折原一のレビュー一覧

  • 赤い森

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前に読んだ「鬼頭家」のやつは、この作中の話だったのか。どおりでそこだけ読んでも意味わからず。
    でも正直よく分からなかった…。せっかく袋とじだったのに。

    0
    2016年08月03日
  • 失踪者

    Posted by ブクログ

    久々の折原作品。

    少年Aとは一体誰なのか。
    途中混乱した箇所もありましたが、特にダレる事なく一気読み。
    普段は犯人とか全く当たらない私なのですが、
    今回はピタリと当たって何だか嬉しい!

    すぐに内容忘れてしまいそうですが…。

    シリーズものだと知らずに二作目から読んでしまった。
    一作目も読まねば。

    0
    2016年07月23日
  • グランドマンション

    Posted by ブクログ

    グランドマンションに住む人々を書いた短編(だが、連作)
    登場人物に老人が多いため、高齢化の社会問題が多く、その他、子供の虐待、ストーカー…とにかくいろいろあり、飽きさせない。欲張りな内容となっているため、分かり辛い(連作な為)所もあったが、概ね面白く読めた。初読の作家さんだが、他のものも読みたくなった。

    0
    2016年07月17日
  • セーラ号の謎 漂流者

    Posted by ブクログ

    とある理由により無人島に取り残された男が、
    時を同じくして、とある理由で漂流する
    「セーラ号」を見つけた事から始まる
    漂流とミステリが9:1ぐらいの作品。

    ほぼ漂流だこれ。

    この人の作品はたいていどんでん返しか
    叙述トリックがメインというわかりやすさがあって、
    かつ日誌とボイスレコーダーが出たら倍率ドン
    なので、この作品は分かりやすかった

    じゃあトリックが分かったからつまらないか?
    というそんな事は無い。というかむしろ面白い。

    本を読んでるとわかる「読むべくして読む」と
    「続きが読みたくて読む」の二種類があると思う。
    この人は間違いなく後者の文を書く。

    特に今回は海洋冒険要素もあるの

    0
    2016年06月16日
  • グランドマンション

    Posted by ブクログ

    ここまで訳ありな人達がひとつのマンションに集まるとは思えないけど、近所付き合いも程々がいいかもしれないし、ちゃんとしていないといけないのかもしれないし、他人を信用してもいけないし、信用してもいいのかもしれない。難しい。

    0
    2016年06月01日
  • グランドマンション

    Posted by ブクログ

    あるマンションの複数の住人がそれぞれの立場で起こすハプニング短編物語。ストーリーは、関連性がないように思えるが、場面場面では相互に繋がってる。まるで幕の内弁当のような味わいのあるまとまった作品。叙述トリックでそれぞれアッと驚くエンディング。登場人物の関係性が脳裏にある間に時間をかけずにいっきに読む事をおすすめ。

    0
    2016年05月28日
  • 遭難者

    Posted by ブクログ

    二冊の追悼集から成る小説。
    単行本の発売時には、実際に箱入りの二分冊とした凝った作りの書籍にして発売されたらしいが、今回読んだのは文庫版(一冊にまとめられている)。

    全編を占めるのは二冊の追悼集。
    登山に興味もない、ましてや知識もない自分としては、最初、なかなか物語に入り込めなかった。北アルプスの細かい地名など聞かされてもイメージが湧かないし、登山用語などもチンプンカンプン・・・。

    半分を過ぎたあたりから物語に入り込めるんだけど、これが、また、今まで読んできた折原一とはチョット異なる感じで・・・。
    たしかに死人は居るんだが、そもそも自殺なのか他殺なのかも判然としないし、自殺にしても他殺にし

    0
    2016年05月15日
  • グランドマンション

    Posted by ブクログ

    マンションの部屋で起きる出来事が、それぞれミステリ小編になりつつ、全体で一つのストーリーにもなっているスタイル。叙述トリックっぽい内容が続いて、面白いのだけで頭の中がちょっとごちゃごちゃになってしまいました。

    0
    2016年05月06日
  • 倒錯の死角 201号室の女

    Posted by ブクログ

    倒錯のロンドがイマイチだったのですが、たまたまイマイチだっただけかもしれないので、もう1作読んでみたけどやっぱりイマイチだった。

    0
    2016年04月28日
  • グランドマンション

    Posted by ブクログ

    短編のお話がいくつかあり
    個人的にはどれも楽しめました。
    話の最後に「そうだったんだ。」と思わず
    つぶやいてしまうくらいには騙されました(笑)

    0
    2016年04月03日
  • 黒衣の女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     もう少しすっきりしたドッキリを期待しすぎていたかもしれないです。読みながらだんだん不思議が深まっていきましたが、犯人の殺す動機がちょっと無理があるような、、、テレビに映っていただけで殺される、とか。記憶喪失のふりをしていたというのも、どうかなあ。
     読む力がないのかもしれないですけど。

    1
    2016年04月02日
  • 冤罪者

    Posted by ブクログ

    長い。上に重い……さらにあんまり救いがない
    主人公が軽薄だなー。クズはどうなってもクズだなー。って思いながら読んでた。
    犯人は真ん中くらいでなんとなく想像していた通りだったし、もう一人の犯人もその通りだった。
    娘を殺された親が、犯人(だと思っている)男に、一回も娘を殺したのはお前なんだな。と聞かなかったことにビックリ。
    ただ、後半はやっと話が展開していくので、ドキドキしながら読める。

    0
    2016年02月13日
  • 愛読者 ファンレター

    Posted by ブクログ

    うーん…短編は面白くないなぁ。どんどんつまらなくなっていく・・その中でも、「覆面作家」「講演会の秘密」「ファンレター」の三編は割と面白かったけど^^; 性描写がちょっと鼻につくから、女性には向かないんじゃないかな?次は『漂流者』に行こーっと!

