折原一のレビュー一覧

  • 漂流者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    仕事で船は女性名詞だと知っていたのに。
    最後の最後までわからなかった。

    復讐は好きじゃないけど、このミステリーには暗くならずに引き込まれた。
    ---
    妻と担当編集者の三人でダイビングに出かけた人気推理作家、風間春樹。潜水中の事故で助けを求めたが、不倫関係にあった二人に見捨てられる。風間は流れ着いた島から自力で無人ヨットに辿り着いたが--。航海日誌、口述テープ、新聞記事等に仕組まれた恐るべき騙しのプロットとは。叙述ミステリーの傑作長篇。

    0
    2015年06月03日
  • 沈黙の教室

    Posted by ブクログ

    記憶を失った男性の持っていた手帳に書かれた殺人計画…
    20年前、中学の教室内で「粛清」という、名指しでの陰湿ないじめ…
    物語最初から謎の部分が多く、どんどん読み進めていけます。

    0
    2011年04月14日
  • 放火魔

    Posted by ブクログ

    読んだ、よかった!

    折原一さんの作品は多く、長編をがつがつ攻めていたせいか、短編集をあまり知らなかった。
    そのせいかこの作品集のクオリティの高さに、びっくり!
    嬉しい驚きと言うのかなー。

    テーマひとつひとつは目新しくはない。
    オレオレ詐欺、交換殺人、放火。
    でもその捉え方のキレが、たまんない!!

    さらに最後のおまけが、沈黙の部屋のスピンアウト。
    石田黙作品がまた、ここで見られる!!

    贅沢な短編集に、うっとり。

    でもあまりのキレに、少し怖くなる人もいるかも。
    読む時は少し、注意が必要。

    0
    2011年03月24日
  • 失踪者

    Posted by ブクログ

    現在と15年前に起こった事件、少年Aの父からの手紙、ノンフィクション作家と助手それぞれの調査...凝ってるなぁ。
    15年前の犯人は途中で分かってしまうけれど、それに迫っていく過程がいい。

    0
    2011年03月14日
  • 螺旋館の奇想

    Posted by ブクログ

    これ読んだことあるっけ?とデジャヴュが沸き起こるのがこの作者の特徴で、発行年月を見たら読んだことないのがようやくわかった。

    最後の最後変なオチに持って行ってしまい、普通に締めてよかった気がする。仕掛けそのものは毎度のごとく気をはらっているため、満足するものだった。

    0
    2011年02月24日
  • 誘拐者

    Posted by ブクログ

     乳幼児誘拐から連続殺人へと。過去から現在まで目が離せない展開。猟奇殺人が次々に。まさに折原ワールド。長編ながら一気に読んでしまいました。
     なんと犯人は!えっ!読者には読めない結末に!まさにドンデン返し!

    0
    2011年02月12日
  • 倒錯の死角 201号室の女

    Posted by ブクログ

    「倒錯の死角」折原一
    サイコサスペンス・ミステリ。イメージカラー特になし。

    きたきたきたきたー!344Pかけてひっくり返されました。
    叙述トリックの妙をみる。来るぞ来るぞと待ちかまているところを予想通りにすくい取られるのは一種の爽快感、ですね。
    ヒロインのOL、主軸となる翻訳家、傍観者のこそ泥、の三者の視点で物語が描かれる訳ですが、当然のごとく一筋縄ではありません。
    しかし、中盤まで糸のほつれを感じさせずに(しかしよく読むと意図的な伏線がちらちらとある・・・)進むストーリーは至って普通のサスペンス。上に書いたとおり終盤にさしかかる344Pでどんがらがっしゃん、です(笑)

    とにか

    0
    2010年12月12日
  • セーラ号の謎 漂流者

    Posted by ブクログ

    長めの話なのに一気読みでした。やっぱりこいつだったのか、と思いました。ラストの文は嫌いじゃないんですが…いるのかな?

    0
    2010年10月09日
  • 失踪者

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    ノンフィクション作家・高嶺隆一郎は真犯人に直接インタビューする手法をとっていた。埼玉県の久喜市で起きている連続失踪事件を調査するなかで、15年前の同様の事件との関連性が浮かび上がる。月曜日に女が消えること、現場に「ユダ」「ユダの息子」のメモが残されること。犯人はまた「少年A」なのか。

    0
    2010年09月23日
  • 沈黙の教室

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    青葉ヶ丘中学3年A組―悪魔のようなこのクラスを、担任教師が名づけて「沈黙の教室」。何者かが不気味な恐怖新聞を発行し、つぎつぎと粛清の対象を指名していく。そして行なわれる残酷ないじめ。やがて20年がたち、クラスの同窓会の告知が新聞に載った時、報復を誓う者による大量殺人計画がひそやかに進行しはじめた!めくるめく多重構造の謎と、じわじわと忍びよる恐怖。日本推理作家協会賞長篇賞に輝くサスペンス。

