折原一のレビュー一覧

  • 誘拐者

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    ネタバレ

    物語に入りにくい。
    視点や場面がころころ変わるので混乱しやすかったけど、
    叙述トリック的にしょうがないのかな
    それでも終盤の解決に向けての流れはよかったとおもう

    若干のグロ表現あり

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    2011年11月03日
  • 天井男の奇想 倒錯のオブジェ

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     東十条の古い木造住宅を舞台にした叙述ミステリー。
     天井ってあるので「幸福荘」っぽいんだけど、たしかに、ぽい、んだけど、今回は普通の2世帯住宅ってところがポイントなのである。
     
     大家で1階に住む変り者の老女。そして、2階に住むワケありの女。
     二人を中心に、それぞれを訪問する都の職員や友人が、物語をフクザツにしていく。

     もう、折原一なので、どんでん返しがあるんでしょ。時間軸も、実は曖昧なんでしょ、とかまえて読んでるんだけど、うまいことやられてしまうのである。

     にしても<家>って怖いね。

     まぁ、家が自分の戻る場所であり、居場所であり、起源でもあるという要因が、この悲劇的なドタバ

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    2011年10月13日
  • 天井裏の奇術師 幸福荘殺人日記(2)

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    「天井裏の散歩者」を読んでいなくても楽しめますが、
    みなさんのレビューを見ると、前作を読んでからの方が
    数倍おもしろいみたいです。

    九転十転はしないけど(^^; 仕掛けがいっぱいなので
    頭を整理しながら読まないと。

    *********************************************************
    内容(「BOOK」データベースより)
    幸福荘―推理作家小宮山泰三を慕うあやしい住人たちが、南野はるか争奪戦を繰り広げたアパートは瀟洒な三階建てのマンションに建てかわった。
    その第二幸福荘の前で花束を捧げ泣いていた謎の女性。
    そして始まる九転十転の逆転劇…。
    前作『

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    2011年10月18日
  • 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)

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    ネタバレ

    折原一らしい作品でした。
    最後の締めがもうちょっとパンチと皮肉がきいてたらもっとよかったのになあと思ってしまいました。

    0
    2011年10月04日
  • 天井裏の奇術師 幸福荘殺人日記(2)

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    ネタバレ

    「天井裏の散歩者」の続編で、前作を読んでいた方が間違いなく楽しめる。
    途中のどんでん返しには、前作で慣れてしまっていた分、
    それほどの驚きもなかったのだが、最後に明かされた、
    「第二幸福荘」の真実には、完璧にしてやられた。
    終盤の不可解な描写も、この真相で納得できてしまった。
    幸福荘のアイドル的存在、「南野はるか」についても、
    前作から読んだ読者が、考えたり、騙されて楽しめる演出がされている。

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    2011年09月23日
  • 誘拐者

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    ネタバレ

    宇都宮で生まれたばかりの赤ちゃんが誘拐され、その母親が失踪。自分の妻(堀江チヨ)と無期懲役囚(佐久間玉枝)との関係は。。。。

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    2011年09月15日
  • 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)

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    推理作家の大御所小宮山泰三が住む幸福荘というボロアパートには作家志望者が集まっている。住人の一人である美貌の人気少女小説作家をめぐって繰り広げられる騒動が連作のように1枚のフロッピー(←時代を感じる・・・・)に綴られていく、というストーリー。
    どこまで現実でどこまで虚構なのか?という帯のコピーにつられて読んでみた。確かに、物語が進むごとにどんどん事実がひっくり返って行って結局最後にはとんでもないことになる。
    でも、何だろう、うまくできてるんだけど、読み終わって面白かったか?って聞かれると、なんだか普通、って感じなんだよねえ。続編が出ているらしいんだけど、別に読もうと思わないし。
    決してつまらな

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    2011年09月09日
  • 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)

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    ネタバレ

    折原一氏らしい叙述ミステリー。
    各章ごとにも、どんでん返しがそれぞれ用意されているので、
    短編として独立して読んでも楽しめるが、それらは全て布石であって、
    最後に明かされる「天井裏の散歩者(幸福荘殺人日記)」という小説自体を創り出した虚構の結末に尽きる。
    「ワープロ」など、作中に出てくる描写の時代観には古さを感じ点もあるが、
    その趣向に古さは全く感じない。
    ミステリー初心者には読みにくく理解しにくい物語構成だが、
    虚構に騙されて踊らされたい、叙述ミステリー好きには文句なくオススメ。

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    2011年09月04日
  • 天井裏の奇術師 幸福荘殺人日記(2)

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     前作の「幸福荘」は、3階建のマンションに建て替わった。
     が、やっぱり住人はくせのある者ばかりで…。
     逆転劇のオンパレードです。

     前作を読んで、だから作中のフラグに敏感になってる。なのに、やられてしまう。ああやっぱりね、って部分もあるけどそれ以上のものがやってくる。
     恐るべし、折原一。

     と、叙述ミステリーって、視野の狭さをどう誤魔化すかが大事なんじゃないかと思う。つまり、ある状況で、もちょっと広い視野でみればなんてことないことがわかるし、すみっこにあるものから、そういうことかとわかる。が、そこをあえて見せない。しかし、見せてないということを読者側に気づかせてはいけない。

