あらすじ
覗く男と覗かれる女、究極の折原マジック。ベットの上にのびた恍惚の白い脚──男の妄想が惨劇を呼ぶ! ベッドの上に白くすらりとした脚が見える。向かいのアパートの201号室に目が釘付けになった。怪しい欲望がどんよりと体を駆けめぐる。あちら側からは見えないはずだ──屋根裏部屋から覗く男と覗かれる女の妄想がエスカレートし、やがて悪夢のような惨劇が。折原ワールドの原点ともいうべき傑作長編! (講談社文庫)
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Posted by ブクログ
プロットがかなり緻密。まさに折原マジック。まんまと騙されたが、これは気づけん。
そしてこの"繰り返される"っていう構成も面白いし、本書の雰囲気も好き。
↓トリックを少し整理
真弓がアパートに入居し、高野と不倫。大沢は真弓の写真を撮り、脅迫。
真弓は日記を記している。
その後高野が真弓を殺し、大沢はその死体を見ておかしくなる。
そしてその一年後、真弓の母ミサ子が真弓のアパートに"真弓"として入居。
若い女を狙う通り魔となる。
大沢は再び"真弓'を脅迫。(今回は写真はなし)
ミサ子は手記を書き直し、それを曽根が読み、写真(一年前大沢が真弓に送ったもの)を高野と大沢に送る。
大沢は叔母とネコを庭に埋め、自分が通り魔だと思い込む。
高野、罠にかかって(殺したはずの真弓から写真が送られてきたから怖くなってアパートに来た?)
"真弓"を殺そうし、ミサ子の夫に捕まる。
そしてミサ子は"真弓"として再びアパートに入居し、三度目のゲームが始まる...
Posted by ブクログ
折原マジック!
素直に騙されましたー!
きちんと種明かししてくれるのも嬉しい。
その種明かしも意外な人物に語らせる(そして折原さんを感じさせる)のも面白い。
そしてオチの不気味さ。ぞくっとしますねー!
Posted by ブクログ
倒錯のロンドも面白かったけど、こっちも普通に面白かった。
大沢視点で始まるから、屋根裏部屋が実は真弓にバレている、もしくはいつかばれるんじゃないかとかそんなことを意識していたけど、まったく問題ない感じだった。
後、叔母が病気で亡くなったのは予想できてしまったかな。まあ、それに対する大沢の行動関連はまったく予想できてなかったんだけども。
そして、真弓の母の真実には驚いた。そういうことだったとは…。まさに狂気。
Posted by ブクログ
倒錯シリーズの2作目。ちゃんと騙されました!途中から違和感と不気味さが増していき、終盤はジェットコースターのごとく、真相に向かって真っしぐら、かと思ったら、もうひと展開ありで、個人的には1作目のロンドより読みごたえがありました。袋とじが必要だったかは悩みどころですが、こういう本の仕掛けは好きなのでなので良しです。次はようやく3作目の倒錯シリーズ完結編です。
Posted by ブクログ
マミちゃん…そういうことだったか…
視点が入れ替わりながら進んでいく構成なので、何らかのトリックが使われていると予想してはいたが、母親が娘に成りすましていたのは予想外だった。
Posted by ブクログ
のぞきがテーマの折原作品。折原一さんの登場人物は何かしら性的な嗜好が偏っているので、読んでいて飽きない。のぞきをする男とのぞかれる女の手記で淡々と話を進めていくが、終盤につれて若干文面が…。そして最後の見事な叙述トリック!さすがです!
