池田香代子のレビュー一覧

  • 世界がもし100人の村だったら

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    少し時間が経つとは思うが、気になるタイトルだったので、手に取った。車内でもさらさらと読めたが、下車時には目頭が熱くなっていた気がする。


    本書は、世界の人口を100人とした場合における
    その村に住む住民の構成や状況等を説明する。

    昨今の物価高高騰により、日々の暮らしにもどこか焦燥感等を滲ませざるを得ない状況であると思い詰めていた自分の視野の狭さに胸が苦しくなった。

    「巡り往くもの、また巡り還る」というフレーズが、脳裏から離れない。

    多様性を尊重する時代になってから久しいが、多様性を構成する個人自身が変われば、この村が直面する飢餓等の環境問題等を救えるであろうと主張する筆者に激しく同意し

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    2026年04月22日
  • 夜と霧 新版

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    「自分は何のために生まれてきたのか」と、深い思索に耽ったことがある。
    そのとき辿り着いた答えは、「生まれてきたことに、あらかじめ用意された理由などない」ということだった。大切なのは、自分がどのように生きたいかという、自らの意志による結論なのだ。

    名著『夜と霧』を読み、私は確信した。過酷な状況下であっても、生きることに意味を見出すのは自分自身である。肉体は拘束できても、精神の自由までは誰も奪うことはできない。しかし、思考を止め、自ら精神の手綱を放してしまえば、尊厳は容易に崩れ去る。あらゆる事象に意味を持たせるかどうかは、自分自身の選択であり、覚悟の問題なのだ。

    未来に目的を据え、目の前の状況

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    2026年04月18日
  • 夜と霧 新版

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    愛は実体を伴わずとも存在する。

    ・電車で移送されるなか、ザルツブルクの山並みが水彩画のようだったり、夕日を眺めるために疲弊し切っている仲間を叩き起こしてまで見せようとしたり。「世界はどうしてこんなに美しいんだ」という言葉に、打ちひしがれる。

    ・遺言の暗記のパートで収容所の仲間に伝えた妻へのメッセージ。「夫婦でいたのは短かい間だったが、その幸せはいまここで味合わねばならなかったことすべてを補ってあまりあるということ。」愛の大きさに、魂が震えた。
    ・環境が魂を規定する、というのは真理だと思った。

    ・がんじがらめの環境で、どんな覚悟をするか
    ・わたしの人生はわたしの苦悩に値するか ドストエフス

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    2026年04月12日
  • 夜と霧 新版

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    いつか必ず読もうと思いながらなかなか開くことができなかった1冊。

    この本を読むことができて、本当に本当によかった。
    想像を絶する暗闇の中でも、人間の心に最後まで残る、小さいけれど確かな光を見せて頂いた。

    第二次世界大戦中に強制収容所へ収監されたユダヤ人心理学者である著者が、その経験を軸とし、極限状態に置かれた人間の心理状態がどのように推移するかを示した文献。
    悲惨な事実も記されているが、あくまで主体はその結果として生じる心理的な反応であり、淡々とした文章で記されている。

    もちろんこの時代の被収容者の方とは比べることも烏滸がましいが、私のこれまでの人生にもほんの些細な苦しみは存在して、その

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    2026年04月09日
  • 夜と霧 新版

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    キャリアコンサルタントの勉強をしていて、「人生の意味を求めること」の重要性を言った著者に共感し、それが強制収容所からの生還を経てつくられていったものだと知り手に取りました。

    冒頭にある解説を5ページ読んだ時点で「こんな世界を2度と作ってはいけない」と感じられるほど、これまで見聞きしたどんなフィクションよりも凄惨な事態。淡々と事実を書いてあるからこそ感じる恐怖がありました。

    なぜそんなことが起き得たのか。体験記を読み進め、フランクルの日々を追体験してゆくと、理解できてしまうような気がするのもまた怖かった。

    極限の状況で私たちが頼るべきものは何なのか、私たちを救い得るものは何なのか、フラン

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    2026年04月04日
  • 夜と霧 新版

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    読むべき本。心理学の視点から冷静にアウシュヴィッツの体験を見詰めている。「あなたは人間になったのだ」は忘れられない。
    あとがきも読んだ方が良い。パレスチナの土地の話をしている。あとがきが書かれてからさらに時が過ぎた今の世界は、暴虐のシオニズムが湧き上がって、またパレスチナの土地が血に染まってる。

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    2026年03月28日
  • 夜と霧 新版

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    10年ぶりに読んだ。
    収容所という死と隣り合わせの極限の中で状況は支配されても、内面の在り方は選べるというフランクルの姿に学ぶことが多かった。
    困難な立場に立っても、その困難に意味を見い出してこそ乗り越えられるという姿勢も見習いたい。
    収容所の中でも、将来心理学の論文を書くために、ひたすら速記文字を使ってメモを取り続けたその姿勢は、目的を持つことの大切さを知らされた。

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    2026年03月28日
  • 夜と霧 新版

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    ブッダの教えにも似ている?
    「どのような状況でも自分の態度を選択できる」
    このような過酷な環境で妻や子供を殺されたとしたら、反応反射的に憎しみから相手への報復、復讐心に湧くことだろう。ただ人間はその状況下でも俯瞰したものの見方が大切だと思い知らされた。「許すこと」は、単なる相手の行為の肯定ではなく、憎しみの連鎖の中でいかに自分の「生」の意味を見出し、人間としての尊厳を守り抜くかという、内面的な精神の強さに焦点を当てたもの

