折原一のレビュー一覧

  • 倒錯のロンド 完成版
    どんでん返し。しかししっかりと伏線が散りばめられておりフェアだなと思いました。

    登場人物全員が狂っている、かつ、誰が誰なのかわからなくなります。
    前半めっちゃ面白くて後半の結末が少し物足りないかなという感じ。

    途中で折原さんの一言みたいなのが入っており少し冷めましたw
  • 鬼面(おにつら)村の殺人 新装版~黒星警部シリーズ1~
    「折原一」の長篇ミステリ作品『鬼面村の殺人 新装版: 黒星警部シリーズ1』を読みました。

    ここのところ国内ミステリ作品が続いています… 「折原一」の作品は『丹波家の殺人 新装版: 黒星警部シリーズ4』以来なので、1年半振りでしね。

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    埼玉県・白岡警察...続きを読む
  • 倒錯のロンド 完成版
    めちゃめちゃ読みやすい叙述トリックものですね!トリック自体は十分フェアで少し気付けるかもしれません。後味の悪さもたまらない、、
  • 倒錯のロンド 完成版
    後半までおもしろすぎて一気読みしたが展開とオチが個人的にはイマイチ。
    それから、作中に著者の主張が見え隠れして冷める部分もあった。
  • グッドナイト
    折原一ワールド全開の作品!
    メゾン・ソレイユに住む、ワケありばかりの人々。そして梅野優作という小説家が住んでるという都市伝説は本当なのか…

    一個一個の話は面白かった。最後、住民の関係性が複雑で頭の中が混乱してしまった…
  • 双生児
    現在と過去。
    複雑にからむ事件と人間関係。
    情報が少なすぎて、行動できない振り回される、なかなかたどり着けない探偵。
    女たちの計画。
    安奈、さつき、x、女主人。

    家出くらいにしか考えていなかった初代の探偵。
    自分の子供かもしれない、彼女に会いたいと自ら志願して探偵の手伝いをする坂村。

    ただ、似て...続きを読む
  • 倒錯のロンド 完成版
    この本に興味がある人は、叙述トリック、
    どんでん返しを期待していると思う

    騙され続けるのは快感だが,
    ここまで転がされ続けるとちょっとお 腹いっぱい

    総じて折原一著書の装丁が固く、
    文書も固いだろうと勝手に想像し敬遠していたが
    全くの逆で平易な文書で読みやすい

    20年の時をかけて完成版に仕立て...続きを読む
  • 沈黙の教室
     好きな作家の本で面白いのは間違いないが、結構な厚さになかなか手が出ないまま、何十年も積んでいた作品。
     寝かしている間に、世の中色々変わり、作中の文化も結構変わって現代の人が読んだら、戸惑うような世の中を舞台にしているもする。
     新聞に個人情報が平然と公開されていた時代があったのですよ。
     タイト...続きを読む
  • 灰色の仮面
    最後の一行が怖かった。
    少し読みにくいのと前半は流れがゆっくりだったのが気になります。
    後半は怒涛の流れで、読み進めて楽しめました。


    内容
    最後の1行まで目を離せぬ驚愕のホラー傑作! 灰色のストッキングを被って、白いマンションに住む女性を次々襲う、殺人鬼の正体は!? ――ある晩、女性の悲鳴を聞い...続きを読む
  • 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)
    読後感。夢の中で全く知らない誰かと付き合っていて,目が醒めたあとの感覚に近い。
    最後適当に読んでたけどなかなかとんでもない結末。
  • 倒錯のロンド 完成版
    昔読んだはずだが、内容を全く覚えていなかったので再読。この著者の作品を読む場合は人物誤認や時間誤認を気にしながら読むのが癖になっている。身構えても真相は看破はできないですが。
    この作品も何となく人物の違和感を感じつつも、細かい部分の辻褄合わせまで見破れなかった。
  • 101号室の女

    合わなかった…

    どれも出だしは面白くて、驚きの展開ではあり、ネタもちゃんとしているんだけど、
    謎を解き明かす場面になると、途端に、描き方を安っぽく感じてしまった。
    実はこの人の本を他にも2冊読んでいて、ほぼ同じ感想。
    合わない、ということなんだと思う。
  • 倒錯のロンド 完成版
    久々に叙述トリック物を読んだが、やはり二度読みは必須だなと感じた
    そして不思議な感覚に陥る良い作品だった
    うまく作者のミスリードに引っ張られた

    基本的な構成は日記調で進んでいくため読みやすい

    真相が判明してからはなるほどなーという反面、安雄が少々おかしくなっていたということを鑑みてもそんなこと起...続きを読む
  • グッドナイト
    築50年、3階建てのアパート「メゾン・ソレイユ」が物語の舞台…。ここに入居している人々と管理人、そして謎の覆面作家梅野優作を巡るストーリー。

    読み終えてみて、すっきりしないのは結局梅野優作先生は…??ってことでそれが解明されないままのラストで残念でした…。「チャカポコ…」って何だろう?まぁ…いいや...続きを読む
  • グッドナイト
    「チャッポン」「チャカポコ、チャカポコ」
    隣室から聞こえる奇妙な音。

    また別の部屋では、母親が息子にスリリングなミステリを読み聞かせる声が壁伝いに漏れ聞こえて来る。

    築五十年ほどの古びたアパート『メゾン・ソレイユ』の入居者は眠りに問題を抱えた人ばかり。
    不眠に輪を掛けるように様々な音に悩まされ、...続きを読む
  • 棒の手紙
    しつこいくらい折原一の世界。怪しげな空気を終始纏いながら、多くの登場人物が絡んで行く展開で、最後まで飽きはなかった。
  • 行方不明者
    埼玉県某所で2ヵ月前に起こった一家失踪事件―― 不可思議な神隠しの裏には5年前の殺人事件が関係しているのか、失踪事件の調査を始めたライターの五十嵐みどりは関係者を通じて事件の闇を追っていく・・・。 
    一方、また別の埼玉県某所では連続通り魔事件が進行していた。 ある因縁から通り魔の「君」を突き詰めた「...続きを読む
  • 倒錯の死角 201号室の女
    ロンドに比べ見かけることの少ない死角の方です。 折原氏お得意の複数人視点に日記視点を交えた非常にトリッキーに作りになってます。

    日記を用いた時系列の誤認と母と娘のよる清水真弓の二人一役の叙述トリックである。
    正直どちらもトリックとしては大掛かりすぎて中々飲み込みにくいものだろう。 というか通り魔す...続きを読む
  • 異人たちの館
    人間の欲望と絶望、ミステリーと言うよりはサスペンスに近いかもしれない。
    母親の子離れ出来ない事がもたらしてしまった事件。でも、いつまでも母親にとって子供は子供だ。面倒みたい気持ちは分かるけど、やはり自立も大切なんだなと思った。
    淳と潤一。名前は似てるけどそれぞれの生き方が真逆に違う二人。お金も地位も...続きを読む
  • タイムカプセル
    ここであまり評価が良くないので逆に興味が湧き、読んでみた。

    “学生時代に埋めたタイムカプセルの開封式を前に参加者へ謎の手紙が送られてくる”、なんて、とてもワクワクするストーリー。

    謎の不登校児たちになにか秘密を抱えた同級生たち。
    主人公の綾香と同じような気持ちで早くその謎を解きたくて、あっという...続きを読む