池田香代子のレビュー一覧

  • 夜と霧 新版

    購入済み

    人を選ぶ哲学書

    やっぱり難しい、暗い、深い話だから、サクサク気軽には読めない。

    幸せな気分になったり、そういう方向性で楽しめる本ではないが、人生を考えたり、成長という意味ではためになるし、勇気ももらえる。

    あとは、知識マウント取りたい人が好きそうな本w

    #深い #ダーク

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    2026年06月19日
  • ふたりのロッテ

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    描写にユーモアと躍動感があってあっという間に読み終えた。
    2人の企みが子どもらしい発想で本当に大胆!
    後半は特にどうなる?どうなる?と読み進めた。
    最後は児童書らしい大団円で締めくくられて、心が満たされる読後感だった。

    何でふたりの「ロッテ」だったのだろう?
    途中から気になったこの問いは最後まで分からなかったけれど、とにかく面白かったからまぁいっか。

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    2026年06月18日
  • 夜と霧 新版

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    戦時中の過酷な状況に置かれた人々を描いた作品は多くあるが、本作は作者が心理学者としての目線で淡々と記しており、極限状態における人間の様子がかえってリアリティを持って伝わってくるショッキングな内容だった。個人的には収容中の話より解放後の部分の方が印象的。

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    2026年06月17日
  • 夜と霧 新版

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    全体的に堅苦しいしちょっと難しいけど、大切なことを言ってる。
    「苦悩と死があって、人間という存在ははじめて完璧なものになる」
    悩みとか苦しさをどうにかしようともがきがちだけど、それが本来の人間らしさ。悩みのない完璧さはむしろ不自然で不完全なものなのかも。
    人としての強さは、自分の中の醜さに真っ向から向き合えるかどうかで決まると思った。
    でも、向き合いすぎてしんどくなる時もあるから適度に鈍感であることも必要だし…
    80年ほど前のドイツから、現代社会の複雑さも感じ取れた。

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    2026年06月17日
  • 少年の魔法のつのぶえ ドイツのわらべうた

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    ネタバレ

    小説かなと思ってたけど、ドイツのわらべうたや民謡を書き記したものだった。サクサク読めて楽しかった。
    時にはこの詩はあの物語?と予測できるものが出てきたり、いい感じの歌と思っていたら最後にとんでもない単語を置いていたりする。地方の民謡やわらべ歌ってそういうもの。

    訳もちゃんと韻を踏むように書いてあって、歌が頭に自然と浮かぶ。もちろん、元のリズムはわからないし、日本語訳だから元のものとは全く違う音が脳内に浮かんでいるんだろうけど。わらべ歌ってこんな感じと思いながら読み進めてしまった。

    一番面白いと思ったのはp104の『ゆりかごのそばで』という詩。
    一行目が『こんなやくめとつゆしらず』と始まり、

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    2026年05月29日
  • やさしいことばで日本国憲法 新装版

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    絵本ではない。
    絵もふんだんに使われているけども。
    文字量が多いからね。

    最近色んな人が子ども向けに分かりやすく現代口語訳したものを読んでいるけど、やっぱり“私たちは”というのが根底にある。
    この“私たち”というのは我々一般の日本国民のこと。
    国会議員をしている人たちじゃなくて、私たち普通に生きている日本国民。
    戦争で、家族や友人を失い、飢えに苦しみ、自由を奪われた人たちが未来を生きる私たちのためにできうる限りの鎖をかけて作ってくれたのが現日本国憲法。

    こんなに日本国憲法と向き合ったのは大学生ぶり。
    でもあの頃はふーん。としか思ってなかった。
    だって、当たり前に守られていたから。
    前文に関

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    2026年05月23日
  • 飛ぶ教室

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    少年文庫を読むの1冊目。森見登美彦的なわちゃわちゃ感&正義さんと禁煙さんという大人の友情物語。
    四十路の私が読んでも面白い作品。こういう青春が送れる子供時代が永遠に続いてほしいなぁと大人として思った。

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    2026年02月14日
  • エーミールと探偵たち

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    エーリヒ・ケストナーの児童文学1作目。エーミール少年がとある休暇に叔母や祖母のいるベルリンまで一人旅をする。道中の列車で、母親から持たされたお金を盗まれてしまい、それを取り戻すまでの勇気と冒険の物語。

    またもやわくわくがいっぱい詰まっている話だった。友情、知恵、勇気が子供たちの中で育まれ、本当に微笑ましい。また、ケストナーの母親に対する愛情も多分に物語に反映されているようで、心が温かくなる。

    『飛ぶ教室』も同じような少年たちの物語だが、田舎と都会をどちらも魅力的に描いているのもまたこの作品とも共通している。訳者の池田さんのあとがきを読むと、ケストナーは新しいもの好きなようである。挿絵のセン

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    2026年01月17日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    この本を読むと、世界の全体像が見えてくる。
    何不自由なく、何気なく暮らしている自分が
    幸せなんだなぁと、つくづく思う。

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    2026年01月08日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    語り部と聞き役によって哲学の流れをわかりやすく説明している。
    哲学が歴史や政治、宗教や芸術と無縁には存在できないということを知ることができる。
    出てくるAIプログラム「ライラ」は、かなり旧式。
    そして、唐突な上巻の終わり。

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    2025年11月17日
  • 飛ぶ教室

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    ナチスドイツ時代に描かれた小説。筆者の理想を描くとともに時代への警鐘を鳴らした作品。

    平和を乱すことがなされたなら、それをしたものだけでなく、止めなかった者にも責任がある。
    世界の歴史には、賢くない人々が勇気を持ち、賢い人々が臆病だった時代がいくらでもあった。これは正しいことではなかった。

