折原一のレビュー一覧

  • 沈黙の教室

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    青葉ヶ丘中学3年A組―悪魔のようなこのクラスを、担任教師が名づけて「沈黙の教室」。何者かが不気味な恐怖新聞を発行し、つぎつぎと粛清の対象を指名していく。そして行なわれる残酷ないじめ。やがて20年がたち、クラスの同窓会の告知が新聞に載った時、報復を誓う者による大量殺人計画がひそやかに進行しはじめた!めくるめく多重構造の謎と、じわじわと忍びよる恐怖。日本推理作家協会賞長篇賞に輝くサスペンス。 (「Book」データベースよ)



    お初の作家さん。会社の友人に勧められて読みました。

    うん。面白かったです。映画になりそうな展開だし、出てくる人もそれなりに個性があって、何か裏がありそうな感じもして、き

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    2010年04月04日
  • 叔母殺人事件 偽りの館

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    本当にあった殺人事件を元に小説を書こうとする男と
    殺人を犯すまでの男の日常が交互に出てきます。
    よくあるパターン? と思っていたのですが
    最後の最後には「は? え? へ??」になってました。

    小説を書くのを目的にするなら、別にノンフィクションにこだわらなくても…と
    主人公の事を不思議に思ったのが最初です。
    材料はあるんだし、それを組み立ててフィクションにすれば
    終わる話なのにな~と。
    そんな可愛い状態で終わっていたら、この小説できてませんねw

    あまりの事に、頭が混乱してきましたが
    まさか…と気づく部分もあり。
    騙された、という気分いっぱいいっぱいでした。
    が、構図がややこしすぎるかとw

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    2010年02月06日
  • 失踪者

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    折原一「失踪者」

    「冤罪者」に続く〇〇シリーズ第二弾。
    またまたノンフィクション作家が主人公。前作より手が込んでいて読み応えがあった。「少年A」を軸にして、面白い構成になっていました。
    この作家の作品は、得体のしれない気持ち悪さがあって、ひやひやする感じがいいです。

    ただ、ややこしくし過ぎたおかげで、逆に犯人が浮かび上がってきちゃった感じ。せっかくのどんでん返しが、途中でわかっちゃったのが残念です。また、最後まで真相を引っ張っておいて、都合良く話を終わらせた感じがして、私としてはちょっと不満が残りました。

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    2010年02月01日
  • 倒錯の帰結

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    表と裏、どちらからも読んで良いという趣向の凝らした作品。
    そして袋とじになってる最後の作品を読んでおしまい。氏、らしいなぁ。
    普通に読むと表の「首つり島」、裏の「監禁者」となる。

    どちらから読んでも良いけど、純に読んだ方がわかりやすいかも。
    とにかく面白い。
    ラストは、少し気が抜けた感じがするけど、それを差し引いても
    思わず先を読んでしまうこの引き込まれ方は、氏の持ち味。
    氏の作品、入門には向かないかも。

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    2010年01月10日
  • 誘拐者

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    子供が失踪し、殺されてるような描写。ひたすら気持ち変人。
    そしてそれを追うルポライター。上下する時間の交わり。
    様々な人物や時間の交作によって、読む人たちを混乱させ、意外な終焉を迎える。

    読んでて面白い、読みてを欺く「倒錯もの」
    好き嫌いは別れますが、これは上物かも。
    完全に読み手を分けますし、納得いかない人もいると思いますが。
    氏の作品はいつもこんな感じです(笑)

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    2010年01月10日
  • 失踪者

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    少年犯罪をテーマとした、折原さんらしい一筆。
    らしいというのは、すなおに真っ向から犯罪を取り上げてるわけではなく
    ただひたすら、「手紙」の挿入や、良く分からない心理描写・行動によって
    それだけで読者を混乱させる。
    そして、文章自体にトリックを仕掛け、読者をだます「叙述もの」という部類。
    完全に人を分けるかなぁ。
    いきなりのめり込んじゃったり、全くムリって人いたり
    どんでん返しで納得いかなかったり。
    とにかく人を選びます。
    ただ、氏の作品は特徴的なので、普通の作品以外を読んでみたいという方には
    結構お勧めかも。
    読んでて面倒だけど(笑)

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    2010年01月10日
  • 沈黙者

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    本当に久しぶりに折原氏の作品を読む。倒錯のロンド以来かも・・。叙述物なので、つい最後が知りたく、読み進めてしまう。途中、沈黙者にいらいらしつつ、最後まで読ませるリーダビリティはさすが。最後は別段のサプライズを感じなかった。ストーリーはつながったが、沈黙の理由がコレ?懲役を食らう理由として、弱くない?という感じ。

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    2010年01月09日
  • 倒錯の帰結

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    孤島で起こる連続密室殺人(首吊り島)と東京で起こる監禁事件(監禁者)。両事件に巻き込まれた男が辿り着いた結末とは?


