッセイの中には著者の司馬遼太郎さんへの思いと最初で最後の対談の様子。宮城谷氏のデビュー前の回想など。個人的には、「孟嘗君」連載中で、阪神大震災に遭遇した神戸新聞社の話。藤沢周平作品について宮城谷氏が言及している部分が興味深かったです。
    その後、藤沢周平作品を読むようになりました。藤沢周平作品を宮城谷氏がどう考えているのかがわかる一文を引用しておきます。

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    2010年06月18日
  • 風は山河より(一)

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    これまでの歴史小説で扱ってこなかった時代、人物を取り上げているところが面白い。ただあまりにも情報が過多で、物語が盛り上がっているのに読むスピードを上げられないもどかしさがあります。

    文庫は全6巻、現在第5巻の途中。

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    2010年06月14日
  • 晏子(四)

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    読み終えた爽快感があまりないのは鼻炎のせいでしょうか。私自身が読み応えを感じたのは2巻の父・晏弱が活躍しているところまでだったかも。晏嬰が、どのくらい斉へ貢献したのか?という肝心なところの記述が少なかったからか??と思ったりもしたが、政への姿勢や生き方などが後世に名を残した事を考えると、私が思っていたイメージと違っていたからかもしれない。とにかく権力闘争の際は、名前が殆ど上がっていなかったという点がほんとにクリーンだ。今の政治家に少しは見習ってもらいたい生き方と言える。

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    2010年04月30日
  • 孟嘗君(5)

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    孟掌君シリーズ最終巻 何ともあっさり終わってしまったというのが正直な感想。確かに文献にはそれ程の記録が残っていないらしいこともあると思うが、結局半分は、孟掌君の父、風洪(白圭)の話で、残りが孟掌君(田文)であった。当初の危惧通り、尻切れ蜻蛉で最終巻は特に筆を急いですすめた感が強い。一人一人の描き込みが上手い作者だけに、全体の物語の構成にもう少し気をつけてくれたら、ずっとレベルが高くなるのにという残念な気はする。

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    2010年04月05日
  • 子産(上)

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    中国春秋時代中期、小さい国である鄭でそのもてる力を最大限に発揮して、国を支えた名将子国とその子の子産の物語。鄭は大国の晋と楚に挟まれ、時と場合によって、それぞれの大国と渡り合わなければならず、その歩みは困難を極めるが、勇気の人子国と天才とも言える洞察力とはっきりした意見をきちんと主張できる子産が、鄭を何とか盛り立てて行く。当時の国の政治がいかなる考え方で運営されていたのか?史実の裏に隠された当時の人間の考え方を推察する上で参考になる話が多く、勿論推察だとしても、史料から導き出された物語には、説得力がある。

    それにしても、一国の君主を宰相が殺戮してしまうとは、何と激しい下克上の時代であることか

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    2010年04月05日
  • 子産(下)

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    ここの所、暫く宮城谷の作品を読んできているが、この子産は、いささか筆が重い感じで、読むのにスムーズに進んでいかない。このシリーズ上下で随分時間を取ってしまった。それも、何か読んでいて引き込まれるものが無く、主人公がいつまで経っても、作品中で輝いて活き活きしてこないことが原因だと思い至った。教訓的な話が多く、理屈が先に立って、心に迫る膝を打つ話が無いために、子産の素晴らしさが伝わってこないのです。結果的に私にとっては、この作品は失敗なのかも知れません。ちょっと宮城谷に作品を読むのはお休みして、司馬遼太郎氏の世界に遊ぶことにしましょうか?!

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    2010年04月05日
  • 風は山河より(四)

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    ふ〜・・不春がしんじゃいました。
    主人公だと思ってたのに(汗

    はわわ〜2代続けて主が側近に斬殺される徳川家。

    竹千代を人質に取られて、おいしいところは今川にごっそりもってかれた岡崎衆は、本来お給料払ってくれるはずの人が不在で、
    その日食べる米にも困る毎日。

    受難の日々です。

    菅沼家にも怪しい雲行きが・・・
    兄弟はいないと困るし、いたらいたで、仲良くないともっと困るという・・。

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    2010年04月16日
  • 風は山河より(三)

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    一旦は岡崎城から逃げ出した家康のお父さんですが、叔父をだまし討ちっぽく追い出して、再び城主に返り咲きます。

    ところが織田と今川に挟まれた岡崎城は、天才軍師雪斎の知略もあり、風前の灯火に!
    このままでは、援軍もあてに出来ないってわけで、仕方なく家康父は、手中の珠ともいえる嫡男竹千代(家康)を今川に人質として送り出します。

    だがしかし!竹千代は部下であり親戚筋でもある者の手で輸送途中にかどわかされて、織田に売られてしまうのでした。

    3巻まで読んで思ったのですが、三河武士なんだか、情がこわすぎる。妙にねちねちしてるように感じます。

    主君の寵愛を嫉妬したり、あいつより自分の方が蔑ろにされてると

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    2010年04月02日
  • 小説 伊尹伝 天空の舟 上

