池田香代子のレビュー一覧

  • 世界がもし100人の村だったら

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    色々なところで紹介されているので、読んでみたいと思い手に取りました。
    最初は何がそんなに評価されているのかわからなかったのですが、読み進めていくうちにとても考えさせられる内容となり今の自分の不満に対して考えさせられました。
    自分は幸せな人生を送っている。辛いと思った時にまた読みたいです。

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    2022年03月03日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    発想が素晴らしいです。
    あと、絵が可愛らしく親しみやすいのがよいです。
    こういうテーマですと、普通なら、でっかい円グラフか、帯グラフですよね。

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    2021年09月29日
  • ふたりのロッテ

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    『挑発する少女小説』斎藤美奈子さんの本を読んでたまたま、これは本棚に残ってた。
    子どものころ、ケストナーが大好きでこの全集を何度も読み返した図書室の夕方の日差しまでよみがえってくる。

    そうそう、ふたりは大人たちをそういった視線から観ていたんだったわ~そりゃあ、怒るよね。シミジミ。

    大人になった今、子どもの気持ちが分からないときはまた、ケストナー読み返せばいいんだ!などと気持ちが昂ぶってしまう。

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    2021年07月30日
  • ふたりのロッテ

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    いきなり「ゼービュール」なんて聞き慣れない村の名前の説明から始まってびっくりしましたが、ドイツ語特有(?)の名前に混乱しそうになるのを除けば岩波少年文庫の中でも読みやすい方だと思います。

    子どもたちが夏の休暇の間、親元を離れて共同生活をおくる「子どもの家」。こういうのに憧れたなあと懐かしく思いました。
    その後予想外の展開になり、最初に感じた文体の違和感も忘れ、ハラハラドキドキ、夢中になって読み終えました。
    訳者の池田香代子さんもあとがきに、「読み進めるうちに、独特のスピード感があって、こういうのもいいな、と思われたのではないでしょうか」と書かれていますがまさにそのとおりでした。

    大人が読む

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    2021年07月24日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    哲学史に分け入りながら、ファンタジーな冒険物でもあり、ミステリーでもある。
    この本を知った16歳の時に、素直に読んでおけば良かったなぁとも思うけど、43歳になってまた読むチャンスが巡ってきたことを喜ぶことにしよう。

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    2021年06月21日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    最初の30ページくらいまでは我慢がいるが、その後は面白い!
    哲学は文系のもの、と思っていたけど科学から始まっているんだな。
    西洋哲学史がしっかりと解説されながらも物語としても面白く、何より「問いを立てる」姿勢の重要性が伝わるのが良い。

    この本が流行った頃は高校生だった。
    当時は興味なかったけど、思春期に読んでおけば良かったなぁ。
    娘が15歳になったら、薦めたいと思う。

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    2021年06月15日
  • エーミールと探偵たち

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    小学生のときに読んだなぁ、と懐かしくなってまた読んでみた。当時の記憶はほとんどなく新鮮に読めた。

    登場人物がみんな素直で可愛らしくて、特に、エーミールのお母さんはエーミールのことをとても大切に思っていて、エーミールもお母さんをとても愛しているんだなぁということが伝わってくる。

    最後の方のシーンで、エーミールのおばあちゃんが、ずっと電話番をしていたディーンスタークを褒めていて、とても良いなと思った。エーミール、教授、グスタフが目立ちがちだけど、100人の子どもたちがみんな自分たちの役割を担ったからこその成功だったんだなということがよく分かる。

    全体を通じて感じるのは、作者のケストナーが子ど

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    2021年05月03日
  • ふたりのロッテ

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    幼少期に読んでからずっと好きな作品を、おとなになってから再読。子ども向けだから難しい説明もないけど、これほど感情を揺さぶられるとは…愛らしい双子の姉妹と、娘たちをしっかり愛している父と母、美しい自然の風景、都会の喧騒感、それぞれの“日常”生活、ユーモア溢れるサブキャラたち!これからも大好きな一冊です。

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    2021年04月10日
  • エーミールと探偵たち

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    ああ~、これは本当に傑作だった。
    ケストナーだから当たり前、なのかもしれないけど、本当に。

    子ども向けの類書をいろいろ読んでいると、派手にするためにありえない設定をしたり、スリルを増すためにわざと愚かな手を打って自分から危険な目にあったりするものがほんとうに多いんだけど、これはとても自然に物語が始まる。エーミールは貧しい家の子だから、お金を大切にしなくちゃと思うあまりに、ふところの封筒を何度も服の上からたしかめてしまって、それがかえって泥棒の目をひいてしまうわけで……。

    でも、盗まれたとわかったあとのエーミールの判断力と行動力ときたら。コミュ力もすごいよね。昨今の児童書だと、「こんなこと人

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    2021年04月01日
  • ふたりのロッテ

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    すごく昔の作品だったのですね!
    こんな昔の時代から、オトナの恋愛・結婚に関する事情って対して変わらないんだなーと思います。
    子供の感受性の豊かさ。
    オトナの子供っぽさ。
    いろんなものが、とてもシンプルで、子供の世界観で描かれていてすごく素敵です。

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    2021年03月09日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    再読。上巻がソフィーが主役の本ならば、下巻はヒルデが主役の本。上巻でまさにミステリーだったことが解き明かされる。下巻は上巻以上に読み応えがありました。この本はまた再度読みたくなる本だ。
    娘に宛てたミステリー哲学小説。哲学もだけど、フェミニズム、国際連携、宇宙などの観点からも描かれた物語。呪いのガーデンパーティにならぬよう、自分の存在を自分で創造せねば。

