折原一のレビュー一覧

  • 沈黙者

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    2つの一家惨殺事件と万引き犯として捕まり沈黙する少年。文章の構成からすればなんとなくトリックはわかってしまうね(笑)しかし物語自体は面白いから良かった(笑)

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    2009年11月02日
  • 愛読者 ファンレター

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    覆面作家・西村香を主人公とした短篇集(連作集)。
    全編、手紙やFAXの形式で書かれているのですが、部分的にやや強引に手紙形式に持ち込んでいる感がしなくもありません。

    ファンからの様々な要求が主人公に届きます。
    そして、主人公が覆面作家で正体を知られていないために、様々なトラブルが発生します。
    現実味はありませんが、ちょっとあり得そう・・・。
    主人公が、とっても俗物的なのも、笑えます。

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    2009年10月07日
  • 愛読者 ファンレター

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    好きな作家がいたとしても、ファンレターを書くまでのめりこんだことはないなあ・・



    芸術家というのは、コアなファンが多い。

    そのジャンルは美術であり、文学であり、音楽であるかもしれない。

    そしてファンの願望はやがて大きくなり、現実と理想の区別がつかなくなったり、本人に会いたいとか考えてしまうのだろう。



    この小説は、覆面作家である西村香(中年男性と思われる)と、そのファンが引き起こす短編集。

    そして面白いのは、ファンレターとその返事のやり取りの文面が掲載されることによるリアリティ。

    特にファン心理が、あるタイミングで勘違いとなり、それが憎悪になったり・・恐ろしい。

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    2009年10月04日
  • 沈黙者

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    折原氏の作品は今回が初。ミステリーだと思わずに読んでみた。全体を通してちょっと退屈してしまう。だいたい途中で止めてしまうんですが、この作品、なぜか最後までしっかりと読み終えたんです。不思議な余韻が残りました

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    2009年10月04日
  • 沈黙者

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    2007/7/10〜7/15。万引きからの障害致傷でつかまった犯人が名前を名乗るのを拒否したことで行われる裁判と、2家族で起こった連続殺人事件をからませた内容。どのように締めをするのか?と思っていたら... なるほど、折原氏らしい結末でした。内容を書くわけにはいかないが、折原氏の作品を読むときにはいつも注意深く読まないといけない、誰の目線か?という部分にいつも以上に注意しないといけない作品であった。

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    2010年03月23日
  • 誘拐者

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    女の視点からみると不快な描写もあるんだけど、もうラストは頭掻き毟りたくなります(笑)ただ…やっぱりついていくのは大変〜

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    2009年10月07日
  • 天井男の奇想 倒錯のオブジェ

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    新規購入ではなく、積読状態のもの。
    2010/12/13〜12/15

    久しぶりの折原作品。
     東京北区に一人暮らしをする土地持ちの老女の家の2階に、夫から逃げてきた白瀬直美が住むことになる。老女は、かつて直美の住んでいた部屋で密室殺人の発見者となっていた。この老女は訪ねてくる区役所の役人に、天井男に監視されている、と訴え続けるが...

     いつもながらの、多視点からの語りが中心で、倒錯の世界に引きずりこまれてしまう。最後の展開は多少読めたが、予想より一段多かった。複線も見事。

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    2010年12月15日
  • 耳すます部屋

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    都市伝説のような、怪談のような話もあり、ミステリーのようなホラーのような話もあり。
    短篇だから気楽に読めて面白かった。
    全ての話の中で少なくとも一人は死んだり殺されてたりしているから、単純に面白いと言ってしまうのは語弊があるかもしれないが。

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    2009年10月04日
  • 沈黙者

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    沈黙者が誰かって言うのは最初の方に伏線があるんだけど、でも家族構成と時間が、結末を分かりづらくしてる。
    気付けば昨日今日の数時間で読み終わってた。
    うーん。面白かった。
    冒頭にこの前読んだばかりの「歯と爪」が引用されていて、私にとってはタイムリーで良かった。
    それに初の作家さんなのに、読みづらさがなかったのも良い。

