池田香代子のレビュー一覧

  • エーミールと探偵たち

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    エーミールが列車の中で見た夢、、、。奇妙だけど、ああいう夢って見ることがある。現実とつながっているようで、おかしなことがいっぱい。その時に持っている不安とはつながっているのは分かるので、何ともいえない混乱が生じる。。。
    ストーリーは本の世界ならでは。大人でも楽しい気分に、得した気分に。

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    2020年01月06日
  • 点子ちゃんとアントン

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    読後の爽快感
    ハッピーエンドのお決まりの結末だったが 児童文学なら許せる
    章の最後に、(立ち止まって考えたこと)その1から16まで 本文のストーリーとは別に哲学と言うか 人生訓 と言うか 子供のしつけ と言うか、 そんな風な文章がある
    ここだけを抜き出してみても意味がある

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    2019年11月28日
  • エーミールと探偵たち

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    "ことごとに、ああ、昔は何もかもよかったという人のいるのを、エーミールはずっとまえから知っていました。(中略)そういう人は、どうしても満足しようとしない種類の人間だったからです。"

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    2019年07月19日
  • ふたりのロッテ

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    文章がお芝居のト書きのようだと思いながら読んでいくと、そのわけは訳者のあとがきにちゃんと書かれてありました。

    女の子が夏休みを過ごす宿泊施設で、ふたりは出会います。
    まだほんの9歳、だけど女の子は早熟で大人びているから、ふたりの活躍がいきいきと描かれていて、こちらもわくわくと楽しく読めました。
    小さい頃にこの本に出会っていたら、何度も何度も読み返していたかもしれません。
    そして夢のような結末に、心おどるばかりでした。

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    2019年05月26日
  • ふたりのロッテ

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    至極の名作。
    引き裂かれた家族がまた一つになる、親子の愛の物語。

    児童向け小説なのだが、大人が読んでも十分に読み応えがある。

    世代や経験によって、同じ本を読んでも面白さが変わるものだが、ケストナーの児童文学は、子供から大人まで、それぞれの目線で面白い。

    それは、物語の核が人間本質的な営みを書いているから。

    物語の構造を、子どものために、優しくわかりやすくしてしまえ、などとはしていない。
    本来難しい話、色々と込み入っているであろう大人の関係も背景にしっかり忍ばせて、立体的な物語に仕上げている。

    ロッテとルイーゼは姿は瓜二つだが、中身はそれぞれの人格を持っている。
    二人が入れ替わることで

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    2018年10月13日
  • 夜と霧 新版

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    第二次世界大戦 においてナチスドイツ が行った最大の戦争犯罪であるユダヤ人の虐殺について、収容所に収容された精神科医の記録であり名著です。素晴らしい言葉が多い本書において、「自分を待っている仕事や愛する人間にたいする責任を自覚した人間は、生きることから降りられない。」という言葉に涙しました。博士が 収容所でどんな苦しみでも人を愛せると気付かせた最愛の妻は、アウシュビッツですでに亡くなっていたのです 。

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    2025年12月21日
  • 夜と霧 新版

    購入済み

    人生に悩む人は読むべし

    前半は、悲惨、無残、過酷、残酷、どんな形容詞でも足りないほどの強制収容所の実態が、抑えたトーンで描かれたルポルタージュです。

    後半は、そんな環境下で作者が見いだした、生きるとはどういうことか、生きることの価値は何なのか、ということが、圧倒的な説得力で伝えられています。
    人生で辛いことがあって、何のために私は生きているんだろう、とか、私はどう生きればいいんだろう、とか、悩んでいる人(私がそうでした)に、ひとつの回答を提示してくれます。

    旧版は読んだことありませんが、新版は読みやすく、訳も問題ありません。

    一点だけ。タイトルは、新訳の訳者は、旧訳への敬意をこめて、元のタイトルを

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    2017年02月27日
  • 点子ちゃんとアントン

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    ユニークだけど、純粋で友達思いの点子ちゃんの行動に、とてもワクワクさせられた
    そしてそんな点子ちゃんの友達アントンもとても行動力があり、誰かのためにと動ける人
    各章の最後には作者のコメントがある。単純にお話を楽しむのではなく、点子ちゃんやその他の登場人物の行動を振り返り、考えさせられるのがより暖かい気持ちにさせられた

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    2016年04月03日
  • エーミールと探偵たち

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    超有名な本でありながら、一度も読んだことがなかった本。なおかつ「エミール」と読み間違ってもいた。

    取っ掛かりが悪いが、話が流れるとドンドンと引きこまれてゆく。どんでん返しは特になくてそのまま楽しめる。

    同じ著者の「飛ぶ教室」と比べると、深く考えさせられるというよりも、勧善懲悪的な楽しい読み物。

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    2015年12月07日
  • エーミールと探偵たち

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    仕事や役割には派手なのもあれば、地味なのもあって、危険なのもあれば、退屈なのもある。
    でもそのすべてが大事なのですよ。
    でもやっぱり、派手で楽しいのがみんな好きなんですね。

