折原一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
一軒家に叔母と暮らす翻訳家は
向かいのアパートをのぞくという趣味があった。
ある日のぞいた部屋で絞殺死体を発見
→トラウマになりアル中に。
3ヶ月の入院を経てアル中を克服した翻訳家だったが
事件の1年後に同アパート同部屋に入居した女性が
あけっぴろげだったために、ついつい復活するのぞき癖。
次第に狂気にとりつかれる。
一方翻訳家と同じ頃アル中で入院していたケチなこそ泥は
逆恨みから退院後翻訳家につきまとい、
ひょんなことから翻訳家ののぞき癖を見つける。
こりゃー弱みを握りましたぜ、と観察を続け
遂に決定的な現場を目撃…という倒錯シリーズ第2弾。
1人暮らしの方は女性の母親の手紙に地味に泣 -
Posted by ブクログ
「倒錯の死角」折原一
サイコサスペンス・ミステリ。イメージカラー特になし。
きたきたきたきたー!344Pかけてひっくり返されました。
叙述トリックの妙をみる。来るぞ来るぞと待ちかまているところを予想通りにすくい取られるのは一種の爽快感、ですね。
ヒロインのOL、主軸となる翻訳家、傍観者のこそ泥、の三者の視点で物語が描かれる訳ですが、当然のごとく一筋縄ではありません。
しかし、中盤まで糸のほつれを感じさせずに(しかしよく読むと意図的な伏線がちらちらとある・・・)進むストーリーは至って普通のサスペンス。上に書いたとおり終盤にさしかかる344Pでどんがらがっしゃん、です(笑)
とにか -
Posted by ブクログ
20年前に卒業した田舎の中学の同窓会が開かれる。「粛清」という言葉とともに、「恐怖新聞」が発行され、陰湿ないじめ、自殺や退学者が出、何かに脅えるように教室は静寂する。そして、同窓会の関係者が死んでいく。忌まわしい記憶を手繰りながら、復讐しているのは誰なのか・・・。
いじめた方は忘れても、いじめられた方は20年が過ぎようとも、時が経つにつれて憎しみが増していく。ホント有りえそうな話だからこわい。最初から、20年前のいじめは、誰か頭のいい子がやっていると思ってたから、その犯人を知っても納得はいったけど、あとは色々と複雑だった。少しハッピーエンドかな、とも思ったけど、そうでもしないと読み終わった時