    前からでも後ろからでも読める、ミステリィでは珍しい袋とじ付き文庫。実験的かつ意欲的な作品です

    首吊り島の設定は所謂横溝ワールド。探偵の推理はロジカルとは言い難く、ほとんど直感に支えられてる印象なのが残念ですが、全体がロジックを許さない雰囲気ではありました。作者が書きたいのは読者への挑戦ではなく奇々怪々の乱歩ワールドなのかも。なので密室の謎も「そう来たか」と唸るほど捻った内容ではありませんでした。ただ、それを補って余りある構成の面白さがあります

    監禁者は首吊り島とセットだか

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    2009年12月14日
  • 沈黙者

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    実際にあった裁判から構想を練り上げたというのがすごい。でも、期待してたより最後の驚きはなかったかも…

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    2009年10月07日
  • 行方不明者

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    一家失踪事件と連続通り魔事件という一見関係のない二つの事件が並行して語られていき、最後はひとつに繋がっていくというミステリー作品。

    いわゆる、叙述トリックを使った作品は好きですが、この作品に関しては、複雑すぎて途中でわからなくなってしまいました。
    たぶん、通勤途中に、少しずつ読み進めていったのが原因・・・この手の作品は、一気読みした方が面白さが増すと思います。
    そういう意味では、結末に向けて、読者を引っ張っていく力がある作品なので、まとまった時間が取れる時に、読み始めることをお勧めします。

    ところで、最後の結末は、少し唐突で、強引な気がします。
    悪い人ばかり・・・?
    そんなところも加味して

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    2009年10月07日
  • 誘拐者

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    うーーん、こんなものなのか。
    こんなにも、女性は怖いのかと・・・。
    復讐って怖いね。
    あんまり、怒らせないようにしないと笑

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    2009年10月04日
  • 黙の部屋

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    石田黙、実在した画家だったんですね。以前NHKの「探偵Xからの挑戦状」で折原一の「黙のある部屋」を見た後にこの本を見つけて購入。石田黙の作品が随所にちりばめられた美術ミステリー。現実と空想が入り乱れた感じで不思議な感じの内容です。

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    2009年10月07日
  • チェーンレター

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    最初はスムーズだったのだが、途中から誰が何をいっているのかがわからなくなり・・

    どうもそこが一人二役?というかストーリー展開上の肝だったんだけれど、ちょっと疲れて楽しめなくなったので、残念ながら★3つ。

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    2009年10月04日
  • 倒錯の死角 201号室の女

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    翻訳家・大沢芳夫が覗いていた向かいのアパートの201号室に住む女が殺害されて1年。伯母の住む家に帰ってきた大沢。201号部屋に入居した清水真弓。彼女を覗き見る大沢。真弓が書く母への手紙。会社に慣れてきた真弓が恋をした上司の高野。高野との不倫関係。アル中病棟で大沢と一緒だったコソ泥の曽根新吉の尾行。真弓の日記を盗み見る曽根。失踪した高野の妻。大沢の伯母の発熱。地下室に監禁される女。曽根が目撃した大沢が埋めた女の遺体。妊娠した真弓。高野の豹変。真弓の母親ミサコの婚約。高野が仕掛けた罠。ミサコの変化。

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    2013年05月27日
  • 水の殺人者

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    これもおもしろかったー!!
    どんどん追加される殺人リストに、関係してる人、いない人・・・に見えて関係してたり!
    意外な人が犯人で、でもその人も殺人リストに・・・!?何で??っていうね。
    とにかくおもしろかったです♪

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    2009年10月04日
  • 沈黙者

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    二つの事件を交互に描写しながら話を進めていくが

    長く書いた割に二つの事件の結びつきにたいした意味があるように思えずラストの驚きに欠ける

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    2009年10月04日
  • 黙の部屋

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    ミステリーに仕立て上げてありますが
    絵画鑑賞も可。
    みたいな。

    ただ、とても印象的な重い感じの絵ですが。
    この挿絵は本当の石田黙という画家の作品だそうです

    ご本人は他界してらっしゃるようですが
    作者が魅入られ、コレクションしているらしく
    それを小説にまでしてしまうとは!

    ミステリー自体はさほど緻密なわけではないので
    絵画鑑賞とともに楽しめる感じです。

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    2009年10月04日
  • 愛読者 ファンレター

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    ○ 覆面作家・西村香のファンが引き起こすミステリ事件の短編集。
    ○ ちょっと(というかかなり)“イっちゃってる”ファンが怖い!
    ○ エンターテイメント性万歳かと。

    手元には置いておかないので、星−1。
    かつ、描かれている女性像が男性の身勝手な欲望(?)のように見えるので、も一つ星−1。

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    2009年10月04日
  • チェーンレター

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    この作家さんが気になってたんで、古本屋で即買いしました。
    ホラー作家じゃなくてミステリー作家さんなんでどうかなぁ〜?と思ったけど、むちゃくちゃ怖かったっす(汗)

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    2009年10月04日
  • 倒錯の帰結

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    何がすごいいいって装丁とか中身のつくりとかがすごい好き。
     逆さまから読み始めるってもう、ドキドキだよ。話自体はつまらないけど、本のつくりが大好きだ。

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    2009年10月07日