池田香代子のレビュー一覧

  • 点子ちゃんとアントン

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    点子ちゃんとアントン 
    エーリヒケストナー 岩波少年文庫

    この童話は少し古い倫理観の時代に
    描かれたモノなので
    違和感があるかもしれない

    思いっきり頭の良い子達は
    俯瞰した視野を持ち
    心も澄んでいるらしい
    ところで
    本名をルイーゼというのに
    点子って名前はどこから来たのだろうか?

    作者が各章毎に
    「立ち止まって考えたこと」
    と言う項を設けて
    「僕は〜」と文中に顔を出すのを良しとするか?
    これが
    この小説の評価を二分するかもしれない

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    2022年08月10日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    かなり前に読んだのだけれど、世界の現状が分かりやすく示されていて衝撃すら覚えた本。今、気候危機やパンデミック、戦争・核戦争に危険性まで近づいてきているこの時期に読み直したいと思った。

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    2022年07月02日
  • 夜と霧 新版

    購入済み

    名著

    著者の実際の体験から得られた言葉には計り知れないほどの説得力があった。凄惨な場面についての表現も多く含むため読むのが辛くなることもあるが、読了して多くのことが学べたと思う。現代に生きるすべての人に読んでほしい一冊。

    #感動する #深い #タメになる

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    2022年05月31日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    ネタバレ

    戦慄のミステリーでしょうか、哲学史の指南書としても秀逸ですし物語としてもぐいぐい引き込まれていきます。ヒルデとソフィーの交錯がなんとももどかしい。

    キェルケゴールあたりの実存主義は全くノータッチだったので、大前提としてそこにあるのであって、生きる意味といった根本的な真理は存在しない、個々人がそれぞれに見出さなければならないのだといった思想の到達点だと知れただけでも有意義。そこに暗澹たる雰囲気とシュールレアリズムが内包されているけど、どうも自由を付与されたことでがんじがらめになって指針を無くした個人主義たる現代に通ずる空気をびしびし感じます。

    占いや霊媒師やらなんやらのオカルト物に関する痛烈

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    2022年04月23日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    サスペンスミステリー調のストーリーにも引き込まれることはもちろん、ソフィーに対する哲学講義が非常に筋道だってて哲学の系譜があらあらっと理解増しました。

    序章で哲学者とは白兎の毛の先っぽで踏ん張り奮闘する知的好奇心オバケなんていう、哲学者の心得みたいなところから始まり、まだ手をつけていなかった自然哲学者から古代ギリシャ三代哲学者なんかをさらってくれて(プラトンのイデアとアリストテレスの経験主義的な対比なんかも)、18世紀イギリス経験主義まで駆け抜けてくれてます。個々の哲学者の思想と、前時代とのつながりを拾ってくれてるので、体系だった学習としても最適ではないでしょうか。

    ソフィーの気だるいツッ

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    2022年04月16日
  • 飛ぶ教室

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    この本に登場する先生に自分も教えてもらいたいと思いました。
    自分に自信をもって生きていくことの大切さに気付かされました。
    また子どもがときに不幸になることを忘れずに生きていきたいと思いました。

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    2022年03月04日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    色々なところで紹介されているので、読んでみたいと思い手に取りました。
    最初は何がそんなに評価されているのかわからなかったのですが、読み進めていくうちにとても考えさせられる内容となり今の自分の不満に対して考えさせられました。
    自分は幸せな人生を送っている。辛いと思った時にまた読みたいです。

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    2022年03月03日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    発想が素晴らしいです。
    あと、絵が可愛らしく親しみやすいのがよいです。
    こういうテーマですと、普通なら、でっかい円グラフか、帯グラフですよね。

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    2021年09月29日
  • ふたりのロッテ

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    『挑発する少女小説』斎藤美奈子さんの本を読んでたまたま、これは本棚に残ってた。
    子どものころ、ケストナーが大好きでこの全集を何度も読み返した図書室の夕方の日差しまでよみがえってくる。

    そうそう、ふたりは大人たちをそういった視線から観ていたんだったわ~そりゃあ、怒るよね。シミジミ。

    大人になった今、子どもの気持ちが分からないときはまた、ケストナー読み返せばいいんだ!などと気持ちが昂ぶってしまう。

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    2021年07月30日
  • ふたりのロッテ

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    いきなり「ゼービュール」なんて聞き慣れない村の名前の説明から始まってびっくりしましたが、ドイツ語特有(?)の名前に混乱しそうになるのを除けば岩波少年文庫の中でも読みやすい方だと思います。

    子どもたちが夏の休暇の間、親元を離れて共同生活をおくる「子どもの家」。こういうのに憧れたなあと懐かしく思いました。
    その後予想外の展開になり、最初に感じた文体の違和感も忘れ、ハラハラドキドキ、夢中になって読み終えました。
    訳者の池田香代子さんもあとがきに、「読み進めるうちに、独特のスピード感があって、こういうのもいいな、と思われたのではないでしょうか」と書かれていますがまさにそのとおりでした。

    大人が読む

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    2021年07月24日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    哲学史に分け入りながら、ファンタジーな冒険物でもあり、ミステリーでもある。
    この本を知った16歳の時に、素直に読んでおけば良かったなぁとも思うけど、43歳になってまた読むチャンスが巡ってきたことを喜ぶことにしよう。

