池田香代子のレビュー一覧
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ハッピーエンドなのが良い。
これを読んだときの思い出です。
当時小学生6年生で、家庭が経済的な事情で困窮し、父が単身赴任することになって家からいなくなったことがありました。
(この本は父が学生時代に、ドイツ文学だかドイツ語の勉強の為に読んだとかで家にあり、勧められたのです。本には線がひいてある箇所も。)
学校でも、クラスの女の子内で仲間別れがあり、友達をかばったら次の日から突然1人になりました。3学期、卒業式まで1人でいました。
ショックなことが重なりましたが、この本のおかげで割と平気でした。
アントンに共感していました。どんなことがあっても境遇に文句を言わず、まっすぐでいることって大 -
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実に素敵な物語です。子どもの頃に出逢っておきたかった。そう思わされます。少年たちの友情と冒険をたっぷりのユーモアをもって描かれています。そして出てくる大人たちが素敵なんです。子どもたちを信頼し少し離れたところから温かく見守り、必要な時には必要な分だけ助言を与える。特にエーミールのおばあさんが粋で素敵です。そんな大人たちに囲まれて、少年たちは大人になります。
前書きに作者自身が登場して登場人物と会話したり、実際に行なわれた前作の映画化を作品に取り入れるなどメタな構造も面白いです。こうすれば面白くなるという要素を惜しげもなく放り込んだ感じでしょうか。 -
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個人的に、世界中の人たちに一度は読んでもらいたい本。多様な人種、いろいろな価値観、基本的人権の尊重、富やエネルギーの偏在・・・これらの事実を知り・理解することが、たやすくでき、自分自身がする「次の行動」について考えるきっかけになりました。
「世界の人口を100人とすることで、色々なことが見えてきます。」といった本です。
例えば、以下のようです。
世界がもし100人の村だったら、アジア人が何人で、アフリカ人が何人…。
世界がもし100人の村だったら、キリスト教徒が何人で、イスラム教徒が何人…。
世界がもし100人の村だったら、中国語を話す人が何人で、英語を話す人が何人…。
世界がもし100人 -
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67%が森林です。先進国で2番目の森林率です。
海は陸の10倍以上。海岸線の長さは中国の2倍です。
64人は大人。13人は子ども。23人はお年寄りです。
2050年には子どもは9人に減り、お年寄りは38人に増えます。
100人のうち2人は外国籍の人です。
そのうち1人は中国や韓国・北朝鮮の人。
あとは、ブラジル、フィリピン、ペルー、アメリカなどの人です。
100人のうち50人は東京や大阪や名古屋の大都市圏に住んでいます。
10人が住む東京が、村のお金の42%を稼いでいます。
故郷を離れる人100人のうち68人は故郷には帰りません。
この村で働く人は減っています。
100人のうち50人で -
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「エーミールと探偵たち」の続編。
あれから2年たったエーミール達が、再度集まって夏休みを楽しむも
またもや事件がおきます。
以前の事件で、制服を貸してくれたボーイの少年との出会いや
エーミールの母親に再婚話が持ち上がるなど
前回と違い、今回は大人にも焦点が当てられているのがポイントです。
同時進行で、各キャラクターの背後にあるストーリーが進んでいます。
新しい登場人物が増えても、根幹にある友情と冒険と自立は揺るがずに
エーミール達は少しずつ成長しているんだなとしみじみ感じました。
前作の「エーミールと探偵たち」は今作で作中内でも映画化されていて
その事にも触れているのが、現実とリンクしていて面 -
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エミール続編!!
今度は、自分のことではなく友達を救うための冒険譚。
前回に引き続き、教授・グスタフ・火曜日・ピッコロくんたちも登場し続編だけど前作を見なくても楽しめるという二度美味しい作品。
前作の2年後と言う設定なので、エミールも大人になっていて、お母さん大好き・お母さんは僕が救う!!という発想からもう一歩踏み出していることからくるお話がすごく沁みました。
(お母さんが再婚することに関してのエピソードね。)
そこで、おばあさんがエミールに言う「自分は進んで大きな犠牲を払っているのに、それはおくびにも出さないで、人の犠牲をありがたく受け入れるのは、簡単なことではない。そんなこと、誰も知ら -
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ネタバレアウシュビッツの映画を観てきたので、
意外性は少なかったが心理を分析されている内容なので面白い。
特に目標を持っている間の勇気と希望がある間は肉体の免疫性の状態も優れ、かたや目標が失敗した場合は免疫性の急速低下が起こる点が印象的。
生きる目的を見出せず、生きるなき実を失い、生きていても何もならないと考え、自分が存在する意味をなくすと共にがんばり抜く意味も見失う、、、
ークリスマスに家に帰れるという話を多くが信じていたが帰れず、クリスマスを過ぎて次々と亡くなるー
これは仕事にも通ずることだと感じた。
「目標を持たない仕事」は免疫力が低下し活力を保つ事ができず、鬱病となる。と。
他には、妻が -
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世界的名著が、最新に新訳されたということで、ついに読んでみた。
なんとなく事前に想像はすれど、読んでみると本当に想像を絶するような事実体験が見えてくる。
そして、客観的にも思える冷静な状況分析や精神分析がされていることが、よけいに苦しさを想像させる。
メンタルスキルの話題できいたことのある、「どんなに悪い状況にあっても、どう反応するかは自分で決められる」は、このフランクリンの言葉から来ていたのだと知る。これは、とんでもなく重くて大切な言葉だ。
日常に起こる多少の理不尽なんて、フランクリンが体験してきたことに比べたら糸くずのようなものだ。
事実は変えられなくても、何を感じてどう行動するかは -
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「自分がどうあるか?」が人間の尊厳であるという結論。このフランクルの意見は、フロイトとの比較で腑に落ちた。
フロイト医学では、人間の欲を「仕事」と「愛」に昇華することで、健康的に生きられるとした。
認められたい、やりたいことしたい、愛されたい、といった負の方向にも行きかねないエネルギーが、人間には満ち溢れてる。
これを社会の枠にハメて、「仕事」と「愛」に注ぎ込むことで、欲が満たされて健康になる。つまり、全力で仕事して、全力で愛せ、と。
これは、「価値と評価」が交換される世界でのみ通用する考え方である。
一方で、フランクルは強制収容所という、「価値と評価」が交換されるといった通常の世界