【感想・ネタバレ】僕とおじいちゃんと魔法の塔 1のレビュー

あらすじ

岬にたたずむ黒い塔。まるでお化け屋敷のようなその塔は、鎖と南京錠で封印されているはずだった。だけど、ある日、塔に行ってみると、そこには、僕が生まれる前に亡くなったおじいちゃんが住んでいた! しかもその塔には、もっと驚く秘密もあって……!? 幽霊のくせに(だからこそ?)ヘンテコなおじいちゃんとの出会いが、僕の決まりきった生活を変えていく──!! 運命を変えられた僕のびっくりするような毎日がはじまった!!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

この人の書くストーリーはなんだかずっとあったかいな〜と思った。もちろん苦しい展開はある、家族との関係性、学校の友達、価値観の相違…でも絶対に龍神の近くに仲間がいるっていうそれだけでかなり勇気づけられて読みました。テンポも良くて一巻だけで結構綺麗に終わったけどここからどういうストーリーになるのか、続きが気になります。

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2025年08月25日

Posted by ブクログ

普段あまり評価とかしないけれど、この本だけは書いておきたくなりました。
小学6年生のときにこの本と出会った私は幸せでした。あれから何度もふとしたときに引き寄せられるように読み返しては、その度に改めて宝物になっていきました。今はもう社会人になりましたが、間違いなく私の価値観形成に大きく関わった本です。

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2025年05月13日

Posted by ブクログ

読書にハマったきっかけの本の中の1つ。
作者が亡くなって、未完結ですが、ワクワクドキドキ、子供のころに秘密基地を作ったことがある人はきっと好きなはず。

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2025年08月09日

Posted by ブクログ

「何が正しいのか?」考えさせられる物語。
自分の居心地の良い居場所とは?本当の自分とは?
主人公が自分を見つけて、そこから勇気を持って殻を破っていく。何が人生に迷った時や、モヤモヤした時に読んで欲しい一冊。

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2024年09月13日

Posted by ブクログ

展開としては読めていたけど、そこにいくまでの葛藤?が凄かった。善と悪の違い、孤独の捉え方、教育や子供との向き合い方というか……現代でも抱えてる問題。
主人公の男の子は単にこの家族にはあわなかったけど、この家族が悪人!とかってわけじゃないし、自分でもこうなってるかもって、思ってしまった。祖父がいたから主人公は乗り越えられたのかな、やっぱり身近に味方してくれる大人が1人いるのといないのとでは違うなって。
個人的には担任の先生がファインプレー。教師としては両親側に肩を持ちそうな場面なのに、息子さんが良い成長をしていってるので見守るべきだと言える、教師の鏡みたいな人だった。次回作も読みたい!!!ฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

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2024年06月11日

Posted by ブクログ

父、母、弟、妹の家族の中で違和感を覚える主人公、小6の龍神(たつみ)。
自転車で遠出した先に不思議と惹かれる塔を見付ける。
そこには亡くなった父方のおじいちゃん、秀士郎(しゅうじろう)が使い魔のギルバルスと住んでいた。
初めて接する秀ジィは子供の龍神にも包み隠さず色んなことを話してくれる。
そんな秀ジィと一緒に過ごすうちに、龍神は自分が本当にやりたいこと、社会の中の善悪の仕組み、親の精神的コントロール、価値観の違いなどに気付いて行く。
気付いた龍神は大きな決断をする。

1人の人間の急成長の場面をわかりやすく、楽しく描いた作品。
子供だけでなく大人にもささる内容だった。
留めておきたい言葉が多数。
人の考え方の基本に立ち返れる、勇気をもらえる作品なのでまた読み返したいと思った。
シリーズ化されているのでこの先も読んでみよう。
私はおじいちゃんと縁がなかったので、秀ジィに会えた龍神、羨ましい。