小説で袋とじなんて初めてで興奮しました笑
Posted by ブクログ
2017年26冊目。
叙述トリックは好きだけど、これは今まで読んだどの叙述トリックものとも違う作品。最後の最後まで面白かった。
ただ、主にランチ休憩中に読んでたから色々辛かった・・。
個人的にはオススメミステリー作品に入るけど、これは好き嫌いがわかれそうかも。
Posted by ブクログ
いやあ、面白かった!ページをめくる手が止まらないというのはこういうことを言うんだろうか。この著者は初めて読んだが、今まで読んでなかったことを深く後悔するとともに、今後読める楽しみが増えた。
覗く男と覗かれる女という、少し淫靡な世界感に食指をそそられ、そこに覗く男に恨みを持つコソ泥も入ったあたりから、一気に物語に引き込まれる。
また、袋とじを破き、その先を読み進めていくと、またこれまでと違った顔が現れる。二度美味しい小説である。
この物語には様々な狂った人物が登場するが、一番狂っているのは○○かもしれない。
Posted by ブクログ
読み終わった日とレビューを書く日がバラバラになっているので、うろ覚えで書いている時があります。
場合によっては読み直しをしてたりも…意外と頭に残ってないのですね。
大沢芳男の仕事場の上にある屋根裏部屋からは、向かいのアパート201号室がよく見えた。
覗きを日課としていた大沢は、偶然発見した201号室の居住者の遺体の幻影から逃れるためアルコール中毒になってしまう。
病院で治療を受け、伯母の住む家に帰ってきてからしばらくして、再び201号室の新入居者の生活を気にし始めてしまう。
窓を開け放したまま、無防備な姿を晒す女性に対して一方的な妄想を膨らませる大沢。
覗く男と覗かれる女の視線が倒錯し、衝撃の結末が人々を襲う。
読んでいて何か違和感がある、でもそれが何か分からない…ともやもやしながらP399まで読んで「え、そうなん?」とヤラレタ感に浸ってからの袋綴じ。
賛否両論あるでしょうが、袋綴じ部があるかないかで作品の印象ががらりと変わります。
以下ネタバレあり。
二人一役に関しては正直無理がある設定だとは思いますが、あくまで小説ですからね、そこまでのリアリティはいらないような気がします。
ただ、ラストで高野が201号室にやってくる理由はもう少し肉付けがあった方がよかったような。
個人的には、袋綴じ部がないと物語としてのおもしろさが半減するように思います。
大沢の監禁相手はビンゴ、無差別殺人は全然わからなかったので感心しました。
ミステリーには多少なりともホラー要素がないと物足りない人の感想です、ご参考に。
Posted by ブクログ
ミステリーらしいミステリー・・・ぐいぐい!
にしては当たり前すぎて、へ~っと終盤までは。
だがしかし、あのオチのつけ方は!と驚愕。
うっかり睡眠を削って読み進めてしまいました。
折原さんの「倒錯~」シリーズ、マニア好みですね。
Posted by ブクログ
ベッドの上に白くすらりとした脚が見える。
向かいのアパートの201号室に目が釘付けになった。
怪しい欲望がどんよりと体を駆けめぐる。あちら側からは見えないはずだ。
屋根裏部屋から覗く男と覗かれる女の妄想がエスカレートし、やがて悪夢のような惨劇が。
Posted by ブクログ
困ったなー。
面白くないものをなんとか選んで整理するのが趣旨だったのに。
うーん、面白いんだよねー。
この作品、3つのアングルからストーリーが進む。
どのアングルもちょっとずつ悪党要素が入っているので、
どこに休息を求めるべきかもわからずにかなり休まらない。
怪しい要素はてんこもり、本当の悪はどこに?
