折原一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったけど、驚きもあったけど、ついていけなかった笑
作品全体が作者の話でしたってところは面白い。
読み進めている中で、山本を応援してしまう構造になっている気がするので、最終的に報われなくてもちゃんと実力があって、この作品の作者だったんだねってところで着地点はちゃんと着いていた。
だから、読みやすかった。
ちゃんと丁寧に解説してくれたこともあり。
でも、渦中の盗作者、原作者の中に語られないもう一人(白鳥が二人)いるのは読みながらわかってたし、白鳥のペンネーム候補が出た時点で、本物が作品に関わるんだろうなって気づいたから永島が犯人だとしてもそりゃそーだってなった。
山本が盗作者でしたってくだ -
Posted by ブクログ
「叙述トリックと言えば」で検索して上がってきたので読んでみる。1997年初版。ようやくPCが普及し出した頃の通信状況があまりにレトロで古めかしく、ちょっと壁を感じた。個人情報の扱いがおおらかで、危機管理や防犯意識もあまりなく、昭和から令和にかけて変わってきた社会の規範意識についてよく感じ取れる。
重厚すぎず、かといって決して軽くなく、丁度いいミステリー。惨い事件が中心にあるものの、被害の詳細を微に入り細に入り描くような露悪的な表現はなく、新聞のように淡々と伝えてくる硬派な文章。
撒かれた伏線は複雑にのたうっているのに、ちゃんと内容が把握できるだけの分量と濃度で人物について語ってくれるので、ミ -
Posted by ブクログ
フリーライターの克哉は、六つ首村の白兼家に後継者候補として招かれる。そして彼は、三十年前に起こった連続殺人の生き残りでもあった。村には事件をもとにした作品を書いた小説家や未だに事件の考察を試みる郷土史家などが在住し、彼らにも取材を重ねながら克哉は白兼家と過去の事件の真相を暴こうとする。そして再現ドラマの撮影が控える中、新たな事件も起ころうとしていた。横溝作品のオマージュにも満ちた、楽しさ満載のミステリです。
タイトルからして分かるように、「八つ墓村」オマージュ。それ以外にも有名ミステリのネタが多く使われていて、ミステリファンには大サービスの内容。しかし本家以上にトリックてんこ盛り、仕掛けも大盛