折原一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
叙述ミステリーランキングやブク友さんの本棚でもよく見かけるのでずっと読んでみたかった。
【自信を持って推理小説新人賞に応募しようとした作品が盗まれてしまった!そして別人の名前で同作品が受賞作に…】
自分が書いた『幻の女』が盗作されたといくら主張しても誰も信じてくれない。
ウィリアム・アイリッシュ『幻の女』の「誰も自分のことを信じてくれない」というシーンと重なる。
スラスラ読めるのですぐに読み終わるけど、最後がなかなかややこしい。
頭の中で整理し直す作業が大変だけど楽しかった。
あっさりしていてコミカルにも感じる何とも言えない読後感。
エピローグで奥行きが深くなるところが良かった。
★3.5 -
Posted by ブクログ
ネタバレストーリーはとても面白いし読みやすく、すいすい一気読みできた。白鳥(本物)と山本の電話のあたりで違和感を感じ、「白鳥は本当に盗作していなくて山本の妄想っぽい流れだな」と気付き始め
この白鳥と永島はおそらく別人物。というところまで推理できたものの
ではどこからが山本の妄想?幻の女の本当の作者は?と少々混乱しながら読み進めた。
結末まで読んでまさかそういう時系列だったか~と驚き。
これは偶然だが、今作の前に読んだ別作者の作品も主人公が実は狂人で妄想混ざってましたオチだったので正直またか…。と読み終わった時の後味が悪くなってしまった。
何年も読んでみたかった作品だけに少しハードルを上げすぎたのか、構成が複雑で難しいしどんでん返しも物足りなく感じた。 -
Posted by ブクログ
「折原一」の長篇ミステリ作品『鬼面村の殺人 新装版: 黒星警部シリーズ1』を読みました。
ここのところ国内ミステリ作品が続いています… 「折原一」の作品は『丹波家の殺人 新装版: 黒星警部シリーズ4』以来なので、1年半振りでしね。
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埼玉県・白岡警察署の「黒星光警部」は、休暇に白川郷へと足を延ばした。
しかし、ひょんなことからその奥にある鬼面村に行くこととなり、事件に巻き込まれる。
合掌造りの家が一夜で消え、次々に起こる奇怪な事件の裏に隠された真相に、推理小説好きの「黒星」が挑む。
“助手”葉山虹子」の活躍も見物。
著者の大幅加筆修正のうえ、新装版で新たに登場。
名シリーズ第一弾。
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「黒星警部」シリーズの第2弾(長篇としては第1弾)… 1982年(昭和57年)に『鬼が来たりてホラを吹く』として刊行され、その後、改題された作品です。
■第一章 鬼面村、遥かなり
■第二章 鬼が来りてホラを吹く
■第三章 鬼と共に去りぬ
■第四章 鬼は夜吠える
■第五章 この世に鬼籍なし
■第六章 そして鬼は甦る
■終章 誰が悪鬼を殺そうが
■文庫初刊本解説―本格物の本道をいく若き旗手 鮎川哲也
■解説 新保博久
埼玉県白岡署の「黒星光警部」は38歳で独身… 以前は、警視庁捜査一課にいたのだが、飛ばされてしまったのだ、、、
その黒星が、ひょんなことから、フリーライター「葉山虹子」と共に、奥飛騨・鬼面村へとやってきた… ところが、村の入口で出会ったのは、鎌を手にして“あいつを殺してやる!”と呟く異様な風体の女だった。
はたして、怪事件が… さらに翌朝、昨夜確かに見た5階建て合掌造りの造物が、1人の人間と共に跡形もなく消え去っていたのだ……。
合掌造りの家屋が一夜にして消失する壮大なトリック、謎の殺人事件、意表をつく密室トリック… 「黒星警部」と「葉山虹子」のお笑い芸人のようなコミカルなコンビが謎を解き明かすが、、、
実は村人たちに真相を明かされてどんでん返しの結末… かと思いきや、その後、驚天動地の大どんでん返し… と、最後の最後まで愉しめる作品でした。
本格ミステリ要素もあるけど、クスッと笑えるコメディタッチの「黒星警部」シリーズ… ユーモアミステリっていうのかな、大好きですねぇ。