折原一のレビュー一覧
-
筆者には『倒錯ロンド』で踊らされましたから。
作中作が多用されている辺り、今度こそ踊らされないように足を踏ん張ってました。
それでも、やっぱり先が気になる展開。
そうですよね、折原さんですものね、という結末でした。Posted by ブクログ -
グランドマンションの住民たちの連作短編ミステリー。叙述トリックが効いてて私は結構好きな部類(*^^*)。それぞれのストーリーにぴりっと仕掛けが効いてて最後までワクワクして読み進め、ラストにそういうことだったのかー、と楽しく読めた。Posted by ブクログ
-
面白かった。
が、初版当時ならもっとびっくりしたかも。
まさにタイトルの通りだった。
要所要所で作者の煽り演出もあり、かなり身構えながら読んでしまった。もっと気楽に楽しめば良かった。
ラストは丁寧な種明かしがあり良心的だが、
ロンドで踊らされて目が回った感。
しかしどこか京アニ事件が脳裏をよ...続きを読むPosted by ブクログ -
折原さんは初。
中盤から面白くなってイッキ読み。
テンポがよく読みやすい。
ラストの「どんでん返し」……。
なんとなく予想できちゃったので、衝撃度はいま一つ。初版が1989年とあるので、当時読んでいたら絶賛していたかも。
僕が叙述トリックに麻痺しているのもありますが、「やりすぎ感」が否めないです。
...続きを読むPosted by ブクログ -
満月の夜白いマンションに住む女性が次々と殺害され、主人公は犯人の濡れ衣を着せられてしまう‥。真相解明のため奔走するうちに、真相にたどり着いたが、さらにその奥に別の真相があった‥この作品も折原さんらしいです。Posted by ブクログ
-
2022.03.13
自費出版の息子の伝記 ゴーストライター 中年女性の影 連れ子同士 新人賞 異人とは
インタビュー、モノローグ、作中作、色々駆使しており狙い通り混乱させられた。叙述とわかっていてもワクワクしながら読まされるのはさすが折原。Posted by ブクログ -
叙述トリックものでは殿堂入り文句なし。アイラ・レヴィン「死の接吻」、筒井康隆「ロートレック荘事件」と並ぶ名品だ。
作家として生きるため、賞を狙う主人公「山本」の努力と苦闘がなんとも生々しい。終盤、「衝撃的などんでん返しが、あなたを待っています」と挑戦状ともいうべき文章が。これだけハードルを上げ...続きを読むPosted by ブクログ -
どうせ騙されるんだろうなと思いつつ、一応警戒しながら読んだ。
そしてやっぱり騙される。
物語終盤にかけて畳み掛けるように真相が明かされていくので理解が追いつかない。
地の文、関係者への取材内容、モノローグ、作中作。
どことなく怪しいけど、結局気づかない。
これだからミステリーは面白い。Posted by ブクログ -
いままで読んだミステリーの中でもトップクラスに秀でたタイトル回収。何重にも重ねられたトウサクに、筆者の遊び心を感じます。
とはいえ読んでるこっちまで狂ってしまいそうな展開に、他のミステリーと違い「一度読むと二度読みたくなる」とはいかないかも。読後感が爽やかとは言えず、最終章付近では更なる情報の追加に...続きを読むPosted by ブクログ