折原一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
孤島で起こる連続密室殺人(首吊り島)と東京で起こる監禁事件(監禁者)。両事件に巻き込まれた男が辿り着いた結末とは?
前からでも後ろからでも読める、ミステリィでは珍しい袋とじ付き文庫。実験的かつ意欲的な作品です
首吊り島の設定は所謂横溝ワールド。探偵の推理はロジカルとは言い難く、ほとんど直感に支えられてる印象なのが残念ですが、全体がロジックを許さない雰囲気ではありました。作者が書きたいのは読者への挑戦ではなく奇々怪々の乱歩ワールドなのかも。なので密室の謎も「そう来たか」と唸るほど捻った内容ではありませんでした。ただ、それを補って余りある構成の面白さがあります
監禁者は首吊り島とセットだか -
Posted by ブクログ
一家失踪事件と連続通り魔事件という一見関係のない二つの事件が並行して語られていき、最後はひとつに繋がっていくというミステリー作品。
いわゆる、叙述トリックを使った作品は好きですが、この作品に関しては、複雑すぎて途中でわからなくなってしまいました。
たぶん、通勤途中に、少しずつ読み進めていったのが原因・・・この手の作品は、一気読みした方が面白さが増すと思います。
そういう意味では、結末に向けて、読者を引っ張っていく力がある作品なので、まとまった時間が取れる時に、読み始めることをお勧めします。
ところで、最後の結末は、少し唐突で、強引な気がします。
悪い人ばかり・・・?
そんなところも加味して -
Posted by ブクログ
オカルトホラーは好みではない私ですが、これは楽しめました。なぜかというと、この作品はホラーといってもオカルトじゃないです。ちゃんと犯人がいるんですよ。
だから、ホラー+ミステリーといったところか。
怖すぎますねーー。夜一人で読んでたんですが・・・背筋が寒くなりました(笑)こんな手紙受け取ったらどうしよう?この本を読む前だったらきっと「くだらんっ!!」って一蹴できたんでしょうけど・・・読んでしまった今は・・・絶対出すか悩んでしまう(笑)
ホラーだけど、最後の最後まで犯人がわからないというミステリー要素もあって、とっても楽しめます。ちょっと半ばが冗長な気がしないでもないが・・・。
ほんっと -
Posted by ブクログ
【2006.11.27.Mon】
青葉ヶ丘中学3年A組。悪魔がすむこのクラスを担任教師は「沈黙の教室」と名づける。何者かによる恐怖新聞の発行。次々と行われる粛清。そして、現在。復讐を計画していた記憶喪失の男が自分探しを始める。過去と現在が同時進行してゆく1部。そして、2部では現在のみで進んでゆく。時間的トリックと思わせておいて、最後には人の心をトリックの仕掛けにしていたことがわかる。いじめた者はすぐ忘れる、いじめられた者は一生忘れない。この原理を中心に据え、人のもろさや残酷さを訴えかけている。おりしも現在、いじめを苦にして自殺する青少年の話題がいつにも増して過熱している。いじめが死につながると