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    2021年03月07日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    ネタバレ

    哲学を少々学んでから再読。ミステリー要素もあり、物語のキーとして哲学がうまく機能しており、哲学を理解することで物語や謎を解いていくような感覚がしました。
    ヒルデとアルベルト、そしてソフィー。哲学とミステリーという観点で下巻も楽しみになる上巻だと思います。上巻はソクラテス、プラトン、アリストテレス、ロック、ヒュームの部分が個人的には特に面白かったです。
    上巻を読んだ後だと、"ソフィーの世界"の中で、クナーグ=神、ヒルデ=天使、ソフィー=天使の幻視の中にある神の母性??という謎で終わる。

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    2021年03月05日
  • エーミールと探偵たち

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    ネタバレ

    ものすごく面白かった…!

    大事なお金を盗まれたエーミールが、
    それを取り返すために少年たちと戦う。
    見ず知らずの少年たちと協力しあうところも面白いし、
    裕福ではないなりに育ててくれた母親を大事に思うエーミールがとっても勇敢で愛おしい。

    少年たちがじわじわと犯人を追い詰めていく過程なんてワクワクが止まらなかったし、見事犯人からお金を取り返したところは拍手喝采。
    犯人を捕まえるために大人から借りたお金を律儀に返そうとしたり、協力してくれた友人たちへの感謝も忘れない。

    ところどころ挟まれる、皮肉がたっぷりな会話も見どころのひとつ。
    「けんかはだめ、なぐり合いもだめ、そんなことするんなら、いっそ

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    2021年04月24日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    日々の生活の中で、どれだけ自分が恵まれた環境にいるかに気づけなかったり、知っていても忘れてしまいがちである。厳しい世界の現実をわかりやすくイメージしやすく突きつけられる。小さい頃から知っておきたい本

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    2021年01月22日
  • 世界がもし100人の村だったら

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    有名な本だけど、勝手に説教臭いイメージがあり、敬遠していた本。
    もっと早く読むべきでした。反省。

    グローバルな世の中になったと言われて久しい。
    自分たちは世界のことを良く知っていると思っているが、
    この本に描かれているように、世界全体を数値で表してみると、全く自分の世界のイメージと乖離していることに気付く。

    自分たちの身の回りの常識でしか認識できていない。
    非常に狭い認識しか持っていない事に愕然。

    特に以下のフレーズが心に残りました。
    ___
    もしあなたが
    いやがらせや逮捕や拷問や死を恐れずに
    信仰や信条、良心に従って
    なにかをし、ものが言えるなら
    そうではない48人より恵まれています

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    2020年11月27日
  • ふたりのロッテ

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    親が離婚して離れ離れになった姉妹のお話

    面白かっです。
    2人の計画すごい(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)
    でもよくバレないでできたね。まあ似てるからね。
    でも寂しくなかったのかな。

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    2020年11月11日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    ネタバレ

    後半の方が断然面白いね!
    ソフィーとヒルデの二重構成ってのが非常に◎
    この2人のストーリーを通して哲学を学べる!

    哲学の話も近代になってきて、より興味深い。
    人間の心理?的な事に興味があるので、前半は、生物や世界の成り立ち?的な感じであまり自分の興味分野ではなかった。
    けどそれはその当時分かっていた事が少なく時代を重ねる事に生物とは、人間とは、世界とは、って事が分かってくるからや!

    現代はどんな主義で、これから先どのように変化するんやろ?!

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    2020年07月19日
  • 新装版 ソフィーの世界(下) 哲学者からの不思議な手紙

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    長年読みたいと思いつつなかなか読む機会のなかった本。やっと読むことができました。読んだらそう感じるだろうなとは思っていたけどやはりいちばん強く感じたのは「もっと早く読めばよかった」ということ。この本の存在自体を知ったのが20代になってからだったけど、10代で読めてたらもっと色々なことを感じていただろうなと思う。

    初心者向けの哲学入門書、というか西洋哲学史の紹介本といった内容。すでに高校も大学も卒業し、紹介される哲学者やその思想の概要も知っているものがほとんどだったので、その点個人的には復習しながらで、あとは小説としての筋を楽しむ感じになったけど、お話を楽しみながら、思想の内容もソフィーと一緒

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    2020年06月22日
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙

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    哲学は難しいもの、と漠然と感じていたけれど、この本を読んで、もっともっと身近なもので、私たちが日々何かを考えたり感じたりするのとおなじように昔の人が1人で、あるいはたくさんの人と考え、感じたことであると知れた。哲学ってどういうものだろう、ということはかなり分かりやすく、すっと理解出来たけれど、でもやっぱり自分の中に落とし込むにはもう少し自分の頭で考えたい、と思ったのが読み終わってからの1番の感想。何年かしてもっと世界の見方が変わってから読み返したい。

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    2020年06月15日
  • ふたりのロッテ

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    林間学校・サマーキャンプに参加しているルイーゼと、そこへ後からやってきたロッテ、二人の女の子の数奇な運命の物語です。
    ルイーゼとロッテは住んでいる場所や性格が全く違う二人ですが、信じられないほど外見がそっくりなのです。
    段々と明るみになる真実、そしてそれを知った二人の驚きの行動。
    そのドキドキなお話が一風変わった調子で語られ、読者を飽きさせない一冊。

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    2020年03月24日