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    2026年03月28日
  • 夜と霧 新版

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    出会えて良かった本。
    人生は私に何を問うているのか?
    その問いに、私たちは具体的な行動で答えなければいけない。

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    2026年03月18日
  • 夜と霧 新版

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    いかなる状況下でも人間としての尊厳は持てる、という強いメッセージがある。
    タイトルの意味と表紙の119104の数字が胸にくる。

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    2026年03月18日
  • 夜と霧 新版

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    この本はおもしろいとかそういう杓子で測れない。。だから星5で記録しておく。

    この本に書いてあることは、貴重。もう二度とこの本を書けるような人が出ないことを祈る。

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    2026年03月17日
  • 夜と霧 新版

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    ホロコーストの記録、実際に収容された心理学者による記録
    イスラエルのガザ地区を殲滅するかのような攻撃、イランへの過剰防御と思うような攻撃。新たな戦争の根源たる思想の片鱗を見た
    戦争、ナチスが起こした人類史上残酷かつ理不尽な人種差別
    その内実と心理的動きを知ることは知的好奇心からみて大変充実した内容だった
    家畜以下の扱いを受ける人、それを行うSSの監視員またはカポー地獄のような状態のなか、どのように生きるのかそして生きてきたのか
    生きる"意味"を探すのではなく"意味"によって生かされているまたは生きることに問われているという文章が深く印象的で、正しく理解し

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    2026年03月14日
  • 夜と霧 新版

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    知らないままではいたくなくて、いつか読もうと思い続けていた。残忍で劣悪な時間が永遠に続くかと思われていた中、愛を感じた、生を諦めなかった、希望をなくさなかった。そんな人がいたなんて信じられない。私の想像では計り知れない絶望も希望もこの本のなかにあった。

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    2026年03月13日
  • 夜と霧 新版

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    今も尚続く戦争、決して過去の話ではないことが著書から読み取れた。
    日々の生活の中においても、自分の人生を肯定すること、これからの人生を決定することが大事だと思った。
    私は果たして戦争下でも自分の信念を曲げずにいられるか、より深く自分と対話したいと思った。

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    2026年03月07日
  • 夜と霧 新版

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    想像を絶する非人道的な暮らし、しかも終わりがいつになるかわからない、そんな生活の1部を知ることができた。きっと、この本には書ききれないほどの辛さがあったのではないか。しかし、その中でも愛する人の眼差しが精神を守ってくれていたという文面には少し救いがあった。人は絶望の中でもなんとか救いをみつけて生きていく、それが失われると心身ともに死に近づいていくものなのだろう。
    終戦により開放されたあとの暮らしも興味深かった。もとの暮らし、考え方、性格に戻ることはもう出来ないレベルで尊厳を破壊された人が多いのだろうなと思う。二度とこのようなことは繰り返してはいけないなと感じた

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    2026年03月03日
  • エーミールと探偵たち

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    60年以上も前に読んだはずであるが全く忘れていた。しかもエーミールをエミールと記憶していた。自分が預かった金を盗まれてベルリンの子どもが皆で助けて取り返すというところでは、子どもがエーミールを助けたというところしかかすかな記憶としては残っていない。
     列車で紳士からチョコレートをもらって食べて眠ったことははっきりとは書かれていないが、旅行者がよくだまされることとして、有名な話である。

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    2026年02月18日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    「有名な本」なのは知っていたけど…

    イメージに届かない具体的実数を挙げるよりも、百分率で表現することで訴える力が何倍にもなるのがすごい…。
    数値は単純化されているのかも知れないけど、実感の度合いは比較にならないな。
    この世界のバランスについて淡々と、それであって真正面から向き合わされました。
    個人的には、核兵器のエピソードは欲しかったなーと。

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    2026年02月14日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    表紙がボロボロになるぐらい読みました。
    2021年発行の本です。25年前の統計がもとになっています。現在はどうなっているかと考える必要があります。

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    2026年02月03日
  • 飛ぶ教室

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    この作品には、かけがえのない友情や家族愛が描かれています。
    時代背景を思い浮かべながら読むと、作者の強い覚悟を感じます。
    子どもにとっても大人にとっても、忘れてはならない大切なことがたくさん詰まった、心温まる感動を呼ぶ物語でした。
    この作品に出会えて本当に良かった。

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    2026年01月17日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    何度目かわからないけれど、再読。バングラディッシュのダッカに来て、ストリートチルドレンと交流した直後に読むと、この内容が、刺さる、刺さる。。世界が、もし100人の村だったら、私はたった1人の。大学を出た人間なんだ。私はたったひとりの、お金を持った人間なんだ
    世界がもし100人の村だったら、20人が栄養が充分ではなく、1人が死にそうで、15人が太っている。世界が、もし100人の村だったら、17人の人が綺麗な水を飲むことができない。
    その綺麗な水を飲むことができない女性たちと子供たちと私は会って話をして、彼女たちの屈託のない天使のような笑顔に、そして彼女たちからの無償の愛に、涙を流した。ものに囲ま

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    2026年01月12日