折原一のレビュー一覧

  • 倒錯の死角 201号室の女

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    ネタバレ

    ロンドに比べ見かけることの少ない死角の方です。 折原氏お得意の複数人視点に日記視点を交えた非常にトリッキーに作りになってます。

    日記を用いた時系列の誤認と母と娘のよる清水真弓の二人一役の叙述トリックである。
    正直どちらもトリックとしては大掛かりすぎて中々飲み込みにくいものだろう。 というか通り魔するなら早々に大沢か高野も殺してしまいそうなものだが。 中々面白かったのは曽根の見た骨を埋めるシーンの誤認だが、結局は大沢の幻想という狂気的なトリックでこそ成立するので評価は難しい。
     最終的には曽根が一番まともで読者の気持ちを代弁するような存在になる。 それぐらい本作にはまともな人間がいなかった。

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    2023年01月16日
  • 異人たちの館

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    人間の欲望と絶望、ミステリーと言うよりはサスペンスに近いかもしれない。
    母親の子離れ出来ない事がもたらしてしまった事件。でも、いつまでも母親にとって子供は子供だ。面倒みたい気持ちは分かるけど、やはり自立も大切なんだなと思った。
    淳と潤一。名前は似てるけどそれぞれの生き方が真逆に違う二人。お金も地位も…二人の生き方は果たしてどちらが幸せだったのかは読者によって変わるかもしれない。淳の生き方は決していいとは思わないけど、淳も板挟みされてるし決して淳だけが悪い訳では無いと思う。
    面白くなるのが本当に最後の方で、ページ数と情報量も多いから、初心者にはあまり不向きで、途中で飽きる可能性大。

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    2022年12月04日
  • タイムカプセル

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    ネタバレ

    ここであまり評価が良くないので逆に興味が湧き、読んでみた。

    “学生時代に埋めたタイムカプセルの開封式を前に参加者へ謎の手紙が送られてくる”、なんて、とてもワクワクするストーリー。

    謎の不登校児たちになにか秘密を抱えた同級生たち。
    主人公の綾香と同じような気持ちで早くその謎を解きたくて、あっという間に読み終えた。

    読んでる最中は心霊系な話なのかと思ったが、
    まさかそういう結末とは!

    オチが弱いという意見も見られるが、これはこれで面白い結末だと思った。
    まあ、袋とじにする意味はなかったかな。笑

    綾香と湯浅が結ばれるかたちで話は終わってハッピーエンドに見えるが、

    担任の話を間に受けて10

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    2022年11月06日
  • タイムカプセル

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    袋とじの中が気になって購入しました。
    主人公がタイムカプセルに関わったかつての同級生に会いに行くことでストーリーが進行します。
    序盤の伏線が終盤で上手く回収されていなかったように感じた。不登校生徒のタイムカプセル参加の意図、主人公の恋など十分に表現されずに、終盤があっさりしすぎていたのが少し残念でした。

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    2022年10月16日
  • 異人たちの館

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    これは誰が描いてる文章?誰目線?って思いながら読み進めていくとだんだんストーリーが繋がってきて、あぁこれはこの人目線だったのか〜、ということは、このあとにこういう状況になるのか…
    って考えながら読んでるとなんかズレがある…
    って一気に引き込まれた!
    謎解いたつもりが解けてなくて、何度も考えがひっくり返されて、登場人物がすごいかき乱してくる笑笑 
    進んだと思ったら戻ったりするし、人もたくさん出てくるから、途中頭の整理が必要になる

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    2022年08月23日
  • 異人たちの館

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    筆者には『倒錯ロンド』で踊らされましたから。

    作中作が多用されている辺り、今度こそ踊らされないように足を踏ん張ってました。

    それでも、やっぱり先が気になる展開。
    そうですよね、折原さんですものね、という結末でした。

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    2022年08月04日
  • グランドマンション

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    グランドマンションの住民たちの連作短編ミステリー。叙述トリックが効いてて私は結構好きな部類(*^^*)。それぞれのストーリーにぴりっと仕掛けが効いてて最後までワクワクして読み進め、ラストにそういうことだったのかー、と楽しく読めた。

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    2022年07月13日
  • 冤罪者

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    ルポライターの五十嵐友也はその昔、ある婦女暴行連続殺人事件を追っていた。女性を暴行し殺害した後、被害者の顔に灯油をかけて燃やすという残虐なものだった。そして五十嵐と当時付き合っていた彼女までが、なんとその連続殺人事件の被害者となり、殺されてしまったのだ。
    やがて河原輝男という男が容疑者として浮上してくる。警察は河原を取り調べるが、決定的な証拠はなかった。そこで警察は、窃盗などの別件で勾留期間を繰り返し延長。ようやく河原は自白し、裁判で無期懲役となった。
    その事件から約10年経って、五十嵐は獄中の河原から「これは冤罪だ。自分の無実を証明するために協力して欲しい」という旨の手紙を受け取る。
    河原は