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    商王朝の名宰相伊尹の生涯。宮城谷さんのは主役が脇に食われることも多いけど、これはそうでもなかったので一安心。

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    2010年03月01日
  • 小説 伊尹伝 天空の舟 下

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    商王朝の名宰相伊尹の生涯。宮城谷さんのは主役が脇に食われることも多いけど、これはそうでもなかったので一安心。

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    2010年03月01日
  • 風は山河より(一)

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    1巻は家康の美しすぎる少年おじいちゃん「清康」と新八郎との出会いのお話です。
    僅か13歳で戦にばんばん勝ち、他国の城を攻略し、会ってみれば一生忘れられない程の(神のように)美しい少年大将・・・そんなスーパースターな(家康の)おじいちゃん。
    なんとなく家康自身がこうだったらいいな的ご先祖様の話な気がして笑ってしまう。
    作者は中国ものでは大作を多数書いてるとても筆力がある方です。面白いんですが、徳川・・・と思うだけでちょっと笑ってしまう。
    徳川方が好きになれないとある意味苦痛かも。

    後半残り20p位あたりから面白さにスピードが乗ってきました。

    城1つより大切な部下というより、忍・・・
    がぜん十

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    2010年02月12日
  • 風は山河より(一)

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    徳川盛衰記。どこで終わるのかは知らないが、はじまりは著者お得意の前史から。今回は家康のお祖父さんが三河で勇躍するところからスタート。1巻ではいよいよ尾張・美濃へ、というところまで。
    信長より2世代前の話なので知らない人物ばかり。人の名前と関係を覚えるのに一苦労。地元民にはなじみの地名ばかりで分かりやすいのかも知れない。
    読みやすいところとそうでないところがはっきりしている。前者は列伝体の部分で後者は編年体の部分。後者は蘊蓄の嵐で興味深いのだがどうしてもダレる。

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    2009年12月13日
  • 史記の風景

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    小ネタ集。気持ちとしては、「中国古典ことわざを読む」とか、そんな感じ。史記に関しての小ネタだったので、史記の横に置いて、雑学補助的に読んだら面白かったのかもしれません。

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    2009年12月07日
  • 三国志 第三巻

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    衰退した漢王室の専横を企んだ董卓に対して、最初に挑戦したのは曹操であったとの事で、横山(コミック)版では、悪役となっていた曹操が、本書では好漢として描かれる一方、横山版で主役であった劉備玄徳に対しては、ずいぶん評価が低い。

    それにしても、曹操が戦争初体験で敗走、貴重な経験を肥やしにして、ようやく頭角を現し始めるといったところで第3巻が完了。一体いつになったら完結するのやら?


    (2009/11/11)

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    2009年11月12日
  • 孟嘗君(1)

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    司馬遼太郎さんが亡くなられた時、そうとうショックだったんですが
    折しもそんな時にこの本を手にとって読み終えた時に、少し安心できました。
    中国の歴史関係は元々好きなんですが、ここまで上手く表現されて
    すんなりと心に入ってくると同時に登場人物に感情移入させる本は良い本ですよね~。司馬さんとまた違った捉え方、書き方が好きです。

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    2009年10月25日
  • 夏姫春秋(上)

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    宮城谷昌光氏の直木賞受賞作とのことで読破。最初は一女性の話かと思いきや、上巻ではほとんど夏姫のこと以外の、大きな戦国時代の中国の話の紹介。地図が充実していたらもっとわかりやすいのに。

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    2009年10月09日
  • 介子推

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    宮城谷昌光の長編は初めて読んだんだけど、もっと重厚かと思っていたら、空想的な内容が多くてちょっと拍子抜け。2009/8/21 B100 @Sun Books

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    2009年10月04日
  • 小説 伊尹伝 天空の舟 上

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    桑の木に助けられて未曾有の大洪水を生き延びた嬰児の生涯を描く。かつては伝説だと思われていた古代中国夏王朝の末期が舞台。感想は下巻にまとめる。

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    2009年10月04日
  • 三国志 第二巻

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    いったい、この宮城谷版三国志は、第何巻まで続くのでしょうかね。ようやく関羽、張飛という聞き覚えのある名前が出てきました。名前だけです。まだ活躍らしい記述もありません。劉備玄徳も、見かけの印象がこれまで読んだものとは違うような。。。

    宦官対外戚の権力争い。逆境にある時は理想を掲げ、悪を倒すという図式が成立しても、権力側に立ったとたんに、すぐに理想を忘れて腐敗の汚濁にまみれてしまう。これをチェックすることもできない無能な皇帝。もう、これでもかと、くどいほどの繰り返しで、英雄登場までの舞台周りが整えられてきた。。。というのが本書の位置づけか。

    しかし、中国というお国は、三千年の歴史の中で、とんで

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    2009年10月07日