折原一のレビュー一覧

  • 倒錯のロンド 完成版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前半は非常にテンポも良く進んで、どんどん先が気になる作品。途中から「アレ!?」という違和感と共に、その謎を気に留めながらモヤモヤと読み進めました。
    伏線もしっかり書かれていて、フェアな作品かつ面白い作品でした。

    0
    2023年09月18日
  • 倒錯の死角 201号室の女

    Posted by ブクログ

    折原一=叙述トリック 
    皆様騙されたくて読むのですよね?私もその一員

    多人称視点で複雑に絡み合う言動/行動が
    後半300頁位に違和感を感じだし、「ここからか!?」とワクワク感を覚える。快感

    叙述トリック、一度脳が覚えるとこの感覚を欲すようになる。良いのか悪いのか、最高のエンタメです

    0
    2023年09月09日
  • 倒錯のロンド 完成版

    Posted by ブクログ

    どんでん返し。しかししっかりと伏線が散りばめられておりフェアだなと思いました。

    登場人物全員が狂っている、かつ、誰が誰なのかわからなくなります。
    前半めっちゃ面白くて後半の結末が少し物足りないかなという感じ。

    途中で折原さんの一言みたいなのが入っており少し冷めましたw

    0
    2023年09月09日
  • 鬼面(おにつら)村の殺人 新装版~黒星警部シリーズ1~

    Posted by ブクログ

    「折原一」の長篇ミステリ作品『鬼面村の殺人 新装版: 黒星警部シリーズ1』を読みました。

    ここのところ国内ミステリ作品が続いています… 「折原一」の作品は『丹波家の殺人 新装版: 黒星警部シリーズ4』以来なので、1年半振りでしね。

    -----story-------------
    埼玉県・白岡警察署の「黒星光警部」は、休暇に白川郷へと足を延ばした。
    しかし、ひょんなことからその奥にある鬼面村に行くこととなり、事件に巻き込まれる。
    合掌造りの家が一夜で消え、次々に起こる奇怪な事件の裏に隠された真相に、推理小説好きの「黒星」が挑む。
    “助手”葉山虹子」の活躍も見物。
    著者の大幅加筆修正のうえ、新

    0
    2023年09月02日
  • 倒錯のロンド 完成版

    Posted by ブクログ

    めちゃめちゃ読みやすい叙述トリックものですね!トリック自体は十分フェアで少し気付けるかもしれません。後味の悪さもたまらない、、

    0
    2023年08月27日
  • 倒錯のロンド 完成版

    Posted by ブクログ

    後半までおもしろすぎて一気読みしたが展開とオチが個人的にはイマイチ。
    それから、作中に著者の主張が見え隠れして冷める部分もあった。

    0
    2023年08月01日
  • グッドナイト

    Posted by ブクログ

    折原一ワールド全開の作品!
    メゾン・ソレイユに住む、ワケありばかりの人々。そして梅野優作という小説家が住んでるという都市伝説は本当なのか…

    一個一個の話は面白かった。最後、住民の関係性が複雑で頭の中が混乱してしまった…

    0
    2023年07月22日
  • 双生児

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    現在と過去。
    複雑にからむ事件と人間関係。
    情報が少なすぎて、行動できない振り回される、なかなかたどり着けない探偵。
    女たちの計画。
    安奈、さつき、x、女主人。

    家出くらいにしか考えていなかった初代の探偵。
    自分の子供かもしれない、彼女に会いたいと自ら志願して探偵の手伝いをする坂村。

    ただ、似ている人がいる、会ってみたい…が、一枚のポスターで動き出す。

    タイトルが、すでに仕掛けられていた。
    罠にはまりそうになった。

    坂村の結末が残念。
    「どうすればいいんだ」で終わっていて。
    相続問題は?

    姉妹たちは、楽しく、ずる賢く、やっていきそうだけど。

    0
    2023年07月23日
  • 沈黙の教室

    Posted by ブクログ

     好きな作家の本で面白いのは間違いないが、結構な厚さになかなか手が出ないまま、何十年も積んでいた作品。
     寝かしている間に、世の中色々変わり、作中の文化も結構変わって現代の人が読んだら、戸惑うような世の中を舞台にしているもする。
     新聞に個人情報が平然と公開されていた時代があったのですよ。
     タイトルが微妙に内容を咀嚼していない気もした。
     20年前の中学校のイジメ問題と、そのクラスの同窓会にまつわるミステリ。
     三部構成で、今の作家ならやらないであろう、とんでもなく入り組んだ構造とソレが解決される結末。

    0
    2023年07月04日
  • 灰色の仮面

    Posted by ブクログ

    最後の一行が怖かった。
    少し読みにくいのと前半は流れがゆっくりだったのが気になります。
    後半は怒涛の流れで、読み進めて楽しめました。


    内容
    最後の1行まで目を離せぬ驚愕のホラー傑作! 灰色のストッキングを被って、白いマンションに住む女性を次々襲う、殺人鬼の正体は!? ――ある晩、女性の悲鳴を聞いた僕は、駆けつけた部屋で、美女の死体を発見。折悪しく住人に見つかり、犯人と間違われてしまう。満月の夜に歪んだ欲望をたぎらせて、白いマンションに住む独身(シングル)女性を次々と襲う恐怖の暴行魔と、僕の熾烈な闘いが始まる。最後の1行まで真犯人がわからない、超弩級のホラー・ミステリー!

