あらすじ
幽霊のおじいちゃんと魔法の塔で暮らす高校生の僕・陣内龍神。塔には、親友の信久、魔女のエスぺロス、完全無欠な美貌の先輩・一色雅弥と、ちょっと騒がしいけれど、楽しい仲間も増えました。そんなとき、妹の晶子の友だちがいじめにあっているという話を聞き、びっくり。しかもそれには、恋愛問題まで絡んでいるらしい。妹の恋話を聞いて、とまどってしまう僕だったけれど――!? 大人気「魔法の塔」シリーズ、第5弾登場!!
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アッコと温代のお話は、結構考えさせられた。中1で真っ直ぐ自分の思いを伝え合った2人は本当にすごい。
LGBTの内容とか6巻の内容もそうだけど、デリケートな話にもしっかり踏み込み、ちゃんと落とし所を作ってくれるから爽快感も一入。
秀士郎の父母の話は本当に華麗。
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正直私は大人の部類に完全に入るけれど出てくるキャラクターのひとりも私大人と胸を張って言えない。読んで自分を改めなくちゃと思わされてばかりです。晶子のようにちゃんと答えを出せるって凄い。
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読み終わりました(^O^)/
今回はあまり動きがなかったけど。。楽しく読めました☆★
おじいちゃんの過去の話も…
恋のなれそめもあったり読んでいてワクワクしました(〃ノωノ)
「運命の恋がしてみたい」のお話良かったです♡
いじめのお話もありましたね。。
最後ビックリするような展開が待ってますよ!
読んでみてからのお楽しみです(#^.^#)
。。今回も名言がいっぱい隠されていました(〃ω〃)
6巻も出るみたいで…今から楽しみです♪
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LGBTや思春期の恋心について、おじいちゃんの時代(戦争前後)と交差しながら、わかりやすく、面白く、ストーリーが展開される。歴史好きにも良いし、大人が読んでも主人公の妹が一生懸命にレズビアンのお友達に向かい合う姿は考えさせられる。
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たぶん対象年齢は中高生のはずなのに、この分量を使って同性愛に関する考察を展開するとは、かつシリーズ全体のトーンと上手く合致させるとは驚きです。全てが力まず前向きなので、疲れた時に読んでも素直に頑張ろうと思える作品です。
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一番衝撃的だったのはラストの第6巻へ続くの一言(笑)最終巻じゃなかったのね(笑)次はいつでるんだろう?今回は偏見や差別について、秀じぃの体験も交えて分かりやすく解説されている。秀じぃと江角さんのやりとりには笑わせてもらった(笑)
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アッコちゃん!最高だ!大好きだ!
五巻まで読んで、一番好きなのがこの五巻。とてもシンプルに「大好き」って気持ちがカツーンって届いて、ドキドキした。珠玉。
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※1巻から5巻まで同じレビュー内容です
香月日輪(こうづき ひのわ)さんの「僕とおじいちゃんと魔法の塔」シリーズ。
不思議な出来事に巡りあい、戸惑いながらも自分に正直に成長していく少年の物語です。
【あらすじ(シリーズ)】
弟と妹との三人兄弟の長男として育った小学生の龍神。
出来の良い弟と違い物静かで目立たない性格の龍神は、
真面目で厳しい父親に誉められもせず叱られもせず淡々と生活を送っていたが、
岬にたたずむ不思議な雰囲気の黒い塔を知ったことで自我に目覚める。
そこは芸術家として名を馳せた龍神のおじいちゃんが住んでいた場所で、
死んだはずのおじいちゃんが現れていろいろな考え方を学んでいった。
自分自身の立ち位置が過程の中で見いだせなかった龍神は、
両親を説得して幽霊になったおじいちゃんのいる黒い塔で暮らし始める。
それから3年あまり。
龍神も高校生になり芸術家を目指して塔の中で絵筆を走らせる日々を過ごしていた。
親友で足の悪い信久とは小学生の頃からの仲の良さが続いていて、
