折原一のレビュー一覧

  • 帝王、死すべし

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    息子・輝久の日記を盗み読んだ野原実は、学校で輝久がいじめにあっていることを知る。
    担任に言っても、「いじめはない」というだけで何も対応しようとしない。
    妻はなぜ実がいじめの件を知っているのか、確信はあるのかと首をかしげるばかりだ。
    日記を盗み見たことを妻にいうわけにはいかず、イライラは募るばかりだ。
    折原さんの作品なので、絶対に仕掛けがあると思いながら読んでしまった。
    「なるほど・・・」と思うような結末だったけれど、折原ファンとしてはいまひとつ物足りない。
    もう少し怪しげで胡散臭い人間が登場しても・・・などと思うのは欲張りだろうか。
    最後にやってくる驚きを味わいたくてつい読んでしまう折折原さん

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    2017年03月10日
  • 追悼者

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    この物語を読み始めたとき、最初に頭に浮かんだのは「東電OL殺人事件」のことだった。
    実際の事件はまさにこの物語と同じような経緯をたどった。
    被害者であるはずの女性は私生活を暴き立てられ、メディアによって晒し者にされ、悪意ある好奇心の的にされた。
    メディアが伝えた被害者女性の私生活の描写には捏造ともいえる情報が多く含まれており、被害者遺族にとっては耐え難い出来事だったろうと思う。
    折原さんの作品を読み終わると、いつも「ん~」と思ってしまう。
    裏の裏を読もうと、ついつい疑いをあちこちにはさみながら読むのだけれど、結局いつも見事に「してやられた!!」と思うのだ。
    中盤以降に登場した殺害されたライター

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    2017年02月28日
  • 倒錯の帰結

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    どこからが現実で、どこからが非現実なのか。
    まるで境目のない終わりのないミステリーを目指したのかもしれないけれど、「首吊り島」が連続殺人事件を扱っている密室ミステリーだったのに対し、「監禁者」はまるで幻覚症状のある男の妄想のような物語になっている。
    このアンバランスさが良いという人もいるだろうが・・・。
    どうしても座り心地の悪さを感じてしまい、不安定な足場の上に立って揺らされているような気持ち悪さが残ってしまった。

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    2017年02月16日
  • 二重生活

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    折原一いいかなぁと思って、奥様と共著のこの本を読んでみました。すごいですねー。ご夫婦で一緒に作業できるなんて(そこかよ)
    内容もなかなかスリリングでした。このストーリーを夫婦で考えて作ったんか・・と思うと、それもスリリングで・・(笑)
    この作品自体が作られたのは、まだ携帯電話やメールの普及もそれほどしていなかったときなのですね。最近、そういう時代設定の作品も読むことがありますが、やっぱり、携帯電話やメール、SNSの普及によって、小説自体にもかなりの影響が出ているんだなあ!とつい思ってしまいます。
    最初、いつ書かれたものかまったく知らずに読んでいて「ん?なんで携帯で連絡取らへんねん・・」って思っ

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    2016年11月23日
  • グランドマンション

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    ネタバレ

    過去と現在が入り混じって書かれていたりするので、ちょっと頭が混乱します。
    折原一さん、初読みなんですが「叙述トリックの名手」と呼ばれている方なんですね~
    「叙述トリック」って、頭が混乱するものなの???

    しかし、ここまで犯罪者の多いマンションとは・・・・
    住みたくない(笑)

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    2016年12月28日
  • タイムカプセル

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    ネタバレ

    中盤までは面白かったが、最後はモヤモヤな終わり方。
    解説で(過剰なくらいに)読み直しを推奨していたので、そのうち気が向いたら伏線確認を兼ねて読み直します。

    よく分からなかった点メモ。
    ・郵便の犯人は苛められっ子の両親だったが、なぜ時之穴道住人謹製を名乗ったのか。時之穴道=ホールの事は、この老夫婦は知らないはずでは?
    ・回想シーンで、バイクの郵便配達に怯えてたのは誰?消去法で不破しかいないけど、不破はキャラ的に明らかに違うし…

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    2016年11月10日
  • 冤罪者

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    良い点
    長いけど、一気に読めて飽きさせない
    最後まで、犯人を分からせない
    展開が早く、推理させない
    登場人物が個性的

    悪い点
    事件後の警察のせいで次の事件が起きる
    隼の男の存在が薄い
    五十嵐がモテる理由が不明
    河原郁江の必要性が不明
    犯人のそこまでやる意味か理解できない

    以上

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    2016年09月15日
  • 行方不明者

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    実際の事件をモチーフにして書いているけど、実際の事件は結局どうして行方不明になってしまったのだろうか。
    これって関係者に文句言われたりしないのかな、って気になるのだけど。

