折原一のレビュー一覧

  • 異人たちの館

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    これは誰が描いてる文章?誰目線?って思いながら読み進めていくとだんだんストーリーが繋がってきて、あぁこれはこの人目線だったのか〜、ということは、このあとにこういう状況になるのか…
    って考えながら読んでるとなんかズレがある…
    って一気に引き込まれた!
    謎解いたつもりが解けてなくて、何度も考えがひっくり返されて、登場人物がすごいかき乱してくる笑笑 
    進んだと思ったら戻ったりするし、人もたくさん出てくるから、途中頭の整理が必要になる

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    2022年08月23日
  • 異人たちの館

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    筆者には『倒錯ロンド』で踊らされましたから。

    作中作が多用されている辺り、今度こそ踊らされないように足を踏ん張ってました。

    それでも、やっぱり先が気になる展開。
    そうですよね、折原さんですものね、という結末でした。

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    2022年08月04日
  • グランドマンション

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    グランドマンションの住民たちの連作短編ミステリー。叙述トリックが効いてて私は結構好きな部類(*^^*)。それぞれのストーリーにぴりっと仕掛けが効いてて最後までワクワクして読み進め、ラストにそういうことだったのかー、と楽しく読めた。

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    2022年07月13日
  • 冤罪者

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    ルポライターの五十嵐友也はその昔、ある婦女暴行連続殺人事件を追っていた。女性を暴行し殺害した後、被害者の顔に灯油をかけて燃やすという残虐なものだった。そして五十嵐と当時付き合っていた彼女までが、なんとその連続殺人事件の被害者となり、殺されてしまったのだ。
    やがて河原輝男という男が容疑者として浮上してくる。警察は河原を取り調べるが、決定的な証拠はなかった。そこで警察は、窃盗などの別件で勾留期間を繰り返し延長。ようやく河原は自白し、裁判で無期懲役となった。
    その事件から約10年経って、五十嵐は獄中の河原から「これは冤罪だ。自分の無実を証明するために協力して欲しい」という旨の手紙を受け取る。
    河原は

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    2022年05月25日
  • 灰色の仮面

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    満月の夜白いマンションに住む女性が次々と殺害され、主人公は犯人の濡れ衣を着せられてしまう‥。真相解明のため奔走するうちに、真相にたどり着いたが、さらにその奥に別の真相があった‥この作品も折原さんらしいです。

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    2022年05月07日
  • ポストカプセル

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    大切な手紙の数々が相手に届いたのは十五年後。手紙を受け取った人達のその後‥またなぜこんなはことが起きたのかが絡まりあう内容、読み応えありました。

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    2022年05月07日
  • 異人たちの館

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    2022.03.13

    自費出版の息子の伝記 ゴーストライター 中年女性の影 連れ子同士 新人賞 異人とは

    インタビュー、モノローグ、作中作、色々駆使しており狙い通り混乱させられた。叙述とわかっていてもワクワクしながら読まされるのはさすが折原。

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    2022年03月13日
  • 異人たちの館

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    2022.1.21
    所々のつたない大袈裟な表現とかが更に気味悪さを増して気持ち悪かった(褒めてます)
    序盤の方が気味悪くて好みだったかも。

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    2022年01月21日
  • 倒錯のロンド 完成版

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     叙述トリックものでは殿堂入り文句なし。アイラ・レヴィン「死の接吻」、筒井康隆「ロートレック荘事件」と並ぶ名品だ。

     作家として生きるために賞を狙う主人公「山本」の努力と苦闘が、なんとも生々しい。終盤、「衝撃的などんでん返しが、あなたを待っています」と挑戦状ともいうべき文章が。これだけハードルを上げていいのか?と身構えてページをめくったが、見事に乗り越えてきた。脱帽!

