池田香代子のレビュー一覧

  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    ノルウェーの少女と一緒に古代ギリシャからの西洋哲学の流れを学べる。一冊目としてはとっつきにくいかもわからないが、他の哲学入門書を読んだあとであれば、各哲学者の思想が整理されて理解が深まる。繰り返し読みたい本。

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    2022年10月27日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    かなり前に読んだのだけれど、世界の現状が分かりやすく示されていて衝撃すら覚えた本。今、気候危機やパンデミック、戦争・核戦争に危険性まで近づいてきているこの時期に読み直したいと思った。

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    2022年07月02日
  • 夜と霧 新版

    購入済み

    名著

    著者の実際の体験から得られた言葉には計り知れないほどの説得力があった。凄惨な場面についての表現も多く含むため読むのが辛くなることもあるが、読了して多くのことが学べたと思う。現代に生きるすべての人に読んでほしい一冊。

    #感動する #タメになる #深い

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    2022年05月31日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    ネタバレ

    戦慄のミステリーでしょうか、哲学史の指南書としても秀逸ですし物語としてもぐいぐい引き込まれていきます。ヒルデとソフィーの交錯がなんとももどかしい。

    キェルケゴールあたりの実存主義は全くノータッチだったので、大前提としてそこにあるのであって、生きる意味といった根本的な真理は存在しない、個々人がそれぞれに見出さなければならないのだといった思想の到達点だと知れただけでも有意義。そこに暗澹たる雰囲気とシュールレアリズムが内包されているけど、どうも自由を付与されたことでがんじがらめになって指針を無くした個人主義たる現代に通ずる空気をびしびし感じます。

    占いや霊媒師やらなんやらのオカルト物に関する痛烈

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    2022年04月23日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    サスペンスミステリー調のストーリーにも引き込まれることはもちろん、ソフィーに対する哲学講義が非常に筋道だってて哲学の系譜があらあらっと理解増しました。

    序章で哲学者とは白兎の毛の先っぽで踏ん張り奮闘する知的好奇心オバケなんていう、哲学者の心得みたいなところから始まり、まだ手をつけていなかった自然哲学者から古代ギリシャ三代哲学者なんかをさらってくれて(プラトンのイデアとアリストテレスの経験主義的な対比なんかも)、18世紀イギリス経験主義まで駆け抜けてくれてます。個々の哲学者の思想と、前時代とのつながりを拾ってくれてるので、体系だった学習としても最適ではないでしょうか。

    ソフィーの気だるいツッ

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    2022年04月16日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    色々なところで紹介されているので、読んでみたいと思い手に取りました。
    最初は何がそんなに評価されているのかわからなかったのですが、読み進めていくうちにとても考えさせられる内容となり今の自分の不満に対して考えさせられました。
    自分は幸せな人生を送っている。辛いと思った時にまた読みたいです。

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    2022年03月03日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    発想が素晴らしいです。
    あと、絵が可愛らしく親しみやすいのがよいです。
    こういうテーマですと、普通なら、でっかい円グラフか、帯グラフですよね。

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    2021年09月29日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    哲学史に分け入りながら、ファンタジーな冒険物でもあり、ミステリーでもある。
    この本を知った16歳の時に、素直に読んでおけば良かったなぁとも思うけど、43歳になってまた読むチャンスが巡ってきたことを喜ぶことにしよう。

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    2021年06月21日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    最初の30ページくらいまでは我慢がいるが、その後は面白い!
    哲学は文系のもの、と思っていたけど科学から始まっているんだな。
    西洋哲学史がしっかりと解説されながらも物語としても面白く、何より「問いを立てる」姿勢の重要性が伝わるのが良い。

    この本が流行った頃は高校生だった。
    当時は興味なかったけど、思春期に読んでおけば良かったなぁ。
    娘が15歳になったら、薦めたいと思う。

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    2021年06月15日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    再読。上巻がソフィーが主役の本ならば、下巻はヒルデが主役の本。上巻でまさにミステリーだったことが解き明かされる。下巻は上巻以上に読み応えがありました。この本はまた再度読みたくなる本だ。
    娘に宛てたミステリー哲学小説。哲学もだけど、フェミニズム、国際連携、宇宙などの観点からも描かれた物語。呪いのガーデンパーティにならぬよう、自分の存在を自分で創造せねば。

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    2021年03月07日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    ネタバレ

    哲学を少々学んでから再読。ミステリー要素もあり、物語のキーとして哲学がうまく機能しており、哲学を理解することで物語や謎を解いていくような感覚がしました。
    ヒルデとアルベルト、そしてソフィー。哲学とミステリーという観点で下巻も楽しみになる上巻だと思います。上巻はソクラテス、プラトン、アリストテレス、ロック、ヒュームの部分が個人的には特に面白かったです。
    上巻を読んだ後だと、"ソフィーの世界"の中で、クナーグ=神、ヒルデ=天使、ソフィー=天使の幻視の中にある神の母性??という謎で終わる。

