折原一のレビュー一覧

  • 倒錯の死角 201号室の女

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    ベッドの上に白くすらりとした脚が見える。
    向かいのアパートの201号室に目が釘付けになった。
    怪しい欲望がどんよりと体を駆けめぐる。あちら側からは見えないはずだ。
    屋根裏部屋から覗く男と覗かれる女の妄想がエスカレートし、やがて悪夢のような惨劇が。

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    2012年06月03日
  • 逃亡者

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    ネタバレ

    時効終了まで15年逃げ切れるのか!

    これ読んだら大人しく捕まったほうが良さそう。15年もビクビクしながら暮らすなんて想像しただけで恐ろしい。

    すごく引き込まれてぐいぐい読めた。
    ただ、オチが微妙。なんかよくわかんない展開になって少し…。いきなり出てきた第三者に違和感があった。

    でも全体的には面白かった!他の作品も読んでみようという気になった。

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    2012年03月23日
  • 沈黙の教室

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    誰が「復讐者」なのか?
    普通だったらその視点で読み進むものの、
    そこはさすがの折原ワールド。

    「私」は誰?
    長谷川美鈴はどこに?仁科教諭はどの目線?

    伏線と伏線めいた表記を多用しているので、
    ぐるぐるぐるぐる、想像に縛られまくり。

    フツウの読書であれば逆だと思うんだけど、
    多分、初めての読者よりも私みたいに折原作品へのバイアスがある人の方が、
    迷走感は強いと思う。
    「きっとこうに違いない」「ここにもきっとなにかあるのでは?」と、
    必要以上に構えるはずだから。

    最後があたしとしては少し肩すかしだったけど、
    ここまで重厚だったのでそれも、ある意味軽さのある、
    バランスの良い腹八分目のエンデ

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    2012年02月24日
  • 沈黙の教室

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    ネタバレ

    叙述トリックにこだわり続ける職人作家、おそらく日本で最も叙述トリックの作品発表されてると思われます。

    過去に『倒錯三部作』短編集の『101号室の女』『水の殺人者』と呼んでます。今作は日本推理作家協会賞を受賞した作品です。

    いわずもがなの叙述モノであり読み始めから気合入ってました!騙されるものか!という作者と読者のバトルが叙述モノの醍醐味ですが…

    語り手の視点がコロコロ変わる多重構造で、現在、過去、時系列が錯綜し、合間に手記や、『恐怖新聞』が挿入されてます。ん?と思われる箇所は読み返したりしてページ数のボリュームもありやや読破に時間かかってしましました。


    最終的にミステリーのラ

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    2012年02月23日
  • 倒錯の死角 201号室の女

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    困ったなー。

    面白くないものをなんとか選んで整理するのが趣旨だったのに。
    うーん、面白いんだよねー。

    この作品、3つのアングルからストーリーが進む。
    どのアングルもちょっとずつ悪党要素が入っているので、
    どこに休息を求めるべきかもわからずにかなり休まらない。

    怪しい要素はてんこもり、本当の悪はどこに?
    最後に袋とじまでついちゃって、作者の遊びゴゴロとかサービス精神が伝わっちゃって、
    もう嬉しい一作。

    最後のオチはあたし的にはイマイチだったけど、
    でも、全体を通じてみっちりした満足感が。

    うなっちゃうよね、この作品‥

    やはり、片付きません。

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    2012年02月06日
  • 耳すます部屋

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    うまいんだよなー。


    こうかな?こうかな?と思わせてぎりぎりまで引っ張って、
    思い切りその予想の斜め上を行くのがこの人。

    タイトルにもなっている作品もそう。
    もうそれしかないでしょう?っていう思わせぶりな描写に、
    いやきっと何か別に?と読み進み、
    見事に技ありになるカイカン!

    長編もいいけど本当に短編も、贅沢に堪能しました。
    これも本棚に残し、決定。捨てられないや。

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    2012年01月29日
  • 倒錯の死角 201号室の女

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    一軒家に叔母と暮らす翻訳家は
    向かいのアパートをのぞくという趣味があった。
    ある日のぞいた部屋で絞殺死体を発見
    →トラウマになりアル中に。

    3ヶ月の入院を経てアル中を克服した翻訳家だったが
    事件の1年後に同アパート同部屋に入居した女性が
    あけっぴろげだったために、ついつい復活するのぞき癖。
    次第に狂気にとりつかれる。

    一方翻訳家と同じ頃アル中で入院していたケチなこそ泥は
    逆恨みから退院後翻訳家につきまとい、
    ひょんなことから翻訳家ののぞき癖を見つける。
    こりゃー弱みを握りましたぜ、と観察を続け
    遂に決定的な現場を目撃…という倒錯シリーズ第2弾。

    1人暮らしの方は女性の母親の手紙に地味に泣

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    2012年01月03日
  • 失踪者

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    「叙述トリック」にまんまと翻弄されました!
    サイコパスって本当に存在するのかな…いたら恐い…

    2011.11.30

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    2011年11月30日
  • 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)