最後に袋とじまでついちゃって、作者の遊びゴゴロとかサービス精神が伝わっちゃって、
もう嬉しい一作。
最後のオチはあたし的にはイマイチだったけど、
でも、全体を通じてみっちりした満足感が。
うなっちゃうよね、この作品‥
やはり、片付きません。
Posted by ブクログ
一軒家に叔母と暮らす翻訳家は
向かいのアパートをのぞくという趣味があった。
ある日のぞいた部屋で絞殺死体を発見
→トラウマになりアル中に。
3ヶ月の入院を経てアル中を克服した翻訳家だったが
事件の1年後に同アパート同部屋に入居した女性が
あけっぴろげだったために、ついつい復活するのぞき癖。
次第に狂気にとりつかれる。
一方翻訳家と同じ頃アル中で入院していたケチなこそ泥は
逆恨みから退院後翻訳家につきまとい、
ひょんなことから翻訳家ののぞき癖を見つける。
こりゃー弱みを握りましたぜ、と観察を続け
遂に決定的な現場を目撃…という倒錯シリーズ第2弾。
1人暮らしの方は女性の母親の手紙に地味に泣ける逸品。
Posted by ブクログ
「倒錯の死角」折原一
サイコサスペンス・ミステリ。イメージカラー特になし。
きたきたきたきたー!344Pかけてひっくり返されました。
叙述トリックの妙をみる。来るぞ来るぞと待ちかまているところを予想通りにすくい取られるのは一種の爽快感、ですね。
ヒロインのOL、主軸となる翻訳家、傍観者のこそ泥、の三者の視点で物語が描かれる訳ですが、当然のごとく一筋縄ではありません。
しかし、中盤まで糸のほつれを感じさせずに(しかしよく読むと意図的な伏線がちらちらとある・・・)進むストーリーは至って普通のサスペンス。上に書いたとおり終盤にさしかかる344Pでどんがらがっしゃん、です(笑)
とにかく、小説全体がギミックであるという"倒錯感"が好きな方におすすめ。ドラマティックでもなく、ましてや人情譚ではありませんので、あしからず。それでもストーリーの加速感は特筆に値するかと。ページを繰る手が止まりません。
両方(叙述トリックと良質なドラマ性)を兼ね備えた作品になったときに文句なく星5つだろうということで・・・
本作は「星3+」のくりあげで星4つかな。
Posted by ブクログ
アルコール中毒の翻訳家・大沢芳男の家から見えるのは、新社会人・清水真弓の部屋。毎晩その部屋をこっそり覗き見る大沢、見られていることを感じながら日記をつけ続ける真弓。それぞれの覗き・覗かれる様子が交互に書かれて物語はすすんでいく。そんな中、アルコールのせいでとんでもないことが・・・!
なんと袋とじがある、この本(@@)結末部分はハサミを入れないと見ることができない。そこまでして作者が隠した、この物語全体に隠された二重にも三重にもなっているトリック。またしてもやられた。
Posted by ブクログ
「叙述トリックモノが読みたい…」
定期的に私の中にはそんなターンがやってくる。
叙述トリックを読む時は内容とかは二の次で、
とにかく騙されたいから読むわけで…そういう意味ではスッキリした!騙された!トリックを見破ってやる!と意気込んで読んでみてもやっぱり騙される。
アイデアが凄い!
ラストはちょっと無理矢理感が無い事も無いけど…
まぁ騙されたのでそれでヨシかな。
Posted by ブクログ
いやぁ、夏の読書にふさわしい、ぞっとするお話だった。
折原さんの倒錯シリーズ2冊目、こっちも凝ってるなぁ。おかしいと思ってからは読む手が止まらず。
気づいたものもあったけど、大体は騙されるよこれは。絶対序盤に出てきたアレでしょ!と思ったけど違ったー。シュッって…
最後まで読んでも理解できない所が途中にあったけど、真相があれだと謎のままだな…。
袋とじの部分はあそこからなの?
