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覗く男と覗かれる女、究極の折原マジック。ベットの上にのびた恍惚の白い脚──男の妄想が惨劇を呼ぶ! ベッドの上に白くすらりとした脚が見える。向かいのアパートの201号室に目が釘付けになった。怪しい欲望がどんよりと体を駆けめぐる。あちら側からは見えないはずだ──屋根裏部屋から覗く男と覗かれる女の妄想がエスカレートし、やがて悪夢のような惨劇が。折原ワールドの原点ともいうべき傑作長編! (講談社文庫)
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Posted by ブクログ
折原マジック! 素直に騙されましたー! きちんと種明かししてくれるのも嬉しい。 その種明かしも意外な人物に語らせる(そして折原さんを感じさせる)のも面白い。 そしてオチの不気味さ。ぞくっとしますねー!
倒錯シリーズの2作目。ちゃんと騙されました!途中から違和感と不気味さが増していき、終盤はジェットコースターのごとく、真相に向かって真っしぐら、かと思ったら、もうひと展開ありで、個人的には1作目のロンドより読みごたえがありました。袋とじが必要だったかは悩みどころですが、こういう本の仕掛けは好きなのでな...続きを読むので良しです。次はようやく3作目の倒錯シリーズ完結編です。
のぞきがテーマの折原作品。折原一さんの登場人物は何かしら性的な嗜好が偏っているので、読んでいて飽きない。のぞきをする男とのぞかれる女の手記で淡々と話を進めていくが、終盤につれて若干文面が…。そして最後の見事な叙述トリック!さすがです! 小説で袋とじなんて初めてで興奮しました笑
そのままでも立派なサスペンスが、後半の展開でそれぞれの狂気が浮き彫りになって、さらに混迷化していく。
いやあ、面白かった!ページをめくる手が止まらないというのはこういうことを言うんだろうか。この著者は初めて読んだが、今まで読んでなかったことを深く後悔するとともに、今後読める楽しみが増えた。 覗く男と覗かれる女という、少し淫靡な世界感に食指をそそられ、そこに覗く男に恨みを持つコソ泥も入ったあたりか...続きを読むら、一気に物語に引き込まれる。 また、袋とじを破き、その先を読み進めていくと、またこれまでと違った顔が現れる。二度美味しい小説である。 この物語には様々な狂った人物が登場するが、一番狂っているのは○○かもしれない。
読み終わった日とレビューを書く日がバラバラになっているので、うろ覚えで書いている時があります。 場合によっては読み直しをしてたりも…意外と頭に残ってないのですね。 大沢芳男の仕事場の上にある屋根裏部屋からは、向かいのアパート201号室がよく見えた。 覗きを日課としていた大沢は、偶然発見した201号...続きを読む室の居住者の遺体の幻影から逃れるためアルコール中毒になってしまう。 病院で治療を受け、伯母の住む家に帰ってきてからしばらくして、再び201号室の新入居者の生活を気にし始めてしまう。 窓を開け放したまま、無防備な姿を晒す女性に対して一方的な妄想を膨らませる大沢。 覗く男と覗かれる女の視線が倒錯し、衝撃の結末が人々を襲う。 読んでいて何か違和感がある、でもそれが何か分からない…ともやもやしながらP399まで読んで「え、そうなん?」とヤラレタ感に浸ってからの袋綴じ。 賛否両論あるでしょうが、袋綴じ部があるかないかで作品の印象ががらりと変わります。 以下ネタバレあり。 二人一役に関しては正直無理がある設定だとは思いますが、あくまで小説ですからね、そこまでのリアリティはいらないような気がします。 ただ、ラストで高野が201号室にやってくる理由はもう少し肉付けがあった方がよかったような。 個人的には、袋綴じ部がないと物語としてのおもしろさが半減するように思います。 大沢の監禁相手はビンゴ、無差別殺人は全然わからなかったので感心しました。 ミステリーには多少なりともホラー要素がないと物足りない人の感想です、ご参考に。
ベッドの上に白くすらりとした脚が見える。 向かいのアパートの201号室に目が釘付けになった。 怪しい欲望がどんよりと体を駆けめぐる。あちら側からは見えないはずだ。 屋根裏部屋から覗く男と覗かれる女の妄想がエスカレートし、やがて悪夢のような惨劇が。
困ったなー。 面白くないものをなんとか選んで整理するのが趣旨だったのに。 うーん、面白いんだよねー。 この作品、3つのアングルからストーリーが進む。 どのアングルもちょっとずつ悪党要素が入っているので、 どこに休息を求めるべきかもわからずにかなり休まらない。 怪しい要素はてんこもり、本当の悪は...続きを読むどこに? 最後に袋とじまでついちゃって、作者の遊びゴゴロとかサービス精神が伝わっちゃって、 もう嬉しい一作。 最後のオチはあたし的にはイマイチだったけど、 でも、全体を通じてみっちりした満足感が。 うなっちゃうよね、この作品‥ やはり、片付きません。
一軒家に叔母と暮らす翻訳家は 向かいのアパートをのぞくという趣味があった。 ある日のぞいた部屋で絞殺死体を発見 →トラウマになりアル中に。 3ヶ月の入院を経てアル中を克服した翻訳家だったが 事件の1年後に同アパート同部屋に入居した女性が あけっぴろげだったために、ついつい復活するのぞき癖。 次第に...続きを読む狂気にとりつかれる。 一方翻訳家と同じ頃アル中で入院していたケチなこそ泥は 逆恨みから退院後翻訳家につきまとい、 ひょんなことから翻訳家ののぞき癖を見つける。 こりゃー弱みを握りましたぜ、と観察を続け 遂に決定的な現場を目撃…という倒錯シリーズ第2弾。 1人暮らしの方は女性の母親の手紙に地味に泣ける逸品。
「倒錯の死角」折原一 サイコサスペンス・ミステリ。イメージカラー特になし。 きたきたきたきたー!344Pかけてひっくり返されました。 叙述トリックの妙をみる。来るぞ来るぞと待ちかまているところを予想通りにすくい取られるのは一種の爽快感、ですね。 ヒロインのOL、主軸となる翻訳家、傍観者のこ...続きを読むそ泥、の三者の視点で物語が描かれる訳ですが、当然のごとく一筋縄ではありません。 しかし、中盤まで糸のほつれを感じさせずに(しかしよく読むと意図的な伏線がちらちらとある・・・)進むストーリーは至って普通のサスペンス。上に書いたとおり終盤にさしかかる344Pでどんがらがっしゃん、です(笑) とにかく、小説全体がギミックであるという"倒錯感"が好きな方におすすめ。ドラマティックでもなく、ましてや人情譚ではありませんので、あしからず。それでもストーリーの加速感は特筆に値するかと。ページを繰る手が止まりません。 両方(叙述トリックと良質なドラマ性)を兼ね備えた作品になったときに文句なく星5つだろうということで・・・ 本作は「星3+」のくりあげで星4つかな。
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倒錯の死角 201号室の女
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折原一
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