池田香代子のレビュー一覧

  • 世界がもし100人の村だったら

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    少し時間が経つとは思うが、気になるタイトルだったので、手に取った。車内でもさらさらと読めたが、下車時には目頭が熱くなっていた気がする。


    本書は、世界の人口を100人とした場合における
    その村に住む住民の構成や状況等を説明する。

    昨今の物価高高騰により、日々の暮らしにもどこか焦燥感等を滲ませざるを得ない状況であると思い詰めていた自分の視野の狭さに胸が苦しくなった。

    「巡り往くもの、また巡り還る」というフレーズが、脳裏から離れない。

    多様性を尊重する時代になってから久しいが、多様性を構成する個人自身が変われば、この村が直面する飢餓等の環境問題等を救えるであろうと主張する筆者に激しく同意し

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    2026年04月22日
  • エーミールと探偵たち

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    60年以上も前に読んだはずであるが全く忘れていた。しかもエーミールをエミールと記憶していた。自分が預かった金を盗まれてベルリンの子どもが皆で助けて取り返すというところでは、子どもがエーミールを助けたというところしかかすかな記憶としては残っていない。
     列車で紳士からチョコレートをもらって食べて眠ったことははっきりとは書かれていないが、旅行者がよくだまされることとして、有名な話である。

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    2026年02月18日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    「有名な本」なのは知っていたけど…

    イメージに届かない具体的実数を挙げるよりも、百分率で表現することで訴える力が何倍にもなるのがすごい…。
    数値は単純化されているのかも知れないけど、実感の度合いは比較にならないな。
    この世界のバランスについて淡々と、それであって真正面から向き合わされました。
    個人的には、核兵器のエピソードは欲しかったなーと。

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    2026年02月14日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    表紙がボロボロになるぐらい読みました。
    2021年発行の本です。25年前の統計がもとになっています。現在はどうなっているかと考える必要があります。

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    2026年02月03日
  • 飛ぶ教室

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    この作品には、かけがえのない友情や家族愛が描かれています。
    時代背景を思い浮かべながら読むと、作者の強い覚悟を感じます。
    子どもにとっても大人にとっても、忘れてはならない大切なことがたくさん詰まった、心温まる感動を呼ぶ物語でした。
    この作品に出会えて本当に良かった。

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    2026年01月17日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    何度目かわからないけれど、再読。バングラディッシュのダッカに来て、ストリートチルドレンと交流した直後に読むと、この内容が、刺さる、刺さる。。世界が、もし100人の村だったら、私はたった1人の。大学を出た人間なんだ。私はたったひとりの、お金を持った人間なんだ
    世界がもし100人の村だったら、20人が栄養が充分ではなく、1人が死にそうで、15人が太っている。世界が、もし100人の村だったら、17人の人が綺麗な水を飲むことができない。
    その綺麗な水を飲むことができない女性たちと子供たちと私は会って話をして、彼女たちの屈託のない天使のような笑顔に、そして彼女たちからの無償の愛に、涙を流した。ものに囲ま

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    2026年01月12日
  • 夜と霧 新版

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    強制収容所での経験を心理学の立場から解明しようと書かれた本。元被収容者の特異で心理学的に見てまったく新しい人生観への理解を助けることが眼目だというが…


    被収容者の心の反応は三段階、つまり収容される段階、まさに収容所生活そのものの段階、そして出所ないし開放の段階に分類されるが、第一段階は収容ショックが自身の体験と共に語られる。恩赦妄想、つまり助かるのではないかと言う幻想は見ぐるみをはがされ鞭で打たれる中で潰えていき、その一方で裸の体以外に失うものはないという、やけくそのユーモアが込み上げる。

    収容ショックにある者にとって、出口のない死の危険と隣り合わせの状況におけるさまざまな"

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    2026年06月25日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    本書は「哲学者からの不思議な手紙」とサブタイトルがあるように、哲学について書かれたファンタジー小説です。

    哲学というと何やら小難しい印象がありますが、小説の形式をとったストーリー仕立てで、物語を楽しみながら読み進めることができました。

    とは言え、上巻と下巻の両方を通して読み終えた時の感想は、ただストーリーをなぞり、それを楽しんだだけで、何か大切なものに気づかず通り過ぎてしまっているような気がして、続けてもう一度読み直しました。以下は上下巻を通して再読しての感想です。

    主人公は「ソフィー」という名の14歳の普通の女の子。そんな彼女のもとに、
    「あなたはだれ?」
    とだけ書かれた差出人不明の手

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    2025年11月27日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    本書は「哲学者からの不思議な手紙」とサブタイトルがあるように、哲学について書かれたファンタジー小説です。

    哲学というと何やら小難しい印象がありますが、小説の形式をとったストーリー仕立てで、物語を楽しみながら読み進めることができました。

    とは言え、上巻と下巻の両方を通して読み終えた時の感想は、ただストーリーをなぞり、それを楽しんだだけで、何か大切なものに気づかず通り過ぎてしまっているような気がして、続けてもう一度読み直しました。以下は上下巻を通して再読しての感想です。

    主人公は「ソフィー」という名の14歳の普通の女の子。そんな彼女のもとに、
    「あなたはだれ?」
    とだけ書かれた差出人不明の手

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    2025年11月27日
  • 点子ちゃんとアントン

