折原一のレビュー一覧

  • 冤罪者
    期待しすぎた!
    犯人は最後までわからなかったけども
    それにたどり着くまでが長く、わからないからといって面白いとも限らないんだなと
  • 天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1)
    幸福荘というアパートで南野はるかという女性をめぐって起こる数々の事件。果たして犯人は…、という感じなのだがどこまでが虚構でどこまでが本当なのか…。最後まで読んでも、いや最後まで読んでこそわからなくなった。こういう本を読むと軽い酩酊状態になるのだけれどそれが気持ちよくて良い意味で困るねぇ。
  • 沈黙の教室
    お勧め度:☆6個(満点10個)。随分、長編だったけど、ようやく読み終えました。文庫本で700ページの厚さがありましたが、とても20年前の作品だとは思えない斬新さがあったような気がします。長い年月を経て復讐を果たした犯人のどれほどの執念が描かれているかがうかがえる。内容は大きく分けて、青葉ヶ丘中学校の...続きを読む
  • 死仮面
    折原作品は残虐さで怖がらせるのではないのが好きです。でも読み終わって、「そうだったのか!」とならないのは困ります。時間軸がわけわからなくなって、わけわからないまま終わるのはやめてほしい。最後は雅代のマンションで亡くなったときのモヤモヤが全て解決してほしいのに、前夫と離婚して麻里夫と事実婚のつもりだっ...続きを読む
  • 二重生活
    二人でひとつの小説だそうで、妙な段差を感じる。面白いけど展開が強引で、あわてるばかりで落ち着かない。段々不自然になってくる、あららの終わり。
  • 死仮面
     夕食の席で突然死んだ夫は、名前も仕事もすべてが偽りだった。
     真実を求めて、妻は夫の残した小説を読み始める。それには奇妙な連続少年失踪事件が描かれていた。

     ストーカー化して元夫も絡んできて、ややこしいことになりますよ。
     てか、小説と現実がどんどん交差してきて、時間軸も怪しくなっていく。

     ...続きを読む
  • 逃亡者
    著者の本は何冊か読んだけど,いつも「そう来るんか!」と叫びたくなる。毎回上手く練り上げてられてる。 毎回本筋と違う物語が入ってきて?どう繋がるのかと期待して読者を楽しませてくれるのです。 この本の主人公には、逃げ切って欲しいと思いながら読んでました。ただ単にそこが醍醐味です!! 読んでいくうちに、だ...続きを読む
  • グランドマンション
    お勧め度:☆6個(満点10個)。8章からなる連続短編集なのだけれど、微妙にそれぞれが繋がっていて、最後にはそれこそマンションの住人リストを作らないとわからなくなるような感覚に陥った。その上、話が複雑に絡み合いながら、認知症の老人目線で書かれていたりするので、よけいわからなくなった。内容はグランドマン...続きを読む
  • 沈黙の教室
    続きが気になって、ページをめくる手が止まらなかった。
    最後は、なんかスッキリしない気もするけど、
    なかなか楽しめた。
  • 二重生活
    すっかり騙されてしまった〜
    騙されたままの、人物の関係の方が純粋に面白かった気もしますが(笑)

    真実を理解してもう1度読んだら感想は変わりそう。
  • 黄色館の秘密 新装版~黒星警部シリーズ3~
    密室が好きすぎて失敗ばかりの黒星警部シリーズ、新装版。

    今回は密室で襲われそうになっている虹子からの救援要請で黄色館なる屋敷にやってきた黒星だが、最初から躓いてしまう。だが事件は密室殺人や、いかにもなドロドロ人間関係や、純金製の黄金仮面の盗難やら、もう黒星警部を歓喜させるものばかり。
    肝心な時に寝...続きを読む
  • 愛読者 ファンレター
    覆面作家、西村香にまつわる短編集。主に手紙やファックス形式でのやり取りで読みやすい。だが、たぶん少し経ったらもう内容忘れるだろうな…。似たようなオチの話が多く、誰かに成りすまされたり、危機一髪で逃げたり…。そして毎回、執筆依頼を断るのに美女が現れるとコロッと折れるとこが、笑ってしまう。結局謎のまま?
  • 猿島館の殺人 新装版~黒星警部シリーズ2~
    読みやすい文体ながら、イマイチ須澄が悪い。不思議。
    シリーズ一気買いをしたがなかなか世界観に馴染めない・・・。
  • 放火魔
    【収録作品】偶然/放火魔/危険な乗客/交換殺人計画/津村泰造の優雅な生活/黙の家-ボーナス・トラック-
  • 追悼者
    東電OL事件を元にした小説。
    途中まではグイグイと引っ張られる様に読めたのだけれど、終盤あたりで段々と訳が分からなくなってしまった…。
    ちょっと残念。
  • 潜伏者
    面白かった、、、のかな?
    最後の回収が早すぎて、驚く暇もなく一気に畳まれた感が、、、
    犯人わかった時点で終わりにするか、もう50Pあれば違ったのかなーって
  • 沈黙の教室
    どこかのほほんとした雰囲気。粛清の言葉が腹立たしい。秋葉への制裁は卓郎の存在だけ?先生にはむしろ幸せになってほしい。幸せかな?女性の描写が中学生男子の妄想レベルでこっちが恥ずかしくなる。
  • 倒錯の死角 201号室の女
    倒錯のロンドと同じで前半はとても惹きつけられ面白かった。
    が、後半につれ、あれれ?

    母親が娘の格好をして生活してるって無理ないか??
    意外性はあっだが、なんとなく釈然としない終わり方だったし、これは叙述トリックと呼ぶのか??
    といろいろ思うところはあるが、なぜか記憶に残るようなストーリーなのはさす...続きを読む
  • 漂流者
    潜水中の事故で不倫関係の妻と編集者に見捨てられた推理作家が身一つで泳ぎ漂流し、娘を轢き逃げされた復讐後の漂流夫婦と合流し、生還後は船上で同乗者達が姿の見えない作家に次々殺されていく。錯綜してもわかりづらくはなく、出来事の絡み合いで紡がれる犯人の謎や遭難サバイバルさや海の神秘疑惑に引き込まれた。充実。
  • 遭難者
    『異人たちの館』に続き、折原作品十作目。実際に起きた事件を参考にした“ —— 者”シリーズ。山岳ミステリィ。いろんな事件が合わさり、一番重要な雪彦、時子両殺人事件が隠されていた。折原さんらしい作品でした^^ 星三つ半。