池田香代子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
哲学ミステリー。
先生と生徒の構図で、ありとあらゆる哲学史を総なめしていく。
その土台に、ミステリーというかファンタジーな要素が含まれている。
哲学史を俯瞰する意味で読むのも良いが、それにしては、ミステリー要素が冗長に感じるかもしれない。
そこが面白ければ良いのだが、全体的にザ・翻訳といった感じで不自然な訳が多く、スムーズに読み進めにくい。
オチに関しても、それのせいでよく分からなかった。
単純に哲学史だけにフォーカスしてくれたほうが、読みやすかったかもしれない。
とはいえ、そこに物語性を持たせたのが、本作の魅力なのだろう。
個人的には読む労力の割に、あまり楽しめなかったというのが正直なと -
Posted by ブクログ
本当かどうかわからないと記載があったけれど、こういった本を生徒にシェアする先生は素敵だなと思ったし、早い段階でこういった世界と自分の環境を比べる視野を持つことは必要だし、多くの人の考えるきっかけになったのだとも思った。
でも、文字を読むことが世界で見るといかに恵まれていて、今幸せと即答できなかった人も文字を読めるだけで幸せに感じませんか?的な問いかけについては、少しもやっとする自分もいた。
私の感じ方が悪いのだとは思うけれど、自分より苦しい環境で生きている人と、自分の環境を比べて幸せを見つけることは、なんかちょっと違う気がしたし、あくまでも恵まれた側の目線なのではないかな、自分の環境で幸せを見 -
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Posted by ブクログ
ヨーロッパに伝わる古い童話なのに、語り口が完全に日本昔話なので違和感が凄い。
訳者は原語の砕けた口語体や、童話ならではの言い回しを表現するために日本の昔話的に訳したのだろうが、「昔話らしさ」以上に「日本」を感じてしまってダメだった。
内容は大分面白い。「悪魔の三本の黄金の毛」や「テーブルごはんだ」「漁師とかみさん」「手なし娘」「死神の名付け親」「杜松の木」「ツグミ髭の王様」など、物語としてかなり没入できる。
その一方で、なんだこりゃと思わされるものもいくつか。「コルベス様」「トゥルーデ婆さん」なんかは、物語というにはシンプル過ぎて面白さは半減だが、逆にインパクトはある。
本書一冊で56 -