池田香代子のレビュー一覧

  • 夜と霧 新版

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    事実としてそのような出来事があったことを知ることができて良かった。解放後も残酷で辛い経験が幸せを帳消しにしたり超えることはない、と言った趣旨の内容が印象的だった。

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    2026年08月25日
  • 夜と霧 新版

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    苦しみのレベルもベクトルも全く違っても、生きることに希望が見いだせなくなっていた自分にとって、とても大切なことが学べる一冊だった

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    2026年08月22日
  • 夜と霧 新版

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    読んで良かったと思う一冊だった。
    タイトルだけずっと知っていて、ずっと小説だと思っていたが、第二次世界大戦収容中のルポルタージュのようなものだと読んで気付いた。
    日本にいる自分は、数少ない被曝生存者の存在を知っているが、ヨーロッパにおいて、収容から生き残った人を認識したことはなかったため、全てが新鮮だった。

    監視者は、全てが無慈悲で機械的に為す人だと思っていたが、衣服や食物をかき集めてくれたり、筆者が医師だということで優遇してくれたり甘く見てくれるカポー(カポーって役職名かと思ったけど、カップルのことなんだね、と思ったらここでは囚人を監視する囚人のことなんだ)
    訳者が意識していたゆえなのかも

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    2026年08月20日
  • 夜と霧 新版

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    身体的及び精神的極限を強いられる人間の人間らしさを精神医学の観点から客観的に分析した本であった。「収容所ショック」と呼ばれる、強制収容所に収監されて初期の人間の有様から、発疹チフスや飢餓、自殺やその他の感染症、ガスや暴力で人がバタバタと倒れていく経過、最終的には人が生きる理由を失ったことを皮切りに死んでいく事象などあっけなく人が死ぬ様や、逆に絶対的なエゴを内に秘めた人が強く生き抜く様など、ナチス政権下の強制収容所のリアルが生々しく描写されていた。私はこの本を読んで、相対的になんて自分は恵まれているのだろうと思った。また、自分だったら生き残る精神力はないと感じたし、生き残ったとして、収監されてい

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    2026年08月13日
  • 夜と霧 新版

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    アウシュビッツ強制収容所に収容された心理学者、ヴィクトールEフランクルの味わった苦しみの話
    毎日殴られ罵られる中で、人間がどのような心理状態に変化していくのか。金品を奪われるだけでなく、感情を奪われ仲間を殴る、仲間から奪うことも平気になり良心も失っていった。しかし人間は絶望の中にいても、その人が大切にしたい事、今までの軌跡、その人の感受性だけは奪われない唯一無二である事。簡単なことでは無いけど、自分らしく生きる責任、とか生きる意味さえ失わなければ人間はもっと強くなれるのかなと浅はかだけど感じた。人間らしい善意は誰にでもあり、全体として断罪される可能性の高い集団にも、善意の人はいる。ガス室で命を

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    2026年08月03日
  • 夜と霧 新版

    購入済み

    人を選ぶ哲学書

    やっぱり難しい、暗い、深い話だから、サクサク気軽には読めない。

    幸せな気分になったり、そういう方向性で楽しめる本ではないが、人生を考えたり、成長という意味ではためになるし、勇気ももらえる。

    あとは、知識マウント取りたい人が好きそうな本w

    #ダーク #深い

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    2026年06月19日
  • ふたりのロッテ

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    描写にユーモアと躍動感があってあっという間に読み終えた。
    2人の企みが子どもらしい発想で本当に大胆!
    後半は特にどうなる?どうなる?と読み進めた。
    最後は児童書らしい大団円で締めくくられて、心が満たされる読後感だった。

    何でふたりの「ロッテ」だったのだろう?
    途中から気になったこの問いは最後まで分からなかったけれど、とにかく面白かったからまぁいっか。

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    2026年06月18日
  • 少年の魔法のつのぶえ ドイツのわらべうた

