折原一のレビュー一覧

  • チェーンレター

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    オカルトホラーは好みではない私ですが、これは楽しめました。なぜかというと、この作品はホラーといってもオカルトじゃないです。ちゃんと犯人がいるんですよ。

    だから、ホラー+ミステリーといったところか。

    怖すぎますねーー。夜一人で読んでたんですが・・・背筋が寒くなりました(笑)こんな手紙受け取ったらどうしよう?この本を読む前だったらきっと「くだらんっ!!」って一蹴できたんでしょうけど・・・読んでしまった今は・・・絶対出すか悩んでしまう(笑)

    ホラーだけど、最後の最後まで犯人がわからないというミステリー要素もあって、とっても楽しめます。ちょっと半ばが冗長な気がしないでもないが・・・。

    ほんっと

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    2009年10月04日
  • 沈黙の教室

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    純粋なミステリー。
    折原さんの作品は『冤罪者』ではまったのですが、こういう作風も書けるんだな、と純粋に感動しました。

    からくりを知ってしまえば、「あぁ、なるほど・・・」というのが折原さんの特徴?!
    恐怖新聞を自分も書いてみたいな^^;

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    2009年10月04日
  • 101号室の女

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    10年くらい前、こういう作風が流行ったなぁ、と感じる短編集。
    懐かしいというよりも、語り尽くされてしまった感が拭えない。
    あの頃は最先端だったはずなのに。

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    2009年12月27日
  • 耳すます部屋

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    日常の恐怖を描いた10の短編集。その中でも表題作「耳すます部屋」が秀逸。小学生の娘の友達を放課後に預かることになったが、その子が慣れるに連れて疎ましくなり、やがて盗み癖があることが判り、だんだんと殺意へと繋がっていく・・。また「眠れない夜のために」では、隣人の騒音問題を取り上げて、両者の言い分が食い違うことによる更なる争いが生まれること。そしてエンディングには予想外のどんでん返しが。

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    2009年10月04日
  • 沈黙の教室

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    【2006.11.27.Mon】
    青葉ヶ丘中学3年A組。悪魔がすむこのクラスを担任教師は「沈黙の教室」と名づける。何者かによる恐怖新聞の発行。次々と行われる粛清。そして、現在。復讐を計画していた記憶喪失の男が自分探しを始める。過去と現在が同時進行してゆく1部。そして、2部では現在のみで進んでゆく。時間的トリックと思わせておいて、最後には人の心をトリックの仕掛けにしていたことがわかる。いじめた者はすぐ忘れる、いじめられた者は一生忘れない。この原理を中心に据え、人のもろさや残酷さを訴えかけている。おりしも現在、いじめを苦にして自殺する青少年の話題がいつにも増して過熱している。いじめが死につながると

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    2009年10月04日
  • 耳すます部屋

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    ◆耳すます部屋
    ◆五重像
    ◆のぞいた顔
    ◆真夏の誘拐者
    ◆肝だめし
    ◆眠れない夜のために
    ◆Mの犯罪
    ◆誤解
    ◆鬼
    ◆目撃者
    以上10篇の短篇を収録。

     ホラー色強め、そして叙述トリック満載。1つ1つの話が短いわりに、すごく濃い感じ。

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    2011年11月19日
  • 水の殺人者

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    登場人物が次々と殺されて少なくなっていくので、犯人が残るわけです。わかりやすく、読みやすいのはいいところ。

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    2009年10月04日
  • 天井男の奇想 倒錯のオブジェ

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    春日武彦先生の「家屋と妄想の精神病理」の中でオススメされてたので読んでみたけど???な箇所があって分からず終いだったのでもう再読しようと思いました。

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    2009年10月04日
  • 黒衣の女

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    だいぶ前に読み終わっていたんだけど、1度読み返しただけじゃ意味が解らず、2度3度と読み返してやっと解った。
    唯一、片山の連絡先がメモってあったのがわからん。なんで?
    相変わらず時系列がぐちゃぐちゃで、あたしにゃ複雑過ぎ。
    わたしみたいな人はミステリーって読んじゃいけないのかも・・・?
    と言いつつ、これからも読むけどね〜
    ストーリーには関係ないが、話中に出てくるドイツ・レストランって、十数年前あたしがバイトしてた店だ( ´艸`)

