あらすじ
ヒトの目で綴った魔都見物記「大江戸紹介録」が評判を呼び、大首の親方も認めるかわら版屋の書き手となった雀。ここで生き直すんだ――元いた世界のすべてが消えた。そして憎しみも去った。いつの日か雀が、異界を、そして親を恋しく思う日は来るのか。雀の過去が明らかになる「異界より落ち来る者あり」後編。
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Posted by ブクログ
2巻も面白かった!
前半は雀の過去。
私が雀のように、あの世界に入ったらどうするだろう?
素敵な世界だから帰りたくなくなるかも。
帰っても帰らなくても後悔しそう。
後半は、舞台役者さんと百雷さんの恋愛話。
まさかの結末に、声を上げて驚いて、笑ってしまった…
Posted by ブクログ
読み終わりました!
この巻で。。今まであまり明かされていなかった
雀の過去が少しずつ明らかになっていきます!!!
最後の解説に書いてあるとおり…
私も言葉一つ一つ考えさせられました。。
物語同様!解説も楽しく読ませていただきました♪
だんだん成長していく雀の姿が
嬉しくなりますね(〃^^〃)
登場人物の意外な発見もあり、楽しかったです♡♡
まさか蜘蛛だったなんて驚いた。。あと色んなこと(笑)
(私もあの現場にいたら雀と同じくしばらくは慣れないかなぁ笑
蜘蛛苦手なので…)
桜丸が空を飛ぶシーン。。
まるで夏目友人帳の斑様のよう////そんな印象を受けました♡♡
似ていませんか!
まるでこの世界の住人になったみたいで
読み進むたびに、このあとどうなるんだろうと
ドキドキワクワク楽しかったです(〃▽〃)
あのエピソードは、雀たちも推理していて
何だか刑事ドラマを見ているよう。。な気がしました!!
結末はいかに!?
163ページ…
『鬼火の旦那』。。彼が複数の香月作品にクロスオーバーして登場する…
と書いてあったので、この本以外にも出てくるんだ////と思い
どの作品に出てくるのかとっても気になりました!!
『妖怪アパートの幽雅な日常』や『僕とおじいちゃんと魔法の塔』は出てこなかったような…
見逃しちゃったかな??笑
Posted by ブクログ
大江戸で暮らす唯一の人間、雀。なぜ妖怪たちの暮らす大江戸で暮らすようになったのか、その理由が書かれています。
雀の過去…辛いね。でも、違う世界に来て、人じゃないものと触れ合って、人間らしさを取り戻していく。
香月作品らしいです。わかっているのに引き込まれてしまうから不思議。
Posted by ブクログ
異形の住まう町大江戸、なんの因果かそこで暮らすことになった少年『雀』の物語第2巻です。
2巻ですが時系列的には1巻の前、雀が大江戸にやってきて住人と出会い親睦を深め大江戸で暮らす決意を決めるお話が大筋です。
少年雀の心の成長を丁寧に精緻に書き上げています、香月作品ではおなじみの年上の見届け役ももちろん登場し絶妙な立ち位置・目線で主人公を見守ります。
香月作品はどれも読後感がとても気持ちいいので読書をあまりなされない方にもおすすめです。
Posted by ブクログ
一巻目を覚えてなくて一巻から読み直した。やっぱりおもしろい。字が大きくて行間も広くて、直ぐに読めてしまうので物足りないけどまあ児童文学ですからね。続きも楽しみ。
Posted by ブクログ
新しい世界で生き直し、良い事もイケナイ事も学んでいく雀が微笑ましく愛おしい。
こんな風に異形でも身分が違っても、受け入れ合って平和に暮らせる世界が羨ましい。
Posted by ブクログ
異界の大江戸に落ちてきた子供は大江戸で暮らすことを決心した。
雀という名をもらい仕事を始めた。生き生きとなんにでも興味を示す雀。
つらかった過去をだんだんと消化していけると良いなと思う。そして今の世界を楽しもう!!
Posted by ブクログ
一巻で描かれなかった雀の過去がわかります。
自分の居場所を見つけるって実はとっても大変な気がします。
ゼロからやり直すって決めた雀は本当にすごいです。
蘭秋が男だったとは……
雀と一緒に私もショックでした。
百雷とお似合いなのに……
次巻が待ち遠しいです。
Posted by ブクログ
雀がここで生きると決めた経緯、そしてこのシリーズの花形「蘭秋」の登場!
雀の水を得た魚のようにどんどん明るくなっていく様、自分の居場所を見つけた時の感動に鼻がつんとなりました。
雀の「親をずっと見てたんだ」という言葉には切なくなりました。
どんな親でもその子にとってはかけがえのない存在であり、それを分かろうともしない親の残酷さ。
胸に迫ってきました。
蘭秋の登場によって物語に一気に華が出てきました。
男なんですけどねw
百雷を思う蘭州の健気さ一途さが本当に乙女!
にぶいけどまじめで一本気な百雷にはぴったりだと思います。
2人、くっつけばいいのに
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾(異界より落ち来る者あり 後篇)
子ども、異界を歩く
異界にて生まれ変わる
遠きにありて思う
雀、かわら版屋になる
芍薬、牡丹、百合、蘭秋
雀、芝居を見物す
でんつくに付ける薬なし
季節移りて木の芽吹く
『大江戸妖怪かわら版(2)』用語辞典!
辛過ぎる経験をしてきたこどもが、出会いと出来事に
胸をときめかせ、「雀」という名前をもらい
この大江戸で生きていく事を決めたお話。
読みやすいのでサクサク読めますよぉ~
Posted by ブクログ
1巻とは違って、雀がどういう風な過程で大江戸で暮らしていくことになったかというお話。1巻と比べると暗めですが、1巻が急に始まってお話が想像しにくいと感じていたのでナイス補足という感じです。