    0
    2023年06月18日
  • 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)

    Posted by ブクログ

    読後感。夢の中で全く知らない誰かと付き合っていて,目が醒めたあとの感覚に近い。
    最後適当に読んでたけどなかなかとんでもない結末。

    0
    2023年04月18日
  • 101号室の女

    匿名

    購入済み

    合わなかった…

    どれも出だしは面白くて、驚きの展開ではあり、ネタもちゃんとしているんだけど、
    謎を解き明かす場面になると、途端に、描き方を安っぽく感じてしまった。
    実はこの人の本を他にも2冊読んでいて、ほぼ同じ感想。
    合わない、ということなんだと思う。

    0
    2023年03月30日
  • グッドナイト

    Posted by ブクログ

    築50年、3階建てのアパート「メゾン・ソレイユ」が物語の舞台…。ここに入居している人々と管理人、そして謎の覆面作家梅野優作を巡るストーリー。

    読み終えてみて、すっきりしないのは結局梅野優作先生は…??ってことでそれが解明されないままのラストで残念でした…。「チャカポコ…」って何だろう?まぁ…いいや(^^;)個性的ないろんな入居者さんが登場して、特にオークションとかは面白かったです。こんなにネットニュースに話題を提供するアパートには住みたくないかな…。

    0
    2023年02月26日
  • グッドナイト

    Posted by ブクログ

    「チャッポン」「チャカポコ、チャカポコ」
    隣室から聞こえる奇妙な音。

    また別の部屋では、母親が息子にスリリングなミステリを読み聞かせる声が壁伝いに漏れ聞こえて来る。

    築五十年ほどの古びたアパート『メゾン・ソレイユ』の入居者は眠りに問題を抱えた人ばかり。
    不眠に輪を掛けるように様々な音に悩まされ、あげくに殺人事件まで起きる始末。

    7つの短編は、他作品のパロディーを織り交ぜながら、緩く繋がっていき、最終話でおおっ!という種明かしが待っている。

    折原マジックと呼ばれる仕掛けが随所に張り巡らされた刺激的なアパートミステリー。

    0
    2023年02月18日
  • 棒の手紙

    Posted by ブクログ

    しつこいくらい折原一の世界。怪しげな空気を終始纏いながら、多くの登場人物が絡んで行く展開で、最後まで飽きはなかった。

    0
    2023年01月21日
  • 行方不明者

    Posted by ブクログ

    埼玉県某所で2ヵ月前に起こった一家失踪事件―― 不可思議な神隠しの裏には5年前の殺人事件が関係しているのか、失踪事件の調査を始めたライターの五十嵐みどりは関係者を通じて事件の闇を追っていく・・・。 
    一方、また別の埼玉県某所では連続通り魔事件が進行していた。 ある因縁から通り魔の「君」を突き詰めた「僕」は仕事のネタにしようと通り魔事件を追い始める。 3つの事件は如何に終結するのか・・・。

    主人公の五十嵐みどりは「冤罪者」の被害者の妹、五十嵐友也の妻でこのシリーズでは珍しい信頼できる語り手になります。 必然ではないにしろ「冤罪者」を読んでおいた方が飲み込めると思います。 
    さて内容の方は相も変

    0
    2023年01月18日
  • 倒錯の死角 201号室の女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ロンドに比べ見かけることの少ない死角の方です。 折原氏お得意の複数人視点に日記視点を交えた非常にトリッキーに作りになってます。

    日記を用いた時系列の誤認と母と娘のよる清水真弓の二人一役の叙述トリックである。
    正直どちらもトリックとしては大掛かりすぎて中々飲み込みにくいものだろう。 というか通り魔するなら早々に大沢か高野も殺してしまいそうなものだが。 中々面白かったのは曽根の見た骨を埋めるシーンの誤認だが、結局は大沢の幻想という狂気的なトリックでこそ成立するので評価は難しい。
     最終的には曽根が一番まともで読者の気持ちを代弁するような存在になる。 それぐらい本作にはまともな人間がいなかった。

    0
    2023年01月16日
  • 異人たちの館

    Posted by ブクログ

    人間の欲望と絶望、ミステリーと言うよりはサスペンスに近いかもしれない。
    母親の子離れ出来ない事がもたらしてしまった事件。でも、いつまでも母親にとって子供は子供だ。面倒みたい気持ちは分かるけど、やはり自立も大切なんだなと思った。
    淳と潤一。名前は似てるけどそれぞれの生き方が真逆に違う二人。お金も地位も…二人の生き方は果たしてどちらが幸せだったのかは読者によって変わるかもしれない。淳の生き方は決していいとは思わないけど、淳も板挟みされてるし決して淳だけが悪い訳では無いと思う。
    面白くなるのが本当に最後の方で、ページ数と情報量も多いから、初心者にはあまり不向きで、途中で飽きる可能性大。

    0
    2022年12月04日
  • タイムカプセル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ここであまり評価が良くないので逆に興味が湧き、読んでみた。

    “学生時代に埋めたタイムカプセルの開封式を前に参加者へ謎の手紙が送られてくる”、なんて、とてもワクワクするストーリー。

    謎の不登校児たちになにか秘密を抱えた同級生たち。
    主人公の綾香と同じような気持ちで早くその謎を解きたくて、あっという間に読み終えた。

    読んでる最中は心霊系な話なのかと思ったが、
    まさかそういう結末とは!

    オチが弱いという意見も見られるが、これはこれで面白い結末だと思った。
    まあ、袋とじにする意味はなかったかな。笑

    綾香と湯浅が結ばれるかたちで話は終わってハッピーエンドに見えるが、

    担任の話を間に受けて10

    0
    2022年11月06日
  • タイムカプセル

    Posted by ブクログ

    袋とじの中が気になって購入しました。
    主人公がタイムカプセルに関わったかつての同級生に会いに行くことでストーリーが進行します。
    序盤の伏線が終盤で上手く回収されていなかったように感じた。不登校生徒のタイムカプセル参加の意図、主人公の恋など十分に表現されずに、終盤があっさりしすぎていたのが少し残念でした。

    0
    2022年10月16日