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    2009年10月04日
  • 誘拐者

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    わたし、ヒステリックな女性にはトラウマがあり、かなり苦手。
    読んでいて、桐野夏生さんの「Out」を思い出した。
    出てくる女性がすんごいえげつないというか、不愉快なのよね。
    それに、こいつ絶対怪しい!と思ってた人の名前を入れ替えても○○○○にはならないから、おかしいなぁと思ってたら・・・おいおい、折原さんそれってずるくない?
    とか、30男が「ぼ、僕もです」とか言ってるのってかなりきもいんですけど。
    とか、その他にも突っ込みどころは満載。
    でも今までの○○者シリーズの中では、一番読みやすい。
    そして一番最後に話を整理をしてくれるから、何も考えずに読んでるあたしにはとてもありがたい(^^;)

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    2009年10月04日
  • 失踪者

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    いくつかの誘拐事件や殺人事件を犯人の視点で書く。

    同じ事件を被害者・被害者の家族・容疑者・容疑者の家族・犯人の家族の視点で書く。

    それぞれいくつかの章に分ける。

    全てを適当にシャッフル。

    折原一ミステリィのできあがり!

    こんな感じかしら。
    このシャッフルが面白いんだなぁ。

    時を超えて起きた同じような事件。
    それぞれの事件に関わってる人たちの生い立ちや家族構成なんかが似通ってるから、どっちの事件のことを書いているのか分からなくなる。
    その辺が「冤罪者」と共通してるかな。
    それに、時間が前後しているところも共通。

    読み終わってから、つじつまが合うのかもう一度読み返してみた。

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    2009年10月04日
  • 失踪者

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    折原さんだなーっていう感じの作品。彼の作品は数作しか読んでないけど、なんだか彼ぽいて思った。時間軸が違うのはなんだかズルイって思う。

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    2009年10月07日
  • 耳すます部屋

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    叙述トリックの本。すなわち、最後になるほどと思わせたり、どんでん返しがあったりする本。この本は短編を集めたオムニバス形式だったが、ほとんどオチが読めてしまったので少々物足りなかった。

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    2009年10月04日
  • 耳すます部屋

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    折原氏独特の読んでいると薄ら寒くなってくるような、底の見えない不気味さ、みたいなものが短編ながらしっかり感じられました。トリックとしてはちょっと、、、てのもありましたけど、折原テイストはがっちり押さえられていたので満足。個人的には最後の「目撃者」が一番好きかな。

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    2009年10月04日
  • 沈黙者

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    『冤罪者』→『失踪者』→『沈黙者』とお読みください!
    どんなに見破ろうとしても折原氏の叙述トリックは見破れない!

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    2009年10月04日
  • 沈黙者

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    最後30ページまではぐいぐい引き込まれて読んだものの、終わりが淡々としすぎていたため、納得のいかないものになった。これが倍以上の長さであれば、相当面白いものになるのになと思った。

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    2009年10月04日
  • チェーンレター

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    折原一のホラー小説処女作。良くも悪くも折原一の作品。どうしても話の展開が読めてしまうんですわ。こういった作風のものって出尽くした感もありますし。折原一を初めて読む、という人にはお薦めです。

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    2009年10月04日
  • 灰色の仮面

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    最初に提示される殺人事件は、素直に見れば犯人が誰かぐらいは検討がつきそうなもんなんだけど視点人物が結構慌てているというか、その前の意味深なプロローグが気になるというかで巧くごまかされる。またその後の話もスリリングで飽きることなく一気に読まされる。最後のシーンはスリル満点。

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    2009年10月04日
  • 耳すます部屋

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    久しぶりに読んだ析原一さんの作品だけど、これは叙述ミステリーの短編ばかり10作品。そのひとつひとつは、短編で、最後の1行でどんでん返しを狙うために、どうしてもショートショートのような印象を受けます。しかし、どの作品もさすがに析原ワールドと言った世界観を出しています。2003.4.13

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    2009年10月04日
  • 沈黙の教室

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    連合赤軍事件の記憶も新しい1973年、その現場から程近いある中学の3年のクラスで【粛清】の名のもと 悪質な虐めが横行していた。
    さらにその内容を詳しく記した【恐怖新聞】なるものの 無言の圧力は編集者の思いの外生徒達の心を抑圧していた。

    加害者は容易に忘れるが 被害者は絶対に忘れない

    という言葉の典型とも言えそうである。20年経っても尚 恨みは消えることはないのだ。
    真の加害者は一体誰なのか 読み終えてみればなるほどと頷かされることもある。
    しかし それほど深く反省しているようにはどうしても見えない。
    これでいいのだろうか。この人物はこのままで。
    あまりに多くの人生が狂わされた

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    2009年10月07日