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    2022年05月25日
  • 灰色の仮面

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    満月の夜白いマンションに住む女性が次々と殺害され、主人公は犯人の濡れ衣を着せられてしまう‥。真相解明のため奔走するうちに、真相にたどり着いたが、さらにその奥に別の真相があった‥この作品も折原さんらしいです。

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    2022年05月07日
  • ポストカプセル

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    大切な手紙の数々が相手に届いたのは十五年後。手紙を受け取った人達のその後‥またなぜこんなはことが起きたのかが絡まりあう内容、読み応えありました。

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    2022年05月07日
  • 異人たちの館

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    2022.03.13

    自費出版の息子の伝記 ゴーストライター 中年女性の影 連れ子同士 新人賞 異人とは

    インタビュー、モノローグ、作中作、色々駆使しており狙い通り混乱させられた。叙述とわかっていてもワクワクしながら読まされるのはさすが折原。

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    2022年03月13日
  • 異人たちの館

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    2022.1.21
    所々のつたない大袈裟な表現とかが更に気味悪さを増して気持ち悪かった(褒めてます)
    序盤の方が気味悪くて好みだったかも。

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    2022年01月21日
  • 倒錯のロンド 完成版

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     叙述トリックものでは殿堂入り文句なし。アイラ・レヴィン「死の接吻」、筒井康隆「ロートレック荘事件」と並ぶ名品だ。

     作家として生きるために賞を狙う主人公「山本」の努力と苦闘が、なんとも生々しい。終盤、「衝撃的などんでん返しが、あなたを待っています」と挑戦状ともいうべき文章が。これだけハードルを上げていいのか?と身構えてページをめくったが、見事に乗り越えてきた。脱帽!

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    2024年10月31日
  • 101号室の女

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    「え、どういうこと!?これがオチ!?」って話も何個かあったけど、短編なので簡単に読めることができてよかった

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    2021年10月29日
  • グランドマンション

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    ネタバレ

    面白さはまずまず
    古い集合住宅の1番館隣に新築マンション2番館が建設されることとなり、その建設を巡り1番館居住者のストレスが募って行くところから話が始まる

    短編なのに、読み進めるとマンション内の住民があちこちに登場し始め、あらゆるところで事件が起きる。
    最終的に、1番館は放火で全焼し残った住民は2番館に移り暮らし始める
    2021/03/08 22:44

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    2021年09月20日
  • 遭難者

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    追悼集という形式だからこその臨場感は楽しめたし、著者が登山について綿密に取材したのだろうということも分かる。

    ただ、内容としては、著者の伝家の宝刀叙述トリックはもはや使われているのかどうかすら危ういレベルであり、特に騙されたというわけでもなく、特に驚いたというわけでもない。

    装丁が凝っているらしい単行本で読めばもう少し楽しめたかもしれない。

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    2021年06月20日
  • 101号室の女

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    母に勧められて。

    程よい長さの短編集。
    3話目くらいで、ああこういうタイプのやつねってなるけど犯人は当てられへんし、うわこんなトリックあったんか!ってなる。
    わりと考えさせるような、読者の憶測に任せるような終わり方もあったから、ズバッと書いてほしい人にはモヤモヤが残るかも。
    全部おもしろかったし、手軽に読めるのが良い。

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    2021年05月30日
  • 螺旋館の奇想

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    「螺旋館」というタイトルだから普段の折原作品とは違い、館モノなのかと思ったが、やはりそこは折原作品、そんなわけはない。
    あまり期待しすぎるとつまらなく感じてしまうかもしれないが、長さもちょうど良く、楽しめる作品。

    それにしても201号室は清水真弓、202号室は戸塚健一、203号室は山本安雄、そして田宮竜之助...
    狂ってるアパートだな...

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    2021年04月06日
  • 漂流者

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    一気読みしたから緊張感のあるサスペンスとしては面白いけど...
    湯川と三田村が入れ替わっていた、と明かされた時に「え、それだけ??」となってしまった。
    はっきり言って予想できてしまう。
    折原一の得意技である複雑なプロットや叙述トリックを期待していただけに残念。

    ただ、折原一さんも叙述トリックがあると分かっていて読まれるのは大変だろうな...

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    2021年03月23日
  • 侵入者 自称小説家

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    途中からオチが予想出来てしまったのが、ちょっと残念…
    面白いと感じる人と微妙と感じる人の紙一重な感じだった。

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    2021年02月20日