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    ネタバレ

    小説かなと思ってたけど、ドイツのわらべうたや民謡を書き記したものだった。サクサク読めて楽しかった。
    時にはこの詩はあの物語?と予測できるものが出てきたり、いい感じの歌と思っていたら最後にとんでもない単語を置いていたりする。地方の民謡やわらべ歌ってそういうもの。

    訳もちゃんと韻を踏むように書いてあって、歌が頭に自然と浮かぶ。もちろん、元のリズムはわからないし、日本語訳だから元のものとは全く違う音が脳内に浮かんでいるんだろうけど。わらべ歌ってこんな感じと思いながら読み進めてしまった。

    一番面白いと思ったのはp104の『ゆりかごのそばで』という詩。
    一行目が『こんなやくめとつゆしらず』と始まり、

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    2026年05月29日
  • やさしいことばで日本国憲法 新装版

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    絵本ではない。
    絵もふんだんに使われているけども。
    文字量が多いからね。

    最近色んな人が子ども向けに分かりやすく現代口語訳したものを読んでいるけど、やっぱり“私たちは”というのが根底にある。
    この“私たち”というのは我々一般の日本国民のこと。
    国会議員をしている人たちじゃなくて、私たち普通に生きている日本国民。
    戦争で、家族や友人を失い、飢えに苦しみ、自由を奪われた人たちが未来を生きる私たちのためにできうる限りの鎖をかけて作ってくれたのが現日本国憲法。

    こんなに日本国憲法と向き合ったのは大学生ぶり。
    でもあの頃はふーん。としか思ってなかった。
    だって、当たり前に守られていたから。
    前文に関

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    2026年05月23日
  • 飛ぶ教室

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    少年文庫を読むの1冊目。森見登美彦的なわちゃわちゃ感&正義さんと禁煙さんという大人の友情物語。
    四十路の私が読んでも面白い作品。こういう青春が送れる子供時代が永遠に続いてほしいなぁと大人として思った。

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    2026年02月14日
  • エーミールと探偵たち

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    エーリヒ・ケストナーの児童文学1作目。エーミール少年がとある休暇に叔母や祖母のいるベルリンまで一人旅をする。道中の列車で、母親から持たされたお金を盗まれてしまい、それを取り戻すまでの勇気と冒険の物語。

    またもやわくわくがいっぱい詰まっている話だった。友情、知恵、勇気が子供たちの中で育まれ、本当に微笑ましい。また、ケストナーの母親に対する愛情も多分に物語に反映されているようで、心が温かくなる。

    『飛ぶ教室』も同じような少年たちの物語だが、田舎と都会をどちらも魅力的に描いているのもまたこの作品とも共通している。訳者の池田さんのあとがきを読むと、ケストナーは新しいもの好きなようである。挿絵のセン

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    2026年01月17日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    この本を読むと、世界の全体像が見えてくる。
    何不自由なく、何気なく暮らしている自分が
    幸せなんだなぁと、つくづく思う。

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    2026年01月08日
  • 夜と霧 新版

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    2年前、ひょんなことからアウシュビッツを訪れてから課題図書だった一冊。
    あそこで見て打ちのめされた凄惨な史実に加え想像を絶する精神的な過酷さの記述に、途中何度も鼓動が速くなりギブアップしようかと手が止まる。でも最後まで読んでよかった。
    特殊な状況から著者が導きだしたのは普遍的な真理。
    生きている意味を問うな。
    生きる意味がある未来を強く信じ、希望の灯火を照らし続けることが私達にとてつもない力を与えてくれること。どんな過酷な状況でも人間らしさを失わずに生きた人がいた事実。
    この本は次世代に伝え続けるべき人類の財産だ。

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    2026年08月31日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    語り部と聞き役によって哲学の流れをわかりやすく説明している。
    哲学が歴史や政治、宗教や芸術と無縁には存在できないということを知ることができる。
    出てくるAIプログラム「ライラ」は、かなり旧式。
    そして、唐突な上巻の終わり。

