折原一のレビュー一覧

  • 倒錯のロンド 完成版

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    約20年ぶりくらいに再読。
    以前はなかった「完成版」という言葉に惹かれての再読でした。

    やっぱりあのオチだとなんでもアリになるよぁ。

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    2025年07月20日
  • 毒殺者

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    中盤まではMが誰なのかを中心に話が進んでいく。そして後半は夫の家族が家に乗り込んで占拠し始めるホラーテイストに。
    Мが誰かという謎だけで引っ張る話かと思ったが、その謎解きのあとも物語が展開することに驚き。

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    2025年06月21日
  • 双生児

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    双子?それとも•••。読み進むうちに謎がどんどん深まります。やや強引な場面もありますが、活字の楽しさを味わえます。

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    2025年05月10日
  • 倒錯のロンド 完成版

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    どんでん返し、叙述トリックという読み手をワクワクとさせる手法わとりつつ、メタ的な要素もあり、読んでいく中でだんだんわかるところと、段々よくわからないところという濁流に飲み込まれていく作品。色々と構造を複雑にしている部分や信用できない語り手を入れるところ、怒涛の解説と少しお腹いっぱいになってしまうところがある。

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    2025年03月28日
  • 倒錯のロンド 完成版

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    叙述ミステリーランキングやブク友さんの本棚でもよく見かけるのでずっと読んでみたかった。

    【自信を持って推理小説新人賞に応募しようとした作品が盗まれてしまった!そして別人の名前で同作品が受賞作に…】

    自分が書いた『幻の女』が盗作されたといくら主張しても誰も信じてくれない。
    ウィリアム・アイリッシュ『幻の女』の「誰も自分のことを信じてくれない」というシーンと重なる。

    スラスラ読めるのですぐに読み終わるけど、最後がなかなかややこしい。
    頭の中で整理し直す作業が大変だけど楽しかった。

    あっさりしていてコミカルにも感じる何とも言えない読後感。
    エピローグで奥行きが深くなるところが良かった。
    ★3

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    2025年02月10日
  • 追悼者

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    いちばん怖いのは人間、みたいな話だった。
    途中から違和感があったので、個人的には犯人の意外性はなかったものの、とことん二面性の話だったと思う。
    後半にかけて、語り手が頻繁に変わることや主観、語られることと語られないことから混乱を招く。あと、不幸が続く描写は普通にゾッとした。
    実在の事件をモチーフにしている場合、多くは犯人の心理や生い立ちにフォーカスしている作品が多いが、事件の特性やモチーフになった事件が未解決なこともあり、想像の余地が生まれていると思う。

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    2024年11月04日
  • 傍聴者

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    結婚を目前にした親友が自殺。その死に疑問を持ったライターの主人公の視点と、逮捕された婚約者の女性の裁判を傍聴する4人の女性の話で物語が進む。
    冒頭の裁判のシーンは最後まで読むとそういうことか…と分かる。

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    2024年08月06日
  • タイムカプセル

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    ちょっと肩透かし。正直ちょっとわからない部分があるのだが、わざわざ読み返すほど面白いわけではないかな。

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    2024年08月03日
  • 倒錯のロンド 完成版

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    ネタバレ

    なるほどとは思ったけど、え!まじで?すごいっ!
    みたいな感動がなかった。主人公にもその相手にも好感が持てなかったからだと思う。最初に殺された友達が1番いい人だった。最後に主人公の母親が急にサイコパスになったのはなぜでしょうか…

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    2024年06月30日
  • 倒錯のロンド 完成版

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    技巧に富んだ作。作者が途中で「この小説のからくりに気づいたか?」と読者に問うのだが、自分は全く気付けず。終盤はちょっと目まぐるしい。

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    2024年06月14日
  • 異人たちの館

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    とても長い物語でしたが、中盤まではドキドキしながら読み進め、終盤は展開が目まぐるしく変わり、なかなか面白かったです。

