折原一のレビュー一覧

  • 黒い森

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    表からも裏からも読めて、更に真ん中には袋とじ……という造りが面白かったです。生存者編→殺人者編の順で読みました。生存者編は、先の見えない樹海にハラハラしながら読んだのですが、殺人者編は似たようなシチュエーションに慣れてしまったのか、やや淡白に思えてしまいました。結末もそれなりに面白かったけど、わざわざ袋とじにする程の意外性は感じませんでした

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    2010年09月14日
  • 灰色の仮面

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    なんとなく先が読めてしまった。

    夢で見たことがリアル過ぎて、夢か現実か分からなくなる気持ちはよく分かるなぁ。

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    2010年09月13日
  • 誘拐者

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    執念ってすごいな。
    でも、実際に自分の産んだ子供を誘拐されてしまったら、執念で探す気持ちは分からなくもない。

    後半は、「女」がどっちがどっちか分からなくなった。
    けど、最後まで読んだら、納得。

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    2010年09月06日
  • 倒錯の帰結

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    前から読んでも後ろから読んでもよいという
    面白いつくりの本だが、前からよむ「首吊り島」だけで十分面白い。
    逆に言えば「監禁者」や袋とじによってその価値を落としてしまったのではないかとも思える。

    「監禁者」に関しては「倒錯の死角」を読んだ人にとっては
    種のわかった手品を見ているようなもので
    ややしらけた感じがする。

    そして「首吊り島」と「監禁者」のつながりに関しては
    「首吊り島」での清水ミサ子の役割をもう少し大きくしなくては、
    その山本安雄を首吊り島へ連れて行く理由が薄すぎて
    有機的なつながりにならない気がする。

    15年以上前に書いた「倒錯のロンド」と「倒錯の死角」の
    登場人物を使って話を

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    2010年09月01日
  • 倒錯の死角 201号室の女

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    ネタバレ

    巻末に袋とじがあり、面白そうなつくりになっている。
    大沢芳男、清水真弓、曽根新吉の3人の視点で物語が語られる。
    その中で一番面白いのはやはり大沢芳男の視点で書かれているものだろう。

    大沢芳男は最初やや神経質だが普通の人間だったのだが、
    徐々に徐々におかしくなってしまう。
    大沢芳男自身もそれを認識しているのだが
    それが清水真弓のせいであると逆恨みするようになる。

    なぜそれが逆恨みだとわかるかというと
    読者は清水真弓の視点で書かれてあるものも読んでいるからだ。

    この2人の視点のボタンの掛け違いというかズレが、
    ホラーじみた設定であるにもかからず
    コミカルに印象をこの小説に与えるのだろう。

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    2022年09月30日
  • 失踪者

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    過去の事件と今の事件がシンクロしていく。
    読んでいくうち2つの事件が混ざって混乱します。
    長さの割りにラストがあっさりしてる。

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    2010年08月26日
  • 愛読者 ファンレター

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     たいへん楽しく読んだ。

     叙述トリックで有名な作者だけあって、手紙やファックスでのやりとりだけで構成される短編小説、という趣向はそれだけでもおもしろい。まして、「覆面作家」を中心に置いての連作短編というのは、かなり条件がきついと思うのだけど、なかなかいい感じで、さすがテクニシャンである。後半戦になると、やや大同小異の設定が増えてくる感じがするが、実はそれ自体も「ねらい」であったりするあたりがうまいのである。

     中心となる覆面作家の名前は、西村香。完全に北村薫である。実は折原一と北村薫は、仲がよいということで、完全な楽屋落ち。だけど、それがとっても楽しい。おもしろい。思わず笑い出してしまう

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    2010年08月22日
  • 放火魔

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     短編集。
     *偶然
     *放火魔
     *危険な乗客
     *交換殺人計画
     *津村泰造の優雅な生活
     *黙(もく)の家

     どれも、針の穴を通すような偶然が、あり得ないような確率で起こる犯罪だ。が、それを「あり得る」ものとして語り通してしまうのが、折原一のテクニックなのだろう。

     にしても、どの話も根底には、愛おしいのに憎い、憎いのに愛しい、家族への思いがある。それが、なんともやるせない。

     

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    2010年08月17日
  • 天井男の奇想 倒錯のオブジェ

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    夫から逃げ出してきた女が住み着いた家の大家。
    その奇妙な大家の家に訪ねてくる公務員。
    そして大家が恐れる天井男。
    彼らの視点で代わる代わる半紙が進んでいくのですが…。

    最後の方になって、やられた感がすごくあります。
    これだから文章だけというのはすごいです。
    とはいえ、最後の最後のあれは…もしかしなくとも2回目??
    どちらがやり終えたのかは気になります。

    ところで、出てきたお友達は最後のためのもの。
    …なのでしょうか??

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    2010年05月08日
  • 沈黙の教室

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    青葉ヶ丘中学3年A組―悪魔のようなこのクラスを、担任教師が名づけて「沈黙の教室」。何者かが不気味な恐怖新聞を発行し、つぎつぎと粛清の対象を指名していく。そして行なわれる残酷ないじめ。やがて20年がたち、クラスの同窓会の告知が新聞に載った時、報復を誓う者による大量殺人計画がひそやかに進行しはじめた!めくるめく多重構造の謎と、じわじわと忍びよる恐怖。日本推理作家協会賞長篇賞に輝くサスペンス。 (「Book」データベースよ)



    お初の作家さん。会社の友人に勧められて読みました。

    うん。面白かったです。映画になりそうな展開だし、出てくる人もそれなりに個性があって、何か裏がありそうな感じもして、き

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    2010年04月04日
  • 叔母殺人事件 偽りの館