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    ネタバレ

    頭空っぽにして読んでください。それでも読めるはず。
    これも叙述っていいのかな。

    最後の方はついていくの、ちょっとつらいけども。

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    2011年11月04日
  • 漂流者

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    ネタバレ

    仕事で船は女性名詞だと知っていたのに。
    最後の最後までわからなかった。

    復讐は好きじゃないけど、このミステリーには暗くならずに引き込まれた。
    ---
    妻と担当編集者の三人でダイビングに出かけた人気推理作家、風間春樹。潜水中の事故で助けを求めたが、不倫関係にあった二人に見捨てられる。風間は流れ着いた島から自力で無人ヨットに辿り着いたが--。航海日誌、口述テープ、新聞記事等に仕組まれた恐るべき騙しのプロットとは。叙述ミステリーの傑作長篇。

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    2015年06月03日
  • 沈黙の教室

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    記憶を失った男性の持っていた手帳に書かれた殺人計画…
    20年前、中学の教室内で「粛清」という、名指しでの陰湿ないじめ…
    物語最初から謎の部分が多く、どんどん読み進めていけます。

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    2011年04月14日
  • 放火魔

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    読んだ、よかった!

    折原一さんの作品は多く、長編をがつがつ攻めていたせいか、短編集をあまり知らなかった。
    そのせいかこの作品集のクオリティの高さに、びっくり!
    嬉しい驚きと言うのかなー。

    テーマひとつひとつは目新しくはない。
    オレオレ詐欺、交換殺人、放火。
    でもその捉え方のキレが、たまんない!!

    さらに最後のおまけが、沈黙の部屋のスピンアウト。
    石田黙作品がまた、ここで見られる!!

    贅沢な短編集に、うっとり。

    でもあまりのキレに、少し怖くなる人もいるかも。
    読む時は少し、注意が必要。

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    2011年03月24日
  • 失踪者

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    現在と15年前に起こった事件、少年Aの父からの手紙、ノンフィクション作家と助手それぞれの調査...凝ってるなぁ。
    15年前の犯人は途中で分かってしまうけれど、それに迫っていく過程がいい。

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    2011年03月14日
  • 螺旋館の奇想

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    これ読んだことあるっけ?とデジャヴュが沸き起こるのがこの作者の特徴で、発行年月を見たら読んだことないのがようやくわかった。

    最後の最後変なオチに持って行ってしまい、普通に締めてよかった気がする。仕掛けそのものは毎度のごとく気をはらっているため、満足するものだった。

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    2011年02月24日
  • 誘拐者

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     乳幼児誘拐から連続殺人へと。過去から現在まで目が離せない展開。猟奇殺人が次々に。まさに折原ワールド。長編ながら一気に読んでしまいました。
     なんと犯人は!えっ!読者には読めない結末に!まさにドンデン返し!

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    2011年02月12日
  • 倒錯の死角 201号室の女

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    「倒錯の死角」折原一
    サイコサスペンス・ミステリ。イメージカラー特になし。

    きたきたきたきたー!344Pかけてひっくり返されました。
    叙述トリックの妙をみる。来るぞ来るぞと待ちかまているところを予想通りにすくい取られるのは一種の爽快感、ですね。
    ヒロインのOL、主軸となる翻訳家、傍観者のこそ泥、の三者の視点で物語が描かれる訳ですが、当然のごとく一筋縄ではありません。
    しかし、中盤まで糸のほつれを感じさせずに(しかしよく読むと意図的な伏線がちらちらとある・・・)進むストーリーは至って普通のサスペンス。上に書いたとおり終盤にさしかかる344Pでどんがらがっしゃん、です(笑)

    とにか

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    2010年12月12日
  • セーラ号の謎 漂流者

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    長めの話なのに一気読みでした。やっぱりこいつだったのか、と思いました。ラストの文は嫌いじゃないんですが…いるのかな?

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    2010年10月09日
  • 失踪者

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    内容(「BOOK」データベースより)
    ノンフィクション作家・高嶺隆一郎は真犯人に直接インタビューする手法をとっていた。埼玉県の久喜市で起きている連続失踪事件を調査するなかで、15年前の同様の事件との関連性が浮かび上がる。月曜日に女が消えること、現場に「ユダ」「ユダの息子」のメモが残されること。犯人はまた「少年A」なのか。

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    2010年09月23日
  • 沈黙の教室

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    内容(「BOOK」データベースより)
    青葉ヶ丘中学3年A組―悪魔のようなこのクラスを、担任教師が名づけて「沈黙の教室」。何者かが不気味な恐怖新聞を発行し、つぎつぎと粛清の対象を指名していく。そして行なわれる残酷ないじめ。やがて20年がたち、クラスの同窓会の告知が新聞に載った時、報復を誓う者による大量殺人計画がひそやかに進行しはじめた!めくるめく多重構造の謎と、じわじわと忍びよる恐怖。日本推理作家協会賞長篇賞に輝くサスペンス。

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    2010年09月23日
  • 黒衣の女

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    内容(「BOOK」データベースより)
    「わたしを探してほしいのです」と女は探偵社の男に言った。記憶を失った彼女のアドレス帳には、見知らぬ三人の男の名前が記されていた。一見、無関係なこの男達が次々殺される。いずれも殺害の手口が似ており、現場付近では喪服姿の女が目撃されていた。いったい真犯人は誰か!?めくるめく折原ワールドの真骨頂。

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    2010年09月23日