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    2024年05月26日
  • 異人たちの館

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    ミステリーです。たくさんの伏線と仕掛けとその回収は見事でした。部厚いのですがそれを感じさせなかったです。

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    2024年05月11日
  • グッドナイト

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    アパートの住民は、眠りに問題を抱えている。そのアパートには夢野久作のような名前の梅野勇作という有名作家が住んでいるという伝説がある。

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    2024年05月07日
  • 倒錯のロンド 完成版

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    ネタバレ

    ストーリーはとても面白いし読みやすく、すいすい一気読みできた。白鳥(本物)と山本の電話のあたりで違和感を感じ、「白鳥は本当に盗作していなくて山本の妄想っぽい流れだな」と気付き始め
    この白鳥と永島はおそらく別人物。というところまで推理できたものの
    ではどこからが山本の妄想?幻の女の本当の作者は?と少々混乱しながら読み進めた。
    結末まで読んでまさかそういう時系列だったか~と驚き。
    これは偶然だが、今作の前に読んだ別作者の作品も主人公が実は狂人で妄想混ざってましたオチだったので正直またか…。と読み終わった時の後味が悪くなってしまった。
    何年も読んでみたかった作品だけに少しハードルを上げすぎたのか、構

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    2024年03月28日
  • 愛読者 ファンレター

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    とにかく「人の話聞けよ」と言いたくなる域の人達が覆面作家西村香に手紙を一方的に送りつけ、西村香の返信なりその後の出来事の描写なりで経緯を記していくショートショート。96年って、手紙の描写こんなレベルなんだ…?と思ってしまったり。

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    2024年03月09日
  • 侵入者 自称小説家

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    とにかく、自分の中で考察していくのが楽しかった。この人が犯人で、こうなって、ああなるんじゃないか、って推理して、ハズレて、の繰り返し。〇〇者シリーズが沢山あるとのことで、もっと読んでみたいと思った。
    あらすじ、めちゃくちゃ読みたくなる文章で凄い、かっこいい。

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    2023年12月29日
  • 傍聴者

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    ネタバレ

    野間佳世が、声をかけて集めた毒っ子倶楽部。
    何か仕掛けがあるのでは?と注意深く読む。

    池尻淳之介と花音の妹が、会いそうで会わない、会ってもお互い(特に妹)は、サングラスとマスクで姿がよくわからない。

    注意深く読んで、毒っ子倶楽部の四人中三人は正解した。
    所在不明というのに引っ張られて、一人はわからなかったのが残念。

    ミイラ取りがミイラになる、作戦を立ててもうまくいかない池尻、事件を追うすべての人たち、花音だけではできないのではないか、黒幕は…など、気になって一気読み。

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    2023年11月28日
  • 倒錯のロンド 完成版

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    ムズい
    これは再読必須だと思う
    盗作が盗作を呼び倒錯する
    何となくトリックが読めつつだったから星3
    再読したら評価変わるかも

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    2023年09月27日
  • 倒錯の死角 201号室の女

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    いやぁ、夏の読書にふさわしい、ぞっとするお話だった。
    折原さんの倒錯シリーズ2冊目、こっちも凝ってるなぁ。おかしいと思ってからは読む手が止まらず。
    気づいたものもあったけど、大体は騙されるよこれは。絶対序盤に出てきたアレでしょ!と思ったけど違ったー。シュッって…
    最後まで読んでも理解できない所が途中にあったけど、真相があれだと謎のままだな…。

    袋とじの部分はあそこからなの?

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    2023年09月30日
  • 異人たちの館

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    終盤からマシンガンのように小出しにひっくり返され、
    スタボロに混乱させられました。快感!

    叙述トリックだとハードルを上げられながらも、
    多くの読者を引き込ませる作者に感服(600頁もあるし騙し続けるのは大変)

    作者の本立て続けに読んだので、流石になんとなく分かったので暫く時間を置こうと思う

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    2023年09月23日