折原一のレビュー一覧

  • 倒錯のロンド 完成版

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    ネタバレ

    第二部までは面白く、スラスラ読めたものの、それ以降はかなり残念に感じた。どんでん返しを軸にした作品ではあるが、その構造自体が前面に出すぎていて、物語の感情的な深みが薄れてしまっている印象を受けた。それは当然だが、そもそもの肝心のどんでん返しも特別斬新というわけではなく、既存の作品と似通っている部分が多いため、意外性よりも既視感のほうが強かった。
    ただ、そこそこ耳にするタイトルなので読んで良かったとは思う。

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    2025年02月11日
  • 倒錯のロンド 完成版

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    叙述ミステリーランキングやブク友さんの本棚でもよく見かけるのでずっと読んでみたかった。

    【自信を持って推理小説新人賞に応募しようとした作品が盗まれてしまった!そして別人の名前で同作品が受賞作に…】

    自分が書いた『幻の女』が盗作されたといくら主張しても誰も信じてくれない。
    ウィリアム・アイリッシュ『幻の女』の「誰も自分のことを信じてくれない」というシーンと重なる。

    スラスラ読めるのですぐに読み終わるけど、最後がなかなかややこしい。
    頭の中で整理し直す作業が大変だけど楽しかった。

    あっさりしていてコミカルにも感じる何とも言えない読後感。
    エピローグで奥行きが深くなるところが良かった。
    ★3.5

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    2025年02月10日
  • 追悼者

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    ネタバレ

    いちばん怖いのは人間、みたいな話だった。
    途中から違和感があったので、個人的には犯人の意外性はなかったものの、とことん二面性の話だったと思う。
    後半にかけて、語り手が頻繁に変わることや主観、語られることと語られないことから混乱を招く。あと、不幸が続く描写は普通にゾッとした。
    実在の事件をモチーフにしている場合、多くは犯人の心理や生い立ちにフォーカスしている作品が多いが、事件の特性やモチーフになった事件が未解決なこともあり、想像の余地が生まれていると思う。

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    2024年11月04日
  • 傍聴者

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    結婚を目前にした親友が自殺。その死に疑問を持ったライターの主人公の視点と、逮捕された婚約者の女性の裁判を傍聴する4人の女性の話で物語が進む。
    冒頭の裁判のシーンは最後まで読むとそういうことか…と分かる。

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    2024年08月06日
  • タイムカプセル

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    ちょっと肩透かし。正直ちょっとわからない部分があるのだが、わざわざ読み返すほど面白いわけではないかな。

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    2024年08月03日
  • 倒錯のロンド 完成版

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    ネタバレ

    なるほどとは思ったけど、え!まじで?すごいっ!
    みたいな感動がなかった。主人公にもその相手にも好感が持てなかったからだと思う。最初に殺された友達が1番いい人だった。最後に主人公の母親が急にサイコパスになったのはなぜでしょうか…

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    2024年06月30日
  • 倒錯のロンド 完成版

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    技巧に富んだ作。作者が途中で「この小説のからくりに気づいたか?」と読者に問うのだが、自分は全く気付けず。終盤はちょっと目まぐるしい。

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    2024年06月14日
  • 異人たちの館

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    とても長い物語でしたが、中盤まではドキドキしながら読み進め、終盤は展開が目まぐるしく変わり、なかなか面白かったです。

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    2024年05月26日
  • 異人たちの館

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    ミステリーです。たくさんの伏線と仕掛けとその回収は見事でした。部厚いのですがそれを感じさせなかったです。

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    2024年05月11日
  • 倒錯のロンド 完成版

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    ネタバレ

    ストーリーはとても面白いし読みやすく、すいすい一気読みできた。白鳥(本物)と山本の電話のあたりで違和感を感じ、「白鳥は本当に盗作していなくて山本の妄想っぽい流れだな」と気付き始め
    この白鳥と永島はおそらく別人物。というところまで推理できたものの
    ではどこからが山本の妄想?幻の女の本当の作者は?と少々混乱しながら読み進めた。
    結末まで読んでまさかそういう時系列だったか~と驚き。
    これは偶然だが、今作の前に読んだ別作者の作品も主人公が実は狂人で妄想混ざってましたオチだったので正直またか…。と読み終わった時の後味が悪くなってしまった。
    何年も読んでみたかった作品だけに少しハードルを上げすぎたのか、構成が複雑で難しいしどんでん返しも物足りなく感じた。

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    2024年03月28日
  • 愛読者 ファンレター

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    とにかく「人の話聞けよ」と言いたくなる域の人達が覆面作家西村香に手紙を一方的に送りつけ、西村香の返信なりその後の出来事の描写なりで経緯を記していくショートショート。96年って、手紙の描写こんなレベルなんだ…?と思ってしまったり。

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    2024年03月09日
  • 侵入者 自称小説家

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    とにかく、自分の中で考察していくのが楽しかった。この人が犯人で、こうなって、ああなるんじゃないか、って推理して、ハズレて、の繰り返し。〇〇者シリーズが沢山あるとのことで、もっと読んでみたいと思った。
    あらすじ、めちゃくちゃ読みたくなる文章で凄い、かっこいい。