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    2021年06月21日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    最初の30ページくらいまでは我慢がいるが、その後は面白い!
    哲学は文系のもの、と思っていたけど科学から始まっているんだな。
    西洋哲学史がしっかりと解説されながらも物語としても面白く、何より「問いを立てる」姿勢の重要性が伝わるのが良い。

    この本が流行った頃は高校生だった。
    当時は興味なかったけど、思春期に読んでおけば良かったなぁ。
    娘が15歳になったら、薦めたいと思う。

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    2021年06月15日
  • エーミールと探偵たち

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    小学生のときに読んだなぁ、と懐かしくなってまた読んでみた。当時の記憶はほとんどなく新鮮に読めた。

    登場人物がみんな素直で可愛らしくて、特に、エーミールのお母さんはエーミールのことをとても大切に思っていて、エーミールもお母さんをとても愛しているんだなぁということが伝わってくる。

    最後の方のシーンで、エーミールのおばあちゃんが、ずっと電話番をしていたディーンスタークを褒めていて、とても良いなと思った。エーミール、教授、グスタフが目立ちがちだけど、100人の子どもたちがみんな自分たちの役割を担ったからこその成功だったんだなということがよく分かる。

    全体を通じて感じるのは、作者のケストナーが子ど

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    2021年05月03日
  • ふたりのロッテ

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    幼少期に読んでからずっと好きな作品を、おとなになってから再読。子ども向けだから難しい説明もないけど、これほど感情を揺さぶられるとは…愛らしい双子の姉妹と、娘たちをしっかり愛している父と母、美しい自然の風景、都会の喧騒感、それぞれの“日常”生活、ユーモア溢れるサブキャラたち!これからも大好きな一冊です。

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    2021年04月10日
  • エーミールと探偵たち

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    ああ~、これは本当に傑作だった。
    ケストナーだから当たり前、なのかもしれないけど、本当に。

    子ども向けの類書をいろいろ読んでいると、派手にするためにありえない設定をしたり、スリルを増すためにわざと愚かな手を打って自分から危険な目にあったりするものがほんとうに多いんだけど、これはとても自然に物語が始まる。エーミールは貧しい家の子だから、お金を大切にしなくちゃと思うあまりに、ふところの封筒を何度も服の上からたしかめてしまって、それがかえって泥棒の目をひいてしまうわけで……。

    でも、盗まれたとわかったあとのエーミールの判断力と行動力ときたら。コミュ力もすごいよね。昨今の児童書だと、「こんなこと人

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    2021年04月01日
  • ふたりのロッテ

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    すごく昔の作品だったのですね!
    こんな昔の時代から、オトナの恋愛・結婚に関する事情って対して変わらないんだなーと思います。
    子供の感受性の豊かさ。
    オトナの子供っぽさ。
    いろんなものが、とてもシンプルで、子供の世界観で描かれていてすごく素敵です。

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    2021年03月09日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    再読。上巻がソフィーが主役の本ならば、下巻はヒルデが主役の本。上巻でまさにミステリーだったことが解き明かされる。下巻は上巻以上に読み応えがありました。この本はまた再度読みたくなる本だ。
    娘に宛てたミステリー哲学小説。哲学もだけど、フェミニズム、国際連携、宇宙などの観点からも描かれた物語。呪いのガーデンパーティにならぬよう、自分の存在を自分で創造せねば。

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    2021年03月07日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    ネタバレ

    哲学を少々学んでから再読。ミステリー要素もあり、物語のキーとして哲学がうまく機能しており、哲学を理解することで物語や謎を解いていくような感覚がしました。
    ヒルデとアルベルト、そしてソフィー。哲学とミステリーという観点で下巻も楽しみになる上巻だと思います。上巻はソクラテス、プラトン、アリストテレス、ロック、ヒュームの部分が個人的には特に面白かったです。
    上巻を読んだ後だと、"ソフィーの世界"の中で、クナーグ=神、ヒルデ=天使、ソフィー=天使の幻視の中にある神の母性??という謎で終わる。

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    2021年03月05日
  • エーミールと探偵たち

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    ネタバレ

    ものすごく面白かった…!

    大事なお金を盗まれたエーミールが、
    それを取り返すために少年たちと戦う。
    見ず知らずの少年たちと協力しあうところも面白いし、
    裕福ではないなりに育ててくれた母親を大事に思うエーミールがとっても勇敢で愛おしい。

    少年たちがじわじわと犯人を追い詰めていく過程なんてワクワクが止まらなかったし、見事犯人からお金を取り返したところは拍手喝采。
    犯人を捕まえるために大人から借りたお金を律儀に返そうとしたり、協力してくれた友人たちへの感謝も忘れない。

    ところどころ挟まれる、皮肉がたっぷりな会話も見どころのひとつ。
    「けんかはだめ、なぐり合いもだめ、そんなことするんなら、いっそ

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    2021年04月24日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    日々の生活の中で、どれだけ自分が恵まれた環境にいるかに気づけなかったり、知っていても忘れてしまいがちである。厳しい世界の現実をわかりやすくイメージしやすく突きつけられる。小さい頃から知っておきたい本

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    2021年01月22日