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    本当にあった殺人事件を元に小説を書こうとする男と
    殺人を犯すまでの男の日常が交互に出てきます。
    よくあるパターン? と思っていたのですが
    最後の最後には「は? え? へ??」になってました。

    小説を書くのを目的にするなら、別にノンフィクションにこだわらなくても…と
    主人公の事を不思議に思ったのが最初です。
    材料はあるんだし、それを組み立ててフィクションにすれば
    終わる話なのにな~と。
    そんな可愛い状態で終わっていたら、この小説できてませんねw

    あまりの事に、頭が混乱してきましたが
    まさか…と気づく部分もあり。
    騙された、という気分いっぱいいっぱいでした。
    が、構図がややこしすぎるかとw

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    2010年02月06日
  • 失踪者

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    折原一「失踪者」

    「冤罪者」に続く〇〇シリーズ第二弾。
    またまたノンフィクション作家が主人公。前作より手が込んでいて読み応えがあった。「少年A」を軸にして、面白い構成になっていました。
    この作家の作品は、得体のしれない気持ち悪さがあって、ひやひやする感じがいいです。

    ただ、ややこしくし過ぎたおかげで、逆に犯人が浮かび上がってきちゃった感じ。せっかくのどんでん返しが、途中でわかっちゃったのが残念です。また、最後まで真相を引っ張っておいて、都合良く話を終わらせた感じがして、私としてはちょっと不満が残りました。

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    2010年02月01日
  • 倒錯の帰結

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    表と裏、どちらからも読んで良いという趣向の凝らした作品。
    そして袋とじになってる最後の作品を読んでおしまい。氏、らしいなぁ。
    普通に読むと表の「首つり島」、裏の「監禁者」となる。

    どちらから読んでも良いけど、純に読んだ方がわかりやすいかも。
    とにかく面白い。
    ラストは、少し気が抜けた感じがするけど、それを差し引いても
    思わず先を読んでしまうこの引き込まれ方は、氏の持ち味。
    氏の作品、入門には向かないかも。

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    2010年01月10日
  • 誘拐者

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    子供が失踪し、殺されてるような描写。ひたすら気持ち変人。
    そしてそれを追うルポライター。上下する時間の交わり。
    様々な人物や時間の交作によって、読む人たちを混乱させ、意外な終焉を迎える。

    読んでて面白い、読みてを欺く「倒錯もの」
    好き嫌いは別れますが、これは上物かも。
    完全に読み手を分けますし、納得いかない人もいると思いますが。
    氏の作品はいつもこんな感じです(笑)

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    2010年01月10日
  • 失踪者

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    少年犯罪をテーマとした、折原さんらしい一筆。
    らしいというのは、すなおに真っ向から犯罪を取り上げてるわけではなく
    ただひたすら、「手紙」の挿入や、良く分からない心理描写・行動によって
    それだけで読者を混乱させる。
    そして、文章自体にトリックを仕掛け、読者をだます「叙述もの」という部類。
    完全に人を分けるかなぁ。
    いきなりのめり込んじゃったり、全くムリって人いたり
    どんでん返しで納得いかなかったり。
    とにかく人を選びます。
    ただ、氏の作品は特徴的なので、普通の作品以外を読んでみたいという方には
    結構お勧めかも。
    読んでて面倒だけど(笑)

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    2010年01月10日
  • 沈黙者

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    本当に久しぶりに折原氏の作品を読む。倒錯のロンド以来かも・・。叙述物なので、つい最後が知りたく、読み進めてしまう。途中、沈黙者にいらいらしつつ、最後まで読ませるリーダビリティはさすが。最後は別段のサプライズを感じなかった。ストーリーはつながったが、沈黙の理由がコレ?懲役を食らう理由として、弱くない?という感じ。

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    2010年01月09日
  • 倒錯の帰結

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    孤島で起こる連続密室殺人(首吊り島)と東京で起こる監禁事件(監禁者)。両事件に巻き込まれた男が辿り着いた結末とは?


    前からでも後ろからでも読める、ミステリィでは珍しい袋とじ付き文庫。実験的かつ意欲的な作品です

    首吊り島の設定は所謂横溝ワールド。探偵の推理はロジカルとは言い難く、ほとんど直感に支えられてる印象なのが残念ですが、全体がロジックを許さない雰囲気ではありました。作者が書きたいのは読者への挑戦ではなく奇々怪々の乱歩ワールドなのかも。なので密室の謎も「そう来たか」と唸るほど捻った内容ではありませんでした。ただ、それを補って余りある構成の面白さがあります

    監禁者は首吊り島とセットだか

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    2009年12月14日
  • 沈黙者

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    実際にあった裁判から構想を練り上げたというのがすごい。でも、期待してたより最後の驚きはなかったかも…

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    2009年10月07日
  • 行方不明者

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    一家失踪事件と連続通り魔事件という一見関係のない二つの事件が並行して語られていき、最後はひとつに繋がっていくというミステリー作品。

    いわゆる、叙述トリックを使った作品は好きですが、この作品に関しては、複雑すぎて途中でわからなくなってしまいました。
    たぶん、通勤途中に、少しずつ読み進めていったのが原因・・・この手の作品は、一気読みした方が面白さが増すと思います。
    そういう意味では、結末に向けて、読者を引っ張っていく力がある作品なので、まとまった時間が取れる時に、読み始めることをお勧めします。

    ところで、最後の結末は、少し唐突で、強引な気がします。
    悪い人ばかり・・・?
    そんなところも加味して

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    2009年10月07日
  • 誘拐者

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    うーーん、こんなものなのか。
    こんなにも、女性は怖いのかと・・・。
    復讐って怖いね。
    あんまり、怒らせないようにしないと笑

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    2009年10月04日