時々黒い等に遊びに来ては自分らしく過ごすという生活を楽しんでいた。
そんな時、塔の3階にある魔法陣に今までに無い強い魔力を持ったものが降り立った。
それは魔女の中でも最上位の魔力をもったエスペロスという魔女だったが、
どういうわけかゴスロリファッションに身を包んだエスペロスは、
龍神や信久のことを気に入って人間界に居ついてしまう。
著者の香月日輪さんは『妖怪アパートの幽雅な日常』を書かれた方で、
妖怪のすむアパートで仲良く暮らす若者を描いたこの作品は大ヒットシリーズとなっています。
そのイメージが強かったので今回の作品もそういう感じなのかなと漠然と考えていましたが、
シリーズを読み進めていくうちに胸にしみる言葉の数々に一気読みしてしまいました。
この作品は幽霊となったおじいちゃんの豪快かつ哲学的な考え方を基に、
引っ込み思案で目立つことの無かった少年が徐々に自我に目覚め、
心を成長させていくという感動的な内容です。
1巻目では主人公の龍神が小学生でしたが、
2巻目からは一気に成長して高校入学の年を迎えます。
小学校です学校でも家庭でも「目立たないおとなしい子」と思われていた龍神が、
不思議な塔でおじいちゃんと出会ってから心を成長させていき、
家を飛び出して一人暮らしをしてから3年が経っています。
登場人物は1巻目とそれほど変わりませんが、
魔法陣から最強の魔女は飛び出してくるは、
学校一の天才少年が登場するはでストーリー展開に飽きることがありません。
なによりもおじいちゃんの教える言葉にいろいろと胸を打たれます。
「善人がかならずしも善人ではない」
「優秀だと大切に育てられた子どもは心の奥行きが無い」
「自分らしく、自分の思うままに生きていけばよい」
こういった言葉は大人だけではなく、
思春期を迎えた子どもたちにこそ知って欲しい内容だなと思います。
「自分」というのは誰が決めたのか。
「自分」は「自分」が作ってきたものだと思っていたけれども、
それは「周りから見た自分」を意識して作り上げてきたものではないのか。
読み進めていくうちにそんなことを思い浮かべたりもしました。
子どもの頃、特に中高生の頃には将来に対していろいろな希望や不安を持ち、
考えても考えても答えが見つからなくて悩んだ時期がありました。
大人になっても、中高年と呼ばれる年齢になっても、
自分はいったい何者なんだろうという考えにとらわれることが少なくありません。
そんな時にこのシリーズを読むことによって、
心や気持ちが悩める青少年の頃に戻って、
自分自身を原点から考え直すことが出来るような気がします。
悩んだときに一気読みすると気持ちがリセットされて、
元気がふつふつと沸いてくるようなシリーズです。
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晶子ちゃんは、本当にキラキラできれいだなぁ。
普段は憎たらしいくらい落ち着いてて、差別や偏見にシビアで辛口な龍神が、妹の事になると豹変してジタバタする所が人間くさくていい感じです。
秀士郎が出来上がっていく原点も分かって、かなり楽しめました。
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おじいちゃんの過去、
おじいちゃんの両親の話などが出てきて面白い。
同性愛についてこんなに語るファンタジーも
あまりないのではないかしら。
同性に限らず、人を愛することについて、
なのかな。。。
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晶子ちゃんがとても可愛い且つカッコいいなぁと思いました。晶子ちゃんよりも年上の私でさえこんな物言いはできたらいいけれど、実際はできていないし・・・。こんなに良くできた妹がいて龍神が羨ましかったです。
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主人公の高1の冬から学年末までのお話。基本的にはお馴染みのメンバーだが、今回はおじいちゃんの思想のルーツであるひいおじいちゃん夫妻の馴れ初めや教育のバックグラウンドが分かる。同性愛についての主人公の割り切れない受け止め方がとても自然ですてき。
生を受け、文化をくれた、寄って立つべき国を大切にせずに「地球人」を名乗ることの愚かしさなど、首肯することが多かったけれど、やや説教くさいかな。
12-98
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おおよそ一年ぶりですね。
