折原一のレビュー一覧

  • 冤罪者

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    コレはすごかった。冤罪者ってタイトルだけに どこかで騙されてる、と自覚しながらよんでいたのに 騙され方が衝撃すぎ。
    後半は伏線をつなごうと必死に読んだけど どう読んでも糸が切れてしまう感じ。じれったく,ハラハラし、そうして折原ワールドに引きずられていきました。タイトルに騙されて社会派を期待しないで下さい。冤罪でもいいからコイツ犯人にしようやって気持ちになるひどい奴ばかり。
    冤罪,と思いきや おとしめられたのは冤罪者ではなく読者のあなた って帯にのせたい。

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    2015年09月07日
  • 黒衣の女

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    愛人と共謀して勤め先の銀行から横領し続けていた銀行員

    万引き女を見付けては脅迫して金を奪う小悪党

    ホームに転落した女子大学院生と救出したのが縁で不倫関係となった保険会社員

    3人の男が次々に殺される
    いずれも殺害直後に「黒衣の女」が目撃されている


    3人の名前が書かれたアドレス帳を持つ記憶喪失の女

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    2016年02月10日
  • 冤罪者

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    ネタバレ

    これ、すっごい面白かったわ~!!
    Book-Off で何気なく買ったんだけど、こんな面白いと思わなかったっ!!
    かなーり興奮しています。
    『冤罪』って聞くと社会派的な内容なのでは。。。?
    って思ったけど違うの~。
    完全ミステリーです。

    ストーリーは
    ノンフィクション作家・五十嵐友也のもとに届けられた一通の手紙。それは連続婦女暴行魔として拘置中の河原輝男が冤罪を主張し、助力を求めるものだった。しかし自らの婚約者を犯人に殺された五十嵐にとって、それはとても素直に受け取れるものではない。
    でも五十嵐は記事を書く。そしてやがて冤罪を証明する証拠が発見され、河原は釈放。
    で、次々に起こる事件。ほんとう

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    2012年11月26日
  • 沈黙者

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    叙述テクニック(トリック)炸裂の一冊。
    6人家族の内、孫である女子一人だけが生き残るがもう一人男子が失踪。
    その一人が事件に関与していると見られるが・・・。

    最後50ページほどは集中して読まないと頭が混乱してしまいます。
    この作品は天井男の奇想より明らかに理解しやすいです。

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    2012年03月19日
  • 冤罪者

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    おー。

    かなり分厚い作品だったけど、ほぼ一気読み。
    いやいやいやいや、久しぶりに充実感。
    読み終わって、「おー」って思わず、声だしちゃった。

    いやいや、とにかく怪しい人三昧。
    何度か書いたけどこの人の作品は、慣れればこそどこでだまされるのかと、
    思わず気合いが入ってだまされる!

    だまされるのがこんなにも、カイカンだなんて思わなかった。
    そのくらいのヤラレタ感。
    しかもだまされて、振り返って読み直しても、扱いはあくまでフェア。

    そうか、確かにそう書いてあるよね、
    あるいは確かに、そうは言ってないわ!

    ここまで見事に伏線張られて、怪しい人ばっかり出されて、
    こんなに美しく収束されるともう

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    2012年02月29日
  • 暗闇の教室 2 悪夢、ふたたび

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    ホラー映画とかでさ、あーーーバカ!!!そこ行っちゃダメだって!!!
    怖い人出てくるから!!!ってのが満載(笑)
    怖い怖い言いながら読んだ本でした…。

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    2012年01月18日
  • 倒錯の死角 201号室の女

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    ネタバレ

    倒錯のロンドも面白かったけど、こっちも普通に面白かった。

    大沢視点で始まるから、屋根裏部屋が実は真弓にバレている、もしくはいつかばれるんじゃないかとかそんなことを意識していたけど、まったく問題ない感じだった。

    後、叔母が病気で亡くなったのは予想できてしまったかな。まあ、それに対する大沢の行動関連はまったく予想できてなかったんだけども。

    そして、真弓の母の真実には驚いた。そういうことだったとは…。まさに狂気。

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    2013年09月15日
  • 黒衣の女

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    これはミッシング・リンクがテーマの作品。無関係のように見える複数の事件が最後でがちゃんと結合する。これはうまくいっているのではないだろうか。