     その

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    2011年09月03日
  • 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)

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     ミステリーの大御所、小宮山泰三が住むアパート<幸福荘>。そこは、作家志望者の憧れの場所だった。
     くせのある住人たちが繰り広げる奇想天外のお話。

     ま、タイトルがネタばれだよなぁと読んでたんだが、こちらの予想のナナメ上を、ついでにバク転してみせるぐらいの驚愕だった。

     さすが、叙述ミステリーの大家です。

     奇妙な住人たちは、ステレオタイプだといえるんだけど、むしろそのステレオな部分を最大限に生かしてると思う。

     かるーく、気軽に読める1冊です。

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    2011年09月02日
  • 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)

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    色んな意味で大どんでん返し。
    そこまでやるか、K談社!
    初出の角川文庫ではなく、講談社文庫を読んだ方は、最後の奥付まで読んで 更に違った感慨を受ける、かもしれない。

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    2011年08月22日
  • 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)

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    重鎮の作家が住む幸福荘。ここに入居して作家になろうと目指す変人たちの運命。
    各章ごとに物語が収束し、次の章に移る連作短編の形式。
    だからサクサクと読みやすい。
    また、駆け出しの作家もどきが書いてる物語、という構図なので、若干下手な文章というのが良い感じ。
    折原氏らしい凝った構成も面白し。

    でもどちらかと言えば、氏の作品の初心者な方達が、入門編として読むのがいいかも。

    ちなみに、随分昔の作品で、当時発売直後に読んだ記憶がチラホラと。
    いまどき、ワープロにフロッピーっていうのが懐かしいですね。

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    2011年07月18日
  • 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)

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    表紙にひかれ、どうしても読みたくなって購入。
    購入後、書評を読んだら意外と低い(笑
    帯にだまされたか。

    でも、まぁまぁ楽しめたし
    「おーそうかぁ~」と驚きもあったのでまずまず。

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    2011年07月10日
  • 倒錯の帰結

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    前からは『首吊り島』
    後ろからは『監禁者』
    真中から『袋とじ』
    が始まる異色な本。

    倒錯シリーズの最後なので
    他二冊を読んでから読むのが面白いです。

    内容的には『首吊り島』が結構面白かった。
    全体的に見ると『え・・・』って感じで
    尻すぼみな感じで終わった感が。
    何だか最後がいまいちよく分からんかった><

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    2011年06月29日
  • 黒い森

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    表からも裏からも読める装丁や、袋とじになった解決編など作り込まれた内容になっており、伏線もしっかり張っているのはいいのですが、ラストがあまりにも平凡というか大した盛り上がりがなく終わってしまったのがもったいない感じがしました。

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    2011年06月21日
  • 沈黙の教室

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    ネタバレ

    過去の青葉が丘中学校を舞台に繰り広げられる話が1部で
    間、間に記憶を失った男が自分の持っていたモノに青葉が丘中学
    3Aクラスの殺人計画書があった為に、それから自分が誰なのかを
    探っていく。

    2部は3Aクラスの20年後が舞台となり、同窓会を開く事から
    事件が発生して展開していく。

    3部が謎解きとなる。

    1部は「粛清」をキーワードに異常なクラスの様子がホラータッチで
    描かれている。
    もう1つの記憶を失った男の話がこの中学校とどうつながっているのかが
    見えてこない。

    2部では現在の卒業生達が同窓会を開く為に再開したり
    記憶を失った男と接触したりして事件が起こる。
    当時の学級委員長と副委員長、

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    2011年12月15日
  • 沈黙者

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    2つの話が平行して進んでいく・・・この作者のパターン?
    名前を名乗らなかった理由がイマイチだけど、本自体は面白かった。

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    2011年06月06日
  • 天井男の奇想 倒錯のオブジェ

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     古びた木造二階家に住む老女。他人との干渉を避け、密かに暮らす。知られてはいけない秘密が。さらに唯一訪ねて来る区の職員に「天井男が私を監視している」と訴える。こらは老女の妄想か?
     天井裏、一階、二階とそれぞれからの視点で物語りは進められていく。
     ラストには読者をうならせる事実が・・・。

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    2011年05月23日
  • 漂流者

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    最初のほうは面白かったのだけど、誰が犯人か考えているうちにどんどん頭がこんがらがってきて、そこにきてのどんでん返し。ああ、やっぱりそうなの…という感じで終わってしまった。

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    2011年03月26日
  • 誘拐者

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    子供さらわれちゃうよシリーズ第二段として、「慟哭」の直後に読みました。
    話が最後に全部つながっちゃうよシリーズと同様、読む順番間違えたな、と思いました。50/50チャンスなのに・・・

    新生児がさらわれて、関係が崩れ落ちた家族。たびたび起こる「あすか」誘拐事件。過去をひた隠しにする男と、死体を壁に投げつける幼児執着女・・・
    話の流れは、あっと驚くどんでん返しで面白かったです。
    ただ、全体的に話を引っ張りすぎる傾向があって、間延び、後延び感があります。
    そしてどんでん返しの前でも結構引っ張るので、罠に気づいてしまいます、残念ながら。
    そういう意味でも、話の種やオチが似ている「慟哭」を後に読むべき

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    2011年03月22日