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2023年11月08日

Posted by ブクログ

自分の子育てを叱られている気がした

おじいちゃんの豪快な笑い方、その言葉。

どの巻もさらっと読める本なのに、そこから貰うパワーだったり教えは私には救いになる

数少ない我が家の蔵書

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2023年08月16日

Posted by ブクログ

小学生の頃から大好きな1冊。
シリーズ物だけれど、この1巻だけ読んでも十分楽しめる。

いろんなことに疑問を持つことの大切さが書かれている。

周りから完璧だと思われている家族のなかで、一人取り柄のない主人公。魔法の塔で、亡くなったおじいちゃんと出会い、家族や勉強、普段の日常に疑問を持ち、成長していく姿に心が揺さぶられる。

「善は良い、悪は悪い。世の中がこんなに単純に割り切れるものならば、戦争も貧困もとうになくなっとるわ!」

「教科書に載っとることは、ただの記号にすぎん。記号を勉強するのは頭の体操になるが、本当の勉強とはいえんのだ。お前は、生身の人間としてどう生きるかの勉強をせねばならん。」

「この世で最も性質の悪い人種とは「善人」なのよ」
「いいこと」に一生懸命だ。自分が正しいことをしているという自信がある。だからこそ、自分が正しいと思っている場所から動かないのだ。別の場所から自分を見ようともしない。別の可能性も考えない。

「寂しいと思うことも必要だ。悲しいと思うことも必要だ。それらを養分にして、孤独の中で自分を育ててみろ」

「住む世界が、違うのだ」

「親子とで別々の人間。その生き方に口出しをする権利が、誰にあるというのか!」

父親として、大切な子供を導いているつもりだったのに、それは、自分でも気づかぬうちに自分で作った、ただの美しい建て前に過ぎなかった。

「子どもというのは、時として大人の考えもつかないことをする。それが子どもの素晴らしいところじゃないか。大人は、自分たちの考えにそぐわないからといって、それを邪魔するべきじゃない」

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2022年09月10日

Posted by ブクログ

ちょっと難しそうだなと思って読んでいたけど
すごく面白くて、ワクワクした本でした。
まだ1巻しか読んでいないから2巻以降も読もう
と思います。

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2022年08月01日

Posted by ブクログ

今読んでも小学生の時に初めて読んだあの新鮮な感覚を鮮明に思い出せるほど、この作品には瑞々しさや子どもの頃に感じたキラキラした日々の描写をまた感じさせてくれる。

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2022年06月21日

Posted by ブクログ

小6の時、自分何考えてたかな…て考えてみたけど、思い出せなかった。自我がなかったのかな。


何度読んでもワクワクする。

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2022年06月13日

Posted by ブクログ

善と悪
人それぞれ定義が違う。
親の良いと思う事が必ず子供が望んでる事とは限らない。息子が11歳になる年でこの本に出会えて良かった。子供達の事情!親の心情!どちらとも頷く場面が多くて綺麗事だけで親をしてれないでも子供が持っていた原石を磨く事なく捨てろも違うよなぁって感じたお話しでした。読んで良かった
芸術は絶対にこの世に要る脳と心の活性化教育やと私は思う。

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2020年04月16日

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自分がどうあるか、どう感じるかが大切なんだよ、と教えてくれるファンタジー小説です。
足に障害を持つ友達のために、運動会のかけっこでは学校のクラスみんなで手を繋いでゴールする。これは本当に良い行いなのか?など、何が善で何が悪なのか、常識とは?というテーマも含まれています。
短くて面白いのでサクッと読めます。

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2023年11月21日

Posted by ブクログ

レビューを見てると自分がものすごく子どもだとと感じてちょっと悲しくなったけど‥笑
最高に面白かった!!!!!
絵と本と自然と自由と魔法の世界。
全部大好き!私も魔法の塔に行きたい。
龍神はものすごくしっかりしてて逞しくて、始まりと終わりでは全くの別人。
しっかりとした信念の元、大人に立ち向かう龍神のかっこいいこと!!
次は高校生だって、、楽しみだあ。
たくさんシリーズがあるみたいなので買いに行こうーっと♪