    電話番、本当にお疲れ様でした。

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    2015年09月22日
  • 点子ちゃんとアントン

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    児童向けだけれど、大人が読んでも十分楽しめる。
    童心に戻れるって、なんて幸せなんだろう。
    おちゃめな点子ちゃんと、心優しいアントンの友情物語。
    点子ちゃんのお家にいるお手伝いさんたちが、とてもいい味出してます。
    各章の終りに小さな字で書いてある「立ち止まって考えたこと」は、読んでみて身につまされる思いがします。
    粋で機知に富んだケストナーの発想は素晴らしいです。
    物語に登場する主役の男の子は、ケストナーの分身なのかもしれませんね。

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    2015年01月04日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    哲学とは何かを語るとき、手品の話が出てきたのがとても興味深かった。

    自分は中学の時、手品に熱中していた。
    そして高校、大学では哲学に興味を持った。

    一見何の関わりもないように思える自分の行動に、実はつがりがあるのかもしれないと思い、興奮した。

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    2014年09月24日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    素晴らしい本だなあと思いました。哲学入門書。こんな本に早く出会ってたら、と思ってしまいます。
    哲学の歴史と、ストーリー。時代には思想があって、様々な意見が生まれ議論される。
    過去の偉人から繋がれてきたバトンはついに今の時代へ、我が国日本もまた新たな思想が生まれるのかな?今はキルケゴール、サルトルがいう実存主義の時代を感じます、それにも亀裂が生じてきたというか。
    僕はこの本のソフィーと、アルベルト、少佐の事をこれからもずっと覚えいたいです。

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    2014年07月02日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    とても、面白かった。哲学の入門書。もっと早くこの本と出会ってれば、様々な事を理解出来たかもしれない。概念的な話なので、再読の必要あり。紀元前から始まる哲学ドラマ。過去から現在までにこんなにも考えてる人がいて、そんなに長い歴史があるとは、考えたこともなかった。

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    2014年06月09日
  • 点子ちゃんとアントン

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    ハッピーエンドなのが良い。
    これを読んだときの思い出です。

    当時小学生6年生で、家庭が経済的な事情で困窮し、父が単身赴任することになって家からいなくなったことがありました。
    (この本は父が学生時代に、ドイツ文学だかドイツ語の勉強の為に読んだとかで家にあり、勧められたのです。本には線がひいてある箇所も。)

    学校でも、クラスの女の子内で仲間別れがあり、友達をかばったら次の日から突然1人になりました。3学期、卒業式まで1人でいました。

    ショックなことが重なりましたが、この本のおかげで割と平気でした。

    アントンに共感していました。どんなことがあっても境遇に文句を言わず、まっすぐでいることって大

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    2014年04月06日
  • 日本がもし100人の村だったら

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    『世界がもし100人の村だったら』はどうしても絵本のように見てしまうが、本作は舞台が日本ということもあり、読んでいて気づくことも多い。
    ライフステージが変わるたびに読み直したい一冊。

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    2013年10月24日
  • エーミールと三人のふたご

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    実に素敵な物語です。子どもの頃に出逢っておきたかった。そう思わされます。少年たちの友情と冒険をたっぷりのユーモアをもって描かれています。そして出てくる大人たちが素敵なんです。子どもたちを信頼し少し離れたところから温かく見守り、必要な時には必要な分だけ助言を与える。特にエーミールのおばあさんが粋で素敵です。そんな大人たちに囲まれて、少年たちは大人になります。
    前書きに作者自身が登場して登場人物と会話したり、実際に行なわれた前作の映画化を作品に取り入れるなどメタな構造も面白いです。こうすれば面白くなるという要素を惜しげもなく放り込んだ感じでしょうか。

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    2013年08月30日
  • 点子ちゃんとアントン

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    お母さん思いのアントンに胸を打たれたり、点子ちゃんの天真爛漫さに微笑んだり。こんなに素敵な二人はいないと思う。

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    2012年11月17日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    個人的に、世界中の人たちに一度は読んでもらいたい本。多様な人種、いろいろな価値観、基本的人権の尊重、富やエネルギーの偏在・・・これらの事実を知り・理解することが、たやすくでき、自分自身がする「次の行動」について考えるきっかけになりました。

    「世界の人口を100人とすることで、色々なことが見えてきます。」といった本です。

    例えば、以下のようです。
    世界がもし100人の村だったら、アジア人が何人で、アフリカ人が何人…。
    世界がもし100人の村だったら、キリスト教徒が何人で、イスラム教徒が何人…。
    世界がもし100人の村だったら、中国語を話す人が何人で、英語を話す人が何人…。
    世界がもし100人

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    2023年05月15日
  • エーミールと三人のふたご

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    またエーミールたちに会えるなんて!!
    お母さんの再婚のことは予想外の結果だった
    ほんとに、ケストナーさんの児童書はすばらしいと思う

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    2012年09月08日