【感想・ネタバレ】放火魔のレビュー

あらすじ

同じ車両の乗客が2人とも殺人犯である確率は1億分の1……。新宿発村上行の快速「ムーンライトえちご」で隣合わせた女性客。彼女の紙袋から漂う怪しいにおいの正体とは(「危険な乗客」)。振り込め詐欺、連続放火、交換殺人etc.日常の裂け目に潜む犯罪を描く、人気シリーズ「――者」スピンオフ短篇集。

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Posted by ブクログ

読んだ、よかった!

折原一さんの作品は多く、長編をがつがつ攻めていたせいか、短編集をあまり知らなかった。
そのせいかこの作品集のクオリティの高さに、びっくり!
嬉しい驚きと言うのかなー。

テーマひとつひとつは目新しくはない。
オレオレ詐欺、交換殺人、放火。
でもその捉え方のキレが、たまんない!!

さらに最後のおまけが、沈黙の部屋のスピンアウト。
石田黙作品がまた、ここで見られる!!

贅沢な短編集に、うっとり。

でもあまりのキレに、少し怖くなる人もいるかも。
読む時は少し、注意が必要。

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2011年03月24日

Posted by ブクログ

折原一さんの久々の短編集。
それぞれが、どこかで聞いたことあるような事件を題材に
氏らしい趣向を凝らした、ミステリに仕上がっている。

読んでいて、中には結末が予測出来るものから予想外のものまで。
まぁ人それぞれでしょうけど。

ただ、どれも読んでいて続きが気になってしまうのは
流石に作者さんらしい

短編なので、この作者さんの入門編としてもおすすめです。
いかにもな展開は、短編でも健在ですから。

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2010年04月12日

Posted by ブクログ

【収録作品】偶然/放火魔/危険な乗客/交換殺人計画/津村泰造の優雅な生活/黙の家-ボーナス・トラック-

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2019年02月13日

Posted by ブクログ

 短編集。
 *偶然
 *放火魔
 *危険な乗客
 *交換殺人計画
 *津村泰造の優雅な生活
 *黙(もく)の家

 どれも、針の穴を通すような偶然が、あり得ないような確率で起こる犯罪だ。が、それを「あり得る」ものとして語り通してしまうのが、折原一のテクニックなのだろう。

 にしても、どの話も根底には、愛おしいのに憎い、憎いのに愛しい、家族への思いがある。それが、なんともやるせない。

 

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2010年08月17日

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