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2016年06月28日

Posted by ブクログ

中学生の頃に大好きだったシリーズです。
10年ぶりに読み返しましたが懐かしい気持ちになりやっぱり好きな作品だなと再確認。
この本で読書感想がを描いた思い出もよみがえりました。

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2024年02月26日

Posted by ブクログ

家族の中で違和感を抱く龍神は、岬の塔でおじいちゃんの幽霊と出会うことにより、自分を見付けていくのだった。

自分が自分として生きていくには、色々と難しいことがある。でも他人と違う生き方を認めてもらう為には、そういう生き方を否定する考えをも受け容れなければいけない。それでこそ自分の生き方を全うすることが出来る。うん、難しいよねえ。
他にも善意の押し付けなど難しい問題を、きちんと主人公に考えさせながら話が進む少年の成長記です。
「魔法」と付きますが、魔法で解決する訳ではない処がミソでしょう。
塔は理想郷のように描かれていて、そのワクワク感も素敵です。

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2023年05月05日

Posted by ブクログ

ずっと読んでみたかった。
読んでみたら面白かった。
「自分」を見つけたね。
ガウディ好きのやつが作ったという部屋がうらやましい。

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2022年07月06日

Posted by ブクログ

もう、毎度毎度しつこいよ!
また、同じこと言ってるよ!
分かっているから、知ってるから。

だから、天国で安心していてね。

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2021年08月04日

Posted by ブクログ

子どもの夢の「家」がそのまま再現されたような世界観。
ただそれだけでなく同作者の「妖怪アパート」に通じるような青少年への人生の厳しさと楽しさを伝える爽やかなメッセージが溢れている。
 ゴスロリキャラなど大人が読むとちょっと寒くなる部分はあるものの、作者が完結前にお亡くなりになっているので寂しく、あるものはとりあえず全て読もうと思えた。

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2022年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

香月さんが早逝されたとき、勢いで購入したまま積まれておりました。久々の香月節に感無量です。
世の中に蔓延る、どこか歪んだ「常識」に一括を入れる子気味良い風刺児童書。
この内容に躊躇う親御さんもいるかもしれません。
子どもたちの自意識を少し過剰に叱咤激励する内容は、思い通りに子育てをしたい親から見たら有害図書です。でも真実は確かに、この中にもあると思います。
幽霊や悪魔が登場するファンタジーですが、善悪の歪みに気づかない世論に一筋の風を吹かせます。
次巻からは高校生編とのこと。楽しみです。

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2019年06月03日

Posted by ブクログ

岬のお化け屋敷のような黒い塔には、龍神(たつみ)が生まれる前に亡くなった祖父の幽霊が犬の姿をした使い魔のギルバルスと共に住んでいた。自我に目覚め、親友を得て、小六ながら家を出て、ぐんぐん活き活きとしていく龍神が眩しい。家族を大切に思いながらも決断する様が子供向けと切り捨てられない深閑とした鋭い説得力

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2018年10月14日

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小学生なのにしっかりしすぎでしょーと突っ込みたくなるけど、面白かった。
「自分」というものを自覚し始めた男の子が、ちょっと変わった体験を通して成長していくお話し。
続きがあるなら読みたいなーと思ったんだけど、続きは高校生まで話が飛ぶらしいので、どうなんだろう…

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2016年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小さいころは親のいうことは「絶対正しい」という、根拠のない思いにがんじがらめになっている。親の行動や考え方に疑問を呈するようになるのは…もしくは、なれるのはいつなんだろう?
そのきっかけは「思春期」なんだろうと、今なら思う。

この話の龍神(たつみ)は、男の子にしてはそんな思春期がちょっと早く来たと思われる子。祖父の幽霊と出会うことで、色々な考えを見に着けていき、すべてをそのまま飲み込んでしまわない思考を手に入れていく。