    0
    2010年09月23日
  • 黒衣の女

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    「わたしを探してほしいのです」と女は探偵社の男に言った。記憶を失った彼女のアドレス帳には、見知らぬ三人の男の名前が記されていた。一見、無関係なこの男達が次々殺される。いずれも殺害の手口が似ており、現場付近では喪服姿の女が目撃されていた。いったい真犯人は誰か!?めくるめく折原ワールドの真骨頂。

    0
    2010年09月23日
  • 沈黙の教室

    Posted by ブクログ

    20年前に卒業した田舎の中学の同窓会が開かれる。「粛清」という言葉とともに、「恐怖新聞」が発行され、陰湿ないじめ、自殺や退学者が出、何かに脅えるように教室は静寂する。そして、同窓会の関係者が死んでいく。忌まわしい記憶を手繰りながら、復讐しているのは誰なのか・・・。

    いじめた方は忘れても、いじめられた方は20年が過ぎようとも、時が経つにつれて憎しみが増していく。ホント有りえそうな話だからこわい。最初から、20年前のいじめは、誰か頭のいい子がやっていると思ってたから、その犯人を知っても納得はいったけど、あとは色々と複雑だった。少しハッピーエンドかな、とも思ったけど、そうでもしないと読み終わった時

    0
    2010年08月15日
  • 失踪者

    Posted by ブクログ

    折原一の著作を読んだのは初めてで、まんまと時系列のトリックにはまってしまい、混乱。しかし作者の手の内にはまるのもミステリの醍醐味。ただし後半の犯人の供述があっさりしすぎているのが残念。

    0
    2010年07月08日
  • 沈黙者

    Posted by ブクログ

    折原一「沈黙者」

    ルポルタージュ形式で書かれた部分が合間に入って混乱を誘う、折原一お得意の感じ。「冤罪者」と比べテーマがわかりやすく一貫していて、すっきりと読みやすかった。

    ミステリーだって、犯人を推理する以前にストーリーとして面白くなければならないと思うので、そういう意味では〇〇者シリーズでは今のところ一番面白かった気がします。
    まだあと1タイトル残っているので、楽しみです。

    0
    2010年04月27日
  • 放火魔

    Posted by ブクログ

    折原一さんの久々の短編集。
    それぞれが、どこかで聞いたことあるような事件を題材に
    氏らしい趣向を凝らした、ミステリに仕上がっている。

    読んでいて、中には結末が予測出来るものから予想外のものまで。
    まぁ人それぞれでしょうけど。

    ただ、どれも読んでいて続きが気になってしまうのは
    流石に作者さんらしい。

    短編なので、この作者さんの入門編としてもおすすめです。
    いかにもな展開は、短編でも健在ですから。

    0
    2010年04月12日
  • 行方不明者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2009/9/13 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2021/2/13〜2/15

    約2年ぶりの折原作品。「〜者」シリーズ。倒叙ものだと解っていてもやられるんだよなぁ。物語の視点が次々変わっていくうちに、どんどんケムに巻かれる感じ。今回もやられました。

    0
    2021年02月16日
  • 暗闇の教室 1 百物語の夜

    Posted by ブクログ

    日照りに見舞われ干上がったダム底から、
    緑山小学校の旧校舎が姿を現した。
    そこで『百物語』しようと出掛けた悪童達が呼び覚ました
    とんでもない怪物とは!?


    恐かったです。
    ダークホラーサスペンス第二弾ということですが、
    第一弾の『沈黙の教室』を読まずに読みました。
    特に問題はナイとは思うんですが・・・

    嵐の夜に旧校舎に閉じ込められ、
    自分たち4人だけのはずが、たまに感じられる他人の気配。
    人が居るのか居ないのか、いつまでも分からないトコロが本当に恐かったです。

    0
    2012年08月09日
  • 沈黙者

    Posted by ブクログ

    折原一さん。私が大学入っていろいろなミステリー読んでる時に出会いはまってしまった作家さんです♪
    彼の本は本気で犯人がわからない!!私だけかもやけど・・・苦笑

    これは2つの話が同時進行してて・・・と思いきや!!そうやったんや!!!っていう。最後のどんでん返しがいっつも好きです☆

    0
    2016年05月12日
  • 叔父殺人事件 グッドバイ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2008/11/18 7&yにて購入。
    2019/2/25〜3/1

    10年ものの積ん読本。前作、叔母殺人事件に続く親類シリーズ?叙述トリックの名手であるので、注意して読んでいた。一つ目のどんでん返しはなんとなく分かったが、最後はやられた。やっぱり上手い。

    0
    2019年03月01日
  • 101号室の女

    Posted by ブクログ

    折原さんの本は、初めて読みました。
    全9編の短編集。
    いや〜〜〜〜
    思いっきり踊らされてしまいました(笑)
    面白い!!
    どれも、どっぷりと引き込まれてしまい
    一気読み!
    あっという間に完読♪

    他の本も読んでみたい。。。

    0
    2009年10月04日