Posted by ブクログ
折原一=叙述トリック
皆様騙されたくて読むのですよね?私もその一員
多人称視点で複雑に絡み合う言動/行動が
後半300頁位に違和感を感じだし、「ここからか!?」とワクワク感を覚える。快感
叙述トリック、一度脳が覚えるとこの感覚を欲すようになる。良いのか悪いのか、最高のエンタメです
Posted by ブクログ
ロンドに比べ見かけることの少ない死角の方です。 折原氏お得意の複数人視点に日記視点を交えた非常にトリッキーに作りになってます。
日記を用いた時系列の誤認と母と娘のよる清水真弓の二人一役の叙述トリックである。
正直どちらもトリックとしては大掛かりすぎて中々飲み込みにくいものだろう。 というか通り魔するなら早々に大沢か高野も殺してしまいそうなものだが。 中々面白かったのは曽根の見た骨を埋めるシーンの誤認だが、結局は大沢の幻想という狂気的なトリックでこそ成立するので評価は難しい。
最終的には曽根が一番まともで読者の気持ちを代弁するような存在になる。 それぐらい本作にはまともな人間がいなかった。
Posted by ブクログ
翻訳家の大沢の仕事部屋からは、向かいのアパートの201号室が見える。昔、この部屋で若い女性が殺される事件があり、その死体を大沢は窓越しに見てしまったのだ。それが彼のアルコール依存症の原因となる。
その部屋はしばらく借り手がなかったが、ある日また女性が入居してきた。
実は覗きの趣味がある大沢は、しばらく我慢していた屋根裏部屋からの覗きをまた始めることになり、それに伴い、入院して治療した依存症も再発してしまう。
201号室の地方から東京へ就職で出てきた若い女性の日記に綴られる日常や彼女の母親との手紙のやり取り、変態大沢の日記、それに加えて大沢と同じ病院に入院していたコソ泥の曽根。語り手は次々と目まぐるしく変わり、飽きさせない。昔の小説なのでセリフもレトロで面白いと思うときもあった(驚いたときに「ウヘッ」って言ったり)。
話が終盤に差し掛かると、あれ?あれ?っと何度も前のページの通り魔の記事を読み返したり、日記の日付を確認したりしたが、最後まで読んで『なるほど、そういうことか』と理解した。
娘の代わりを母親がやるというのは、いくら若く見える母親でも無理があるだろう!
でも、社会人一年目の女の子に対しての描写で、
成熟した腰つき、とか
化粧が濃い、とか
違和感を覚える描写はいくつかあったし、怪しい箇所には字の横に「、、、」がついていたりして、そりゃないよーっていう結末ではなかった。
読んでる間は先が気になったし楽しかった。
Posted by ブクログ
倒錯のロンドと同じで前半はとても惹きつけられ面白かった。
が、後半につれ、あれれ?
母親が娘の格好をして生活してるって無理ないか??
意外性はあっだが、なんとなく釈然としない終わり方だったし、これは叙述トリックと呼ぶのか??
といろいろ思うところはあるが、なぜか記憶に残るようなストーリーなのはさすがだと思う。
Posted by ブクログ
覗き覗かれ…日記起点に視点があれこれ変わり、読んでる方は思考を振り回される。最後の落とし方がこれまたびっくり。全ての事件が解決して、ミステリーとしてはすっきり。
Posted by ブクログ
アルコール中毒で入院経験のある翻訳家、同じくアルコール中毒で入院していた窃盗常習犯、旅行会社に務める新人女子社員、この三人で視点を変えて語られていき、三人が交錯するストーリーは面白く、リーダビリティーが高い。叙述トリックで有名な作者なので、騙されないように注意しながら読んだが、トリックを見抜くには手掛かりが不足しており、設定にもいささか無理があり、真相自体はそれほど面白いとは感じられなかった。また、最後に袋綴じがあるのだが、その内容を読むとわざわざ袋綴じにする必要があるとは思えなかった。
(ネタバレ)
大沢芳男が清水ミサ子を若いOLに間違えたり、清水ミサ子が真弓と同じことを繰り返すという設定には無理があると感じた(大沢芳男も清水ミサ子も、精神的に異常であったということだとは思うが)。
真相を読んで、大きな疑問がある。
高野広志は、前年の9月30日、真弓を殺すために201号室にやってきたわけだが、次の年の同じ9月30日に201号室にやってきた理由がわからない。
どういう理由で、次の年の同じ9月30日に、高野広志は201号室にやってきたのだろうか?
