池田香代子のレビュー一覧

  • 夜と霧 新版

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    ホロコーストの記録、実際に収容された心理学者による記録
    イスラエルのガザ地区を殲滅するかのような攻撃、イランへの過剰防御と思うような攻撃。新たな戦争の根源たる思想の片鱗を見た
    戦争、ナチスが起こした人類史上残酷かつ理不尽な人種差別
    その内実と心理的動きを知ることは知的好奇心からみて大変充実した内容だった
    家畜以下の扱いを受ける人、それを行うSSの監視員またはカポー地獄のような状態のなか、どのように生きるのかそして生きてきたのか
    生きる"意味"を探すのではなく"意味"によって生かされているまたは生きることに問われているという文章が深く印象的で、正しく理解し

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    2026年03月14日
  • 夜と霧 新版

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    知らないままではいたくなくて、いつか読もうと思い続けていた。残忍で劣悪な時間が永遠に続くかと思われていた中、愛を感じた、生を諦めなかった、希望をなくさなかった。そんな人がいたなんて信じられない。私の想像では計り知れない絶望も希望もこの本のなかにあった。

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    2026年03月13日
  • 夜と霧 新版

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    今も尚続く戦争、決して過去の話ではないことが著書から読み取れた。
    日々の生活の中においても、自分の人生を肯定すること、これからの人生を決定することが大事だと思った。
    私は果たして戦争下でも自分の信念を曲げずにいられるか、より深く自分と対話したいと思った。

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    2026年03月07日
  • 夜と霧 新版

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    想像を絶する非人道的な暮らし、しかも終わりがいつになるかわからない、そんな生活の1部を知ることができた。きっと、この本には書ききれないほどの辛さがあったのではないか。しかし、その中でも愛する人の眼差しが精神を守ってくれていたという文面には少し救いがあった。人は絶望の中でもなんとか救いをみつけて生きていく、それが失われると心身ともに死に近づいていくものなのだろう。
    終戦により開放されたあとの暮らしも興味深かった。もとの暮らし、考え方、性格に戻ることはもう出来ないレベルで尊厳を破壊された人が多いのだろうなと思う。二度とこのようなことは繰り返してはいけないなと感じた

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    2026年03月03日
  • 夜と霧 新版

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    生々しい描写に何度も本を閉じたくなった。けれど読み終えて、この本で作者が本当に伝えたかったことは、自身が体験した熾烈な出来事ではなく、どれほどひどい状況でも耐えうる心の在り方なのだと気づいた。

    私たちが生きる意味を問いかけるのではなく、人生のほうが私たちに問いを投げかけてくる。苦しみも、生も死もすべては運命であり、その中で自分を待ってくれる存在を意識することが生きる力になる。

    人生に絶望しかけたとき、きっと思い出したい一冊だと思う。



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    2026年03月03日
  • 夜と霧 新版

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    著者フランクルは、ウィーン生まれのユダヤ人で、大学時代にアドラー、フロイトに師事した精神医学者。著者自身の強制収容所生活を通して、被収容者の精神変容について、精神医学の見地から考察、解説している。
    壮絶な体験をしているはずなのに、とても静かなトーンで淡々と書かれている。別の著者が書いた「アウシュビッツは終わらない、これが人間か」を読んでアウシュビッツの強制収容所生活について前知識があったので、過酷な体験の詳細について最小限に抑えられているのが対照的だと感じた。
    壮絶な体験自体ではなく、その体験が人間の内面にどのような影響を与えたのかに焦点を当て、精神医学の観点から静かに語っているのが印象的だっ

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    2026年02月28日
  • 夜と霧 新版

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    この本と20代のうちに出会えてよかったと
    心から思いました。

    フランクルが経験した強制収容所での生活、
    その悲惨さはテレビのドキュメンタリーや
    たまに流れてくるYouTubeで見聞きしたことは
    ありましたが、もっとリアルな、
    人間らしい生活、考え、他者との関わりに触れた話は他にないのではと思います。

    そして、心理学者のフランクルだからこそ、
    自身の感情、他者の感情をまっすぐに伝え、
    我々読者の胸を打ってくれたと思っています。

    この話はユダヤ人の強制収容所が前提にあるものの、今を平和にのほほんと生きる私に、生きるとは何かをダイレクトに問う(もしくは人生にどう問われているのかを考える)作品で

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    2026年02月23日
  • 夜と霧 新版

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     想像を絶する状況に置かれてもなお、人間の尊厳を失わない人がいる。生きる希望を失わないでいられる強い意志の大切さを学ぶことができました。
     まだ更に深く読んで行きたいと強く思いました。

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    2026年02月21日
  • 夜と霧 新版

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    アウシュビッツ収容所での話があまりにも残酷で何度も読む手が止まりました。
    尊厳が完全に失われ毎日沢山の人達が死んでいき自分がいつ死ぬかも分からないという状態は絶望でしかないなと思いました。あまりにも理不尽に人が死んでいくなかで人生は運命によって変えられないものなのかなと思いました。またそれと同時に運命は変えられないものでもその時々で自分がどのように考えるかということが大切なのだなと思いました。どんな絶望的な状態でもその状態は無意味ではなくて意味があり死ぬことにすら意味がある。どんな状況でも神様や仕事、愛している存在、愛してくれる存在に対して責任を持って未来の希望を失わず生きていきたいです。