    0
    2016年01月31日
  • 誘拐者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「毒殺者」に続き、折原作品六作目。本作は『──者』シリーズ、第二作。やはり叙述トリックが用いられているんですが、中弛み感があってあまり物語に引き込まれなかったなぁ・・決してつまらなくはないんだけど^^; もっと短くは出来なかったのだろうか。。

    0
    2016年05月12日
  • 暗闇の教室 1 百物語の夜

    Posted by ブクログ

    読んだような、読んでないような・・・
    秀才がアレだってことが昔の衝撃だったけど・・・
    今回そのばらしがどこにもなかったよな・・・
    最初のダムに降りていくシーンも前回読んだときなかったような。

    0
    2015年12月27日
  • 誘拐者

    Posted by ブクログ

    私の赤ちゃんを返して!」誘拐された子供を求めて妻は出奔した…やがて子供は戻されたが、妻は行方をくらましたまま。その20年後、写真週刊誌に載った1枚の写真がきっかけで、怨念と狂気に染まった女と男たちが、ある一点をめざして急激に動きだす。そこに用意された誰も予期しえない衝撃の結末とは。

    0
    2015年12月04日
  • 耳すます部屋

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ○ 耳すます部屋
     ゆかりという母子家庭の子どもを預かった久恵が,ゆかりを殺害してしまったように思わせておいて,実際は,ゆかりの母がゆかりを殺してしまったというオチ。久恵とゆかりの母である八重子が電話をしており,久恵が電話を切らずに話していたので,ゆかりと久恵の会話が全て八重子に筒抜けになっており,話を聴いて,娘が盗みをしたことを知った八重子がゆかりを殺してしまうという話である。「耳すます部屋」というタイトルは,八重子が電話でゆかりと久恵の会話を聴いていたことを示している。

    ○ 五十像
     少年が犯人と見せかけて,五人組の大人が,少女を誘拐した誘拐犯だったという話。しかし,少年が単なる善人では

    0
    2015年12月01日
  • 沈黙の教室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     日本推理作家協会賞長編賞に輝くサスペンス。折原一らしく,多数の登場人物の視点からいろいろと謎が提示され,中盤のサスペンス部分はなかなかのもの
     交通事故に遭い,記憶喪失になった謎の男「神崎一郎」の正体は誰かという謎。20年前の青葉ケ丘中学で,恐怖新聞を発行し,粛清をしていたのは誰かという謎。同窓会を妨害するために,野呂和男と喜多村冬彦を殺害した復讐者は誰かという謎。そして,青葉ケ丘中学の教師だった仁科良作の妻は誰かという謎。これらの謎が、畳み掛けるように構成される。しかし,真相が平凡。神崎一郎の正体は,都会から転校してきて,すぐに転校していった足立一郎。恐怖新聞を発行していたのは級長の秋葉拓

    0
    2022年08月21日
  • 誘拐者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     折原一による「○○者」と題する作品の一つだが,五十嵐友也は登場しない。シリーズでは,異色の作品。やりすぎと思えるほど複雑な構成で,はっきり言ってしまうとバカミス。
     「誘拐者」というタイトルのとおり,新生児の誘拐事件が背景となっている。堀江夫婦から新生児が誘拐され、堀江夫婦の妻である堀江チヨも同様に「あすか」という名前の新生児を誘拐する。堀江チヨは,佐久間玉枝という殺人者が獄中で出産した子を養子として引き取った夫婦の新生児を誘拐しており,これが事件を複雑化させていく。堀江チヨは,「あすか」という本当の自分の子どもを求めて「あすか」という子どもの誘拐を繰り返す。この部分が既にバカミスっぽい。堀

    0
    2016年10月30日
  • 沈黙者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     冒頭にバリンジャーの「歯と爪」からの引用が掲げられている。折原一の作品ということもあって,叙述トリックを駆使した作品であろうことは想像に難くない。
     内容は,五十嵐友也というノンフィクション作家による作品という想定。五十嵐友也の視点,アルバイトの新聞配達員の視点,万引き現場から捜査中,取り調べ,裁判から刑に服するまで,氏名を名乗らなかった「沈黙者」についての描写,殺人者の視点といった視点から描かれている。
     校長先生の家である「田沼家」で,一家のうち4人が惨殺される事件,同じ町内で起こった「吉岡家」の夫婦惨殺事件という二つの事件が描かれる。二つの事件の描写と,田沼家の生き残りである田沼ありさ

    0
    2015年11月25日