池田香代子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今年に入ってから、めっきり忙しくなり、それを言い訳に読書の冊数もめっきり落ち込んでしまいました。忙しいときにこそ、心もビタミンを取りたいですね。
タイトルの書は池田香代子さんの「世界がもし100人の村だったら」に日本版を池田さんの協力を得て、池上さんが作成されたもの。世界で見ると「貧困」がクローズアップされていましたが、いざ日本になると「高齢化」がまずはピンときますね。一方で「貧富の格差」はいつの間にかアメリカにも負けないくらいの問題になっています。それは「勝ち組・負け組」「非正規雇用」に象徴される現在の若者の就職困難状況がまずは来るのではないでしょうか。
また医者不足による医療危機についても、他人事かと思っていたら、先進国で最悪とのこと。
徐々に凋落への道のりを歩んでいるのでしょうか。
できるところから少しずつ、この村を守っていかなければなりませんね。 -
Posted by ブクログ
本当に辛くなった時に読む本だなと。いまは恵まれているので。。。
全体を通して重い内容だったが、印象に残ったのは、生きる意味や目的を見出せた人が生き抜き、諦めてしまった人が亡くなっていったという事実。身体的な強さ以上に、まだ希望があると思える精神の力が生死を分けていた。食事も満足に取れず、極度のプレッシャーの中でそう思い続けるのは相当難しいはずだが、そう在れた人だけが残ったのだと感じた。
もうひとつ怖さを感じたのは監視する側のこと。あれほど非道な行いにも人は慣れてしまう。しかも分業化することで個々人に罪悪感を持たせない仕組みがあったという点に、人間の怖さを見た。
結局、人はどちらの立場にいるか、どんな環境にいるかで大きく変わってしまう。今回の例は極端だが、だからこそ自分がどんな環境に身を置くかは意識的に選択していく必要があると強く感じた。
この本から得た学び
生きる希望と目的を持っていれば、どんな時でも何とかなる。境遇が人を決めるのではなく、境遇の中で何を見出せるかが人を決める。アウシュヴィッツほど過酷な状況が自分の日常に訪れることはない。だからこそ、目の前の困難に向き合う時、この一点を忘れないようにしたい。 -
Posted by ブクログ
哲学ミステリー。
先生と生徒の構図で、ありとあらゆる哲学史を総なめしていく。
その土台に、ミステリーというかファンタジーな要素が含まれている。
哲学史を俯瞰する意味で読むのも良いが、それにしては、ミステリー要素が冗長に感じるかもしれない。
そこが面白ければ良いのだが、全体的にザ・翻訳といった感じで不自然な訳が多く、スムーズに読み進めにくい。
オチに関しても、それのせいでよく分からなかった。
単純に哲学史だけにフォーカスしてくれたほうが、読みやすかったかもしれない。
とはいえ、そこに物語性を持たせたのが、本作の魅力なのだろう。
個人的には読む労力の割に、あまり楽しめなかったというのが正直なところ。 -
Posted by ブクログ
本当かどうかわからないと記載があったけれど、こういった本を生徒にシェアする先生は素敵だなと思ったし、早い段階でこういった世界と自分の環境を比べる視野を持つことは必要だし、多くの人の考えるきっかけになったのだとも思った。
でも、文字を読むことが世界で見るといかに恵まれていて、今幸せと即答できなかった人も文字を読めるだけで幸せに感じませんか?的な問いかけについては、少しもやっとする自分もいた。
私の感じ方が悪いのだとは思うけれど、自分より苦しい環境で生きている人と、自分の環境を比べて幸せを見つけることは、なんかちょっと違う気がしたし、あくまでも恵まれた側の目線なのではないかな、自分の環境で幸せを見つけられていない人にとって、世界の水準と比べて豊かであることは救いになるのかなと色々考えてしまった。