Posted by ブクログ
期待し過ぎた。真相はXXがXのXXのXXにXXしていたという現実離れした結果で意外だったか、腑に落ちなかった。最後に幻想だったと明かされるが、大沢の鬼畜ぶりは物凄く腹が立った。作者の展開のうまさゆえだと思う。よくこんな話が書けると感心した。作者の他の作品も読んでみたいと思う。
Posted by ブクログ
変わった仕掛けのミステリは無いかと探していて紹介された本。最後まで全然この仕掛けの構成は分らなかった。そして分った時のやられた感だけで十分読んだ甲斐があった。ある意味、叙述のトリックか。
「変わった仕掛けのミステリ」という注文に応えてくれた知人に感謝。
Posted by ブクログ
巻末に袋とじがあり、面白そうなつくりになっている。
大沢芳男、清水真弓、曽根新吉の3人の視点で物語が語られる。
その中で一番面白いのはやはり大沢芳男の視点で書かれているものだろう。
大沢芳男は最初やや神経質だが普通の人間だったのだが、
徐々に徐々におかしくなってしまう。
大沢芳男自身もそれを認識しているのだが
それが清水真弓のせいであると逆恨みするようになる。
なぜそれが逆恨みだとわかるかというと
読者は清水真弓の視点で書かれてあるものも読んでいるからだ。
この2人の視点のボタンの掛け違いというかズレが、
ホラーじみた設定であるにもかからず
コミカルに印象をこの小説に与えるのだろう。
しかし、最後になって大沢芳男が見ていた清水真弓は
清水真弓ではなく、彼女の母親の清水ミサ子だと分かる。
つまり推理小説としてみると
「探偵=清水ミサ子」「被害者=清水真弓」「犯人=高野広志」となり、
めでたしめでたしなのだが、
そこでやや引っかかる部分がでてくる。
そう、つまり大沢芳男が感じていたのは被害妄想なのではなく、
本当の被害だったのだ。
それを考えると本当の被害者は大沢芳男であり、
清水ミサ子は探偵ではなく、
犯人であるともいえるのではないだろうか。
作者もそれを意識しているものと思われる。
なぜなら袋とじの部分に
清水ミサ子の気がふれている様子が書かれてあるからだ。
ただその部分は正直蛇足。
清水ミサ子がおかしくなっていることを
わざわざ袋とじにしなくても、その前に彼女が真の探偵ではなく、
犯人の要素も含んでいることが分かっているからだ。
前作の倒錯のロンドもそうだったが、
最後の最後でひっくり返そうとしている部分が
逆にやりすぎな気がしてならない。
もう少しシンプルにしても十分面白いと思うのだが。
とはいえこの清水ミサ子のキャラを
ここで強烈に打ち出しておくことで、
次の「倒錯の帰結」へつなげようとしているのかもしれない。
そういえば倒錯のロンドで出てきた山本安雄が
退院後住みだしたのは、東十条のアパートの203号室とあった。
清水真弓(ミサ子)が住んでいたアパートの203号室には
老人夫婦が住んでいるとある。
ということは山本安雄のと
清水真弓(ミサ子)のアパートは別物なのだろう。
どうせ203号室の老夫婦なんて
ストーリー上に何の関係もないのだから、
せっかくなら同じにしておけばよかったのに
と思うのは私だけではないだろう。
いや、203号室に老夫婦が住んでいる
といっているのはおかしくなっている大沢芳男であり、
実際は誰もその姿を見ていないのだから…
と、そこまで考えたところで先ほどと同じ感想を持つことになる。もう少しシンプルにしても十分面白いと思うのだが。
その後「倒錯の帰結」を読んで
203号室の老夫婦は山本安雄の両親だったとわかった。
なんだ、考えすぎて損した…