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    天真爛漫でなんとも独特なキャラクターの点子ちゃんと、健気で母想いのアントン。
    お互いを思いやる2人の友情と、それぞれの家庭の事情やいくつかの出来事が絡んで物語は進みます。
    2人も(もちろんワンコのピーフケも!)とっても魅力的なのですが、周りにいる大人たちが様々すぎる。いろんな種類の大人を集めた図鑑みたいで、コレ子どもも楽しく読むだろうなぁ。
    そしてやっぱりケストナー、まえがきからガンガン話しかけてくるのですが、そこで「章が終わるごとに立ち止まって考えるよ」と前置きがあります。
    章の終わりに差し込まれるこの部分、語り口は軽快なんだけどなんかもう深くて重い。
    この作品が発表された1931年のドイツ

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    2025年11月26日
  • ふたりのロッテ

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    想像以上にかわいい本だった 読んだらすぐ売る派ですがこの本はとっておきます。主人公たちのひたむきでまっすぐなところも本当にかわいい

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    2025年10月17日
  • 飛ぶ教室

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    明るく飄々としたまえがきから、どんな話が始まるんだろうとわくわく。
    ギムナジウムというドイツの寄宿学校での、クリスマス休暇までの出来事。
    序盤は登場人物に苦戦しましたが(マルティンとマティアス!)生徒も先生もキャラクターがハッキリしているのですぐに区別できるようになりました。
    大人手前の子供たちによるドタバタ、遠い家族への想い、臆病な自分を変えようともがく姿や尊敬できる大人の存在など、思春期ならではの感覚も追体験した感じ。
    ケストナーの文体の明るさと当時のドイツの状況が重なって、なんとも言えない気持ちになります。

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    2025年10月18日
  • 点子ちゃんとアントン

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    ネタバレ

    読んだことはあるが、1章ごとに作者の説明があったのは記憶にはない。小説についての本で紹介されていた本である。挿絵もあるが、以前読んだものと同じ挿絵かどうかも記憶にない。

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    2025年08月29日
  • 飛ぶ教室

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    大人になって読んでも充分に楽しめるし、先生側の立場で考えると、自分もこんな大人でいたいなあという場面がたくさん。
    冬のドイツの情景や、クリスマスの雰囲気にわくわくしつつも、色んな境遇にいる子供たちが描かれていて、奥の深い話だった。結末まで素敵だったな〜。
    決して模範的ないい子ちゃんばかりではないけど、個性豊かな子どもたちが可愛らしい。

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    2025年08月10日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    学生の時以来の再読です
    久しぶりに読みましたが相変わらずわかりやすくて面白いなぁと感じました
    哲学について全く知識がない人でもすんなり読むことができると思います
    むしろ全く知識がない人の方が楽しめるまであるかもしれません
    ミステリ要素もあるので物語としても楽しめます
    多くの日本人がうっすら抱いている宗教への嫌悪感について、本作を読むと違った見方ができるようになるかもしれません
    宗教と哲学は切っても切れない仲なのだということを教えてくれます
    下巻もこのまま読みます!

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    いま、ふたたび自分の存在を問い直すときがきた

    14歳の少女ソフィー

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    2025年06月10日
  • 飛ぶ教室

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    ケストナー作品を初めて読んだ。
    ギムナジウムを舞台にした少年たちの楽しい日々…的な作品かな?くらいに思って読み始めたら、あまりの素晴らしさに号泣しながら読み終えた…。
    まえがきから作者の愛と信念が痛いほど伝わってくる。それぞれにいろんな事情を抱えた少年たちの優しさ、強さ、気高さとそしてなによりも厚い友情。大人である先生たちの大きな愛。
    なにもかも本当に本当に素晴らしかった!!!

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    2025年05月03日
  • ぼくが子どもだったころ

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    名作だな。これは手元に置いてときどき開いては笑ったり唇を噛んだりするべき本だ。百年の孤独と似たようなところすらある。子どもの本にしておくだけではもったいないよ。買おうかしら。

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    2025年04月26日
  • エーミールと探偵たち

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    ケストナーの作品は、決して夢見る甘い出来事ばかりが起こる物語ではない。そこにリアリティがあるが、ちゃんと希望を持てる話しであるところが好き。
    登場する子どもは、真っ直ぐで、目の前の出来事に夢中で一生懸命で、それ故に無謀さもあるけれど、とっても勇敢だ。
    読んでいてスカッと、そして胸が震えるのは、主軸のストーリーに加えて、物語の主役としては地味でも本質的に素晴らしいことをした登場人物にも万遍なくスポットライトをあてる大人が登場すること。
    そして、胸がキュンとするほどいじらしく、勇敢な子ども達とその周りの大人とのやりとりに心底気持ちがあたたまる。

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    2025年04月23日
  • 飛ぶ教室

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    『図書室のはこぶね』がケストナーの『飛ぶ教室』をオマージュしていたので、再読。
    ケストナーはやはり素晴らしいね。
    ユーモアと勇気、そして思いやり。
    永遠の青春小説。
    訳者のあとがきもよかった。

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    2025年04月21日
  • エーミールと探偵たち

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    名前だけは知っていて、幼なじみが好んで読んでいた。
    自分が、小学生の時に読んでいたら、暴れん坊な男の子たちの物語にはあまり共感しなかっただろうな。

    でも、今やエーミールとこどもたちが可愛い!
    お母さん、おばあさん、警察官、記者さんたちがみんな優しくてあたたかい!!
    ケストナーの小説はあたたかさがとてもやさしい、読んでいてホカホカする

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    2025年04月18日