折原一のレビュー一覧

  • 天井裏の奇術師 幸福荘殺人日記(2)

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     前作の「幸福荘」は、3階建のマンションに建て替わった。
     が、やっぱり住人はくせのある者ばかりで…。
     逆転劇のオンパレードです。

     前作を読んで、だから作中のフラグに敏感になってる。なのに、やられてしまう。ああやっぱりね、って部分もあるけどそれ以上のものがやってくる。
     恐るべし、折原一。

     と、叙述ミステリーって、視野の狭さをどう誤魔化すかが大事なんじゃないかと思う。つまり、ある状況で、もちょっと広い視野でみればなんてことないことがわかるし、すみっこにあるものから、そういうことかとわかる。が、そこをあえて見せない。しかし、見せてないということを読者側に気づかせてはいけない。

     その

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    2011年09月03日
  • 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)

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     ミステリーの大御所、小宮山泰三が住むアパート<幸福荘>。そこは、作家志望者の憧れの場所だった。
     くせのある住人たちが繰り広げる奇想天外のお話。

     ま、タイトルがネタばれだよなぁと読んでたんだが、こちらの予想のナナメ上を、ついでにバク転してみせるぐらいの驚愕だった。

     さすが、叙述ミステリーの大家です。

     奇妙な住人たちは、ステレオタイプだといえるんだけど、むしろそのステレオな部分を最大限に生かしてると思う。

     かるーく、気軽に読める1冊です。

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    2011年09月02日
  • 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)

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    色んな意味で大どんでん返し。
    そこまでやるか、K談社!
    初出の角川文庫ではなく、講談社文庫を読んだ方は、最後の奥付まで読んで 更に違った感慨を受ける、かもしれない。

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    2011年08月22日
  • 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)

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    重鎮の作家が住む幸福荘。ここに入居して作家になろうと目指す変人たちの運命。
    各章ごとに物語が収束し、次の章に移る連作短編の形式。
    だからサクサクと読みやすい。
    また、駆け出しの作家もどきが書いてる物語、という構図なので、若干下手な文章というのが良い感じ。
    折原氏らしい凝った構成も面白し。

    でもどちらかと言えば、氏の作品の初心者な方達が、入門編として読むのがいいかも。

    ちなみに、随分昔の作品で、当時発売直後に読んだ記憶がチラホラと。
    いまどき、ワープロにフロッピーっていうのが懐かしいですね。

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    2011年07月18日
  • 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)

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    表紙にひかれ、どうしても読みたくなって購入。
    購入後、書評を読んだら意外と低い(笑
    帯にだまされたか。

    でも、まぁまぁ楽しめたし
    「おーそうかぁ~」と驚きもあったのでまずまず。

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    2011年07月10日
  • 倒錯の帰結

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    前からは『首吊り島』
    後ろからは『監禁者』
    真中から『袋とじ』
    が始まる異色な本。

    倒錯シリーズの最後なので
    他二冊を読んでから読むのが面白いです。

    内容的には『首吊り島』が結構面白かった。
    全体的に見ると『え・・・』って感じで
    尻すぼみな感じで終わった感が。
    何だか最後がいまいちよく分からんかった><

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    2011年06月29日
  • 黒い森

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    表からも裏からも読める装丁や、袋とじになった解決編など作り込まれた内容になっており、伏線もしっかり張っているのはいいのですが、ラストがあまりにも平凡というか大した盛り上がりがなく終わってしまったのがもったいない感じがしました。

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    2011年06月21日
  • 沈黙の教室

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    ネタバレ

    過去の青葉が丘中学校を舞台に繰り広げられる話が1部で
    間、間に記憶を失った男が自分の持っていたモノに青葉が丘中学
    3Aクラスの殺人計画書があった為に、それから自分が誰なのかを
    探っていく。

    2部は3Aクラスの20年後が舞台となり、同窓会を開く事から
    事件が発生して展開していく。

    3部が謎解きとなる。

    1部は「粛清」をキーワードに異常なクラスの様子がホラータッチで
    描かれている。
    もう1つの記憶を失った男の話がこの中学校とどうつながっているのかが
    見えてこない。

    2部では現在の卒業生達が同窓会を開く為に再開したり
    記憶を失った男と接触したりして事件が起こる。
    当時の学級委員長と副委員長、

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    2011年12月15日
  • 沈黙者

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    2つの話が平行して進んでいく・・・この作者のパターン?
    名前を名乗らなかった理由がイマイチだけど、本自体は面白かった。

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    2011年06月06日
  • 天井男の奇想 倒錯のオブジェ

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     古びた木造二階家に住む老女。他人との干渉を避け、密かに暮らす。知られてはいけない秘密が。さらに唯一訪ねて来る区の職員に「天井男が私を監視している」と訴える。こらは老女の妄想か?
     天井裏、一階、二階とそれぞれからの視点で物語りは進められていく。
     ラストには読者をうならせる事実が・・・。