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    2009年10月04日
  • 倒錯の帰結

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    前から読むか、後ろから読み始めるか…
    一冊で二度美味しい作品。
    時間を空けずに一気に読まないと頭が混乱してしまいます^^;

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    2009年10月04日
  • 沈黙者

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    タイトルを見た時に少し前に騒がれていた「本名を明かさないまま判決の下った裁判」のことを思い出しておりましたら、やはり、それがベースとなっておりました。
    うっすらと感じるものがあります。
    読み応え、ありますよー^^

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    2009年10月04日
  • 沈黙者

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    初めて読んだ折原作品。ネットとかで作者の作風を知っていたんだけど・・・やられました。とても面白かったです。

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    2009年10月04日
  • 沈黙の教室

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    「粛清!」正直読んでて怖かったです。引き込まれる楽しさはあるけれど、延ばし過ぎというか途中ですべてが解っちゃいました。

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    2009年10月04日
  • 倒錯の帰結

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    前から読めば孤島密室ミステリー「首吊り島」、後ろから読めば監禁ミステリー「監禁者」。2つを読んだ後、中央の袋とじを開けると。。。
    折原氏の集大成とも言える叙述ミステリーの大作。

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    2009年10月04日
  • 倒錯の死角 201号室の女

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     アルコール中毒の翻訳家・大沢芳男の家から見えるのは、新社会人・清水真弓の部屋。毎晩その部屋をこっそり覗き見る大沢、見られていることを感じながら日記をつけ続ける真弓。それぞれの覗き・覗かれる様子が交互に書かれて物語はすすんでいく。そんな中、アルコールのせいでとんでもないことが・・・!

     なんと袋とじがある、この本(@@)結末部分はハサミを入れないと見ることができない。そこまでして作者が隠した、この物語全体に隠された二重にも三重にもなっているトリック。またしてもやられた。

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    2011年09月21日
  • 101号室の女

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    被害を受けた側が実ははめた方だった・・・というようなどんでん返しの展開で終わる話が多い。1パターンといえば1パターンなのだが、こういう話は嫌いではない。

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    2011年11月21日
  • 失踪者

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    連続失踪事件の容疑者として逮捕された少年Aと、同じ場所で15年前に起きた失踪事件の容疑者少年A。二つの事件は関連性があるように見えるが・・・。少年法に守られた少年犯罪がテーマです。

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    2009年10月04日
  • 誘拐者

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    ここしばらく、折原さんの本を讀んでゐなかつた。

    折原一といへば、やはり敍述トリックなので、地の文では誰のことを描寫してゐるのかをいつも注意しながら讀んでいつた。
    それでも、やられてしまふのだから、もはや折原ワールドに身を委ねるしかない。

    今囘は5つの誘拐と8つの殺人事件が起きるが、それぞれ誰が犯人なのかは最後の方までよくわからない。
    といふか、犯人はとある人物であるかのやうに書かれてゐるのだが、それがその通りなのかは、なかなかわからないしくみになつてゐる。

    それにしても、本書では折原一にしてはめづらしく、胸の惡くなるやうな描寫が多い。
    現實世界の出來事でなくてよかつたと、しみじみ思ふ。

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    2009年10月04日
  • 誘拐者

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    2005.01.11購入。叙述トリック系の有名人らしいですが、初めて読みました。なかなか面白かったです。別に、この作品はびっくり系トリックという訳ではなく、そもそもの設定自体が入り組んでいる。誰がだれだか良く分からなくなる感覚がいいのかも。乳児誘拐事件が数十年後にいろんな人を巻き込んで、どろどろとした結論に至る、という話。登場人物のキャラがもうちょっと立っているともっと面白かったかも。まあでも、その辺は各章誰について書いているのかあんまりはっきりさせると、それはそれで読者に混乱を引き起こせないので、微妙なところだとは思うけど。

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    2009年10月04日
  • 沈黙の教室

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    叙述系で初めて読んだ本だけに、その衝撃たるや。
    今読むとちょっと幼い感じがするけど、中学生のときにはヤラシイなーと思ったので対象年齢が微妙。

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    2009年10月04日