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    2011年08月06日
  • 暗闇の教室 2 悪夢、ふたたび

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    こっちのほうも話が100に分かれていて百物語を意識している。『沈黙の教室』と合わせて読むと、けっこういいね。山の向こう側が『沈黙の教室』、山のこっち側が『暗闇の教室』。サスペンス巨編という感じだった。

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    2011年08月06日
  • 暗闇の教室 1 百物語の夜

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    連続殺人鬼大久保清と連合赤軍事件の永田などを彷彿とさせる人物が登場。それを知って読むと面白さが倍増かな。章立てが100に分かれて、百物語を意識しているところがグッド。サスペンスフルなストーリー、満足。

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    2011年08月06日
  • 行方不明者

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    世田谷一家殺人事件と岡山の一家失踪事件を使っているようだ。モデルになった事件を想像しながら読むのが「者」シリーズの楽しみ。なかなかよくできた話だった。結末の意外性もグッド。

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    2011年07月26日
  • 天井男の奇想 倒錯のオブジェ

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    「倒錯」シリーズの姉妹編。東十条というところはたいへんなところですね。天井男という発想が秀逸。『螺旋館の奇想』も同じシリーズ。おもしろい。

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    2011年07月26日
  • 螺旋館の奇想

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    「倒錯」シリーズの番外編。同じ登場人物が出てくるので、その意味でもおもしろい。どんでん返しの連続。満足である。

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    2011年07月26日
  • 沈黙の教室

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    折原の最高傑作ではないが、10本指には間違いなく入る傑作である。同窓会物や怖い学園ものが好きな人にはお勧め。「恐怖新聞」がこわい。気に入ったら、続編の『暗闇の教室』を読むことをお勧めしたい。

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    2011年07月26日
  • 黙の部屋

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    石田黙の妖しい絵に魅せられた。これは謎の画家、石田黙を紹介するためのミステリーですね。美術界の裏側なども興味深く読めた。小説であり、美術書(石田黙作品集)でもある不思議な本。

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    2011年07月26日
  • 倒錯の帰結

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    『倒錯』シリーズの完結編。新津きよみが折原一の妻であることを知らないと面白さ半減。知らない人はいないですよね? 『首吊り島』という作中作、けっこうおもしろい密室ものです。前からも後ろからも読めて、ハッピーな読書体験でした。『倒錯』シリーズって、究極の自虐ネタって思うのですが、どんなもんでしょう?

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    2011年07月26日
  • 漂流者

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    アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』やニコラス・ブレイク『野獣死すべし』を思わせる展開。というか、明らかに2作品を意識しているかもしれない。
    こういう海洋復讐ミステリはいいですなあ。それにしても、太平洋を漂流する描写が迫真的でこわい。夏に読んだら最適かも。

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    2011年07月26日
  • 水の殺人者

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    も~またもやまんまと騙されました。こうかな?こうかな?と推理して騙されまいと頑張ったんですが。完敗です。

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    2011年01月12日
  • 沈黙者

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    はやく犯人を知りたい一心で読み進めました。

    読み終わったあとには、あぁ〜そうだったのかぁと感嘆させられる仕掛けが満載です。

    結果を知ると、折原さんの頭の良さを垣間見れるというかなんというか、私なんかじゃ到底考えつかないトリックだなぁと思いました。

    この犯人がわかったら本当にすごいなぁと思います。色々考えたんですが、私は全くの大外れでした?

    でも、年明け早々良質ミステリーを発見できて満足です(笑)

    また実際の事件や判例を参考にしているらしく、そういうのが好きな人には是非オススメしたいと思います。

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    2011年01月03日
  • 誘拐者

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    産院から一人の女の赤ちゃんが誘拐された。ここから連鎖して起こる事件。この赤ちゃんの穴埋めというべき誘拐と殺人事件が起こり続ける。盗まれた赤ちゃんの穴埋めとして届けられた女の子は実は刑務所で出産されて養子に出された子供だった。この子が誘拐されて届けられていた。その子の狂気の母が子供を取り戻すべく殺人を繰り返していた。その姿と重なるように最初に赤ちゃんを奪われた母親も事件を繰り返していた。
    事件が3重構造になっていて解りづらいけど、しっかり書き込まれていてサスペンス感いっぱいで面白い。

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    2011年11月21日