折原一のレビュー一覧

  • 愛読者 ファンレター

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    キーワードは、覆面作家、西村香、手紙形式。少し内容が軽い気もしますが^^、シリアス本の合間に読んだので、素直に笑えました☆

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    2011年03月14日
  • チェーンレター

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    「不幸の手紙」「棒の手紙」
    あんまりホラーと思って読んではいなかった。
    描写はわりと分かりやすくて想像しやすいと思う。
    トリックは途中で気が付いてしまったが、なかなか面白いかな。
    長いけど一気に読めました。
    まぁ、古本で買って読むくらいがいいかも。

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    2011年02月20日
  • 漂流者

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    もの凄く久しぶりの折原一作品でした。
    この作中作とか手記とか、目まぐるしく
    変わる視点とか折原作品っぽくて
    懐かしかったスw。
    どう読んでも勘ぐるしかない文章や
    構成は面白いんだけど疲れるんですよねー。
    もう後半のてんこしゃんこの攻防線を
    読む頃にはクッタクタですw。

    肝心の犯人探しという点でいくと今作の
    ように登場人物が少ない場合はどうしても
    消去法で想像がついてしまうのが難しいところ
    ですよね。途中から薄ら真相の一部は
    分かってしまった...かも?偶然にも数日前に
    今作のベースとなる映画「シーラ号の謎」を
    観ていたのもあるのかもw?

    でも予想外に楽しめたので再読のも含めて
    「〜者」シリ

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    2011年01月24日
  • 黒い森

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    「黒い森」折原一
    本格ミステリ。乳白色。

    表からも裏からも読める作品と銘打たれており、
    表からの女のストーリーと、裏からの男のストーリーが、
    全体のちょうど真ん中でクロスして解決篇の袋綴じがあるという、
    なんとも凝ったつくりになっています。

    まあこの趣向自体は面白そうだと思って本屋で手に取ったのですが、
    ストーリーは今ひとつだったかな…
    本のつくりが先行して、むりやりそれに合うようなストーリーを書いた感じ。

    製本屋は大変だっただろうなあという同情を込めて(笑)、☆3-

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    2010年12月13日
  • 水の殺人者

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    「水の殺人者」折原一
    サスペンスミステリー。叙述もの。特になし。
    しっかりした作りの本格推理です。

    「殺人者」「真犯人」には意外性はないけれど、最後まで読ませる展開は読み応え有。
    トリックについては周到に頭が冴えていなければ完璧に見切ることはできないと思いますが・・・。
    突飛な方法をついてくるのではなく正統的(?)に読者を欺く手法は好感触でした。
    荒唐無稽なキャラクターや、アンフェアなトリックは全くと言っていいほどないと思います。

    このような階層的なロジックを組み立てられる人は本当に尊敬します。
    作り込まれてますよね。
    まあその分もっと深い人間ドラマがあったらとも思います

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    2019年01月16日
  • 黒い森

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    折原一にはいつも驚かされる。
    この人はもう、ストーリーが面白いとか描写がどうとかいうことを超越しているので、この本を最後まで読んだらがっかりするとかそんなことは実はどうでもいいのだ。
    この表紙を見ただけで、思わずニヤケてしまった。
    読んでる最中のドキドキ感、ワクワク感は十分に味わえました。
    それでいいのだ。

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    2010年11月30日
  • 行方不明者

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    この作者特有の「パズルがきっちりはまった」と感じる
    作品ではなかったような気がする。
    最後まで読んでから序盤に戻り読み返したが、いまひとつ
    すっきりしなかった。
    複数の視点が交錯する中、最後は一本になるあたりは面白い。

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    2010年10月23日
  • 暗闇の教室 2 悪夢、ふたたび

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    <1>で謎だったところが、かなりあっさり判明したので拍子抜け。
    まぁ、登場人物が限られているからな。。

    しかし、真犯人は想像つかなかったなぁ。無理がある気もするけど。。

    最後の章が折原さんらしいなーと思った。

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    2010年10月22日
  • 黒い森

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    <「ミステリー・ツアーの目的地で待っている」駆け落ちする二人の恋人に、同じ内容のメールが届いた。行き先は、樹海の奥、作家が家族を惨殺したと伝えられる山荘。ツアー客が一人、また一人と樹海の闇に消えてゆく中、恋人が待つ目的地へ辿り着けるのか?そして山荘の固く閉ざされた一室で待つものとは…。仕掛け満載、心拍数急上昇のサスペンス・ミステリー。>本の表から読む「生存者」編と、本の裏から読む「殺人者」編、そして解決編は真ん中に袋綴じ。このつくりは大変面白かった。ただ話はというと‥色々とそんなにレベルは‥という印象を受けたのが残念。

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    2010年10月06日
  • 黒い森

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    本の表側と裏側の両方から読むことができ、
    両方を読み終わった後に袋とじ部分を破って解決編を読むと
    ひとつの話が完結する・・・という構成でした。
    難しいものではないので、一気に読めちゃいましたが
    なんとなくダラダラした雰囲気と、
    人がどんどん都合よく死んでいくのがちょっぴり疑問でした。
    どちらかというと、謎解きではなく恐怖小説を読んでいる感じがしました。

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    2010年10月01日
  • 黒い森

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     前からも後ろからも読めるという本。
     真中に袋とじがついてます。