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    2026年02月21日
  • 夜と霧 新版

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    言葉にならない。
    こんな悲劇があったにも関わらず、なんで戦争はなくならないんだろうか、と本当に悲しくなった。

    今、命を脅かされることなく生きれていること、全てに感謝の気持ちが沸いた。
    当たり前じゃないんだと心に沁みた。

    折に触れて読み返すべき、大切な本になった。

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    2026年02月19日
  • エーミールと探偵たち

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    60年以上も前に読んだはずであるが全く忘れていた。しかもエーミールをエミールと記憶していた。自分が預かった金を盗まれてベルリンの子どもが皆で助けて取り返すというところでは、子どもがエーミールを助けたというところしかかすかな記憶としては残っていない。
     列車で紳士からチョコレートをもらって食べて眠ったことははっきりとは書かれていないが、旅行者がよくだまされることとして、有名な話である。

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    2026年02月18日
  • 夜と霧 新版

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    読み終わって最初に思ったのは、どうしてこんなに凄惨な体験をされているのに、
    こんなにも柔らかくて流れるような思考と文章で溢れているのだろう、と思った。

    強制収容所と聞くと、冷たくて硬い、非人道的で、救いようの無い辛さばかりが頭に浮かぶ。

    しかし極限とも呼べる中に立たされても、その中に人間の善意や温かさを見出す。
    そんなフラットな考え方は、私の中のどこにあるのだろうと思った。


    「人は、この世にもはやなにも残されていなくても、心の奥底で愛する人の面影に思いをこらせば、ほんのいっときにせよ至福の境地になれるということを、わたしは理解したのだ。」

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    2026年02月18日
  • 夜と霧 新版

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    数え切れないほどの夢の中で願いつづけた、まさにそのとおりだ……しかし、ドアを開けてくれるはずの人は開けてくれない。その人は、もう二度とドアを開けない……。

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    2026年02月15日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    「有名な本」なのは知っていたけど…

    イメージに届かない具体的実数を挙げるよりも、百分率で表現することで訴える力が何倍にもなるのがすごい…。
    数値は単純化されているのかも知れないけど、実感の度合いは比較にならないな。
    この世界のバランスについて淡々と、それであって真正面から向き合わされました。
    個人的には、核兵器のエピソードは欲しかったなーと。

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    2026年02月14日
  • 夜と霧 新版

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    正直なんかいも読み直したい本ではない。
    けど、人生において必ず立ち寄りたい本。

    後ほどメモ↓
    クリスマスとよちむのようなエピソード
    過去の思い出と未来への希望が今を生きるモチベーションになる話
    死神の話

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    2026年02月13日
  • 夜と霧 新版

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    今更というか今だから読んでみる。心ある人はこの本のことはとっくに読んで知っているはずと思いながら。

    ヒトラーと言う男について、
    ユダヤ人を憎んで迫害した残酷な出来事について。
    人間の命を軽々と奪ったガス室というものを作り人間の尊厳を踏みにじり、争いで無数の無辜の命が散っていったことについて。

    戦争というものの本質がいかに曖昧なものか、知っている人は知りすぎるほど詳しく知っている。
    だが、私のように知らない者や忘れた者もいる。戦争に加担した人間は、時代が変わればまた日常に返る。一方、一人一人の命がどのように失われたか、戦争が終われば、もう戦士、兵士、巻き込まれた市民という名前に代わってしまう

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    2026年02月12日
  • 夜と霧 新版

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    人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ。
    恵まれた環境だろうと劣悪な環境だろうと、善いやつと悪いやつがいる。これを分けるのは個人の振る舞いによる選択のみ。
    自分はどちらの人間になっているのか振り返りたくなったときに読んでいる。

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    2026年02月11日
  • 夜と霧 新版

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    たったひとつ、あたえられた環境でいかにふるまうという、人間として最後の自由だけは奪えない
    人間の内面は外的な運命より強靭なのだということを証明してあまりある

    自分がどうありたいかを考えて行動にする
    それが生きる意味なのかもしれない。

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    2026年02月11日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    表紙がボロボロになるぐらい読みました。
    2021年発行の本です。25年前の統計がもとになっています。現在はどうなっているかと考える必要があります。

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    2026年02月03日
  • 夜と霧 新版

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    まず、収容所の恐ろしさに戦慄した。
    そんな狭い地獄では度重なる小さな絶望こそが、
    彼らをより大きく苦しめたのだろう。

    序盤でドストエフスキーの
    「人間はなにごとにも慣れる存在だ」という言葉が
    引用されており、そんな過酷な状態にも
    慣れてしまえる人間の強靭さを、
    私は途方もなく残酷だと感じた。
    それは彼らの身を守ったのかもしれないが。

    そんな苦しい日々の中で、苦悩を守り、
    苦しみ尽くすこと。
    生きることから与えられる意味ではなく、
    「生きることが自分に何を期待しているのか」
    を考えること。
    未来に自身のかけがえのなさを見出すこと。
    果たして自分にはそれが極限状態で出来るだろうか。
    否、出来な

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    2026年01月27日