池田香代子のレビュー一覧
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アウシュビッツ収容所に実際に入っていた心理学者がその過酷な状況下で人がどのように行動するからを心理学的に書いてあった。
印象に残ったこと
•人は愛する人がいると強くなれること
•人はどんな環境下でも順応してしまう生物であること
•自分を待っていてくれる人、仕事、ことがあることなど自己必要性があることで生きる希望が湧くこと
•生きる意味を見つけるのではなく、人生のそれぞれの場面で、人生がいま自分はどう生きるかを問われている。その問いにたいしてどう答えるかで自分らしさが見えること
だから、自分に出てくる選択肢に答えてきちんと対応することが生きること?
•自分の生きてきた経験はどんなことがあろうと -
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ネタバレ『プラハの古本屋』で出てきたタイトルで興味があったから読んでみた。大好き(というと語弊があるが)なアウシュビッツやホロコースト関連の内容で、小説かと思ったら、医者でありながら実際の被収容者で奇跡の生還を果たした作者が、心理学的に見た立場になって当時をやり過ごしてきたという内容で小説以上に驚いた。そんな視点で過酷な地獄を乗り越えてきたんだと感心させられる。中でもいかに絶望の淵にいようとも未来に希望しているかが生死を分けるというものである。まぁ、希望をもってしても理不尽に殺されたりするのだから運もあったんだろうけど。この本の中でもスピノザの話なども出てきており、哲学は偉大だと思う。ある小説では、哲
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良書。
ドストエフスキーの引用、「わたしが恐れるのはただひとつ、わたしがわたしの苦悩に値しない人間になることだ」が刺さった。極限状態でも善く生きようと試みることの実現可能性を証明している。
ハードな環境を経験もしないで理想論を説かれても説得力に欠けるが、この本ではこの世の地獄のような極限にあってまでも未来や愛する他者、自らの使命を志し生きる希望を失わない人々の姿がよく描かれていた。
確かに、今この身に起きている苦痛に打ちのめされ切ってしまわないようにするためにも、外的な何かに注意の先を向けると言うのは理にかなっている。ロゴテラピーについて書かれた他の著作と併せて読むと理解が深まる。
ただ -
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エーリヒ・ケストナーの児童文学1作目。エーミール少年がとある休暇に叔母や祖母のいるベルリンまで一人旅をする。道中の列車で、母親から持たされたお金を盗まれてしまい、それを取り戻すまでの勇気と冒険の物語。
またもやわくわくがいっぱい詰まっている話だった。友情、知恵、勇気が子供たちの中で育まれ、本当に微笑ましい。また、ケストナーの母親に対する愛情も多分に物語に反映されているようで、心が温かくなる。
『飛ぶ教室』も同じような少年たちの物語だが、田舎と都会をどちらも魅力的に描いているのもまたこの作品とも共通している。訳者の池田さんのあとがきを読むと、ケストナーは新しいもの好きなようである。挿絵のセン -
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河合隼雄さんの『子どもの宇宙』にて紹介されていた一冊。
子どもって親が考えているより何倍も大人のことよく見ていて、色んなことを考えている。
正反対の性格のロッテとルイーゼ。
入れ替わり期間に今まで一緒に暮らしいた父母と離れ、異国の地で暮らすのは、9歳の女の子達にとってどれほど勇気のある行動だろう。
初めての環境に弱音を吐くこともなく、ピンチにも機転をきかせて立ち回る姿は読者をワクワクさせてくれる。
大人目線で読むと、一度別れた夫婦が元サヤに戻ることの難しさを感じる部分はあるが、父親に近づくヒール役の女性の存在が物語のスパイスとなり、リアリティを演出してくれる。
個人的には、入れ替わったロッテが -
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下巻も上巻同様とても楽しく読むことができます
哲学や人類の歴史を振り返りながら飽きることなく学べます
簡単な言葉でとてもわかりやすく書かれているので、大人から子どもまで幅広く対象となる作品です
哲学に限らず精神分析学についても触れられている箇所があり、哲学と精神医学に繋がりを感じることができます
見えないものを学問的に見ようとする部分は似ていますよね
終盤はものすごくファンタジーです
好みが分かれそうですが、私はとても好きな世界観です
とにかく哲学の歴史を知りたい!基礎的な知識を得たい!という人は、本作を手に取れば間違いないでしょう
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ネタバレもう3年近くも前になるのか…
旧統一教会の解散命令が昨日出されたとのことですが、
この事件についてきちんと読んでおらず、今さらながら正直かなり衝撃的というか、心がかなり痛む。
とくに、山上被告の生々しいツイートを直に読むと普通に涙出そうだし、ちょっと時間が止まる感じがする。
この本は、事件が起こってから数週間後にYouTubeでも配信された五野井郁夫さんと池田香代子さんお二方の対談(五野井さんへのインタビューという形)を加筆修正したものがメインになっていますが、
山上被告本人のツイートや生い立ちを読み解き名から、犯行に至るまでのや社会構造について議論されています。
プロローグの章だ -
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ネタバレ洒落たまえがきにはじまり、
職人技のような流麗たる筆で語り尽くすラスト、そしてまた飄々としたあとがきで終わる なんともケストナーさんな1冊でした。
ご両親の生まれから 出会い ドレスデンのかつての美しさ。
ケストナーが生まれてからは まるでエーミールと探偵そのままで、下宿人の先生のことなんて懐かしいとさえ感じてしまいました。
でもやっぱりお母さま。
それはそれはやり手なお母さんですが
しっかりと悩みを抱えていました。
クリスマスの贈り物を父と母それぞれが競うように用意していたのを感じ取ってしまう繊細な少年ケストナーには、
何度も母を探し歩く不安な日々がありました。橋の上で川の流れを見つめ -
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今、「自分自身で考えて導き出した/確立したこと」だと思っている知恵や思想や価値観が、実は2000年前から脈々と受け継がれ形成されたものに過ぎないということを、壮大な哲学史をめぐるソフィーとアルベルトとの会話を通して思い知らされる作品です。
また哲学史を社会的背景とともに俯瞰することで、社会上「当たり前」と思っていることが、実はわずかこの100〜200年の間に生まれたものに過ぎない、といったことにも気づかせてくれます。こうして今の時代や常識を相対化して捉えることは、つい短期的な論点に縮こまりやすい私たちにとってとても大切な視点だと感じました。
それにしても、イギリス経験主義者について語り合う -