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    2024年10月31日
  • 101号室の女

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    「え、どういうこと!?これがオチ!?」って話も何個かあったけど、短編なので簡単に読めることができてよかった

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    2021年10月29日
  • 異人たちの館

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    どこかのサイトで紹介されてたのを見て買った一冊。

    ゴーストライターの話だった。

    タイトルに館とついていたので、綾辻さんの館シリーズみたいな館の中で起こるミステリーだと思っていたが違う内容だった。

    ストーリーの中に小説があったり、年譜があったりモノローグがあったり今まで読んだ事がない作りの小説だった。

    そうゆうのが、始め面倒な小説だなと感じたが、話の中では重要であり、年譜は物語を理解するのにはすごい便利だった。

    モノローグはびっくりした。
    あらら そっちの人の話かと

    あらためて話を振り返ると2人の小説家はどちらも母親の過保護の元に育った人達なんだと思った小説でした。

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    2021年10月15日
  • グランドマンション

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    ネタバレ

    面白さはまずまず
    古い集合住宅の1番館隣に新築マンション2番館が建設されることとなり、その建設を巡り1番館居住者のストレスが募って行くところから話が始まる

    短編なのに、読み進めるとマンション内の住民があちこちに登場し始め、あらゆるところで事件が起きる。
    最終的に、1番館は放火で全焼し残った住民は2番館に移り暮らし始める
    2021/03/08 22:44

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    2021年09月20日
  • 遭難者

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    追悼集という形式だからこその臨場感は楽しめたし、著者が登山について綿密に取材したのだろうということも分かる。

    ただ、内容としては、著者の伝家の宝刀叙述トリックはもはや使われているのかどうかすら危ういレベルであり、特に騙されたというわけでもなく、特に驚いたというわけでもない。

    装丁が凝っているらしい単行本で読めばもう少し楽しめたかもしれない。

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    2021年06月20日
  • 101号室の女

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    母に勧められて。

    程よい長さの短編集。
    3話目くらいで、ああこういうタイプのやつねってなるけど犯人は当てられへんし、うわこんなトリックあったんか!ってなる。
    わりと考えさせるような、読者の憶測に任せるような終わり方もあったから、ズバッと書いてほしい人にはモヤモヤが残るかも。
    全部おもしろかったし、手軽に読めるのが良い。

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    2021年05月30日
  • 螺旋館の奇想

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    「螺旋館」というタイトルだから普段の折原作品とは違い、館モノなのかと思ったが、やはりそこは折原作品、そんなわけはない。
    あまり期待しすぎるとつまらなく感じてしまうかもしれないが、長さもちょうど良く、楽しめる作品。

    それにしても201号室は清水真弓、202号室は戸塚健一、203号室は山本安雄、そして田宮竜之助...
    狂ってるアパートだな...

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    2021年04月06日
  • 漂流者

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    一気読みしたから緊張感のあるサスペンスとしては面白いけど...
    湯川と三田村が入れ替わっていた、と明かされた時に「え、それだけ??」となってしまった。
    はっきり言って予想できてしまう。
    折原一の得意技である複雑なプロットや叙述トリックを期待していただけに残念。

    ただ、折原一さんも叙述トリックがあると分かっていて読まれるのは大変だろうな...

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    2021年03月23日
  • 侵入者 自称小説家

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    途中からオチが予想出来てしまったのが、ちょっと残念…
    面白いと感じる人と微妙と感じる人の紙一重な感じだった。

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    2021年02月20日
  • 漂流者

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    舞台は、四方に陸地の見えない海のど真ん中。それだけで不安感が増し、酷く船酔いしたような気分になる。
    復讐×復讐といった怨恨渦巻くドロッドロの感情とサバイバル。が、文章は乾いており、どこかアッケラカンとしている。古典名作ミステリが構想の背景にあるとのこと。

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    2021年01月23日
  • 水の殺人者

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    コピー機に忘れられた紙。そこに記された謎の「殺人リスト」。誰がつけ加えたのか4人から8人まで増殖するターゲット達。
    ーーーーーーーーーーーーーーメモ。

    「誰」はともかく、「どうやって」はまるで検討も付かず最後までハラハラドキドキしていた。問題となるHowの部分はつまり、ミラクルと奇跡と偶然とたまたまが重なった超計画的殺人だ。矛盾している。
    とは言え、読者が陥る「何故?」の疑問はしっかり回収してくれるし、綺麗に纏まっているのであまりぷりぷりするのも大人気ない。

    クライマックスの前フリは完璧で、こちらも戦闘態勢に入る。全貌はやや早送り気味な展開。脳内で再生される映像はまるで尺が無いからと巻かれ

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    2022年03月02日
  • 棒の手紙

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    いつもの折原さんのテイストと少し違う感じがしたけど、別名義で出していた本だったのね、納得。
    千絵と百絵のくだりは何となく予想ついたけど、結構パニックホラー的な展開で意外。

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    2020年10月02日