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    2023年12月29日
  • 傍聴者

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    ネタバレ

    野間佳世が、声をかけて集めた毒っ子倶楽部。
    何か仕掛けがあるのでは?と注意深く読む。

    池尻淳之介と花音の妹が、会いそうで会わない、会ってもお互い(特に妹)は、サングラスとマスクで姿がよくわからない。

    注意深く読んで、毒っ子倶楽部の四人中三人は正解した。
    所在不明というのに引っ張られて、一人はわからなかったのが残念。

    ミイラ取りがミイラになる、作戦を立ててもうまくいかない池尻、事件を追うすべての人たち、花音だけではできないのではないか、黒幕は…など、気になって一気読み。

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    2023年11月28日
  • 倒錯のロンド 完成版

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    ムズい
    これは再読必須だと思う
    盗作が盗作を呼び倒錯する
    何となくトリックが読めつつだったから星3
    再読したら評価変わるかも

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    2023年09月27日
  • 倒錯の死角 201号室の女

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    いやぁ、夏の読書にふさわしい、ぞっとするお話だった。
    折原さんの倒錯シリーズ2冊目、こっちも凝ってるなぁ。おかしいと思ってからは読む手が止まらず。
    気づいたものもあったけど、大体は騙されるよこれは。絶対序盤に出てきたアレでしょ!と思ったけど違ったー。シュッって…
    最後まで読んでも理解できない所が途中にあったけど、真相があれだと謎のままだな…。

    袋とじの部分はあそこからなの?

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    2023年09月30日
  • 異人たちの館

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    終盤からマシンガンのように小出しにひっくり返され、
    スタボロに混乱させられました。快感!

    叙述トリックだとハードルを上げられながらも、
    多くの読者を引き込ませる作者に感服(600頁もあるし騙し続けるのは大変)

    作者の本立て続けに読んだので、流石になんとなく分かったので暫く時間を置こうと思う

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    2023年09月23日
  • 倒錯のロンド 完成版

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    ネタバレ

    前半は非常にテンポも良く進んで、どんどん先が気になる作品。途中から「アレ!?」という違和感と共に、その謎を気に留めながらモヤモヤと読み進めました。
    伏線もしっかり書かれていて、フェアな作品かつ面白い作品でした。

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    2023年09月18日
  • 倒錯の死角 201号室の女

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    折原一=叙述トリック 
    皆様騙されたくて読むのですよね?私もその一員

    多人称視点で複雑に絡み合う言動/行動が
    後半300頁位に違和感を感じだし、「ここからか!?」とワクワク感を覚える。快感

    叙述トリック、一度脳が覚えるとこの感覚を欲すようになる。良いのか悪いのか、最高のエンタメです

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    2023年09月09日
  • 倒錯のロンド 完成版

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    どんでん返し。しかししっかりと伏線が散りばめられておりフェアだなと思いました。

    登場人物全員が狂っている、かつ、誰が誰なのかわからなくなります。
    前半めっちゃ面白くて後半の結末が少し物足りないかなという感じ。

    途中で折原さんの一言みたいなのが入っており少し冷めましたw

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    2023年09月09日
  • 鬼面(おにつら)村の殺人 新装版~黒星警部シリーズ1~

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    「折原一」の長篇ミステリ作品『鬼面村の殺人 新装版: 黒星警部シリーズ1』を読みました。

    ここのところ国内ミステリ作品が続いています… 「折原一」の作品は『丹波家の殺人 新装版: 黒星警部シリーズ4』以来なので、1年半振りでしね。

    -----story-------------
    埼玉県・白岡警察署の「黒星光警部」は、休暇に白川郷へと足を延ばした。
    しかし、ひょんなことからその奥にある鬼面村に行くこととなり、事件に巻き込まれる。
    合掌造りの家が一夜で消え、次々に起こる奇怪な事件の裏に隠された真相に、推理小説好きの「黒星」が挑む。
    “助手”葉山虹子」の活躍も見物。
    著者の大幅加筆修正のうえ、新装版で新たに登場。
    名シリーズ第一弾。
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    「黒星警部」シリーズの第2弾(長篇としては第1弾)… 1982年(昭和57年)に『鬼が来たりてホラを吹く』として刊行され、その後、改題された作品です。

     ■第一章 鬼面村、遥かなり
     ■第二章 鬼が来りてホラを吹く
     ■第三章 鬼と共に去りぬ
     ■第四章 鬼は夜吠える
     ■第五章 この世に鬼籍なし
     ■第六章 そして鬼は甦る
     ■終章 誰が悪鬼を殺そうが
     ■文庫初刊本解説―本格物の本道をいく若き旗手 鮎川哲也
     ■解説 新保博久

    埼玉県白岡署の「黒星光警部」は38歳で独身… 以前は、警視庁捜査一課にいたのだが、飛ばされてしまったのだ、、、

    その黒星が、ひょんなことから、フリーライター「葉山虹子」と共に、奥飛騨・鬼面村へとやってきた… ところが、村の入口で出会ったのは、鎌を手にして“あいつを殺してやる!”と呟く異様な風体の女だった。

    はたして、怪事件が… さらに翌朝、昨夜確かに見た5階建て合掌造りの造物が、1人の人間と共に跡形もなく消え去っていたのだ……。


    合掌造りの家屋が一夜にして消失する壮大なトリック、謎の殺人事件、意表をつく密室トリック… 「黒星警部」と「葉山虹子」のお笑い芸人のようなコミカルなコンビが謎を解き明かすが、、、

    実は村人たちに真相を明かされてどんでん返しの結末… かと思いきや、その後、驚天動地の大どんでん返し… と、最後の最後まで愉しめる作品でした。

    本格ミステリ要素もあるけど、クスッと笑えるコメディタッチの「黒星警部」シリーズ… ユーモアミステリっていうのかな、大好きですねぇ。

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    2023年09月02日