その動きが「う~ん、ふつうはこんな風にはいかないよね」って思うのだけど、親が思っている方向に簡単に流されずに自分のやりたいことを少しずつやっていく主人公に、思春期に入った子ならば、すんなりと同期できるのだろうか。大人になってしまった自分にはその感覚を今味わうことはできないが、自分にもこういう時期があったことを思い出させてくれる一冊。

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2015年11月03日

Posted by ブクログ

小さいころは親のいうことは「絶対正しい」という、根拠のない思いにがんじがらめになっている。親の行動や考え方に疑問を呈するようになるのは…もしくは、なれるのはいつなんだろう?
そのきっかけは「思春期」なんだろうと、今なら思う。

この話の龍神(たつみ)は、男の子にしてはそんな思春期がちょっと早く来たと思われる子。祖父の幽霊と出会うことで、色々な考えを見に着けていき、すべてをそのまま飲み込んでしまわない思考を手に入れていく。

その動きが「う〜ん、ふつうはこんな風にはいかないよね」って思うのだけど、親が思っている方向に簡単に流されずに自分のやりたいことを少しずつやっていく主人公に、思春期に入った子ならば、すんなりと同期できるのだろうか。大人になってしまった自分にはその感覚を今味わうことはできないが、自分にもこういう時期があったことを思い出させてくれる一冊。

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2016年03月31日

Posted by ブクログ

小6の龍神(たつみ)は、魔法の塔で幽霊のおじいちゃんに会い、やっと自分の居場所を見つける。

小学校校高学年から。

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2024年03月24日

Posted by ブクログ

一気に読みことができた。
小説だけど、1人の人間としての生き方や、親としてのあり方など思った以上に学ぶ事も多かったです。
秀士郎の考え方や秀士郎との出会いで成長した龍神や信久の考え方に私も考えさせられました。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

シリーズ第1弾。

小学6年生の龍神(タツミ)は、やりたいことを見つけられずにいたが
海辺の私有地の先の岬に、黒い塔を発見。
そこには、僕が生まれる前に亡くなったおじいちゃんが住んでいた!
しかもその塔には、もっと驚く秘密もあって・・・

このシリーズを小学生の時に読んでいたらと思ったわぁ。
まるで禅問答のように考えさせる。
子どものうちに、自分を見つめるというクセをつけていたら
もう少しまともな大人になれたかも?(;^_^A

香月日輪さんの作品は、本当に色んな事を考えさせられます。
続きを読みます♪

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2025年07月20日

Posted by ブクログ

いやー、中学生のとき感化されまくったな〜。

好きだよ!!大好きなんだけどね!

歳を重ねた人には歳を重ねた人なりの言い分があるということを歳を重ねると気付きますね。

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2021年11月10日

Posted by ブクログ

ジャケットとタイトルに惹かれて購入。
結果的には単なる成長物語なんだけど、古びた塔や幽霊、使い魔といった設定だけでなく、善人の正義に、善悪の判断や公平を一視点からだけ押し付けてられることに、生きにくさや息苦しさを感じることがダメじゃないなことじゃない、というのは楽になれる。
羨ましさと清々しさと、自分から考えて動くことがしたくなる、ワクワクするわかりやすい作品。

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2018年03月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
岬にたたずむ黒い塔。まるでお化け屋敷のようなその塔は、鎖と南京錠で封印されているはずだった。だけど、ある日、塔に行ってみると、そこには、僕が生まれる前に亡くなったおじいちゃんが住んでいた! しかもその塔には、もっと驚く秘密もあって……!? 幽霊のくせに(だからこそ?)ヘンテコなおじいちゃんとの出会いが、僕の決まりきった生活を変えていく──!! 運命を変えられた僕のびっくりするような毎日がはじまった!!

【感想】

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2017年08月21日

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