香月日輪のレビュー一覧
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妖怪アパートの幽雅な日常の番外編。
寿荘の賄いを一手に引き受ける、手だけの幽霊、るり子さんが、本編で作っていたお料理のレシピが満載です。多くの方が本編の感想で「お料理が美味しそう」と書いていらっしゃる割に、私自身はそれほど注目していなかったお料理ですが、るり子さんのそのお料理に対するコメントをこの本で改めて読んで、逆に興味を持ちました。
そのお料理が登場した時の本編の出来事が、るり子さん視点で語られていて、それも楽しめました。
長谷くんが登場する『長谷ん家のお袋の味』というエピソードと、千晶先生の『千晶がお熱!?』のエピソードは、長谷くんと千晶先生のファンには堪らないのではないでしょうか。長谷 -
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ひこ・田中さんのメルマガで令丈先生がおすすめされてたファンタジー。
「年齢差140歳のカップル」という紹介に、興味をひかれて読んでみました。
読みごたえありました。面白かった〜!!
今まで知らなかったのが、不覚!
「妖怪アパートの幽雅な日常」も、面白いのに泣ける人情噺ですが、
「ファンム・アレース」も「香月節」が満載。
歌うような歯切れのいい文章ですいすい読めて、
物語の醍醐味をたっぷり味わえます。続きが読みた〜い!
「妖怪アパート」も完結したことですし、ぜひぜひ、続きをお願いします。
生まれてきたことも含めて、自分の過去の全ては
ララに出会い、ララを支えるため、と覚悟するバビロン。
か -
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シリーズ第6弾。
友あり、遠方より来たる
船が、来る
灯火親しむ書より酒
これはこれはとばかり、花の山
彼は誰そ、誰そ彼そ
魔狼、月に吠える
月に叢雲、花に風
大江戸に遊びに来た大浪速の修繕屋さん。
その姿は鬼火の旦那と間違えられないように変身していて?
さらに百雷の旦那の妹と、謎の佐保風という5~6歳の美少女と
鬼火の旦那とで大江戸見物に出かけたのだが・・・
渡来船に紛れ込んでやって来た魔狼(フェンリル)の災厄に
大江戸も大混乱。
災厄を無事に終息させたのは・・・( ̄△ ̄;)エッ・・?
ドタバタの修繕屋さんの大江戸見物でした。
「心意気(ファイト)、一発」
次はいよいよ最終巻。買うの忘 -
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[1]最終巻は短編集。
[2]各章では雀、ポー、百雷、桜丸、鬼火の旦那たちが主役となり、初花、蘭秋、雪消、キュー太らも少しずつ顔を出してめでたく終わる。
[3]元の世界に(帰りたくはないが)帰ることになる可能性も意識からは捨てていない雀にタフになったなあと思う。
ゆうべから熱が出て涙目&ボーッとしてるアタマでもあっさり読めてしまうラクさでした。
■簡単なメモ
【八丁堀同心百雷、定町廻りす】百雷の日常。
【散れば咲き、散れば咲きして桜丸】大店の娘祐衣は桜丸に恋をして絵を描かせた。
【風流大江戸雀】川柳と雀の大江戸ぐらし。
【渡来人は自転車を駆る】ポーと大家の多津屋さん一家と猫の福太郎。
【