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    2016年08月03日
  • 耳すます部屋

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    「Mの犯罪」みたいな実在の事件と絡めて書く内容が好き。
    折原さんの作品は、いつもつい最初から叙述トリックだとかかって読むから、犯人も別角度から出てくるのではとひねって読んでしまう…

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    2016年08月03日
  • 赤い森

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    ネタバレ

    前に読んだ「鬼頭家」のやつは、この作中の話だったのか。どおりでそこだけ読んでも意味わからず。
    でも正直よく分からなかった…。せっかく袋とじだったのに。

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    2016年08月03日
  • 失踪者

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    久々の折原作品。

    少年Aとは一体誰なのか。
    途中混乱した箇所もありましたが、特にダレる事なく一気読み。
    普段は犯人とか全く当たらない私なのですが、
    今回はピタリと当たって何だか嬉しい!

    すぐに内容忘れてしまいそうですが…。

    シリーズものだと知らずに二作目から読んでしまった。
    一作目も読まねば。

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    2016年07月23日
  • グランドマンション

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    グランドマンションに住む人々を書いた短編(だが、連作)
    登場人物に老人が多いため、高齢化の社会問題が多く、その他、子供の虐待、ストーカー…とにかくいろいろあり、飽きさせない。欲張りな内容となっているため、分かり辛い(連作な為)所もあったが、概ね面白く読めた。初読の作家さんだが、他のものも読みたくなった。

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    2016年07月17日
  • セーラ号の謎 漂流者

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    とある理由により無人島に取り残された男が、
    時を同じくして、とある理由で漂流する
    「セーラ号」を見つけた事から始まる
    漂流とミステリが9:1ぐらいの作品。

    ほぼ漂流だこれ。

    この人の作品はたいていどんでん返しか
    叙述トリックがメインというわかりやすさがあって、
    かつ日誌とボイスレコーダーが出たら倍率ドン
    なので、この作品は分かりやすかった

    じゃあトリックが分かったからつまらないか?
    というそんな事は無い。というかむしろ面白い。

    本を読んでるとわかる「読むべくして読む」と
    「続きが読みたくて読む」の二種類があると思う。
    この人は間違いなく後者の文を書く。

    特に今回は海洋冒険要素もあるの

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    2016年06月16日
  • グランドマンション

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    ここまで訳ありな人達がひとつのマンションに集まるとは思えないけど、近所付き合いも程々がいいかもしれないし、ちゃんとしていないといけないのかもしれないし、他人を信用してもいけないし、信用してもいいのかもしれない。難しい。

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    2016年06月01日
  • グランドマンション

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    あるマンションの複数の住人がそれぞれの立場で起こすハプニング短編物語。ストーリーは、関連性がないように思えるが、場面場面では相互に繋がってる。まるで幕の内弁当のような味わいのあるまとまった作品。叙述トリックでそれぞれアッと驚くエンディング。登場人物の関係性が脳裏にある間に時間をかけずにいっきに読む事をおすすめ。

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    2016年05月28日
  • 遭難者

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    二冊の追悼集から成る小説。
    単行本の発売時には、実際に箱入りの二分冊とした凝った作りの書籍にして発売されたらしいが、今回読んだのは文庫版(一冊にまとめられている)。

    全編を占めるのは二冊の追悼集。
    登山に興味もない、ましてや知識もない自分としては、最初、なかなか物語に入り込めなかった。北アルプスの細かい地名など聞かされてもイメージが湧かないし、登山用語などもチンプンカンプン・・・。

    半分を過ぎたあたりから物語に入り込めるんだけど、これが、また、今まで読んできた折原一とはチョット異なる感じで・・・。
    たしかに死人は居るんだが、そもそも自殺なのか他殺なのかも判然としないし、自殺にしても他殺にし

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    2016年05月15日
  • グランドマンション

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    マンションの部屋で起きる出来事が、それぞれミステリ小編になりつつ、全体で一つのストーリーにもなっているスタイル。叙述トリックっぽい内容が続いて、面白いのだけで頭の中がちょっとごちゃごちゃになってしまいました。

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    2016年05月06日
  • 倒錯の死角 201号室の女

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    倒錯のロンドがイマイチだったのですが、たまたまイマイチだっただけかもしれないので、もう1作読んでみたけどやっぱりイマイチだった。

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    2016年04月28日
  • グランドマンション

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    短編のお話がいくつかあり
    個人的にはどれも楽しめました。
    話の最後に「そうだったんだ。」と思わず
    つぶやいてしまうくらいには騙されました(笑)

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    2016年04月03日
  • 黒衣の女

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    ネタバレ

     もう少しすっきりしたドッキリを期待しすぎていたかもしれないです。読みながらだんだん不思議が深まっていきましたが、犯人の殺す動機がちょっと無理があるような、、、テレビに映っていただけで殺される、とか。記憶喪失のふりをしていたというのも、どうかなあ。
     読む力がないのかもしれないですけど。

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    2016年04月02日