今回はおじいちゃんの過去と妹の人間関係のお話。
今までは主人公が成長することが多かったですが、今回は周りの成長を主人公が見て、変化を感じるようでした。
おじいちゃんの過去からは、生い立ち、家族関係、環境から、おじいちゃんのルーツを知ることができます。
そして妹のお話からは中学生らしい複雑な人間関係と成長期ならではの心の格闘が書かれています。
おじいちゃんと妹と比較して、人とのぶつかり合いの違い、難しい中での決断が昔と今ではどう違って、それぞれの良さがあることを感じました。
主人公もちょっと大人びた考えを持っている子でしたが、妹のことになると普通のお兄ちゃんで、逆に新鮮に思える。
今回は物語を動かすのが主人公ではありませんが、香月さんらしい道徳観、哲学観、倫理観は変わりませんので、楽しめる一冊でした。
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魔法の塔シリーズ第5弾。
妹の晶子の同級生がいじめを受けているらしいと
エスぺロスから聞いた龍神。
自分がなりたい者になれない苛立ちを、対象にぶつける。
それがいじめ。
龍神たちは、晶子がいじめられていないことにホッとしたが
それが身近なものの本音。
ただ、晶子の対応は、兄達の想像以上に大人だった。
相手に寄り添えるって、そういうことだよねぇ。
そんな中で飛び出した秀士郎の恋愛事情と江角の関係も
おおいに楽しませてもらいました。
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クリスマスにお正月、晶子のクラスのいじめ問題からの同性愛問題まで。龍神の親への上から目線や著者の主張が騒がしいのは変わらないものの、晶子の事になると公平でいられない龍神は可愛らしいし、秀士郎の学生時代の同性愛事情に至ってはあまりにもあっけらかんとして自由でとても好ましい。前半のモヤモヤが吹き飛んだ。
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順番を間違えて4巻より先に読んでしまった。
それでもなんの違和感もなく読めてしまった。
冬。
エスペロスが雅弥を評価する言葉
「強いから優しくできる~」(引用参考)
ひいじいちゃん夫妻の華麗なる生涯
まさにその通り。
恋について語らって、
だからこそ、恋に恋する
妹の晶子の活躍。
意外とシスコンな龍神
おじいちゃんの学生時代と
魔法の塔の根源でもありそうな
秀士郎の友、江角との出会いについて
そして、春に向かう
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“「メリー・クリスマス!!」
シャンパン・グラスにジュースを注いで乾杯。
七面鳥の丸焼きは、鶏肉と、その旨味の染みた詰め物が大そう美味かった。食べ盛りの子ども六人(そのうち一名は、食べることが大好きな魔女)にかかっては、三キロもの七面鳥も、あっという間に平らげられてしまった。”[P.18]
あまり面白みがなかったかなぁなんて。
晶子ちゃんの件は綺麗で良かった。
“「あたしは……、あっちゃんが、そう思ってくれて嬉しい。あたしには、あっちゃんから好かれる価値があるって認めてくれて、嬉しい」
晶子は、温代の両手を取った。温代は、目を大きく見開いて、晶子を見つめていた。その瞳から、涙が溢れ続けている。
「だから、そんな気持ちを、気持ち悪いなんて言わないで。誰がなんて言ったって、あたしは嬉しいよ、あっちゃん!」”[P.167]
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☆3 2012年8月12日
ちょっと辛口ですが、正直に言って、微妙です。ラノベとしては、読みやすいですし、タイムリーな話題ですし、楽しめるのですが、内容が薄いとしか言い様がないというか。妖怪アパートでも思ったのですが、同じテーマフレーズの繰り返しが多すぎる気がします。また、それが(シリーズを超えて)どこまでいっても同じ、もしくは似通っていると思います。そのため、グローアップストリーのはずなのに、成長を感じにくい。
「いじめ」については、3月のライオンでもでてきましたが、扱い方や方向性の違いが面白かったです。
Posted by ブクログ
16歳の龍神。高校生活を楽しみ塔での暮らしを楽しむ。兄として悩みおじいちゃんとおばあちゃんの恋話に心を弾ませる。
若いっていいねぇ、恋もしなさいよ たくさんネ。(恋の少なかった私の期待かな)