折原一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
美濃大樹
中学校に数人で埋めたタイムカプセル。10年後にこれを掘り起こそうと約束してから10年が経ったある日、タイムカプセルを埋めたメンバーに届いた誘いの手紙は奇妙なものであった。
この物語の主人公である女性は当時、事故による怪我でタイムカプセルを埋める時も卒業式にも参加できなかった。この女性はカメラマンをしていたため、このタイムカプセルをテーマにした写真集を出そうと旧友たちに取材をしていくところから話は始まる。
取材を続けることによって主人公は「ホール」という言葉に出会う。旧友たちにそのことを話すと全員顔がひきつり、話をはぐらかされる。そこに疑問を持った主人公はあの日自分が行くことが -
Posted by ブクログ
ネタバレ叙述トリックとかどうでもいいと思うんだよね。
他の人は解らないけど、個人的には俺が実は誰、とか別に興味が無い。っていうか。
ただ、そーゆーところを抜きにしても面白いと思うんだよね。大海原という開放的なイメージがある舞台が実はとても閉鎖的な空間でお互いを追い詰めあう。段々と狂っていく心の動きが読んでいてゾクゾクしてくる。
不満があるとすれば視点移動の多さ。
感情移入がやりづらい。
特に、女性視点に対して好意的になれず、どうしても冷めて読んでしまった。
探偵視点も話を説明するためだけに使われているので、無駄のように感じられるし。
と文句を言いつつも楽しめたと思う。複雑な構成を難なく読ませる技術は凄 -
Posted by ブクログ
○○者シリーズ第一作
シリーズで括っているが内容の繋がりは無いようです。
堀江幸男は不妊治療の末ようやく長女を授かるが産婦人科から誘拐されてしまった。
名前はあすか。
警察も公開捜査に踏み切るが、なかなか捜査は進展し無かった。
そんな中で堀江幸男の妻である堀江チヨが失踪する。
事件から二ヶ月が立った頃、堀江家の玄関に赤ちゃんが返され、そして手紙が同封してあった。赤ちゃんは堀江あすかであると断定されたが、報道がなされても妻のチヨは帰って来なかった。。。
まさに狂気を文章化したような小説だった。
凄惨な事件だからか、読んでいてどこか宮部みゆきさんの「模倣犯」を思い浮かべました。
宮部みゆきさん