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    2011年05月23日
  • 漂流者

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    最初のほうは面白かったのだけど、誰が犯人か考えているうちにどんどん頭がこんがらがってきて、そこにきてのどんでん返し。ああ、やっぱりそうなの…という感じで終わってしまった。

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    2011年03月26日
  • 誘拐者

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    子供さらわれちゃうよシリーズ第二段として、「慟哭」の直後に読みました。
    話が最後に全部つながっちゃうよシリーズと同様、読む順番間違えたな、と思いました。50/50チャンスなのに・・・

    新生児がさらわれて、関係が崩れ落ちた家族。たびたび起こる「あすか」誘拐事件。過去をひた隠しにする男と、死体を壁に投げつける幼児執着女・・・
    話の流れは、あっと驚くどんでん返しで面白かったです。
    ただ、全体的に話を引っ張りすぎる傾向があって、間延び、後延び感があります。
    そしてどんでん返しの前でも結構引っ張るので、罠に気づいてしまいます、残念ながら。
    そういう意味でも、話の種やオチが似ている「慟哭」を後に読むべき

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    2011年03月22日
  • 愛読者 ファンレター

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    キーワードは、覆面作家、西村香、手紙形式。少し内容が軽い気もしますが^^、シリアス本の合間に読んだので、素直に笑えました☆

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    2011年03月14日
  • チェーンレター

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    「不幸の手紙」「棒の手紙」
    あんまりホラーと思って読んではいなかった。
    描写はわりと分かりやすくて想像しやすいと思う。
    トリックは途中で気が付いてしまったが、なかなか面白いかな。
    長いけど一気に読めました。
    まぁ、古本で買って読むくらいがいいかも。

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    2011年02月20日
  • 漂流者

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    もの凄く久しぶりの折原一作品でした。
    この作中作とか手記とか、目まぐるしく
    変わる視点とか折原作品っぽくて
    懐かしかったスw。
    どう読んでも勘ぐるしかない文章や
    構成は面白いんだけど疲れるんですよねー。
    もう後半のてんこしゃんこの攻防線を
    読む頃にはクッタクタですw。

    肝心の犯人探しという点でいくと今作の
    ように登場人物が少ない場合はどうしても
    消去法で想像がついてしまうのが難しいところ
    ですよね。途中から薄ら真相の一部は
    分かってしまった...かも?偶然にも数日前に
    今作のベースとなる映画「シーラ号の謎」を
    観ていたのもあるのかもw?

    でも予想外に楽しめたので再読のも含めて
    「〜者」シリ

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    2011年01月24日
  • 黒い森

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    「黒い森」折原一
    本格ミステリ。乳白色。

    表からも裏からも読める作品と銘打たれており、
    表からの女のストーリーと、裏からの男のストーリーが、
    全体のちょうど真ん中でクロスして解決篇の袋綴じがあるという、
    なんとも凝ったつくりになっています。

    まあこの趣向自体は面白そうだと思って本屋で手に取ったのですが、
    ストーリーは今ひとつだったかな…
    本のつくりが先行して、むりやりそれに合うようなストーリーを書いた感じ。

    製本屋は大変だっただろうなあという同情を込めて(笑)、☆3-

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    2010年12月13日
  • 水の殺人者

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    「水の殺人者」折原一
    サスペンスミステリー。叙述もの。特になし。
    しっかりした作りの本格推理です。

    「殺人者」「真犯人」には意外性はないけれど、最後まで読ませる展開は読み応え有。
    トリックについては周到に頭が冴えていなければ完璧に見切ることはできないと思いますが・・・。
    突飛な方法をついてくるのではなく正統的(?)に読者を欺く手法は好感触でした。
    荒唐無稽なキャラクターや、アンフェアなトリックは全くと言っていいほどないと思います。

    このような階層的なロジックを組み立てられる人は本当に尊敬します。
    作り込まれてますよね。
    まあその分もっと深い人間ドラマがあったらとも思います

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    2019年01月16日
  • 黒い森

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    折原一にはいつも驚かされる。
    この人はもう、ストーリーが面白いとか描写がどうとかいうことを超越しているので、この本を最後まで読んだらがっかりするとかそんなことは実はどうでもいいのだ。
    この表紙を見ただけで、思わずニヤケてしまった。
    読んでる最中のドキドキ感、ワクワク感は十分に味わえました。
    それでいいのだ。

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    2010年11月30日
  • 行方不明者

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    この作者特有の「パズルがきっちりはまった」と感じる
    作品ではなかったような気がする。
    最後まで読んでから序盤に戻り読み返したが、いまひとつ
    すっきりしなかった。
    複数の視点が交錯する中、最後は一本になるあたりは面白い。

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    2010年10月23日
  • 暗闇の教室 2 悪夢、ふたたび

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    <1>で謎だったところが、かなりあっさり判明したので拍子抜け。
    まぁ、登場人物が限られているからな。。

    しかし、真犯人は想像つかなかったなぁ。無理がある気もするけど。。

    最後の章が折原さんらしいなーと思った。

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    2010年10月22日