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    2021年03月05日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    日々の生活の中で、どれだけ自分が恵まれた環境にいるかに気づけなかったり、知っていても忘れてしまいがちである。厳しい世界の現実をわかりやすくイメージしやすく突きつけられる。小さい頃から知っておきたい本

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    2021年01月22日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    有名な本だけど、勝手に説教臭いイメージがあり、敬遠していた本。
    もっと早く読むべきでした。反省。

    グローバルな世の中になったと言われて久しい。
    自分たちは世界のことを良く知っていると思っているが、
    この本に描かれているように、世界全体を数値で表してみると、全く自分の世界のイメージと乖離していることに気付く。

    自分たちの身の回りの常識でしか認識できていない。
    非常に狭い認識しか持っていない事に愕然。

    特に以下のフレーズが心に残りました。
    ___
    もしあなたが
    いやがらせや逮捕や拷問や死を恐れずに
    信仰や信条、良心に従って
    なにかをし、ものが言えるなら
    そうではない48人より恵まれています

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    2020年11月27日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    ネタバレ

    後半の方が断然面白いね!
    ソフィーとヒルデの二重構成ってのが非常に◎
    この2人のストーリーを通して哲学を学べる!

    哲学の話も近代になってきて、より興味深い。
    人間の心理?的な事に興味があるので、前半は、生物や世界の成り立ち?的な感じであまり自分の興味分野ではなかった。
    けどそれはその当時分かっていた事が少なく時代を重ねる事に生物とは、人間とは、世界とは、って事が分かってくるからや!

    現代はどんな主義で、これから先どのように変化するんやろ?!

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    2020年07月19日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    長年読みたいと思いつつなかなか読む機会のなかった本。やっと読むことができました。読んだらそう感じるだろうなとは思っていたけどやはりいちばん強く感じたのは「もっと早く読めばよかった」ということ。この本の存在自体を知ったのが20代になってからだったけど、10代で読めてたらもっと色々なことを感じていただろうなと思う。

    初心者向けの哲学入門書、というか西洋哲学史の紹介本といった内容。すでに高校も大学も卒業し、紹介される哲学者やその思想の概要も知っているものがほとんどだったので、その点個人的には復習しながらで、あとは小説としての筋を楽しむ感じになったけど、お話を楽しみながら、思想の内容もソフィーと一緒

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    2020年06月22日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    哲学は難しいもの、と漠然と感じていたけれど、この本を読んで、もっともっと身近なもので、私たちが日々何かを考えたり感じたりするのとおなじように昔の人が1人で、あるいはたくさんの人と考え、感じたことであると知れた。哲学ってどういうものだろう、ということはかなり分かりやすく、すっと理解出来たけれど、でもやっぱり自分の中に落とし込むにはもう少し自分の頭で考えたい、と思ったのが読み終わってからの1番の感想。何年かしてもっと世界の見方が変わってから読み返したい。

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    2020年06月15日
  • 夜と霧 新版

    購入済み

    人生に悩む人は読むべし

    前半は、悲惨、無残、過酷、残酷、どんな形容詞でも足りないほどの強制収容所の実態が、抑えたトーンで描かれたルポルタージュです。

    後半は、そんな環境下で作者が見いだした、生きるとはどういうことか、生きることの価値は何なのか、ということが、圧倒的な説得力で伝えられています。
    人生で辛いことがあって、何のために私は生きているんだろう、とか、私はどう生きればいいんだろう、とか、悩んでいる人(私がそうでした)に、ひとつの回答を提示してくれます。

    旧版は読んだことありませんが、新版は読みやすく、訳も問題ありません。

    一点だけ。タイトルは、新訳の訳者は、旧訳への敬意をこめて、元のタイトルを

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    2017年02月27日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    哲学とは何かを語るとき、手品の話が出てきたのがとても興味深かった。

    自分は中学の時、手品に熱中していた。
    そして高校、大学では哲学に興味を持った。

    一見何の関わりもないように思える自分の行動に、実はつがりがあるのかもしれないと思い、興奮した。

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    2014年09月24日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    素晴らしい本だなあと思いました。哲学入門書。こんな本に早く出会ってたら、と思ってしまいます。
    哲学の歴史と、ストーリー。時代には思想があって、様々な意見が生まれ議論される。
    過去の偉人から繋がれてきたバトンはついに今の時代へ、我が国日本もまた新たな思想が生まれるのかな?今はキルケゴール、サルトルがいう実存主義の時代を感じます、それにも亀裂が生じてきたというか。
    僕はこの本のソフィーと、アルベルト、少佐の事をこれからもずっと覚えいたいです。

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    2014年07月02日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    とても、面白かった。哲学の入門書。もっと早くこの本と出会ってれば、様々な事を理解出来たかもしれない。概念的な話なので、再読の必要あり。紀元前から始まる哲学ドラマ。過去から現在までにこんなにも考えてる人がいて、そんなに長い歴史があるとは、考えたこともなかった。

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    2014年06月09日