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山上徹也は、2019年10月13日から「silent hill 333」のアカウント名で、ツイッターへの投稿を始めた。そのツイートから見えてくるのは、人生を破壊された「宗教2世の逆襲」という表層的な理解にとどまらず、ロスジェネと呼ばれる世代に共通する絶望感、悲壮感であった。山上と同世代で、自身も宗教2世である政治学者・五野井と、『世界がもし100人の村だったら』などの著者で格差など社会問題に目を向け続けてきた池田が、それぞれの視点からツイートを精査、現代日本の重い問題をあぶり出す。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年11月22日
I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない
山上徹也が聞いていた鬼束ちひろの月光を久々に聞いてみた。京大卒の父は自殺。兄は病気で失明し、兄も自殺。祖父の会社は倒産。母は...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月31日
とても考えさせられた。同じく就職氷河期世代を生きているモノとして、時代背景より家庭環境によるものを物凄く感じたし、その点は能力あるにも関わらず、非常に勿体無いし本人の努力が色々と報われず不幸だと思う。但し、日本にとって大事な人を失った損失は計り知れない。安倍家遺族の悲しみは想像し切れず本当に気の毒。...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月22日
山上徹也の母親が統一教会に合計1億円以上献金したことで生活が狂い、恨みを教会に、またその教会をサポートするようなメッセージを残す安倍元首相に向け、殺害に至った、と言うのは表層的で、そこに至る時代的背景や、山上被告がツイートした全文を読み解くことで、内在する心理的側面を分析する。
報道だけでは知り得...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月23日
山上徹也のものとされるTwitterの投稿から、彼の犯行に至った背景や思想を読み解いていくという趣向の本。
本当は助けが必要な宗教二世であったにもかかわらず、周りからの支援はなく、氷河期世代の身に染み付いた自己責任論で努力をしてもうまくいかず追い詰められ、映画『ジョーカー』に出てくるアーサーに共感し...続きを読む
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