池田香代子のレビュー一覧
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67%が森林です。先進国で2番目の森林率です。
海は陸の10倍以上。海岸線の長さは中国の2倍です。
64人は大人。13人は子ども。23人はお年寄りです。
2050年には子どもは9人に減り、お年寄りは38人に増えます。
100人のうち2人は外国籍の人です。
そのうち1人は中国や韓国・北朝鮮の人。
あとは、ブラジル、フィリピン、ペルー、アメリカなどの人です。
100人のうち50人は東京や大阪や名古屋の大都市圏に住んでいます。
10人が住む東京が、村のお金の42%を稼いでいます。
故郷を離れる人100人のうち68人は故郷には帰りません。
この村で働く人は減っています。
100人のうち50人で -
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「エーミールと探偵たち」の続編。
あれから2年たったエーミール達が、再度集まって夏休みを楽しむも
またもや事件がおきます。
以前の事件で、制服を貸してくれたボーイの少年との出会いや
エーミールの母親に再婚話が持ち上がるなど
前回と違い、今回は大人にも焦点が当てられているのがポイントです。
同時進行で、各キャラクターの背後にあるストーリーが進んでいます。
新しい登場人物が増えても、根幹にある友情と冒険と自立は揺るがずに
エーミール達は少しずつ成長しているんだなとしみじみ感じました。
前作の「エーミールと探偵たち」は今作で作中内でも映画化されていて
その事にも触れているのが、現実とリンクしていて面 -
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エミール続編!!
今度は、自分のことではなく友達を救うための冒険譚。
前回に引き続き、教授・グスタフ・火曜日・ピッコロくんたちも登場し続編だけど前作を見なくても楽しめるという二度美味しい作品。
前作の2年後と言う設定なので、エミールも大人になっていて、お母さん大好き・お母さんは僕が救う!!という発想からもう一歩踏み出していることからくるお話がすごく沁みました。
(お母さんが再婚することに関してのエピソードね。)
そこで、おばあさんがエミールに言う「自分は進んで大きな犠牲を払っているのに、それはおくびにも出さないで、人の犠牲をありがたく受け入れるのは、簡単なことではない。そんなこと、誰も知ら -
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「自分がどうあるか?」が人間の尊厳であるという結論。このフランクルの意見は、フロイトとの比較で腑に落ちた。
フロイト医学では、人間の欲を「仕事」と「愛」に昇華することで、健康的に生きられるとした。
認められたい、やりたいことしたい、愛されたい、といった負の方向にも行きかねないエネルギーが、人間には満ち溢れてる。
これを社会の枠にハメて、「仕事」と「愛」に注ぎ込むことで、欲が満たされて健康になる。つまり、全力で仕事して、全力で愛せ、と。
これは、「価値と評価」が交換される世界でのみ通用する考え方である。
一方で、フランクルは強制収容所という、「価値と評価」が交換されるといった通常の世界 -
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著者の経験は壮絶であり、それを擬似的に追体験することは精神的に負荷を伴うものではあったが、この書籍は、(本人達の経験に比べれば何でもないであろうが)確かに著者の世界に参加し追体験ができる高度なレベルの体験記であった。
著者は、番号とリストだけが意味を持ち、被収容者側の意思や事情などは何の価値も持たない極限の状況下で、現実から逃避し、感情すらもなくしながら、それでも人間であることを失わない少数の人達がいたことを語る。苦しみにも意味があると人生を真っ正面から受け止める人達である。目の前の苦しみや死すらも意味を持つと直視し、人生の意味を噛みしめながら、未来を見つめて生きる者達である。
解放後にすぐ -
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アウシュヴィッツについては色々YouTubeや映画などで見てきました。
そこには地獄が広がり、今の私たちがどれだけ恵まれているか実感させりるものばかりでした。
しかし、この作品には小さな無数の苦しみが書かれています。
私たちが経験したことのある心理状態に近い物があり、それが命に関わるとしたら壮絶だと、よりリアルに感じ重たい息を吐いてしまう程でした。
人は生きる上で必ず小さな希望を得ようとしてしまう。
優しくて情深い人ほど弱くて脆いのかもれない。
それがいい事なのか悪いことなのかは極悪な環境では全く意味をなさないのかもしれないと思うと切なくなりました。
物語ではない現実の話だからこそ、 -
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河合隼雄さんの『子どもの宇宙』にて紹介されていた一冊。
子どもって親が考えているより何倍も大人のことよく見ていて、色んなことを考えている。
正反対の性格のロッテとルイーゼ。
入れ替わり期間に今まで一緒に暮らしいた父母と離れ、異国の地で暮らすのは、9歳の女の子達にとってどれほど勇気のある行動だろう。
初めての環境に弱音を吐くこともなく、ピンチにも機転をきかせて立ち回る姿は読者をワクワクさせてくれる。
大人目線で読むと、一度別れた夫婦が元サヤに戻ることの難しさを感じる部分はあるが、父親に近づくヒール役の女性の存在が物語のスパイスとなり、リアリティを演出してくれる。
個人的には、入れ替わったロッテが -