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    2025年11月03日
  • ふたりのロッテ

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    河合隼雄さんの『子どもの宇宙』にて紹介されていた一冊。
    子どもって親が考えているより何倍も大人のことよく見ていて、色んなことを考えている。
    正反対の性格のロッテとルイーゼ。
    入れ替わり期間に今まで一緒に暮らしいた父母と離れ、異国の地で暮らすのは、9歳の女の子達にとってどれほど勇気のある行動だろう。
    初めての環境に弱音を吐くこともなく、ピンチにも機転をきかせて立ち回る姿は読者をワクワクさせてくれる。
    大人目線で読むと、一度別れた夫婦が元サヤに戻ることの難しさを感じる部分はあるが、父親に近づくヒール役の女性の存在が物語のスパイスとなり、リアリティを演出してくれる。
    個人的には、入れ替わったロッテが

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    2025年10月31日
  • エーミールと三人のふたご

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    良い大人が沢山出ている。
    そして、それ以上に良い子どもが沢山出ている。

    こんなに気持ちの良い子どもが溢れてくれたら…と思いながら、子どもを育てているのは大人たちだとハタと気がつく。

    子どもたち。
    大人に負けず、上も下も右も左も見て、ぐんぐんと伸びていってほしい。
    大人たち。
    そんな時があったのだと、後ろからしっかり見て、のびのびと広がってほしい。

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    2025年08月13日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    下巻も上巻同様とても楽しく読むことができます
    哲学や人類の歴史を振り返りながら飽きることなく学べます
    簡単な言葉でとてもわかりやすく書かれているので、大人から子どもまで幅広く対象となる作品です
    哲学に限らず精神分析学についても触れられている箇所があり、哲学と精神医学に繋がりを感じることができます
    見えないものを学問的に見ようとする部分は似ていますよね
    終盤はものすごくファンタジーです
    好みが分かれそうですが、私はとても好きな世界観です
    とにかく哲学の歴史を知りたい!基礎的な知識を得たい!という人は、本作を手に取れば間違いないでしょう

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    2025年06月19日
  • ふたりのロッテ

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    ネタバレ

    大人でも楽しく読める。
    ハッピーエンドになるだろうとは思ってたけど、これ本当にハッピーエンドになるのかな?って途中からハラハラして読んでいた。
    でもちゃんとハッピーエンドだったからよかった、笑

    昔に離婚した父と母を2人なりの作戦でもう一度仲良くなってもらおうと奮闘する姿は、面白かったけど、それ以上に切なく寂しく感じた。
    だからその分、もう一度4人が1つの家族になれた時はすごく嬉しかったし、安心した。

    いつの間にか童心に帰って読んでいた気がした。

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    2025年05月03日
  • 山上徹也と日本の「失われた30年」(集英社インターナショナル)

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    ネタバレ

    もう3年近くも前になるのか…

    旧統一教会の解散命令が昨日出されたとのことですが、

    この事件についてきちんと読んでおらず、今さらながら正直かなり衝撃的というか、心がかなり痛む。

    とくに、山上被告の生々しいツイートを直に読むと普通に涙出そうだし、ちょっと時間が止まる感じがする。

    この本は、事件が起こってから数週間後にYouTubeでも配信された五野井郁夫さんと池田香代子さんお二方の対談(五野井さんへのインタビューという形)を加筆修正したものがメインになっていますが、

    山上被告本人のツイートや生い立ちを読み解き名から、犯行に至るまでのや社会構造について議論されています。

    プロローグの章だ

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    2025年03月27日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    教育を受けられて、文字が読めて、安全な水が飲めて、好きな時にご飯が食べられるってことが今の自分に与えられている時点で、すでに自分は恵まれているということ。

    当たり前の幸せは当たり前ではないことを感じさせるのに十分の一冊。

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    2025年02月22日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    深い。
    マクロなことをミクロにして考えることの大切さに気づく。
    自分は日本人。字が読めて,こうやってまとめることができる。
    ご飯にも困らない。
    それが,世界の何%なんだろうと思いを馳せるきっかけになるには十分な一冊。

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    2025年02月09日
  • ぼくが子どもだったころ

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    ネタバレ

    洒落たまえがきにはじまり、
    職人技のような流麗たる筆で語り尽くすラスト、そしてまた飄々としたあとがきで終わる なんともケストナーさんな1冊でした。

    ご両親の生まれから 出会い ドレスデンのかつての美しさ。
    ケストナーが生まれてからは まるでエーミールと探偵そのままで、下宿人の先生のことなんて懐かしいとさえ感じてしまいました。

    でもやっぱりお母さま。
    それはそれはやり手なお母さんですが
    しっかりと悩みを抱えていました。

    クリスマスの贈り物を父と母それぞれが競うように用意していたのを感じ取ってしまう繊細な少年ケストナーには、
    何度も母を探し歩く不安な日々がありました。橋の上で川の流れを見つめ

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    2025年01月03日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    世界が抱えている問題(貧困など)を勉強しても、出てくる桁数が膨大すぎて俯瞰的に全体像を把握するのが難しかった。
    本書では、100人を基準に世界中でどれくらいの人が深刻な問題に直面しているのか、きれいな写真と共に教えてくれている。
    「100人中○○人が〜」という形で書かれているので、よりその問題を想像しやすくなり、身近に感じられる。
    飢餓がないこと、学べることが当たり前じゃない国がたくさんあるのだと、今自分が置かれている環境に感謝するきっかけにもなった。

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    2024年12月12日