     恋人から「ミステリーツアーの目的地で待っている」というメールをもらって、樹海にはいった主人公。ツアー客は、一人一人と消えて行く。

     「樹海伝説―騙しの森へ」のスピンオフともいえるだろう。
     樹海の怖さとか、他人への不信が招く恐怖とか、面白いんだけど、袋とじでなんか興ざめした。

     切るのが面倒だし、第一綺麗に切れない。せっかくの本が痛んだ感じがして、そのがっかりがせっかくの面白さを半減させてるように思う。
     
     折原一は、樹海に魅せられているのだろう。
     ただ、その結論というか成果、みたいなものが上梓されるには、まだ時間

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    2010年09月24日
  • 黒い森

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    表からも裏からも読めて、更に真ん中には袋とじ……という造りが面白かったです。生存者編→殺人者編の順で読みました。生存者編は、先の見えない樹海にハラハラしながら読んだのですが、殺人者編は似たようなシチュエーションに慣れてしまったのか、やや淡白に思えてしまいました。結末もそれなりに面白かったけど、わざわざ袋とじにする程の意外性は感じませんでした

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    2010年09月14日
  • 灰色の仮面

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    なんとなく先が読めてしまった。

    夢で見たことがリアル過ぎて、夢か現実か分からなくなる気持ちはよく分かるなぁ。

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    2010年09月13日
  • 誘拐者

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    執念ってすごいな。
    でも、実際に自分の産んだ子供を誘拐されてしまったら、執念で探す気持ちは分からなくもない。

    後半は、「女」がどっちがどっちか分からなくなった。
    けど、最後まで読んだら、納得。

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    2010年09月06日
  • 倒錯の帰結

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    前から読んでも後ろから読んでもよいという
    面白いつくりの本だが、前からよむ「首吊り島」だけで十分面白い。
    逆に言えば「監禁者」や袋とじによってその価値を落としてしまったのではないかとも思える。

    「監禁者」に関しては「倒錯の死角」を読んだ人にとっては
    種のわかった手品を見ているようなもので
    ややしらけた感じがする。

    そして「首吊り島」と「監禁者」のつながりに関しては
    「首吊り島」での清水ミサ子の役割をもう少し大きくしなくては、
    その山本安雄を首吊り島へ連れて行く理由が薄すぎて
    有機的なつながりにならない気がする。

    15年以上前に書いた「倒錯のロンド」と「倒錯の死角」の
    登場人物を使って話を

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    2010年09月01日
  • 倒錯の死角 201号室の女

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    ネタバレ

    巻末に袋とじがあり、面白そうなつくりになっている。
    大沢芳男、清水真弓、曽根新吉の3人の視点で物語が語られる。
    その中で一番面白いのはやはり大沢芳男の視点で書かれているものだろう。

    大沢芳男は最初やや神経質だが普通の人間だったのだが、
    徐々に徐々におかしくなってしまう。
    大沢芳男自身もそれを認識しているのだが
    それが清水真弓のせいであると逆恨みするようになる。

    なぜそれが逆恨みだとわかるかというと
    読者は清水真弓の視点で書かれてあるものも読んでいるからだ。

    この2人の視点のボタンの掛け違いというかズレが、
    ホラーじみた設定であるにもかからず
    コミカルに印象をこの小説に与えるのだろう。

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    2022年09月30日
  • 失踪者

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    過去の事件と今の事件がシンクロしていく。
    読んでいくうち2つの事件が混ざって混乱します。
    長さの割りにラストがあっさりしてる。

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    2010年08月26日
  • 愛読者 ファンレター

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     たいへん楽しく読んだ。

     叙述トリックで有名な作者だけあって、手紙やファックスでのやりとりだけで構成される短編小説、という趣向はそれだけでもおもしろい。まして、「覆面作家」を中心に置いての連作短編というのは、かなり条件がきついと思うのだけど、なかなかいい感じで、さすがテクニシャンである。後半戦になると、やや大同小異の設定が増えてくる感じがするが、実はそれ自体も「ねらい」であったりするあたりがうまいのである。

     中心となる覆面作家の名前は、西村香。完全に北村薫である。実は折原一と北村薫は、仲がよいということで、完全な楽屋落ち。だけど、それがとっても楽しい。おもしろい。思わず笑い出してしまう

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    2010年08月22日
  • 放火魔

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     短編集。
     *偶然
     *放火魔
     *危険な乗客
     *交換殺人計画
     *津村泰造の優雅な生活
     *黙(もく)の家

     どれも、針の穴を通すような偶然が、あり得ないような確率で起こる犯罪だ。が、それを「あり得る」ものとして語り通してしまうのが、折原一のテクニックなのだろう。

     にしても、どの話も根底には、愛おしいのに憎い、憎いのに愛しい、家族への思いがある。それが、なんともやるせない。

     

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    2010年08月17日
  • 天井男の奇想 倒錯のオブジェ

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    夫から逃げ出してきた女が住み着いた家の大家。
    その奇妙な大家の家に訪ねてくる公務員。
    そして大家が恐れる天井男。
    彼らの視点で代わる代わる半紙が進んでいくのですが…。

    最後の方になって、やられた感がすごくあります。
    これだから文章だけというのはすごいです。
    とはいえ、最後の最後のあれは…もしかしなくとも2回目??
    どちらがやり終えたのかは気になります。

    ところで、出てきたお友達は最後のためのもの。
    …なのでしょうか??

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    2010年05月08日