香月日輪のレビュー一覧
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雀がここで生きると決めた経緯、そしてこのシリーズの花形「蘭秋」の登場!
雀の水を得た魚のようにどんどん明るくなっていく様、自分の居場所を見つけた時の感動に鼻がつんとなりました。
雀の「親をずっと見てたんだ」という言葉には切なくなりました。
どんな親でもその子にとってはかけがえのない存在であり、それを分かろうともしない親の残酷さ。
胸に迫ってきました。
蘭秋の登場によって物語に一気に華が出てきました。
男なんですけどねw
百雷を思う蘭州の健気さ一途さが本当に乙女!
にぶいけどまじめで一本気な百雷にはぴったりだと思います。
2人、くっつけばいいのに -
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ネタバレシリーズ第4作。
血塗られた王家の最後の一人として『聖魔の魂』を持つ身であるララ。初代グランディエ王が自らの欲望と引き換えに子孫の魂を魔神ウェンディゴに捧げる契約を魔女アイガイアと結んでいたため、アイガイアは一族に呪いをかけ、聖なる力も魔の力も両方使える莫大な力である聖魔の魂を持つララの命と魂を狙っている。
これまでの旅の途中で、魔女ビベカの孫ナージス、賢者ナーガルージュナの弟子アティカ、そして竜族の姫テジャを仲間に加え、アイガイアを倒すため、天使召喚法を求めて隠者ノゴージャンのいるヴェルエドを目指す。
途中、蛇の女怪の棲む魔宮で、1巻で登場した黒い犬(殺人を専門に請け負う雇われ者)のサーブル -
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おおよそ一年ぶりですね。
今回はおじいちゃんの過去と妹の人間関係のお話。
今までは主人公が成長することが多かったですが、今回は周りの成長を主人公が見て、変化を感じるようでした。
おじいちゃんの過去からは、生い立ち、家族関係、環境から、おじいちゃんのルーツを知ることができます。
そして妹のお話からは中学生らしい複雑な人間関係と成長期ならではの心の格闘が書かれています。
おじいちゃんと妹と比較して、人とのぶつかり合いの違い、難しい中での決断が昔と今ではどう違って、それぞれの良さがあることを感じました。
主人公もちょっと大人びた考えを持っている子でしたが、妹のことになると普通のお兄ちゃんで -
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シリーズ2作目。
1作目は1作目で完結しているのですが、「続編を」と出版社に言われて出版されたそうです。
なので、シリーズ2作目と言いつつ、むしろ、新章開幕というか、ここからシリーズ物として始まる序章という感じ。1作目とは同じキャラが登場するものの、全然違うタイプの作品だと思うので、1作目が良かったので期待している方にはオススメしません。
ここからは、龍神の成長物語というより、面白い(魅力的な?)キャラが登場し、そのキャラといろいろな出来事を通して、何かを伝えてくる、考えさせる物語だと私は思います。でも、登場するキャラはこの作者の好みのタイプか、典型的な嫌な奴かな(苦笑)。
2巻目での大きな -