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    2025年11月17日
  • 飛ぶ教室

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    ナチスドイツ時代に描かれた小説。筆者の理想を描くとともに時代への警鐘を鳴らした作品。

    平和を乱すことがなされたなら、それをしたものだけでなく、止めなかった者にも責任がある。
    世界の歴史には、賢くない人々が勇気を持ち、賢い人々が臆病だった時代がいくらでもあった。これは正しいことではなかった。

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    2025年11月03日
  • ふたりのロッテ

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    河合隼雄さんの『子どもの宇宙』にて紹介されていた一冊。
    子どもって親が考えているより何倍も大人のことよく見ていて、色んなことを考えている。
    正反対の性格のロッテとルイーゼ。
    入れ替わり期間に今まで一緒に暮らしいた父母と離れ、異国の地で暮らすのは、9歳の女の子達にとってどれほど勇気のある行動だろう。
    初めての環境に弱音を吐くこともなく、ピンチにも機転をきかせて立ち回る姿は読者をワクワクさせてくれる。
    大人目線で読むと、一度別れた夫婦が元サヤに戻ることの難しさを感じる部分はあるが、父親に近づくヒール役の女性の存在が物語のスパイスとなり、リアリティを演出してくれる。
    個人的には、入れ替わったロッテが

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    2025年10月31日
  • エーミールと三人のふたご

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    良い大人が沢山出ている。
    そして、それ以上に良い子どもが沢山出ている。

    こんなに気持ちの良い子どもが溢れてくれたら…と思いながら、子どもを育てているのは大人たちだとハタと気がつく。

    子どもたち。
    大人に負けず、上も下も右も左も見て、ぐんぐんと伸びていってほしい。
    大人たち。
    そんな時があったのだと、後ろからしっかり見て、のびのびと広がってほしい。

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    2025年08月13日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    下巻も上巻同様とても楽しく読むことができます
    哲学や人類の歴史を振り返りながら飽きることなく学べます
    簡単な言葉でとてもわかりやすく書かれているので、大人から子どもまで幅広く対象となる作品です
    哲学に限らず精神分析学についても触れられている箇所があり、哲学と精神医学に繋がりを感じることができます
    見えないものを学問的に見ようとする部分は似ていますよね
    終盤はものすごくファンタジーです
    好みが分かれそうですが、私はとても好きな世界観です
    とにかく哲学の歴史を知りたい!基礎的な知識を得たい!という人は、本作を手に取れば間違いないでしょう

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    2025年06月19日
  • ふたりのロッテ

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    ネタバレ

    大人でも楽しく読める。
    ハッピーエンドになるだろうとは思ってたけど、これ本当にハッピーエンドになるのかな?って途中からハラハラして読んでいた。
    でもちゃんとハッピーエンドだったからよかった、笑

    昔に離婚した父と母を2人なりの作戦でもう一度仲良くなってもらおうと奮闘する姿は、面白かったけど、それ以上に切なく寂しく感じた。
    だからその分、もう一度4人が1つの家族になれた時はすごく嬉しかったし、安心した。

    いつの間にか童心に帰って読んでいた気がした。

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    2025年05月03日
  • 山上徹也と日本の「失われた30年」(集英社インターナショナル)

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    ネタバレ

    もう3年近くも前になるのか…

    旧統一教会の解散命令が昨日出されたとのことですが、

    この事件についてきちんと読んでおらず、今さらながら正直かなり衝撃的というか、心がかなり痛む。

    とくに、山上被告の生々しいツイートを直に読むと普通に涙出そうだし、ちょっと時間が止まる感じがする。

    この本は、事件が起こってから数週間後にYouTubeでも配信された五野井郁夫さんと池田香代子さんお二方の対談(五野井さんへのインタビューという形)を加筆修正したものがメインになっていますが、

    山上被告本人のツイートや生い立ちを読み解き名から、犯行に至るまでのや社会構造について議論されています。

    プロローグの章だ

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    2025年03月27日